何故このタイミングで。@2015年公演ラインアップ発表
2015年1月15日 タカラヅカ なんであきらじゃないの~~っ?!!
ちなつくんに含みはありません。バウ主演決定おめでとー。
ただ、「花組」のバウ公演ならば、今現在花組の舞台を踏んでいない人主演で発表するのはどうよと思う。
そして、花組はあいっかわらず、スターを育てるのがヘタだと肩を落とす。
ちなつくんをスターとして育てたいなら、バウ主演のタイミングはコレぢゃないだろ。つか、最悪だろ。
花組ファンからすれば、「知らない人が横からやってきて、貴重な主演の場を奪っていく」になる。だってまだ花組の舞台で、彼を見ていないんだもん。
また、彼がみりおくんクラスのスターなら、よその組であっても「舞台姿を見たことがある」「過去の舞台・メディア等の活躍を知っている」だろうけど、ちなつくんはコアなヅカヲタか、月組ファンしか知らなくても仕方ないよーなクラスの人だ。
その昔、新公主演すらしていない他組の男役下級生が、「タカラヅカ」の看板大作『エリザベート』のタイトルロールに抜擢されたみたいなもん。「誰それ??」状態。
あの無茶な主演さえなけば、もっと別のタカラヅカ人生があったろうに……今でもそう言われる、禍根の人事。
『エリザベート』タイトルロールでも大劇場主演でもないからいいじゃん、てか。
タイミングの悪さは共通項ですよ。
わたしはちなつくんは好きなタイプの子なので、もっと素直にバウ主演を喜びたかったですよ。月組で初バウ主演だったら手放しでよろこんだし、花組組替え後だとしても、組に馴染んだあとならやっぱりよろこんだ。
今、はナイわー。
あきら主演が観たかったなああ。
『風の次郎吉』が良かっただけに。花組が変わり、今、彼の個性が活きる、今、彼に風が吹いている……そう感じるだけに。なおさら。
停滞硬直状態を何年も何年も放置するという、スター育成のヘタさを嘆いていた花担時代からもうずっと。
ほんっとに花組って、プロデュースヘタだなああ。劇団のおえらいさんだか、プロデューサーだか知んないけど。
やるからには、いい公演になることを祈る。
あらすじ読む限り、文化祭の焼き直し臭いのが、すごく不安……。
ハリーは高確率で宝塚音楽学校文化祭の演劇脚本・演出やってるんだけど、それがもう、判で押したように「ある劇団」が舞台で、そこの俳優たちが「芝居の稽古」をしているのよ。それまでふつーに現代の若者っぽく話していた劇団員Aくんが、突然貴族aになりきって台詞を言いだし、それを受けて劇団員Bちゃんが突然令嬢bになりきって、貴族たちの物語がはじまり、他の劇団員たちも舞台の隅でそれを見守り、自分の出番が来たらそれぞれ役になりきって加わり……でもところどころ劇団員に戻って会話して。
次のステージの稽古だったり、オーディションだったり、ディテールは少しずつチガウけど、やっていることは、同じ。
二重構造のバックステージ物の、群像劇。
ちなつくんと花組のための書き下ろしならいいけど。
焼き直しだったら、嫌だなあ。文化祭、いっつも焼き直しなんだもん。
劇団じゃなくて、歌手志望だから、チガウか。
2015/01/15
2015年 公演ラインアップ【宝塚バウホール】<7月8月・花組『スターダム』>
1月15日(木)、2015年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚バウホールの上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
花組
■主演・・・(花組)鳳月 杏
◆宝塚バウホール:2015年7月24日(金)~8月3日(月)
一般前売:2015年6月6日(土)
座席料金:全席5,300円
※当初発表の公演スケジュールから変更(公演を追加)して上演いたします。
ミュージカル
『スターダム』
作・演出/正塚 晴彦
優勝者には歌手デビューの権利が与えられるオーディション番組。かつて絶大な人気を誇ったものの、いつしか飽きられ打ち切りの噂すら出始めていた。視聴率の低下からスタッフ達の意気も下がる中、一次選考の会場に類稀な資質と可能性を秘めた青年ジェシーが現れる。彼の登場に沸き立つスタッフ達は起死回生の番組作りに立ち上がり、様々な葛藤を抱えながらも歌手となることを夢見るジェシーは最終選考での優勝を目指し、ライバル達と共に厳しいレッスンに励む……。夢を追い求める若者達と、彼らを支えるスタッフ達の姿を描く群像劇。
ちなつくんに含みはありません。バウ主演決定おめでとー。
ただ、「花組」のバウ公演ならば、今現在花組の舞台を踏んでいない人主演で発表するのはどうよと思う。
そして、花組はあいっかわらず、スターを育てるのがヘタだと肩を落とす。
ちなつくんをスターとして育てたいなら、バウ主演のタイミングはコレぢゃないだろ。つか、最悪だろ。
花組ファンからすれば、「知らない人が横からやってきて、貴重な主演の場を奪っていく」になる。だってまだ花組の舞台で、彼を見ていないんだもん。
また、彼がみりおくんクラスのスターなら、よその組であっても「舞台姿を見たことがある」「過去の舞台・メディア等の活躍を知っている」だろうけど、ちなつくんはコアなヅカヲタか、月組ファンしか知らなくても仕方ないよーなクラスの人だ。
その昔、新公主演すらしていない他組の男役下級生が、「タカラヅカ」の看板大作『エリザベート』のタイトルロールに抜擢されたみたいなもん。「誰それ??」状態。
あの無茶な主演さえなけば、もっと別のタカラヅカ人生があったろうに……今でもそう言われる、禍根の人事。
『エリザベート』タイトルロールでも大劇場主演でもないからいいじゃん、てか。
タイミングの悪さは共通項ですよ。
わたしはちなつくんは好きなタイプの子なので、もっと素直にバウ主演を喜びたかったですよ。月組で初バウ主演だったら手放しでよろこんだし、花組組替え後だとしても、組に馴染んだあとならやっぱりよろこんだ。
今、はナイわー。
あきら主演が観たかったなああ。
『風の次郎吉』が良かっただけに。花組が変わり、今、彼の個性が活きる、今、彼に風が吹いている……そう感じるだけに。なおさら。
停滞硬直状態を何年も何年も放置するという、スター育成のヘタさを嘆いていた花担時代からもうずっと。
ほんっとに花組って、プロデュースヘタだなああ。劇団のおえらいさんだか、プロデューサーだか知んないけど。
やるからには、いい公演になることを祈る。
あらすじ読む限り、文化祭の焼き直し臭いのが、すごく不安……。
ハリーは高確率で宝塚音楽学校文化祭の演劇脚本・演出やってるんだけど、それがもう、判で押したように「ある劇団」が舞台で、そこの俳優たちが「芝居の稽古」をしているのよ。それまでふつーに現代の若者っぽく話していた劇団員Aくんが、突然貴族aになりきって台詞を言いだし、それを受けて劇団員Bちゃんが突然令嬢bになりきって、貴族たちの物語がはじまり、他の劇団員たちも舞台の隅でそれを見守り、自分の出番が来たらそれぞれ役になりきって加わり……でもところどころ劇団員に戻って会話して。
次のステージの稽古だったり、オーディションだったり、ディテールは少しずつチガウけど、やっていることは、同じ。
二重構造のバックステージ物の、群像劇。
ちなつくんと花組のための書き下ろしならいいけど。
焼き直しだったら、嫌だなあ。文化祭、いっつも焼き直しなんだもん。
劇団じゃなくて、歌手志望だから、チガウか。
『ルパン三世』の方は2回目からやたら楽しくなったけど。
『ファンシー・ガイ!』は、楽しくならないなあ。
むしろ、初日に観て「あれ?? わたしのカンチガイかな?」と思った疑問点が「やっぱりそうだ」とわかって、さらに腹が立ったというか(笑)。
わたしがこのショー好きじゃないのってさー、すごく手抜き臭いからだわー。
個性を尊重してアテ書きするって、要はオーダーメイドってことでしょ? 意見聞いて打ち合わせして何度も手直しして図を起こして、採寸して……と作るオリジナル衣装のような。
えー、そんなのめんどくせー、いいじゃん、出来合いのを着せとけば。ほら、腐ったヅカヲタが大好きな耽美ホモ、何度も使い回してもうボロボロだけど、これでいいよ、どーせあいつらナニ観てもわかんないんだから、この古着で十分。
てな意識で「オーダーメイドの新作ですよ」と、古着を売りつけられた気分。
押しつけられた古着を着こなせないとしたら、モデルが悪い、ジェンヌなら耽美似合って当然。
てな感じ?
また、同じカラーの場面が続くのも、「古着をてきとーに使い回したら、偶然似ちゃった」のかと。
まるまるオーダーメイドなら、かぶりようがナイからねえ。
全部使い回しとは言わないけど、たとえば一部だけ書き下ろしたとしても同じこと、トータルして作ってないから、構成が悪くなる。
本当にこれ、新作っすか?
すべてゼロから、今の雪組、ちぎみゆに合わせて、彼らの魅力が発揮出来るように計算して作ったの?
新生雪組、新たなトップコンビのお披露目作品に相応しいって?
焼き直ししか出来ない、手抜き当然の人は、クリエイター名乗らなくていいっす。
同じ焼き直し……というか、既視感あふれる「いつも同じ」ものなら、中村Bの「上から順番1、2、3」「どこを切っても中村B」の方がいいよ。
中村Bは同じモノしか作れないけれど、少なくともタカラヅカの王道だ。
トップスターがいて、トップ娘役がいて、2番手スターがいて、3番手スターがいる。タカラヅカのピラミッドまんまの使い方で安心安定。
こんな、トップ娘役が出番も歌もない、2番手位置の人が歌も銀橋もセンター場面もない、トップ・2番手・3番手はいつも3人一緒のトリオ扱い、なんてバランス悪い構成、ノーサンキューだ。
特殊な構成で、それでも素晴らしく面白い、魅力的になっているならともかく、古い・タルい・選曲悪い・衣装悪い・テンポ悪い・持ち味無視で収まり悪いんだから、始末に負えん。
どーせ手抜きなら、がんばる気ないなら、ふつーに作ればいいのに。変なことして傷広げてるなんて、アホかと。
あー……そだなー……でも……。
三木せんせなりに、がんばったのかなあ。
三木せんせの得意分野は、耽美だと思うのね。
耽美系を作れる人。ジェンヌの持ち味を理解しない(興味ない?)だけなので、たまたま耽美系のジェンヌが配置された場合は、ぴたりとハマって名場面になる。
反対に、明るい場面は作るのが苦手。ヘタ。今回も、スパゲッティだーのエルビスだーので、その寒さを発揮している。
だから三木せんせとしては、自分の得意分野で、ちぎくんの新生雪組を精一杯盛り上げようとしたのかも、しんないね。
同じつぎはぎでも、使い回しでも、自分の得意分野を持ってきたあたりが、今の彼の最大の良心、心遣い。
……だったのかも、しれない。
溜息。
『ファンシー・ガイ!』は、楽しくならないなあ。
むしろ、初日に観て「あれ?? わたしのカンチガイかな?」と思った疑問点が「やっぱりそうだ」とわかって、さらに腹が立ったというか(笑)。
わたしがこのショー好きじゃないのってさー、すごく手抜き臭いからだわー。
個性を尊重してアテ書きするって、要はオーダーメイドってことでしょ? 意見聞いて打ち合わせして何度も手直しして図を起こして、採寸して……と作るオリジナル衣装のような。
えー、そんなのめんどくせー、いいじゃん、出来合いのを着せとけば。ほら、腐ったヅカヲタが大好きな耽美ホモ、何度も使い回してもうボロボロだけど、これでいいよ、どーせあいつらナニ観てもわかんないんだから、この古着で十分。
てな意識で「オーダーメイドの新作ですよ」と、古着を売りつけられた気分。
押しつけられた古着を着こなせないとしたら、モデルが悪い、ジェンヌなら耽美似合って当然。
てな感じ?
また、同じカラーの場面が続くのも、「古着をてきとーに使い回したら、偶然似ちゃった」のかと。
まるまるオーダーメイドなら、かぶりようがナイからねえ。
全部使い回しとは言わないけど、たとえば一部だけ書き下ろしたとしても同じこと、トータルして作ってないから、構成が悪くなる。
本当にこれ、新作っすか?
すべてゼロから、今の雪組、ちぎみゆに合わせて、彼らの魅力が発揮出来るように計算して作ったの?
新生雪組、新たなトップコンビのお披露目作品に相応しいって?
焼き直ししか出来ない、手抜き当然の人は、クリエイター名乗らなくていいっす。
同じ焼き直し……というか、既視感あふれる「いつも同じ」ものなら、中村Bの「上から順番1、2、3」「どこを切っても中村B」の方がいいよ。
中村Bは同じモノしか作れないけれど、少なくともタカラヅカの王道だ。
トップスターがいて、トップ娘役がいて、2番手スターがいて、3番手スターがいる。タカラヅカのピラミッドまんまの使い方で安心安定。
こんな、トップ娘役が出番も歌もない、2番手位置の人が歌も銀橋もセンター場面もない、トップ・2番手・3番手はいつも3人一緒のトリオ扱い、なんてバランス悪い構成、ノーサンキューだ。
特殊な構成で、それでも素晴らしく面白い、魅力的になっているならともかく、古い・タルい・選曲悪い・衣装悪い・テンポ悪い・持ち味無視で収まり悪いんだから、始末に負えん。
どーせ手抜きなら、がんばる気ないなら、ふつーに作ればいいのに。変なことして傷広げてるなんて、アホかと。
あー……そだなー……でも……。
三木せんせなりに、がんばったのかなあ。
三木せんせの得意分野は、耽美だと思うのね。
耽美系を作れる人。ジェンヌの持ち味を理解しない(興味ない?)だけなので、たまたま耽美系のジェンヌが配置された場合は、ぴたりとハマって名場面になる。
反対に、明るい場面は作るのが苦手。ヘタ。今回も、スパゲッティだーのエルビスだーので、その寒さを発揮している。
だから三木せんせとしては、自分の得意分野で、ちぎくんの新生雪組を精一杯盛り上げようとしたのかも、しんないね。
同じつぎはぎでも、使い回しでも、自分の得意分野を持ってきたあたりが、今の彼の最大の良心、心遣い。
……だったのかも、しれない。
溜息。
だから、「タカラヅカ」。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月13日 タカラヅカ ……と、えんえん『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』ってどうよ?! という話を書き続けてきて、なんですが。
ここで、言い切ります。
『ルパン三世』、楽しいーー!!
はい、手のひら返し入りましたー(笑)。
初日に観たときはね、ほんとにヤだったの。
こんなのタカラヅカじゃない、こんなのヤだ! って。
わたしは「タカラヅカ」を観に行ったために、ダメだったのね。
んで2回目。
「ああいうもんなんだ」とわかった上で、あきらめるところはあきらめて、覚悟して、達観して観に行ったら。
すっげー、楽しかった。
なんつっても、カリオストロ伯爵@だいもん。
このキャラが、萌えすぎる(笑)。
友人から「だいもんって悪役じゃないの? どういう役?」と聞かれ、「ナイジェルみたいな感じ」と即答してしまうくらい、だいもんがだいもんっぽい、いい役です。
問題は、雪組ファンには「ナイジェル」が通じないことか(笑)。
おっさんでも悪役でもなく、モラトリアム真っ只中の青年。
んで、自分探し中。
かっこよくてちょいヒネてて、感情的だったりコミカルだったり。
ああ、よく知ってるだいもんだー。
だいもんさんは最近悪役づいてますが、もともとど真ん中なヒーローキャラですよ。真面目につまずいて悩んで他人と出会って自分見つめて、立ち直って明日へ歩き出すキャラですってば。
そして、アントワネット@みゆちゃんがかわいい。
泣ける。この子、いじらしくてたまらん!!
小柳タンのヒロインのいいところ、「間違ったこと」を言ったあとに「それはチガウ」と主人公に言われ「そうね」と認めることが出来る。
反発したり悪ぶったり意地になったり、しない。
流れ的に言い返しそうなところでも、すっと引く。受け入れる。
だからすごく、いじらしい。かわいい。
アントワネットがかわいいから、彼女のためにがんばるルパン@ちぎくんは、姫君を助けに現れるヒーローに見える。
ヒロインがいい子だっての、大切だよなあ。
ということで、2回目以降はすっげー楽しんでます、『ルパン三世』(笑)。
どたばたもタカラヅカらしくないところも、嫌だけどね。そこは変わってないけどね。
わたしはタカラヅカが好きだから、タカラヅカ無視は嫌。だけど、タカラヅカが好きだから、今のタカラヅカが楽しい、楽しめる。
ここで、言い切ります。
『ルパン三世』、楽しいーー!!
はい、手のひら返し入りましたー(笑)。
初日に観たときはね、ほんとにヤだったの。
こんなのタカラヅカじゃない、こんなのヤだ! って。
わたしは「タカラヅカ」を観に行ったために、ダメだったのね。
んで2回目。
「ああいうもんなんだ」とわかった上で、あきらめるところはあきらめて、覚悟して、達観して観に行ったら。
すっげー、楽しかった。
なんつっても、カリオストロ伯爵@だいもん。
このキャラが、萌えすぎる(笑)。
友人から「だいもんって悪役じゃないの? どういう役?」と聞かれ、「ナイジェルみたいな感じ」と即答してしまうくらい、だいもんがだいもんっぽい、いい役です。
問題は、雪組ファンには「ナイジェル」が通じないことか(笑)。
おっさんでも悪役でもなく、モラトリアム真っ只中の青年。
んで、自分探し中。
かっこよくてちょいヒネてて、感情的だったりコミカルだったり。
ああ、よく知ってるだいもんだー。
だいもんさんは最近悪役づいてますが、もともとど真ん中なヒーローキャラですよ。真面目につまずいて悩んで他人と出会って自分見つめて、立ち直って明日へ歩き出すキャラですってば。
そして、アントワネット@みゆちゃんがかわいい。
泣ける。この子、いじらしくてたまらん!!
小柳タンのヒロインのいいところ、「間違ったこと」を言ったあとに「それはチガウ」と主人公に言われ「そうね」と認めることが出来る。
反発したり悪ぶったり意地になったり、しない。
流れ的に言い返しそうなところでも、すっと引く。受け入れる。
だからすごく、いじらしい。かわいい。
アントワネットがかわいいから、彼女のためにがんばるルパン@ちぎくんは、姫君を助けに現れるヒーローに見える。
ヒロインがいい子だっての、大切だよなあ。
ということで、2回目以降はすっげー楽しんでます、『ルパン三世』(笑)。
どたばたもタカラヅカらしくないところも、嫌だけどね。そこは変わってないけどね。
わたしはタカラヅカが好きだから、タカラヅカ無視は嫌。だけど、タカラヅカが好きだから、今のタカラヅカが楽しい、楽しめる。
キャストとか演出とか。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月12日 タカラヅカ 『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』、初日感想つらつらと。
カリオストロ伯爵@だいもんは、想像していたのとまったく違った。つか、悪役やなかったんかい!
や、勝手に悪役だと思ってた(笑)。
そっかー、いいもん側やったんや-。
ラストの登場は「お約束」で、むしろどんな風に「お約束」をやってくれるのか、今か今かと待ちわびたわー。
小柳タンはパロディっぽい作風得意で、それゆえに「お約束」ははずさない安心感がある。だから期待して待ちましたよ!
セラフィーナ@瞳ちゃんの第一印象は、ごつっ!!だった……すまん……。
アラビア風衣装が、肩幅と胸板の立派さを剥き出しにしていてな……(笑)。
まつ@新公『一夢庵風流記 前田慶次』や、アンナ@『伯爵令嬢』では気づかなかったよ、その体格の立派さには。
ゆえに、小柄なだいもんと並ぶとなかなかの押し出しというか、厚みは気になった……のだけど、いいの、わたし瞳ちゃんびいきだから!(笑) 服を着たら気にならなくなったので、大丈夫!
相変わらずうまい、舞台度胸ある。だいもんと芝居も合ってる。
『伯爵令嬢』で一気に瞳ちゃんファンになったわたしは、好きな子が好きな人と組んで芝居してくていることに感動、それだけでヨシ!状態。
ジャンヌ@さらさちゃんがきれい、かわいい。
こういうコケティッシュな女の子、得意だよね! というか、小柳タンだからさらさちゃんの魅力をわかってアテ書きしてくれているのかなと思う。
レトー@かなとくんは、さらさちゃんに比べてちょっと弱い。2コイチだからこそ、彼女に全部持って行かれてる感じ。今後に期待。
ロアン枢機卿@きんぐが、いいきんぐだ(笑)。
ひさしぶりのはじけられる系の役じゃね? 本人もノリノリっぽいのが愉快。
女優@ヒメがあまりにヒメだ。小柳タン、アテ書きひどい(笑)。←誉めてます
ヒメ本人がどういう人かではなく、「いかにもヒメが演じそう」と観客が想像するまんまの役、という意味。
ヒメVSだいもんを見てみたいと思った。芝居でもショーでもいいから。
ジョルジュ@まなはる、アンリ@ホタテ、銭形@ともみんの部下。2コイチで愉快な役。ちょっと台詞が聞こえづらかった。
つか、悪役はだいもんじゃなくて、ロベスピエール@がおりかー。
かっこいいなー。
レオ・ひとこを従えてるのがまたかっこいい。
大ちゃんもまた、いい大ちゃんだ。
むちゃなオチ(笑)も、彼のファンタジーな持ち味で救われる。
オープニングから長々と歌がないまま進むことと、後半のどたばたが苦手。
オープニングのどたばたは、まだ仕方ないと思った。キャラクタの顔見せだから。
しかし銭形覚醒以降の演出はナイわー。
ひとえに、長い。
短ければまだいい。
銭形と部下コンビのアニメ的なポーズや叫び声も、タカラヅカにはいらねーと思うし、そんなもんなくても銭形らしさは表現出来たと思うので、安易なギャグ表現を使うことに肩を落とした。
そのあとにえんえん追いかけっこが続くのが……一体何場面やるの? まだやるの? まだ続くの……?
美しくもないし、平面的で工夫もないし、無駄に登場人物多いし、整理されてないし。
1~2場面でさくっと終わらせてくれたらよかったのに。
で、キャラの見せ場はそんな「アニメ表現」ではなく、「タカラヅカ表現」で描いて欲しかった。
こだまっちの『仮面の男』を思い出したなー。
人間ボウリングからはじまって、こびとのダンスとかクチビルとか、これいつまで続くの、まだ続くの、いつまでやるの、どーでもいいからストーリー描いてよ進めてよ、と時計を何度も見る、あの感覚。
銭形マーチも長かったなあ……歌が得意な人ならともかく……銭形が歌わなきゃ意味ナイのはわかるけど……あそこまで長くなくてもいいんじゃあ……?
全体として、もっと手を入れて、すっきりさせてくれたらなあ、と思った。
わたしの好みではない演出でも、長くさえなければここまでつらくないのになあ、と。
カリオストロ伯爵@だいもんは、想像していたのとまったく違った。つか、悪役やなかったんかい!
や、勝手に悪役だと思ってた(笑)。
そっかー、いいもん側やったんや-。
ラストの登場は「お約束」で、むしろどんな風に「お約束」をやってくれるのか、今か今かと待ちわびたわー。
小柳タンはパロディっぽい作風得意で、それゆえに「お約束」ははずさない安心感がある。だから期待して待ちましたよ!
セラフィーナ@瞳ちゃんの第一印象は、ごつっ!!だった……すまん……。
アラビア風衣装が、肩幅と胸板の立派さを剥き出しにしていてな……(笑)。
まつ@新公『一夢庵風流記 前田慶次』や、アンナ@『伯爵令嬢』では気づかなかったよ、その体格の立派さには。
ゆえに、小柄なだいもんと並ぶとなかなかの押し出しというか、厚みは気になった……のだけど、いいの、わたし瞳ちゃんびいきだから!(笑) 服を着たら気にならなくなったので、大丈夫!
相変わらずうまい、舞台度胸ある。だいもんと芝居も合ってる。
『伯爵令嬢』で一気に瞳ちゃんファンになったわたしは、好きな子が好きな人と組んで芝居してくていることに感動、それだけでヨシ!状態。
ジャンヌ@さらさちゃんがきれい、かわいい。
こういうコケティッシュな女の子、得意だよね! というか、小柳タンだからさらさちゃんの魅力をわかってアテ書きしてくれているのかなと思う。
レトー@かなとくんは、さらさちゃんに比べてちょっと弱い。2コイチだからこそ、彼女に全部持って行かれてる感じ。今後に期待。
ロアン枢機卿@きんぐが、いいきんぐだ(笑)。
ひさしぶりのはじけられる系の役じゃね? 本人もノリノリっぽいのが愉快。
女優@ヒメがあまりにヒメだ。小柳タン、アテ書きひどい(笑)。←誉めてます
ヒメ本人がどういう人かではなく、「いかにもヒメが演じそう」と観客が想像するまんまの役、という意味。
ヒメVSだいもんを見てみたいと思った。芝居でもショーでもいいから。
ジョルジュ@まなはる、アンリ@ホタテ、銭形@ともみんの部下。2コイチで愉快な役。ちょっと台詞が聞こえづらかった。
つか、悪役はだいもんじゃなくて、ロベスピエール@がおりかー。
かっこいいなー。
レオ・ひとこを従えてるのがまたかっこいい。
大ちゃんもまた、いい大ちゃんだ。
むちゃなオチ(笑)も、彼のファンタジーな持ち味で救われる。
オープニングから長々と歌がないまま進むことと、後半のどたばたが苦手。
オープニングのどたばたは、まだ仕方ないと思った。キャラクタの顔見せだから。
しかし銭形覚醒以降の演出はナイわー。
ひとえに、長い。
短ければまだいい。
銭形と部下コンビのアニメ的なポーズや叫び声も、タカラヅカにはいらねーと思うし、そんなもんなくても銭形らしさは表現出来たと思うので、安易なギャグ表現を使うことに肩を落とした。
そのあとにえんえん追いかけっこが続くのが……一体何場面やるの? まだやるの? まだ続くの……?
美しくもないし、平面的で工夫もないし、無駄に登場人物多いし、整理されてないし。
1~2場面でさくっと終わらせてくれたらよかったのに。
で、キャラの見せ場はそんな「アニメ表現」ではなく、「タカラヅカ表現」で描いて欲しかった。
こだまっちの『仮面の男』を思い出したなー。
人間ボウリングからはじまって、こびとのダンスとかクチビルとか、これいつまで続くの、まだ続くの、いつまでやるの、どーでもいいからストーリー描いてよ進めてよ、と時計を何度も見る、あの感覚。
銭形マーチも長かったなあ……歌が得意な人ならともかく……銭形が歌わなきゃ意味ナイのはわかるけど……あそこまで長くなくてもいいんじゃあ……?
全体として、もっと手を入れて、すっきりさせてくれたらなあ、と思った。
わたしの好みではない演出でも、長くさえなければここまでつらくないのになあ、と。
彼女の枕詞。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月11日 タカラヅカ 今までちゃんと語ることが出来てなかった、せしこさんについて、ちょっと語ってみる。
というのもだ、『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』において、主要キャスティングでいちばん不満なのが不二子@せしこなの。
すみませんすみません。
わたしせしこ好きだけど。ずっと眺めてきてるけど。
だからこそ、もどかしい。
それを語る。
不満点語りなので、読みたくない人はスルーしてください。
せしこが不二子なのはわかる。消去法で彼女しかいないもの。
しかし。
つねづね、思っている。せしこのいちばんの課題は女性らしさだと。
男役10年は伊達じゃない。つまり、10年も女役としての技術を磨くことなく舞台人をやってきたわけで、それでいきなり性転換したからといって、ベテラン女役にはなれないってことだ。
簡単にできることなら、誰でもやってるし、そもそも男役娘役という区別はいらないってことになる。
長い時間をかけて技術を磨く必要がある。だから素晴らしい。
せしこはもともと美人だから、女装しても美女になれる。それは持って生まれたモノで、後天的に「技術」として美しく見せているわけじゃない。
むしろ、美人なのに声が残念、美人なのに所作が行き届いてない、美人なのに色気がない……と、スキル部分に「美人なのに」という枕詞が付く。
男役だったときから、色気のある人ではなかった。よかったと比較的話題になったのは『堕天使の涙』のヲカマ役とか、『ワンダーランド』や全ツ『ミロワール』の女役とか……素材の美しさが重要なイロモノの印象が強い。
最高峰の評価を得たのは、『ロミジュリ』の愛。女役で台詞も歌もない、ダンサー役。得意のダンスに加え、いちばんの武器である美貌を存分に活かせた。
ダンサーとしてはともかく、役者としては、器用なタイプではないんだろう……新公主演も含め、芳しい結果は残せていないと思う。
芝居心はあると思うのだけど、いかんせんそれを表現するスキルが低くて。やっぱある程度の道具がないと、イメージ通りのモノは作れないのだと思うよ。
器用ではないが、舞台を愛し、タカラヅカを愛し、誠実に役を演じている。男役時代はアツいキャラだった。今でいうまなはる系というか。その熱意を微笑ましく眺めていた。
で、やっぱりなんつっても美人なので、舞台で映える。
男役としては壁が大きすぎたとしても、女役に転向してこの花園に残ってくれたことを、心からうれしいと思う。
また、そうやって残ってくれた美形スターなのだから、活躍して欲しい、大きな役をして欲しいとも思う。
が。
不二子はチガウやろ。と、思う。
だってさ。
色気がないんだもん。
せしこのいちばんの弱点。女らしくない。色気がない。
気っぷのいい姉御とか、カンチガイ系の年増女とかの色気は出せる。男役が演じる女役として。男勝りの女性、芯の強い気丈な人、も硬質な色気が出ていいと思う。
でも、たおやかな女性、匂い立つ気品だーの、神格化されるほどの美女だーのは、苦手。
『心中・恋の大和路』のかもん太夫はきつかった……顔立ちは美しいはずなのに、それ以外のスキルが低すぎて。
バウ公演で下級生スターのお守りヒロインとして、「年上の美女」という記号ヒロインを立て続けに演じているけれど、美貌と芝居心で乗り切っているだけで、技術点はけっこーきわどい。
まだ女役として足りないことだらけのせしこが、お色気美女不二子ちゃんを演じる……。
や、不二子が重要な役ならそれでもいいと思うの。
せしこはちゃんと芝居するから。足りないとこがあったって、それを補う誠実さで向き合うから。
しかし。
不二子が「有名キャラだから、とりあえず出しました」というだけのにぎやかしキャラだったら……評価されるのは「見た目」だけになってしまう!!
せしこは美人だ。だから一見合っている。
しかし……色気が……女役としての所作が……。テレビじゃないんだから、顔立ちの美しさよりも、動きの美しさの方が重要だろう!
『ロミジュリ』の愛のように、しなやかに美しい動きは出来る……しかし、不二子に求められるのは、女豹ちゃんだ、セクシーダイナマイト、ワイルドで挑発的な、ある意味デフォルメされた「おんな」だ。
せしこの苦手分野……いちばんの弱点……。
実際、不二子ちゃん@せしこが、これみよがしなセクシーポーズをしながら「不二子です!」とやっているのを見て……ああ、がんばってるなあ、と思った。
がんばってる……持ち得ていないから、がんばって、作ってる……。
でも、がんばってるから、いいのか……。
美人だしな……。
って、せしこの女役って、未だに「男役の女装」と同じカテゴリで語られている気がする。わたしもだし、わたしの周りの狭い狭い範囲でも。
雪組には昔、杏奈様とかリサリサとか、したたるようにセクシーな美女たちがいらっしゃってな……「おんな、であることの武器」を正しく使えるおねーさまたちを、なつかしく思い出す。
ああいう色気を、せしこに求めるのは酷だと思う……からこそ、せしこ以外で見たかったなあ、と。
じゃあ誰が、というと、娘役では適任者はいない。
キムくん時代なら、2番手娘役として確固たる地位を築いていたあゆっちが演じたろう……谷間を描く必要もなく、グラマラスな曲線を武器にして。キャラ的に合っているかどうかよりも、ポジションゆえに。
でも今の雪組に、当時の「別箱ヒロイン・準ヒロイン総ナメ状態」の、次期トップ娘役候補はいない。
扱いだけでいうと、せしここそがポストあゆっちだ。「別箱ヒロイン・準ヒロイン総ナメ状態」だから。
だからせしこが不二子をやるのはポジション相応である。……って、それはわかってるのよ。最初に書いた通り。娘役・女役で選ぶなら、消去法でせしこしかいない。
娘役だといないけれど、男役なら、いくらでもいると思う。
せしこが女役だから女役スキルの低さが気になるわけで、それなら男役が演じてもいいんじゃね?
男役がやるからこその色気と迫力を期待出来るから。
……てなんか、えらく辛辣になっちゃたなあ。
不二子が物語の中心にいて、その心情だの繊細な芝居だのを真正面から描くなら、せしこでもよかったと思うんだけど……「記号としての不二子」だと、ポーズや動きの不自然さが気になってなああ。
やっぱ娘役さんってすごいんだよなあ。キュートでセクシーなポーズをちゃんと決められるんだもの。
匂い立つような色気、女としての美しさが欲しいのよおお。せしこだと、作り物感がするのよおお。
や、わたしひとりがこう思っているだけで、世の中では「せしこセクシー!!」と評価されているんだと思います。
わたしだってある部分ではそう思う。
美人はなにやったって美人だもん、美人がお色気ポーズとってるんだから、そりゃセクシーだろうとは、思うのよ。
でも、もっと、できると思うの。
美人じゃない子が、セクシー美女になるのが舞台女優。役者。せしこはまだ、美貌を完全に生かし切ってない。それがもどかしいの。
「いつか女役として開花するはず!」と期待して眺めて来ているだけに、いつかっていつだろう、『BJ』の台詞もなくダンスだけだった1幕は「素晴らしい美女!」だったのが、2幕で動いて喋り出したらズコーーー!!だったときから、「い、いつかきっと美貌に相応しい美しい女役さんになってくれるはず」と希望を胸に待ち続け、ちょっと待ち時間が長くなってきて、忙しさにかまけてせしこ語りをろくに出来ずにいた、その分一気に語っちゃって、マイナスばっかあげつらってるみたいになっちゃったよどうしよう。嫌いで言ってるわけじゃないんだよ。嫌いならこんなに時間と文字数懸けて語らねーよ。
もっともっと、せしこを見たいんだ。活躍して欲しいんだ。だから、武器を、技術を、得て欲しいんだ。
たのむよせしこ~~。もっともっとセクシーになって、わたしをノックアウトしてくれ~~。
というのもだ、『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』において、主要キャスティングでいちばん不満なのが不二子@せしこなの。
すみませんすみません。
わたしせしこ好きだけど。ずっと眺めてきてるけど。
だからこそ、もどかしい。
それを語る。
不満点語りなので、読みたくない人はスルーしてください。
せしこが不二子なのはわかる。消去法で彼女しかいないもの。
しかし。
つねづね、思っている。せしこのいちばんの課題は女性らしさだと。
男役10年は伊達じゃない。つまり、10年も女役としての技術を磨くことなく舞台人をやってきたわけで、それでいきなり性転換したからといって、ベテラン女役にはなれないってことだ。
簡単にできることなら、誰でもやってるし、そもそも男役娘役という区別はいらないってことになる。
長い時間をかけて技術を磨く必要がある。だから素晴らしい。
せしこはもともと美人だから、女装しても美女になれる。それは持って生まれたモノで、後天的に「技術」として美しく見せているわけじゃない。
むしろ、美人なのに声が残念、美人なのに所作が行き届いてない、美人なのに色気がない……と、スキル部分に「美人なのに」という枕詞が付く。
男役だったときから、色気のある人ではなかった。よかったと比較的話題になったのは『堕天使の涙』のヲカマ役とか、『ワンダーランド』や全ツ『ミロワール』の女役とか……素材の美しさが重要なイロモノの印象が強い。
最高峰の評価を得たのは、『ロミジュリ』の愛。女役で台詞も歌もない、ダンサー役。得意のダンスに加え、いちばんの武器である美貌を存分に活かせた。
ダンサーとしてはともかく、役者としては、器用なタイプではないんだろう……新公主演も含め、芳しい結果は残せていないと思う。
芝居心はあると思うのだけど、いかんせんそれを表現するスキルが低くて。やっぱある程度の道具がないと、イメージ通りのモノは作れないのだと思うよ。
器用ではないが、舞台を愛し、タカラヅカを愛し、誠実に役を演じている。男役時代はアツいキャラだった。今でいうまなはる系というか。その熱意を微笑ましく眺めていた。
で、やっぱりなんつっても美人なので、舞台で映える。
男役としては壁が大きすぎたとしても、女役に転向してこの花園に残ってくれたことを、心からうれしいと思う。
また、そうやって残ってくれた美形スターなのだから、活躍して欲しい、大きな役をして欲しいとも思う。
が。
不二子はチガウやろ。と、思う。
だってさ。
色気がないんだもん。
せしこのいちばんの弱点。女らしくない。色気がない。
気っぷのいい姉御とか、カンチガイ系の年増女とかの色気は出せる。男役が演じる女役として。男勝りの女性、芯の強い気丈な人、も硬質な色気が出ていいと思う。
でも、たおやかな女性、匂い立つ気品だーの、神格化されるほどの美女だーのは、苦手。
『心中・恋の大和路』のかもん太夫はきつかった……顔立ちは美しいはずなのに、それ以外のスキルが低すぎて。
バウ公演で下級生スターのお守りヒロインとして、「年上の美女」という記号ヒロインを立て続けに演じているけれど、美貌と芝居心で乗り切っているだけで、技術点はけっこーきわどい。
まだ女役として足りないことだらけのせしこが、お色気美女不二子ちゃんを演じる……。
や、不二子が重要な役ならそれでもいいと思うの。
せしこはちゃんと芝居するから。足りないとこがあったって、それを補う誠実さで向き合うから。
しかし。
不二子が「有名キャラだから、とりあえず出しました」というだけのにぎやかしキャラだったら……評価されるのは「見た目」だけになってしまう!!
せしこは美人だ。だから一見合っている。
しかし……色気が……女役としての所作が……。テレビじゃないんだから、顔立ちの美しさよりも、動きの美しさの方が重要だろう!
『ロミジュリ』の愛のように、しなやかに美しい動きは出来る……しかし、不二子に求められるのは、女豹ちゃんだ、セクシーダイナマイト、ワイルドで挑発的な、ある意味デフォルメされた「おんな」だ。
せしこの苦手分野……いちばんの弱点……。
実際、不二子ちゃん@せしこが、これみよがしなセクシーポーズをしながら「不二子です!」とやっているのを見て……ああ、がんばってるなあ、と思った。
がんばってる……持ち得ていないから、がんばって、作ってる……。
でも、がんばってるから、いいのか……。
美人だしな……。
って、せしこの女役って、未だに「男役の女装」と同じカテゴリで語られている気がする。わたしもだし、わたしの周りの狭い狭い範囲でも。
雪組には昔、杏奈様とかリサリサとか、したたるようにセクシーな美女たちがいらっしゃってな……「おんな、であることの武器」を正しく使えるおねーさまたちを、なつかしく思い出す。
ああいう色気を、せしこに求めるのは酷だと思う……からこそ、せしこ以外で見たかったなあ、と。
じゃあ誰が、というと、娘役では適任者はいない。
キムくん時代なら、2番手娘役として確固たる地位を築いていたあゆっちが演じたろう……谷間を描く必要もなく、グラマラスな曲線を武器にして。キャラ的に合っているかどうかよりも、ポジションゆえに。
でも今の雪組に、当時の「別箱ヒロイン・準ヒロイン総ナメ状態」の、次期トップ娘役候補はいない。
扱いだけでいうと、せしここそがポストあゆっちだ。「別箱ヒロイン・準ヒロイン総ナメ状態」だから。
だからせしこが不二子をやるのはポジション相応である。……って、それはわかってるのよ。最初に書いた通り。娘役・女役で選ぶなら、消去法でせしこしかいない。
娘役だといないけれど、男役なら、いくらでもいると思う。
せしこが女役だから女役スキルの低さが気になるわけで、それなら男役が演じてもいいんじゃね?
男役がやるからこその色気と迫力を期待出来るから。
……てなんか、えらく辛辣になっちゃたなあ。
不二子が物語の中心にいて、その心情だの繊細な芝居だのを真正面から描くなら、せしこでもよかったと思うんだけど……「記号としての不二子」だと、ポーズや動きの不自然さが気になってなああ。
やっぱ娘役さんってすごいんだよなあ。キュートでセクシーなポーズをちゃんと決められるんだもの。
匂い立つような色気、女としての美しさが欲しいのよおお。せしこだと、作り物感がするのよおお。
や、わたしひとりがこう思っているだけで、世の中では「せしこセクシー!!」と評価されているんだと思います。
わたしだってある部分ではそう思う。
美人はなにやったって美人だもん、美人がお色気ポーズとってるんだから、そりゃセクシーだろうとは、思うのよ。
でも、もっと、できると思うの。
美人じゃない子が、セクシー美女になるのが舞台女優。役者。せしこはまだ、美貌を完全に生かし切ってない。それがもどかしいの。
「いつか女役として開花するはず!」と期待して眺めて来ているだけに、いつかっていつだろう、『BJ』の台詞もなくダンスだけだった1幕は「素晴らしい美女!」だったのが、2幕で動いて喋り出したらズコーーー!!だったときから、「い、いつかきっと美貌に相応しい美しい女役さんになってくれるはず」と希望を胸に待ち続け、ちょっと待ち時間が長くなってきて、忙しさにかまけてせしこ語りをろくに出来ずにいた、その分一気に語っちゃって、マイナスばっかあげつらってるみたいになっちゃったよどうしよう。嫌いで言ってるわけじゃないんだよ。嫌いならこんなに時間と文字数懸けて語らねーよ。
もっともっと、せしこを見たいんだ。活躍して欲しいんだ。だから、武器を、技術を、得て欲しいんだ。
たのむよせしこ~~。もっともっとセクシーになって、わたしをノックアウトしてくれ~~。
アニメキャラであること。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月10日 タカラヅカ 『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』、キャスト感想。
ルパン三世@ちぎくん、うまい。
アニメのルパンっぽい喋りと動き。
オープニングで晴れて「ルパン」として登場したときのわくわく感! ルパンキターーッ!って感じで、テンション上がる。
わたしはちぎくんのコメディが苦手で、彼の真面目さや一生懸命さが伝わってきて痛々しくなるクチ。いちばんつらかったのがバド@『H2$』で、体当たりで滑稽な言動を繰り返す姿からは、笑うどころか悲壮感を感じてしまって、実に後味が悪かった。
ゆえに今回もバド的な正視に耐えなさを危惧していたんだけど、杞憂に終わった。
バドじゃなくて龍馬@『JIN-仁-』か! それなら大丈夫、ちぎくんの得意分野だ。
バドは笑わせるためのお笑いキャラで、ちぎくんの……というか、タカラヅカスターの本質とは対極にある役だった。この役ができなくても、スターとしてはなんの問題もない。
だが、龍馬やルパンはチガウ。
笑わせる・滑稽な部分はあるにしろ、本質は、ヒーローだ。タカラヅカスターに相応しい役。
真ん中育ちのちぎくんが、得意とする役だ。
安心して観ることが出来た。
いいヤツだなあ、ルパン。
かっこいいなあ、ルパン。
男が憧れる男、ヒーローってのはこうでなくちゃ!
演出がもう少しタカラヅカ寄りなら、さらもっとカッコ良かったろうにな。
アントワネット@みゆちゃん、かーわーいーいー。いやあ、デレるわー、たまらんわー。
輪っかのドレスで「アントワネットです!」と登場して違和感なし、そのくせ自然に無邪気な少女らしさを見せ、最後は「大人になった」アントワネットの姿につなげる。
みゆちゃんの芝居が好きなのは、「描かれていない部分のドラマが見える」こと。
「タカラヅカの『ベルばら』」を観客が知っている、という前提で作られているため、アントワネットの書き込みはいい加減。パロディレベルなのよね。
なのに、そんな状態でも、みゆちゃんはそこに説得力を見せてくれる。描かれていない部分も想像出来る、感じられる。
顔立ち自体は絶世の美女というほど整ってはいないのだけど、舞台の上にいる以上、彼女が美女だということになんの疑問もない。それこそが「女優」、その変身ぶりに爽快感を得る。
あー、気持ちいいなー。
銭形警部@ともみんは、期待通りのともみん。登場するだけで笑いが起こる。
期待通りであるがゆえに……やっぱりわたしは、違和感を持つ。
ともみんが普段はバリバリの二枚目スターで、はじめての三枚目役なら手放しで拍手したけど。
またコレか……。
本人のせいではなく、劇団が彼に求めるのがコレだということに、納得出来ないモノを感じるんだ。
そして、怒鳴り芝居とともみん、って、実は相性よくないんだよ、演出家は何故気づかない。台詞が聞き取れない……。
とりあえず、銭形警部なのに、ダンスで上げた脚が誰より長くてきれいで、ヅカファンでなくタイトルゆえに来てくれた人に、「銭形の滑稽さを笑うだけじゃなく、この脚の長さを見て! ダンスを見て!!」と思う。
次元@咲ちゃん、かっこいいなああ。
こんなにかっこいい咲ちゃん、はじめて見たかも。←
次元は見せ場がナイ。ただルパンチームにいるってだけ。……というのがまた、次元っぽくもある。ストーリーによっては出なかったりするもんね、次元や五エ門は。
原作キャラだから、というにぎやかしで存在しているだけだけど、その「いるだけ」が重要なの。個別に物語がナイ分だけ、自分自身で「次元である」ことを見せなくてはならない。
なにをするでもなくそこにいる、その姿がカッコイイ。次元っぽい。
スタイルの良さが活きてるわーー、カッコイイ!!(繰り返す)
五エ門@翔くんはとにかくハンサム。顔立ちの華やかさが目立つ! タカラヅカパネェ!と、一見さんに思ってもらえるだろう美貌はヅカヲタとして誇らしい。
あとは剣戟をもう少し、華麗にしてくれたらなあ……なんかこう、どんくさい動きに見えた。初日だからかな。キンキンキーン!という刀の鳴るSEが白々しくて。や、それすらも演出なんだろうか?
翔くんの成長のゆっくりぶりにはもう慣れたので、今後もどうか歩みを止めずに前進して欲しいと切に願う。
アニメキャラを演じる、のは、ほんとのとこ大変とはあまり思ってない。
今までもいろんなコラボ作品を見てきて、ジェンヌさんのコピー能力、二次元を三次元化する能力の凄さには、最初から期待しまくっている。
だから、アニメキャラまんまで登場してくれること自体には、新鮮な感動はないんだ。わたしは。
それよりも、「アニメキャラ」であるゆえの「出来ること・していいことの制限」により、芝居に限界が出来てしまう、そっちに「大変だな」と思う。
制限の中で、表現しなければならない。
通常なら、ここからここまで使って表現することを、その半分しか使えずに表現しなければならないとしたら、そりゃ大変だろう。アプローチを変えたり角度を変えたりして、少ない使用範囲をそうとは感じさせずに表現してみせなきゃならない。
次元・五エ門・不二子は「記号」的な使われ方しかしていないから、いいとしても。銭形も出番は他のルパン一味に比べて多いけど、やっぱり記号の域を出ていない(物語中枢にいない)のでいいとしても。
ルパンは、制限の中で芝居をしなければならず、これはもう、役者の腕の見せどころだなと。
ちぎくんは、いいスターだ。
スターであることと、役者であること、いろんなことを超えて、備えて、存在している。
これからの雪組もまた、楽しみだ。
ルパン三世@ちぎくん、うまい。
アニメのルパンっぽい喋りと動き。
オープニングで晴れて「ルパン」として登場したときのわくわく感! ルパンキターーッ!って感じで、テンション上がる。
わたしはちぎくんのコメディが苦手で、彼の真面目さや一生懸命さが伝わってきて痛々しくなるクチ。いちばんつらかったのがバド@『H2$』で、体当たりで滑稽な言動を繰り返す姿からは、笑うどころか悲壮感を感じてしまって、実に後味が悪かった。
ゆえに今回もバド的な正視に耐えなさを危惧していたんだけど、杞憂に終わった。
バドじゃなくて龍馬@『JIN-仁-』か! それなら大丈夫、ちぎくんの得意分野だ。
バドは笑わせるためのお笑いキャラで、ちぎくんの……というか、タカラヅカスターの本質とは対極にある役だった。この役ができなくても、スターとしてはなんの問題もない。
だが、龍馬やルパンはチガウ。
笑わせる・滑稽な部分はあるにしろ、本質は、ヒーローだ。タカラヅカスターに相応しい役。
真ん中育ちのちぎくんが、得意とする役だ。
安心して観ることが出来た。
いいヤツだなあ、ルパン。
かっこいいなあ、ルパン。
男が憧れる男、ヒーローってのはこうでなくちゃ!
演出がもう少しタカラヅカ寄りなら、さらもっとカッコ良かったろうにな。
アントワネット@みゆちゃん、かーわーいーいー。いやあ、デレるわー、たまらんわー。
輪っかのドレスで「アントワネットです!」と登場して違和感なし、そのくせ自然に無邪気な少女らしさを見せ、最後は「大人になった」アントワネットの姿につなげる。
みゆちゃんの芝居が好きなのは、「描かれていない部分のドラマが見える」こと。
「タカラヅカの『ベルばら』」を観客が知っている、という前提で作られているため、アントワネットの書き込みはいい加減。パロディレベルなのよね。
なのに、そんな状態でも、みゆちゃんはそこに説得力を見せてくれる。描かれていない部分も想像出来る、感じられる。
顔立ち自体は絶世の美女というほど整ってはいないのだけど、舞台の上にいる以上、彼女が美女だということになんの疑問もない。それこそが「女優」、その変身ぶりに爽快感を得る。
あー、気持ちいいなー。
銭形警部@ともみんは、期待通りのともみん。登場するだけで笑いが起こる。
期待通りであるがゆえに……やっぱりわたしは、違和感を持つ。
ともみんが普段はバリバリの二枚目スターで、はじめての三枚目役なら手放しで拍手したけど。
またコレか……。
本人のせいではなく、劇団が彼に求めるのがコレだということに、納得出来ないモノを感じるんだ。
そして、怒鳴り芝居とともみん、って、実は相性よくないんだよ、演出家は何故気づかない。台詞が聞き取れない……。
とりあえず、銭形警部なのに、ダンスで上げた脚が誰より長くてきれいで、ヅカファンでなくタイトルゆえに来てくれた人に、「銭形の滑稽さを笑うだけじゃなく、この脚の長さを見て! ダンスを見て!!」と思う。
次元@咲ちゃん、かっこいいなああ。
こんなにかっこいい咲ちゃん、はじめて見たかも。←
次元は見せ場がナイ。ただルパンチームにいるってだけ。……というのがまた、次元っぽくもある。ストーリーによっては出なかったりするもんね、次元や五エ門は。
原作キャラだから、というにぎやかしで存在しているだけだけど、その「いるだけ」が重要なの。個別に物語がナイ分だけ、自分自身で「次元である」ことを見せなくてはならない。
なにをするでもなくそこにいる、その姿がカッコイイ。次元っぽい。
スタイルの良さが活きてるわーー、カッコイイ!!(繰り返す)
五エ門@翔くんはとにかくハンサム。顔立ちの華やかさが目立つ! タカラヅカパネェ!と、一見さんに思ってもらえるだろう美貌はヅカヲタとして誇らしい。
あとは剣戟をもう少し、華麗にしてくれたらなあ……なんかこう、どんくさい動きに見えた。初日だからかな。キンキンキーン!という刀の鳴るSEが白々しくて。や、それすらも演出なんだろうか?
翔くんの成長のゆっくりぶりにはもう慣れたので、今後もどうか歩みを止めずに前進して欲しいと切に願う。
アニメキャラを演じる、のは、ほんとのとこ大変とはあまり思ってない。
今までもいろんなコラボ作品を見てきて、ジェンヌさんのコピー能力、二次元を三次元化する能力の凄さには、最初から期待しまくっている。
だから、アニメキャラまんまで登場してくれること自体には、新鮮な感動はないんだ。わたしは。
それよりも、「アニメキャラ」であるゆえの「出来ること・していいことの制限」により、芝居に限界が出来てしまう、そっちに「大変だな」と思う。
制限の中で、表現しなければならない。
通常なら、ここからここまで使って表現することを、その半分しか使えずに表現しなければならないとしたら、そりゃ大変だろう。アプローチを変えたり角度を変えたりして、少ない使用範囲をそうとは感じさせずに表現してみせなきゃならない。
次元・五エ門・不二子は「記号」的な使われ方しかしていないから、いいとしても。銭形も出番は他のルパン一味に比べて多いけど、やっぱり記号の域を出ていない(物語中枢にいない)のでいいとしても。
ルパンは、制限の中で芝居をしなければならず、これはもう、役者の腕の見せどころだなと。
ちぎくんは、いいスターだ。
スターであることと、役者であること、いろんなことを超えて、備えて、存在している。
これからの雪組もまた、楽しみだ。
キャスト感想覚え書き。@Ernest in Love
2015年1月9日 タカラヅカ 『Ernest in Love』について、思いつくままにダラダラ語り。
初演月組版の方が好きなのに、あちこちおぼえているのが花組版なのは、観た順番が月→花だからか。
レインはくるくる踊らなきゃいけないわけで、踊るのは花組版のさおたさん仕様で月組版の光樹さんは踊ってなかったっけ? 記憶が薄い。
モブを眺めていた記憶が強く、農民のだいもんが濃かったことをおほえてる。つーか、同じ場面を観ると甦るのな、あああたしここでだいもん見てたな、と。最前列の隅っこで、真ん中はかぶってよく見えず、モブのだいもんが目の前だったんだ(笑)。なんて偏った視界と記憶。
当時のわたしのだいもんのおぼえ方というか見つけ方は、「すずみさんに似た、濃い顔芸の子」。表情の大きさで目に付いた。そして、顔の形というか大きさというか全体バランスというか、すずみんと共通項を見いだしていた。
だいもんの印象が強いため、月組版のモブについてはナニもおぼえていない。
そのくせ牧師様は月組越リュウで、やたらとうさんくさくてエロかったことしかおぼえてない。
さて、ヒロインのグウェンドレン@かのちゃんは、ふつうにかわいくやっていた。
みりおくんとの並びをはじめて見るわけだが、みりおくんのようにスター人生長い人は過去にさまざまな主演公演を経験してきており、相手役もさまざまなので……ぴんとこない。
かのちゃんがどうこうではなく、みりおくんの固定相手役なのだということが、まだわたしには実感に至ってない。
これから先、ずーっとずーっと、かのちゃんがみりおくんの相手役になるのか……。
実感がわかないのは、かのちゃんだからではなく、今の花組の体制自体にかもしれない。
わたしみたいな少し前の花組を「花組らしい」と認識している層には、みりおくん・かのちゃん・キキくん・みれいちゃんを「花組の看板スターです」と差し出されると違和感がある。
組替えも新体制も否定するわけではなく、それがタカラヅカだと理解もしているが、なにしろアタマが固いので柔軟に変化を受け入れられない。
かのちゃんはかわいいし、歌はそこそこ歌えるし(『エリザベート』のエトワールは無理だったにしろ)、これからキャリアを積めばいい娘役スターさんになるのだろう。
お披露目初日だからか、みりおくんとふたりして余裕がなさそうで、見ていて肩が凝る感じだった。……コンビで似た印象を持つってのは、相性いいのかも。
反対にみれいちゃんは、あまりテンパっている印象がなく……こちらは「固い」という感想。緊張で固くなっている、という固さじゃなくて、頑固とか、そっち。
揺るがない意志があって、それは組や立場が変わっても変わらないわよという、強い主張を感じた。あー、この子強いわー、ぜんぜん負けてない……というか、引く気がない(笑)。
おもしろいな。
や、勝手な感想なので、みれいちゃんがどんな子なのか、さっぱりわかってませんが。セシリィという個性的な役なので、それが本人のキャラにも反映して見えたのかもしれない。
ブラックネル夫人@まりんには、違和感がない。
存在にも、女役だということにも、実力にも。
えーと、まりんって組替えつーか専科異動してたような? ずーーっと花組で、当たり前に花組にいて、専科異動して、でも花組に出て、当たり前に花組にいる、ような?
星組のエマさんもだけど、「〇組専科」みたいな専科さんを作る意味がわからない。組に置いておけない事情があるけれど、組の公演には必要ってことですか?
専科さんの扱いの不透明さ・謎さが、専科という立場を一般ファンから遠ざけている一端かもなあ。贔屓が専科異動になったらショック受けるもの、一般的に。「己の腕一本で闘うフリーランス」とは、到底思えないあたり……。
『エリザベート』にて、わたしの中でまりん株が下がっていたため、けっこう下のラインからスタート。下がる……というのはチガウかな。わたしの好みではなかったというだけで、あれはあれでアリな演技だったのだろう。友人たちは「娘のエリザベートの人間性を、父親の人間性で表現しているのだ」と解釈していた。前回の『エリザベート』という作品には正しくマッチしたマックス像である、と。
ただわたしは、友人たちほど蘭ちゃんシシィに興味がなく、マックス単体で見てしまったため、「あれはナイわー」という感想になった。
そうやって構えて見てなお、違和感ないブラックネル夫人ぶりだったのだから、やっぱうまい人だよなあ。
歌唱力でタキさん以上の人をヅカで探すのは難しいと思う。だからもちろん初演のタキさんの方がうまいんだけど。
ただわたし、タキさんが苦手だったもんで、タキさんじゃないというだけでまりんブラックネル夫人がありがたいです。
しかし、「いつもの花組」のまりんが「花組生徒ではなく」、「えーと、どこの組だっけ?」というポスターメンバーたちが「花組」なんだよね。
みりおくんの新生花組は、スタートしたばかり。
この違和感も今だけのモノ、次に見るときはきっともうしっくりきているはず。
そう思って、今の感想を記しておく。
それにしても、今回いろんなところでびっくが目立ってたなあ。
ハンドバッグの妖精たち(とゆーのか?)センターで微笑むびっくは、すごすぎた……いろんな意味で。
ガイコクのステージに、ふつーにいそうだよ、ああいうグラマラスな女性スター。
初演月組版の方が好きなのに、あちこちおぼえているのが花組版なのは、観た順番が月→花だからか。
レインはくるくる踊らなきゃいけないわけで、踊るのは花組版のさおたさん仕様で月組版の光樹さんは踊ってなかったっけ? 記憶が薄い。
モブを眺めていた記憶が強く、農民のだいもんが濃かったことをおほえてる。つーか、同じ場面を観ると甦るのな、あああたしここでだいもん見てたな、と。最前列の隅っこで、真ん中はかぶってよく見えず、モブのだいもんが目の前だったんだ(笑)。なんて偏った視界と記憶。
当時のわたしのだいもんのおぼえ方というか見つけ方は、「すずみさんに似た、濃い顔芸の子」。表情の大きさで目に付いた。そして、顔の形というか大きさというか全体バランスというか、すずみんと共通項を見いだしていた。
だいもんの印象が強いため、月組版のモブについてはナニもおぼえていない。
そのくせ牧師様は月組越リュウで、やたらとうさんくさくてエロかったことしかおぼえてない。
さて、ヒロインのグウェンドレン@かのちゃんは、ふつうにかわいくやっていた。
みりおくんとの並びをはじめて見るわけだが、みりおくんのようにスター人生長い人は過去にさまざまな主演公演を経験してきており、相手役もさまざまなので……ぴんとこない。
かのちゃんがどうこうではなく、みりおくんの固定相手役なのだということが、まだわたしには実感に至ってない。
これから先、ずーっとずーっと、かのちゃんがみりおくんの相手役になるのか……。
実感がわかないのは、かのちゃんだからではなく、今の花組の体制自体にかもしれない。
わたしみたいな少し前の花組を「花組らしい」と認識している層には、みりおくん・かのちゃん・キキくん・みれいちゃんを「花組の看板スターです」と差し出されると違和感がある。
組替えも新体制も否定するわけではなく、それがタカラヅカだと理解もしているが、なにしろアタマが固いので柔軟に変化を受け入れられない。
かのちゃんはかわいいし、歌はそこそこ歌えるし(『エリザベート』のエトワールは無理だったにしろ)、これからキャリアを積めばいい娘役スターさんになるのだろう。
お披露目初日だからか、みりおくんとふたりして余裕がなさそうで、見ていて肩が凝る感じだった。……コンビで似た印象を持つってのは、相性いいのかも。
反対にみれいちゃんは、あまりテンパっている印象がなく……こちらは「固い」という感想。緊張で固くなっている、という固さじゃなくて、頑固とか、そっち。
揺るがない意志があって、それは組や立場が変わっても変わらないわよという、強い主張を感じた。あー、この子強いわー、ぜんぜん負けてない……というか、引く気がない(笑)。
おもしろいな。
や、勝手な感想なので、みれいちゃんがどんな子なのか、さっぱりわかってませんが。セシリィという個性的な役なので、それが本人のキャラにも反映して見えたのかもしれない。
ブラックネル夫人@まりんには、違和感がない。
存在にも、女役だということにも、実力にも。
えーと、まりんって組替えつーか専科異動してたような? ずーーっと花組で、当たり前に花組にいて、専科異動して、でも花組に出て、当たり前に花組にいる、ような?
星組のエマさんもだけど、「〇組専科」みたいな専科さんを作る意味がわからない。組に置いておけない事情があるけれど、組の公演には必要ってことですか?
専科さんの扱いの不透明さ・謎さが、専科という立場を一般ファンから遠ざけている一端かもなあ。贔屓が専科異動になったらショック受けるもの、一般的に。「己の腕一本で闘うフリーランス」とは、到底思えないあたり……。
『エリザベート』にて、わたしの中でまりん株が下がっていたため、けっこう下のラインからスタート。下がる……というのはチガウかな。わたしの好みではなかったというだけで、あれはあれでアリな演技だったのだろう。友人たちは「娘のエリザベートの人間性を、父親の人間性で表現しているのだ」と解釈していた。前回の『エリザベート』という作品には正しくマッチしたマックス像である、と。
ただわたしは、友人たちほど蘭ちゃんシシィに興味がなく、マックス単体で見てしまったため、「あれはナイわー」という感想になった。
そうやって構えて見てなお、違和感ないブラックネル夫人ぶりだったのだから、やっぱうまい人だよなあ。
歌唱力でタキさん以上の人をヅカで探すのは難しいと思う。だからもちろん初演のタキさんの方がうまいんだけど。
ただわたし、タキさんが苦手だったもんで、タキさんじゃないというだけでまりんブラックネル夫人がありがたいです。
しかし、「いつもの花組」のまりんが「花組生徒ではなく」、「えーと、どこの組だっけ?」というポスターメンバーたちが「花組」なんだよね。
みりおくんの新生花組は、スタートしたばかり。
この違和感も今だけのモノ、次に見るときはきっともうしっくりきているはず。
そう思って、今の感想を記しておく。
それにしても、今回いろんなところでびっくが目立ってたなあ。
ハンドバッグの妖精たち(とゆーのか?)センターで微笑むびっくは、すごすぎた……いろんな意味で。
ガイコクのステージに、ふつーにいそうだよ、ああいうグラマラスな女性スター。
かわいい男。@Ernest in Love
2015年1月8日 タカラヅカ 『Ernest in Love』は、なんつってもアルジャノンがオイシイ役。
かわいくて毒があって、いい加減でズルくて、でもでも憎めない色男。
そして、主人公アーネストと親友アルジャノンは、対等な関係でなければならない。
どちらかが弱ければ、この物語は成り立たない。
だから。
正直、演目発表時には首をひねった。疑問を持った。
みりお×だいもんで見たかった。
同期であり、共に歌ウマ芝居出来ますなスター。経験は圧倒的にみりおくんだけど、ポテンシャルはだいもんだって負けてない。
白いみりおくんに黒いだいもん、みんなが求めるイメージまんまに、同期ならではのテンポの良さで丁々発止の芝居を展開してくれるだろう。
なのに、だいもんは組替え。
かれこれ10年近くスターとして特別な道をひた走ってきたみりお様に匹敵するスターは、今の花組にいない。
同等の力を持つふたりが必要な芝居なのに、どうすんだ?
消去法で、キキくんだろうなとわかる。わかっても、「ほんとにキキでやんの?」と、いつまでも疑問符付き。
だってあまりに心許ない。
劇団がトップにすると決めてドーピング育成真っ只中のキキくん。
トップ向きの素質はあるものの、なにしろ、取り柄がない。なにが出来るというより、どれも微妙。
ダンス苦手で群舞ではよく謎の動きをしているし、歌も苦手、声質が問題なのか、滑舌も良くない。
背は高いけれど小顔というわけでもなく、なにより太って見えやすい丸顔は男役としては諸刃。似合うモノが限られる。
新人公演でなら及第点でも、本公演だと芝居のヘタさも目立つ。
ルドルフ@『エリザベート』で真ん中向きの資質を見せつけたところとはいえ、現時点での技術の低さは如何ともしがたい。
将来的によいトップさんになるかもしんないが、今、この子が2番手として組を背負うのは……み、みりおくんがんばれー。と、しか。
みりおくんとキキくんじゃあ、親友同士に見えないよ……。
それでもやるしかないんだろうけど。
と、実はけっこう期待値低かった。
作品好きだから観るけど、キャスティングは残念だなあと。ヒロインたちも組替えしてきて馴染みが薄い子たちだし、「花組」のトップコンビと2番手が出演する公演のはずなのに、「どこの組の公演?」って感じだし、みっちゃん『風の次郎吉』の方が「花組公演っ!!」て感じで楽しみだし。
ところがどっこい。
アルジャノン@キキくん、いける。
そりゃ、きりやんやらんとむのイメージあるから、それにはまったく足りてないと個人的には思うけど。
それとは別に。
不思議と、みりおくんと肩を並べてた。
キキくんって、不思議だなあ。
ぜんぜんうまくないのに、足りないことだらけなのに、それでもなんか、アリな感じがする。
これはこれでアリ、こういうのも許容範囲ぢゃね? と、思わせてしまう。
もともとアルジャノンはオイシイ役だけど。
それでも、かわいい。
なんつーかもう、じたばたそのへん叩きたいような、かわいさがある(笑)。
ああそうか、アルジーってさ、かわいげ必須なんだわ。
悪い男で、こいつがそもそもの元凶なんだけど、それを全部まるっと忘れさせてしまう、憎めなさが必要。
そして、コレを書きながらわたしのアタマの中にあるのは『Ernest in Love』ではなく、太田せんせの『アリスの招待状』で、マイケル@たかこだったりするんだけど、たかこがもうアホでアホで、天然で、転げ回りたいほどかわいかったのよ!!
そか、きりやんもらんとむも可愛かったけど、天然じゃなかったわ。天然つーとたかこになるんだわ。あたしの脳内回路は正しくつながっているわ!
あ、太田せんせの『アリスの招待状』と『それでも船は行く』は『Ernest in Love』です。太田せんせは原作明記せずに自分のオリジナルとして同じ話を書いてるので。高尚な作風の方なので、「こんな有名作品は、いちいち原作としてクレジットする必要なし。オマージュだとすべての人間がわかるはずだから、オリジナル扱いでいい」と思っているんじゃないかな? だからパクりじゃないしセルフコピーでもない、何度でも同じネタで書いてヨシ! なんだと思うよ。高尚な人ってお手軽でうらやましい。
天然のかわいさ、って、むしろ足りないところがあるほど花開くと思う。
完璧と天然って相性悪いものね。
キキくんはあいかわらずのキキくんぶりで、なにがうまいわけでも出来るわけでもないんだけど、とにかくすっごくかわいかった。
スコーン食べてるとことか、たまらんわー。
キキくんはこの「おおらかさ」がなによりの武器かな。
細かいことはいいんだよ、と言いたくなる、大きな明るさ。
真ん中向きの人だなあと思う。
……ただ、今の技術で真ん中だと、大劇場本公演は観客がつらいので、できるだけすみやかに、少しでも向上して欲しいと、心から願っているけれど。
気になるのは、みりおくんとの相性。
不思議と学年差もキャリア差も感じなかった。みりおくんが永遠の少年キャラなこともあるだろうけど。
自然体なキキくんは舞台で臆する様子が見えないので、キャリア差は吹っ飛ばせるのかも。
だから、わりとふたりの並びはアリなのかも?
ただ、みりおくんにとっては、あまり相性よくないかも。
キキくんは動じずのほほーんと存在しているようにわたしには見えて、反対にみりおくんはキリキリキリキリ、テンパって見える。キキくんがナニもしない分、みりおくんが使命感にがんじがらめになっている、気がする。
みりおくんの特性かもしんない。
もっと頼れる人がそばにいればいいのに……あー、だいもん不在は痛いなあ。
相手役もまだ下級生だしねえ。みりおくんひとりでがんばらなきゃいけない状況。
このままキキくんが育てば、いい立役になるだろうから、そのときこそみりおくんと相性がよくなるだろう……って、それまでは、がんばれみりおくん。
かわいくて毒があって、いい加減でズルくて、でもでも憎めない色男。
そして、主人公アーネストと親友アルジャノンは、対等な関係でなければならない。
どちらかが弱ければ、この物語は成り立たない。
だから。
正直、演目発表時には首をひねった。疑問を持った。
みりお×だいもんで見たかった。
同期であり、共に歌ウマ芝居出来ますなスター。経験は圧倒的にみりおくんだけど、ポテンシャルはだいもんだって負けてない。
白いみりおくんに黒いだいもん、みんなが求めるイメージまんまに、同期ならではのテンポの良さで丁々発止の芝居を展開してくれるだろう。
なのに、だいもんは組替え。
かれこれ10年近くスターとして特別な道をひた走ってきたみりお様に匹敵するスターは、今の花組にいない。
同等の力を持つふたりが必要な芝居なのに、どうすんだ?
消去法で、キキくんだろうなとわかる。わかっても、「ほんとにキキでやんの?」と、いつまでも疑問符付き。
だってあまりに心許ない。
劇団がトップにすると決めてドーピング育成真っ只中のキキくん。
トップ向きの素質はあるものの、なにしろ、取り柄がない。なにが出来るというより、どれも微妙。
ダンス苦手で群舞ではよく謎の動きをしているし、歌も苦手、声質が問題なのか、滑舌も良くない。
背は高いけれど小顔というわけでもなく、なにより太って見えやすい丸顔は男役としては諸刃。似合うモノが限られる。
新人公演でなら及第点でも、本公演だと芝居のヘタさも目立つ。
ルドルフ@『エリザベート』で真ん中向きの資質を見せつけたところとはいえ、現時点での技術の低さは如何ともしがたい。
将来的によいトップさんになるかもしんないが、今、この子が2番手として組を背負うのは……み、みりおくんがんばれー。と、しか。
みりおくんとキキくんじゃあ、親友同士に見えないよ……。
それでもやるしかないんだろうけど。
と、実はけっこう期待値低かった。
作品好きだから観るけど、キャスティングは残念だなあと。ヒロインたちも組替えしてきて馴染みが薄い子たちだし、「花組」のトップコンビと2番手が出演する公演のはずなのに、「どこの組の公演?」って感じだし、みっちゃん『風の次郎吉』の方が「花組公演っ!!」て感じで楽しみだし。
ところがどっこい。
アルジャノン@キキくん、いける。
そりゃ、きりやんやらんとむのイメージあるから、それにはまったく足りてないと個人的には思うけど。
それとは別に。
不思議と、みりおくんと肩を並べてた。
キキくんって、不思議だなあ。
ぜんぜんうまくないのに、足りないことだらけなのに、それでもなんか、アリな感じがする。
これはこれでアリ、こういうのも許容範囲ぢゃね? と、思わせてしまう。
もともとアルジャノンはオイシイ役だけど。
それでも、かわいい。
なんつーかもう、じたばたそのへん叩きたいような、かわいさがある(笑)。
ああそうか、アルジーってさ、かわいげ必須なんだわ。
悪い男で、こいつがそもそもの元凶なんだけど、それを全部まるっと忘れさせてしまう、憎めなさが必要。
そして、コレを書きながらわたしのアタマの中にあるのは『Ernest in Love』ではなく、太田せんせの『アリスの招待状』で、マイケル@たかこだったりするんだけど、たかこがもうアホでアホで、天然で、転げ回りたいほどかわいかったのよ!!
そか、きりやんもらんとむも可愛かったけど、天然じゃなかったわ。天然つーとたかこになるんだわ。あたしの脳内回路は正しくつながっているわ!
あ、太田せんせの『アリスの招待状』と『それでも船は行く』は『Ernest in Love』です。太田せんせは原作明記せずに自分のオリジナルとして同じ話を書いてるので。高尚な作風の方なので、「こんな有名作品は、いちいち原作としてクレジットする必要なし。オマージュだとすべての人間がわかるはずだから、オリジナル扱いでいい」と思っているんじゃないかな? だからパクりじゃないしセルフコピーでもない、何度でも同じネタで書いてヨシ! なんだと思うよ。高尚な人ってお手軽でうらやましい。
天然のかわいさ、って、むしろ足りないところがあるほど花開くと思う。
完璧と天然って相性悪いものね。
キキくんはあいかわらずのキキくんぶりで、なにがうまいわけでも出来るわけでもないんだけど、とにかくすっごくかわいかった。
スコーン食べてるとことか、たまらんわー。
キキくんはこの「おおらかさ」がなによりの武器かな。
細かいことはいいんだよ、と言いたくなる、大きな明るさ。
真ん中向きの人だなあと思う。
……ただ、今の技術で真ん中だと、大劇場本公演は観客がつらいので、できるだけすみやかに、少しでも向上して欲しいと、心から願っているけれど。
気になるのは、みりおくんとの相性。
不思議と学年差もキャリア差も感じなかった。みりおくんが永遠の少年キャラなこともあるだろうけど。
自然体なキキくんは舞台で臆する様子が見えないので、キャリア差は吹っ飛ばせるのかも。
だから、わりとふたりの並びはアリなのかも?
ただ、みりおくんにとっては、あまり相性よくないかも。
キキくんは動じずのほほーんと存在しているようにわたしには見えて、反対にみりおくんはキリキリキリキリ、テンパって見える。キキくんがナニもしない分、みりおくんが使命感にがんじがらめになっている、気がする。
みりおくんの特性かもしんない。
もっと頼れる人がそばにいればいいのに……あー、だいもん不在は痛いなあ。
相手役もまだ下級生だしねえ。みりおくんひとりでがんばらなきゃいけない状況。
このままキキくんが育てば、いい立役になるだろうから、そのときこそみりおくんと相性がよくなるだろう……って、それまでは、がんばれみりおくん。
思い込みと現実と(笑)。@Ernest in Love
2015年1月7日 タカラヅカ
『Ernest in Love』です、ひつじです。
と、友人に言ったら通じなかった。
『Ernest in Love』初演を観たあと、わたしはついうっかりひつじのぬいぐるみを買ってしまったのだ。
や、セットのひつじが可愛すぎたから。
わたし的には「アーネストといえばひつじ!!」だったんだけど、世の中的にはそうじゃなかったらしい。
乱雑な部屋で雑に生きているもんで、このときのひつじのぬいぐるみはいつの間にかなくなっていた。なんでこう、いろんなものがなくなるのかしらねえ、わたしの部屋って。
それがこの間の大掃除の際にひょっこり出てきたのよ。あらなつかしい、『Ernest in Love』のときのひつじだわ、でもいらないから捨てるか。(ばっさり)
でも来年ってひつじ年よね、年賀状に使えるかしら、とかなんとか考えてる間に捨て損ねて。
現在に至る。
こうやってなかなかモノを捨てないから部屋が荒れていくのよねえ……と思いつつも。
『Ernest in Love』観劇の際に、いまだ部屋にあるひつじのことを感慨深く思う。
てなわけで、『Ernest in Love』というと、ひつじです。わたし的に(笑)。
冒頭の画像は10年前にキディランドで衝動買いした、ひつじのぬいぐるみ。いらないんだけど、まだ部屋にある……(笑)。
記憶というのは都合良く改ざんされているモノで、わたしの中では2幕のひつじはかなり長い間目に入っていた・印象が強かったと思うんだが……あれえ? 改めて見た『Ernest in Love』では、ひつじの印象は今ひとつだわ。
梅芸では早くから緞帳が上がってたとか……? なんであたし、あんなに反応してたんだろ(笑)。
思い込みってこわいわねえ。
ともかく。
楽しかったです。みりおくんの『Ernest in Love』。
うれしがりなので、初日に駆けつけました。
10年前、月組初演の『Ernest in Love』も、初日から観ているのだわ。
そして、花組の『Ernest in Love』では、モブの下級生だいもんにうきゃうきゃゆーてました。当時研3ですか、客席一本釣りするステキ下級生でしたね。
そんなこんな、なつかしい記憶が甦る……・
今見ても、よく出来たミュージカルだなあ。どたばたが最後ちゃんと、きれいに収束するのが見ていて気持ちいい。常識と誇張のバランス具合がいいんだよね。
あさこちゃんは、かなみちゃんと共にこれがお披露目公演だった。トップコンビのお披露目モノとして最適。
主役のアーネストはすっごくかわいい男だし、ヒロインのグウェンドレンもかわいい女の子。かわいいふたりがいちゃいちゃラブラブ、見ていてほんとにかわいらしい。
みりおくんはかわいいしうまいし、少々台詞間違えたり噛んだりしている以外は、歌もうまいし気持ちよく見ていられる。
かのちゃんは体当たりっぽい印象、がんばれー(笑)。
役が少ないを通り越して「ナイ」と言っていいくらい少ないことを除けば、タカラヅカ向きのオシャレでかわいいミュージカル。
なにしろ役が4つ(しかもそのうち1つは1幕出ない)しかなく、あとは別格の年配役1つとナレーター的な役が1つあるだけ、だもんなあ。他にも役はあるけど、モブと掛け持ち可・省略可だし。
よくこれをヅカでやろうとしたよな、10年前。
タカラヅカ的だなと思うのは、主役に愛があることの他に、もうひとつ重要事項がある。
主人公に、「正統派二枚目力」が必要。
いわゆる、「タカラヅカの真ん中」としての持ち味。
巻き込まれ系のコメディであるゆえ、主人公よりも周りの方が個性的なのね。
ぶっちゃけ2番手役のアルジャノンの方が、オイシイ。
アルジーは「くせ者」だから。
そのオイシイ2番手を抑えて、主人公が輝くには、なんつっても「正統派力」「真ん中力」が必要。
それは、初演時に真ん中育ちのあさこちゃんと、脇の個性派だった樹里ちゃんがそれぞれアーネスト役をやったことで、特色がよく出た。
洒落たコメディだから、樹里ちゃんの方が得意かと思いきや、真ん中らしさのあるあさこの方がバランス良く舞台に映えている、とわたしには思えた。
樹里ちゃんはむしろ、アルジャノンがハマったろうなと思った。
そんな記憶があるだけに、真ん中力を持つみりおくんが、ステキにアーネストとして存在してくれることを期待。
……うん、まあ、期待通りかわいかったんだけど……。
期待したほどは、はじけてない、ような。
あら、微妙な日本語。
『Ernest in Love』はよく出来た物語だから、作品自体に力がある。
その力ゆえに、キャストの通常時の実力以上のモノを引き出す力がある……のではないかと、期待してたのね。勝手に。
通常通り、予想通りの出来だったので、それはたしかに期待通り。
通常以上のサムシングがあるんじゃないかと、勝手に期待した、そこはもう、判定外かなあ。
昔のみりおくんは、重荷を科せられていても、それを透過して輝く光を持っていたと思うの。
でもなんか、年々彼に科せられた重荷が大きくなりすぎていて、多少の厚みなら透過していた光が、さすがにこれだけの厚みには太刀打ち出来ませんっていうか、外まで届かなくなった印象。
大変だなあ。
早く彼がその重みから解き放たれて……あるいは、背負っていても身の一部にまで馴染ませてしまって、本来の輝きを発揮出来るようになればいいなあ。
や、勝手な印象ですよ?
いろいろ大変やなあとは思うけど、それでもまっすぐに顔を上げて歩くところが、みりおくんの素敵なところだと思うし。
つか、枷はめられてるのが萌えなのか? 彼の場合?(笑)
と、友人に言ったら通じなかった。
『Ernest in Love』初演を観たあと、わたしはついうっかりひつじのぬいぐるみを買ってしまったのだ。
や、セットのひつじが可愛すぎたから。
わたし的には「アーネストといえばひつじ!!」だったんだけど、世の中的にはそうじゃなかったらしい。
乱雑な部屋で雑に生きているもんで、このときのひつじのぬいぐるみはいつの間にかなくなっていた。なんでこう、いろんなものがなくなるのかしらねえ、わたしの部屋って。
それがこの間の大掃除の際にひょっこり出てきたのよ。あらなつかしい、『Ernest in Love』のときのひつじだわ、でもいらないから捨てるか。(ばっさり)
でも来年ってひつじ年よね、年賀状に使えるかしら、とかなんとか考えてる間に捨て損ねて。
現在に至る。
こうやってなかなかモノを捨てないから部屋が荒れていくのよねえ……と思いつつも。
『Ernest in Love』観劇の際に、いまだ部屋にあるひつじのことを感慨深く思う。
てなわけで、『Ernest in Love』というと、ひつじです。わたし的に(笑)。
冒頭の画像は10年前にキディランドで衝動買いした、ひつじのぬいぐるみ。いらないんだけど、まだ部屋にある……(笑)。
記憶というのは都合良く改ざんされているモノで、わたしの中では2幕のひつじはかなり長い間目に入っていた・印象が強かったと思うんだが……あれえ? 改めて見た『Ernest in Love』では、ひつじの印象は今ひとつだわ。
梅芸では早くから緞帳が上がってたとか……? なんであたし、あんなに反応してたんだろ(笑)。
思い込みってこわいわねえ。
ともかく。
楽しかったです。みりおくんの『Ernest in Love』。
うれしがりなので、初日に駆けつけました。
10年前、月組初演の『Ernest in Love』も、初日から観ているのだわ。
そして、花組の『Ernest in Love』では、モブの下級生だいもんにうきゃうきゃゆーてました。当時研3ですか、客席一本釣りするステキ下級生でしたね。
そんなこんな、なつかしい記憶が甦る……・
今見ても、よく出来たミュージカルだなあ。どたばたが最後ちゃんと、きれいに収束するのが見ていて気持ちいい。常識と誇張のバランス具合がいいんだよね。
あさこちゃんは、かなみちゃんと共にこれがお披露目公演だった。トップコンビのお披露目モノとして最適。
主役のアーネストはすっごくかわいい男だし、ヒロインのグウェンドレンもかわいい女の子。かわいいふたりがいちゃいちゃラブラブ、見ていてほんとにかわいらしい。
みりおくんはかわいいしうまいし、少々台詞間違えたり噛んだりしている以外は、歌もうまいし気持ちよく見ていられる。
かのちゃんは体当たりっぽい印象、がんばれー(笑)。
役が少ないを通り越して「ナイ」と言っていいくらい少ないことを除けば、タカラヅカ向きのオシャレでかわいいミュージカル。
なにしろ役が4つ(しかもそのうち1つは1幕出ない)しかなく、あとは別格の年配役1つとナレーター的な役が1つあるだけ、だもんなあ。他にも役はあるけど、モブと掛け持ち可・省略可だし。
よくこれをヅカでやろうとしたよな、10年前。
タカラヅカ的だなと思うのは、主役に愛があることの他に、もうひとつ重要事項がある。
主人公に、「正統派二枚目力」が必要。
いわゆる、「タカラヅカの真ん中」としての持ち味。
巻き込まれ系のコメディであるゆえ、主人公よりも周りの方が個性的なのね。
ぶっちゃけ2番手役のアルジャノンの方が、オイシイ。
アルジーは「くせ者」だから。
そのオイシイ2番手を抑えて、主人公が輝くには、なんつっても「正統派力」「真ん中力」が必要。
それは、初演時に真ん中育ちのあさこちゃんと、脇の個性派だった樹里ちゃんがそれぞれアーネスト役をやったことで、特色がよく出た。
洒落たコメディだから、樹里ちゃんの方が得意かと思いきや、真ん中らしさのあるあさこの方がバランス良く舞台に映えている、とわたしには思えた。
樹里ちゃんはむしろ、アルジャノンがハマったろうなと思った。
そんな記憶があるだけに、真ん中力を持つみりおくんが、ステキにアーネストとして存在してくれることを期待。
……うん、まあ、期待通りかわいかったんだけど……。
期待したほどは、はじけてない、ような。
あら、微妙な日本語。
『Ernest in Love』はよく出来た物語だから、作品自体に力がある。
その力ゆえに、キャストの通常時の実力以上のモノを引き出す力がある……のではないかと、期待してたのね。勝手に。
通常通り、予想通りの出来だったので、それはたしかに期待通り。
通常以上のサムシングがあるんじゃないかと、勝手に期待した、そこはもう、判定外かなあ。
昔のみりおくんは、重荷を科せられていても、それを透過して輝く光を持っていたと思うの。
でもなんか、年々彼に科せられた重荷が大きくなりすぎていて、多少の厚みなら透過していた光が、さすがにこれだけの厚みには太刀打ち出来ませんっていうか、外まで届かなくなった印象。
大変だなあ。
早く彼がその重みから解き放たれて……あるいは、背負っていても身の一部にまで馴染ませてしまって、本来の輝きを発揮出来るようになればいいなあ。
や、勝手な印象ですよ?
いろいろ大変やなあとは思うけど、それでもまっすぐに顔を上げて歩くところが、みりおくんの素敵なところだと思うし。
つか、枷はめられてるのが萌えなのか? 彼の場合?(笑)
博多と大阪。@雪組振分発表
2015年1月6日 タカラヅカ 5月の雪組公演の、出演者振分出ました。
かなとくん、『アル・カポネ』キターーー!!
だいもんDCとわかった瞬間から、かなとくんDC出演を願ってました。
や、単に好きなんです、月城かなと。
本公演では大した役の付かない学年なので、別箱にこそ期待したい。で、博多は遠いので、地元大阪の方に出てくれるとありがたいなと。
トップと2番手がそれぞれ分かれて公演する場合、番手付きの人を万遍なく割り振ると思うので、かなとくんがDCだとしても3番手以下の役割だろう。だから結局ろくに出番も見せ場もないかもしれんが(原田作品は主演と2番手とヒロインまでにしか役はないのが基本)、それでも別箱には期待がある。
翔くんか咲ちゃんか、どっちかがDCだろうと思ったけど……ふたりとも博多て。
博多はショーがあるので、スターが多く必要だから、番手付きの子たちはそっちへ行っちゃうわけか。
にしても、DCチーム、歌える子ばっかですがな。
明らかに歌やばなのはせしこぐらい?
てゆーかヒロインがせしこか?
今やってる『ルパン三世』で、さらさちゃんとかなとくんと有沙瞳ちゃんがだいもんチーム。3月までの本公演で十分馴染むだろうし、それを踏まえての別箱公演は期待ふくらむなー。
瞳ちゃんヒロイン来ないかなあ。だいもんとの相性良さそうだし、なによりわたしがこの子の芝居を見たい(笑)。
かなとくん2番手だといいなあ。や、外箱の番手は固定ではないのだから、ここはひとつかなとくんに経験積ませて欲しいなという贔屓目希望。
演出家が原田くん、ということさえ除けば、ほんと楽しみだらけの公演だ。
でもって博多座。
だいもんがいないのに、誰が土方をやるの?問題解決、みつるさん登場!
や、他の役なら下級生スター抜擢すればいいだけのことだが、今回の2番手役は「トップスターよりはるかに年上に見える、世慣れた大人の男」必須。
水しぇんは大変だったさ……学年以上に見た目が大人のトップスターだったのに、「その舞台でいちばん若者」の役だったんだもん。
男役スキルの低い下級生たちをはべらせての「少年ぶりっこ」が、そりゃあもあ、なんのプレイ状態……。
翔くんはおっさん役が出来ない@『JIN-仁-』、咲ちゃんもおっさん役は微妙@『JIN-仁-』という前例あり、かといってがおりやきんぐに今さらこんなに大きな役をさせるだろうか……?
という問題が、大人のみつるさんで解決。
が、みつる投入でさらに大きくなった問題が。
歌は、どうなるの……?
み、みごとに歌微妙さんたちが連なってます……。
DCと対照的だな。つか、わざとか。わざとなのか。
そりゃ、脇には歌ウマさんいるけど、歌うのは真ん中、脇じゃない。
ショーはキラキラ勝負、歌唱力はキニスンナ!てか?
『伯爵令嬢』の黒翼くんにキュンキュンした身としては、翼くんもDCでギャング役をやって欲しかったけど、『ファンシー・ガイ!』でのあの謎な扱いを見ていると、博多がミキティ作品である以上そっちへ振り分けられるか、と遠い目をしてみたり。
つか、『ファンシー・ガイ!』やるのよね、博多座……。
どうするつもりだろう……。いろいろと。
かなとくん、『アル・カポネ』キターーー!!
だいもんDCとわかった瞬間から、かなとくんDC出演を願ってました。
や、単に好きなんです、月城かなと。
本公演では大した役の付かない学年なので、別箱にこそ期待したい。で、博多は遠いので、地元大阪の方に出てくれるとありがたいなと。
トップと2番手がそれぞれ分かれて公演する場合、番手付きの人を万遍なく割り振ると思うので、かなとくんがDCだとしても3番手以下の役割だろう。だから結局ろくに出番も見せ場もないかもしれんが(原田作品は主演と2番手とヒロインまでにしか役はないのが基本)、それでも別箱には期待がある。
翔くんか咲ちゃんか、どっちかがDCだろうと思ったけど……ふたりとも博多て。
博多はショーがあるので、スターが多く必要だから、番手付きの子たちはそっちへ行っちゃうわけか。
にしても、DCチーム、歌える子ばっかですがな。
明らかに歌やばなのはせしこぐらい?
てゆーかヒロインがせしこか?
今やってる『ルパン三世』で、さらさちゃんとかなとくんと有沙瞳ちゃんがだいもんチーム。3月までの本公演で十分馴染むだろうし、それを踏まえての別箱公演は期待ふくらむなー。
瞳ちゃんヒロイン来ないかなあ。だいもんとの相性良さそうだし、なによりわたしがこの子の芝居を見たい(笑)。
かなとくん2番手だといいなあ。や、外箱の番手は固定ではないのだから、ここはひとつかなとくんに経験積ませて欲しいなという贔屓目希望。
演出家が原田くん、ということさえ除けば、ほんと楽しみだらけの公演だ。
でもって博多座。
だいもんがいないのに、誰が土方をやるの?問題解決、みつるさん登場!
や、他の役なら下級生スター抜擢すればいいだけのことだが、今回の2番手役は「トップスターよりはるかに年上に見える、世慣れた大人の男」必須。
水しぇんは大変だったさ……学年以上に見た目が大人のトップスターだったのに、「その舞台でいちばん若者」の役だったんだもん。
男役スキルの低い下級生たちをはべらせての「少年ぶりっこ」が、そりゃあもあ、なんのプレイ状態……。
翔くんはおっさん役が出来ない@『JIN-仁-』、咲ちゃんもおっさん役は微妙@『JIN-仁-』という前例あり、かといってがおりやきんぐに今さらこんなに大きな役をさせるだろうか……?
という問題が、大人のみつるさんで解決。
が、みつる投入でさらに大きくなった問題が。
歌は、どうなるの……?
み、みごとに歌微妙さんたちが連なってます……。
DCと対照的だな。つか、わざとか。わざとなのか。
そりゃ、脇には歌ウマさんいるけど、歌うのは真ん中、脇じゃない。
ショーはキラキラ勝負、歌唱力はキニスンナ!てか?
『伯爵令嬢』の黒翼くんにキュンキュンした身としては、翼くんもDCでギャング役をやって欲しかったけど、『ファンシー・ガイ!』でのあの謎な扱いを見ていると、博多がミキティ作品である以上そっちへ振り分けられるか、と遠い目をしてみたり。
つか、『ファンシー・ガイ!』やるのよね、博多座……。
どうするつもりだろう……。いろいろと。
これぞ「タカラヅカ」!!@風の次郎吉
2015年1月5日 タカラヅカ 雪組公演に肩を落としたまま、行ってきました花組ドラマシティ公演『風の次郎吉―大江戸夜飛翔―』!!
チケットまったく持ってないので、サバキでGETしました! 幸運感謝! みっちゃん主演公演って昔からチケ難過ぎて困る。
楽しかったーー!!
本拠地宝塚大劇場で満たされなかった「タカラヅカが観たい!!」ハートを、これでもかと満たしてもらえました。
ああ、やっぱタカラヅカっていいなあ。タカラヅカ好きだなあ。
場所はドラマシティだし、主演は花組組子じゃないけれど、トップスターを中心に2番手、3番手ががっつり食いつき支え、かわいい娘役たちが華を競う、実に気持ちのいいタカラヅカっぷりでした。
ストーリーは他愛ない。
人気者の鳶の次郎吉@みっちゃんには、秘密があった。実は彼こそが、町で大人気の義賊・鼠小僧だった……と、表も裏も人気者のヒーローが主人公。
その鼠小僧にニセモノ現る。殺人事件の犯人が鼠小僧で、しかも友人が濡れ衣を着せられて捕まった。次郎吉は真犯人捜しをはじめる。
そこに謎の浪人・金四郎@あきら、次郎吉を追う女目明しのあやめ@べーちゃん、次郎吉を親の仇と付け狙う手妻遣いの幸@仙名さん、気のいいカンチガイ暴走娘@きらりが加わって、どったんばったん。
一目で悪役だとわかる商人@ふみか、同心石川@Pちゃんと、悪の魅力の男衆@カレーくん。
いわゆる「お約束」てんこ盛り、時代劇パロディとジェンヌの「ハマリ役」っぷりを楽しむ「スター」のキャラクタを楽しむ作品。
芝居というよりも、ショー寄りの作り。
いやあ、雪組公演観たあとだから、ってのも大きいと思う。
『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』を観て「これタカラヅカぢゃない、タカラヅカが観たい」と思ったハートを、「これぞタカラヅカ!!」「とことんタカラヅカ!!」な『風の次郎吉』が満たしてくれた。
『ファンシー・ガイ!』を観て、「ジェンヌの無駄遣い、ジェンヌの個性も魅力もガン無視、スターをくすぶらせる演出オンパレードで萎えるよ助けて!」と思ったハートを、「これぞアテ書き! スターの魅力爆発!」「こんな××が見たかった!」な『風の次郎吉』が満たしてくれた。
気持ちいい~~。
欲しいモノを差し出してくれるって、こんなに気持ちいいことなんだな。
つか、座付き作家なんだから、なんでいつもコレが出来ないんだ??
や、もちろん、いつもこんなドタバタ作品だけやってればいいわけでもないし、アテ書きだけじゃ観客もあきるだろうけど。
今回の『風の次郎吉』は、実にうまく機能しているなと思う。
最初にあるのは、キャラクタ。
ストーリーは、言い訳程度。個々の登場人物の個性を活かすためのネタでしかない。
キャラクタをどう魅力的にするか。どんなことをすればわくわくするか。それだけを考えてつなぎあわせたら、こんな話になりました、てな。
もちろんそれがまかり通るためには、主役に圧倒的な力が必要。
子どもだましのようなストーリー、くだらないお笑いやアニメ的な小手先のネタなどを、「盛り上げるための芸」にまで昇華する実力と牽引力が必要。
同じ脚本演出で、実力皆無の人がやったら、どんだけ寒々しいことになったか……想像するだけでこわいよ?
みっちゃんだから、成り立った。
彼の実力と、真ん中力ゆえ。
みっちゃんは存在が派手というか、うるさい。際立つ歌唱力もだけど、なんつっても「声」がいい。話すだけでとても目立つ。
そして、芝居は弱い。つか、ぶっちゃけかなりの舞台クラッシャーだと思う。
こういう人は、脇に置いておくと面倒だ。存在が派手でうるさい、でも芝居はいまいち、って。つか、芝居巧者なら脇でうるさいほど目立たない。
彼は、真ん中に置くべきだ。
みっちゃんが真ん中で、好きなだけ派手に盛り上がってよくて、そして苦手な芝居部分は他愛ないモノなので繊細さは要求されず、ショー的なスピード感と盛り上がりで終始する。
ってコレ、マジみっちゃん向き。
美貌だけがタカラヅカじゃないし、華でもない。
みっちゃんの持つ色彩の濃さ、存在輪郭の派手さは、まぎれもなく「タカラヅカ」だ。
真ん中が圧倒的な力を持つ、客席にいて真ん中にぎゅいーんと惹きつけられる、それを体感するのは快感だ。
そして、2番手のあきらが、タカラヅカ的な美貌を添える。
主役にないものを補える2番手最強!!
あきらかっけーー!!
みっちゃんの芸風は、ほんとのとこタカラヅカ的じゃない。だからこそ、彼を活かすにはより「タカラヅカ」な仕掛けのある作品と、「タカラヅカ」なキャストが必須。
あきらは各スキルはあまり高くない、つーか微妙なんだけど、「タカラヅカ」としての強み、一見しただけであそこに美形がいる!!と思わせるビジュアルを持っている。
実力のみっちゃんと、美形のあきらっすよ。この並び最強。
そこへ絡む女の子たち。
ストーリーがあるのは仙名さんで、ふつーにヒロイン立てて書くならこっちが正ヒロインでしょうな。
べーちゃんの役は一歩下がるというか、きらりがやったお嬢様役と同格の、魅力的なにぎやかしキャラ。
でも、なにがどういうことなのか、ヒロインしぼらずWヒロインとなったので、べー&ゆきが同格の描かれ方になってる。
なんにせよ、どっちもかわいい。
歌ウマみっちゃんに、歌ウマ仙名さんを絡めて、って、なんて耳福な配置。
カレーくんもカッコイイし、出番が少なくても「あっ、あれは?」とその美貌と華が光る。番手が低いときにこそ目立つ華に本物感が漂う。
マイティもいい役だなあ(笑)。や、キャラ違いなんだけど、あえてこのキャラ、この役割、てのがイイ。
そして究極のタソ遣い……(笑)。
豪華な出演者を、その豪華さを利用して、豪華さを正しく発揮した作品って、実はあんましないよね?
大抵「せっかく豪華な出演者なのに無駄遣いして!」と言われているような。
成功例って、『カラマーゾフの兄弟』とか……? と考え、どっちもサイトーだ、と気づく。
サイトーくん、ごちゃごちゃした話書くの得意だよな(笑)。
みっちゃんは喋りがまったく勝先生まんまだし、作品自体が『JIN-仁-』に似ていることもあって、既視感ハンパない、『JIN-仁-』も別箱でこの尺でやってたらもうちょいマシだったのかなと遠い目をしつつ。
楽しかったーー!! タカラヅカっていいなっ!
チケットまったく持ってないので、サバキでGETしました! 幸運感謝! みっちゃん主演公演って昔からチケ難過ぎて困る。
楽しかったーー!!
本拠地宝塚大劇場で満たされなかった「タカラヅカが観たい!!」ハートを、これでもかと満たしてもらえました。
ああ、やっぱタカラヅカっていいなあ。タカラヅカ好きだなあ。
場所はドラマシティだし、主演は花組組子じゃないけれど、トップスターを中心に2番手、3番手ががっつり食いつき支え、かわいい娘役たちが華を競う、実に気持ちのいいタカラヅカっぷりでした。
ストーリーは他愛ない。
人気者の鳶の次郎吉@みっちゃんには、秘密があった。実は彼こそが、町で大人気の義賊・鼠小僧だった……と、表も裏も人気者のヒーローが主人公。
その鼠小僧にニセモノ現る。殺人事件の犯人が鼠小僧で、しかも友人が濡れ衣を着せられて捕まった。次郎吉は真犯人捜しをはじめる。
そこに謎の浪人・金四郎@あきら、次郎吉を追う女目明しのあやめ@べーちゃん、次郎吉を親の仇と付け狙う手妻遣いの幸@仙名さん、気のいいカンチガイ暴走娘@きらりが加わって、どったんばったん。
一目で悪役だとわかる商人@ふみか、同心石川@Pちゃんと、悪の魅力の男衆@カレーくん。
いわゆる「お約束」てんこ盛り、時代劇パロディとジェンヌの「ハマリ役」っぷりを楽しむ「スター」のキャラクタを楽しむ作品。
芝居というよりも、ショー寄りの作り。
いやあ、雪組公演観たあとだから、ってのも大きいと思う。
『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』を観て「これタカラヅカぢゃない、タカラヅカが観たい」と思ったハートを、「これぞタカラヅカ!!」「とことんタカラヅカ!!」な『風の次郎吉』が満たしてくれた。
『ファンシー・ガイ!』を観て、「ジェンヌの無駄遣い、ジェンヌの個性も魅力もガン無視、スターをくすぶらせる演出オンパレードで萎えるよ助けて!」と思ったハートを、「これぞアテ書き! スターの魅力爆発!」「こんな××が見たかった!」な『風の次郎吉』が満たしてくれた。
気持ちいい~~。
欲しいモノを差し出してくれるって、こんなに気持ちいいことなんだな。
つか、座付き作家なんだから、なんでいつもコレが出来ないんだ??
や、もちろん、いつもこんなドタバタ作品だけやってればいいわけでもないし、アテ書きだけじゃ観客もあきるだろうけど。
今回の『風の次郎吉』は、実にうまく機能しているなと思う。
最初にあるのは、キャラクタ。
ストーリーは、言い訳程度。個々の登場人物の個性を活かすためのネタでしかない。
キャラクタをどう魅力的にするか。どんなことをすればわくわくするか。それだけを考えてつなぎあわせたら、こんな話になりました、てな。
もちろんそれがまかり通るためには、主役に圧倒的な力が必要。
子どもだましのようなストーリー、くだらないお笑いやアニメ的な小手先のネタなどを、「盛り上げるための芸」にまで昇華する実力と牽引力が必要。
同じ脚本演出で、実力皆無の人がやったら、どんだけ寒々しいことになったか……想像するだけでこわいよ?
みっちゃんだから、成り立った。
彼の実力と、真ん中力ゆえ。
みっちゃんは存在が派手というか、うるさい。際立つ歌唱力もだけど、なんつっても「声」がいい。話すだけでとても目立つ。
そして、芝居は弱い。つか、ぶっちゃけかなりの舞台クラッシャーだと思う。
こういう人は、脇に置いておくと面倒だ。存在が派手でうるさい、でも芝居はいまいち、って。つか、芝居巧者なら脇でうるさいほど目立たない。
彼は、真ん中に置くべきだ。
みっちゃんが真ん中で、好きなだけ派手に盛り上がってよくて、そして苦手な芝居部分は他愛ないモノなので繊細さは要求されず、ショー的なスピード感と盛り上がりで終始する。
ってコレ、マジみっちゃん向き。
美貌だけがタカラヅカじゃないし、華でもない。
みっちゃんの持つ色彩の濃さ、存在輪郭の派手さは、まぎれもなく「タカラヅカ」だ。
真ん中が圧倒的な力を持つ、客席にいて真ん中にぎゅいーんと惹きつけられる、それを体感するのは快感だ。
そして、2番手のあきらが、タカラヅカ的な美貌を添える。
主役にないものを補える2番手最強!!
あきらかっけーー!!
みっちゃんの芸風は、ほんとのとこタカラヅカ的じゃない。だからこそ、彼を活かすにはより「タカラヅカ」な仕掛けのある作品と、「タカラヅカ」なキャストが必須。
あきらは各スキルはあまり高くない、つーか微妙なんだけど、「タカラヅカ」としての強み、一見しただけであそこに美形がいる!!と思わせるビジュアルを持っている。
実力のみっちゃんと、美形のあきらっすよ。この並び最強。
そこへ絡む女の子たち。
ストーリーがあるのは仙名さんで、ふつーにヒロイン立てて書くならこっちが正ヒロインでしょうな。
べーちゃんの役は一歩下がるというか、きらりがやったお嬢様役と同格の、魅力的なにぎやかしキャラ。
でも、なにがどういうことなのか、ヒロインしぼらずWヒロインとなったので、べー&ゆきが同格の描かれ方になってる。
なんにせよ、どっちもかわいい。
歌ウマみっちゃんに、歌ウマ仙名さんを絡めて、って、なんて耳福な配置。
カレーくんもカッコイイし、出番が少なくても「あっ、あれは?」とその美貌と華が光る。番手が低いときにこそ目立つ華に本物感が漂う。
マイティもいい役だなあ(笑)。や、キャラ違いなんだけど、あえてこのキャラ、この役割、てのがイイ。
そして究極のタソ遣い……(笑)。
豪華な出演者を、その豪華さを利用して、豪華さを正しく発揮した作品って、実はあんましないよね?
大抵「せっかく豪華な出演者なのに無駄遣いして!」と言われているような。
成功例って、『カラマーゾフの兄弟』とか……? と考え、どっちもサイトーだ、と気づく。
サイトーくん、ごちゃごちゃした話書くの得意だよな(笑)。
みっちゃんは喋りがまったく勝先生まんまだし、作品自体が『JIN-仁-』に似ていることもあって、既視感ハンパない、『JIN-仁-』も別箱でこの尺でやってたらもうちょいマシだったのかなと遠い目をしつつ。
楽しかったーー!! タカラヅカっていいなっ!
個性無視と配置の謎が散漫さにつながる。@ファンシー・ガイ!
2015年1月4日 タカラヅカ 楽しいけれど、タカラヅカっぽくない『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―』。
それと併演なのが『ファンシー・ガイ!』なのは、いかがなものかと(笑)。
『ファンシー・ガイ!』でいちばんテンションあがったのって、幕間の緞帳があがったときだなー。
ニュースター☆ってちぎくんの写真が複数、タイトルバックに使われていたの。
龍馬とかバドとか、なつかしい公演スチール。
うわあ、ステキ、うわあ、楽しそう……と、テンション上がった。
……幕が開く前が最高潮って(笑)。
実際に幕が開くと、黄色+紫??と、目がちかちか。
いったい誰得なのあの衣装……?
細かいことは置いておいて。
前々から疑問だったこと。
三木先生は、耽美を理解してないよね?
や、耽美なシチュエーションはわかっている。作れる。
が。
見よう見まねで上っ面をなぞっているだけで、理解はしていない、よね?
なのに、耽美スキーで、やたらと耽美な場面を作りたがる。
のが、気持ち悪い。
そして、その「理解していない」ところが、「人間配置」であるところに、ヅカヲタとしていや~~なモノを感じるの。
タカラヅカは人ありき。作品が多少アレでも、キャストがよければ評価される。
他愛ない話でも、スターにアテ書きされていればそれで絶賛。
名作でも生徒に役や出番がなく、任に合ってなければこきおろされる。
いい悪いではなく、そういうカンパニーである。
そして、演出家は外部からこの作品のためだけに連れてこられた人ではなく、同じ釜の飯を食ってきた座付き作家である。ゆえに、ファンとスターの特質を心得て作品を作ることを求められる。
そういうところで、生徒の持ち味・カラーを無視した配置をするというのは、「演出家の怠慢」に思える。
生徒のこと、ろくに見てないんだ、てな。
『Dancing Heroes!』で、紳士たちが妖しく絡んで踊るホモの館……もとい「紳士の館」は、出演者たちが「男の服を着ただけの女の子たち」だったがゆえに、なかなかつらい場面になっていた。下級生メインのバウ公演だったので仕方ない。主演のそのかひとりぶっち切りのセクシーさで、あと唯一男役としてスキルのあったとしくんと場面を支えていた。
それの焼き直しの全ツ『ロック・オン!』。やはり男役スキル低い人たちをたくさん使わなくてはならなくて、成功していたとは言いがたい……が、なにより真ん中の問題だろう、キムとまっつで大人系耽美ホモやろうとか、どうして思うんだ。ソコからだろまず間違いは。
まっつも晩年は「どんな相手でもホモOK!」なまでに出来上がっていたけれど、このときはまだ無理だった。
そんな風に「耽美な場面」を作るんだけど、「耽美が似合う人」と、「やめとけ? な?」という人の、区別が付いてない。
自分の設定大事? や、自分大事なら、その大事な作品をぶちこわしにするキャスティングはしないよ。耽美得意なジェンヌって、なんのお膳立てもせずスーツで立っているだけで耽美なんだからね。そういう人にこそ、ここぞってな耽美場面を演じて欲しいと思うでしょう。
点数の出る世界じゃないから、誰が美しいか、誰が耽美かなんて、人の数だけ感じ方はあると思う。
だから、わたしの感じ方が絶対無二の正義だとは思わないけどさー。男役スキルの低い下級生たちでホモやられても、女子校の文化祭っぽさが増すだけで途方に暮れる、ての、わりと中庸な感性ではないかなあ?
それと。
ともみんを耽美キャラ認定してない、というのは、わりに一般的ではないかな?
すみません、ひょっとしたら世の中の人はともみんを「妖しい魅力の耽美キャラ」だと思っているのでしょうか。
太陽よりも月、陽より陰、光より闇、ひまわりより黒薔薇。折れそうに華奢で中性的で儚げで、物憂い雰囲気で花びら食ってるのが似合うキャラだという認識なんでしょうか。や、この耽美のイメージもわざとらしすぎるくらいだけど!
ともみん、つーと、元気で陽気な体育会系。暑苦しいくらいの「いい人」キャラ、というイメージ。太陽と真っ青な海とラジオ体操が似合っちゃうような。健康でにぎやかで善良な、愛すべき男。それこそ演出家がこぞって愉快な三枚目役をアテ書きするくらいの。
耽美、という概念と、対極にある存在。
という、わたしのともみん感は、特異なものなんだろうか。
だったらごめん、わたしのこの感想は、わたしの特殊な感性ゆえに生じている。
ともみんに耽美やらせるとか、演出家バカなんじゃないの?
卒業する生徒に愛情持って活躍の場を与える、というなら、そこでなんで耽美になるのよ? ホモになるのよ? バカじゃないの?
卒業する別格スターと、同期のトップスターに、「同期ならでは」の場面を作る。それはお約束、ヅカの座付き作家なら当然だ。
ただ、ともみんとちぎくんで、それがなんで耽美ホモになるのよ?!
んなもん求めてねーよっ。
ともみんのともみんらしい、明るく元気で、そして「カッコイイ(重要)」役と場面で、明るく元気にちぎくんと絡めてくれ。
男同士の友情!って感じに。
暑苦しいくらいの「ヒーロー」……ともみんにアテ書きしたら、そうなるよね? 彼はたしかに重太夫@『一夢庵風流記 前田慶次』のような三枚目キャラがハマる。でも、重太夫って少年マンガの主人公タイプなのよ。ドジでおバカだけどやるときはやる、義に厚い男。普段は三枚目だけど、有事には誰よりもカッコイイ「ヒーロー」になる……それが、ともみんの愛すべきキャラクタ。
芝居が銭形警部なんだもん、ショーでは直球にカッコイイ「真ん中」タイプの役を見せてくれよ。
ちぎとも場面があるにはあるが、2場面とも耽美ホモって、なんだソレ。
似合うならともかく、柄違いなのに、2場面……。
どうしてもやりたかった、ともみんは耽美キャラなんだ、ちぎくんとホモさせたかった、というなら、片方だけにしてくれ。ふたつもいらん。
片方は、真っ当に明るいちぎともにしてくれよ……。
ちぎともでみゆちゃん取り合ってそれぞれチーム率いてダンス対決、トラブルでちぎちゃん沈んでともみん勝利、だけどみゆちゃんはちぎくんを選んで、「ちぇっ、オレの負けだよ」的なともみん、「いや、オレこそ」てな男の友情、最後はどっちのチームも楽しくダンス、とか。
ちぎともみゆでかわいく明るくさー、そういうのをさー。
生徒の持ち味無視の耽美ホモ尽くし、舞台の雰囲気どよんと動かず、盛り上がりやメリハリないまま終始。
お披露目なのにみゆちゃん出番ナシ、ともみん・だいもん共にメイン場面ナシ、人の使い方がおかしいゆえに場面の芯がブレて印象希薄、構成力云々というより、やっぱり人間配置能力が相当変わっている??
きついなあ、これ。
三木せんせらしいといえば、とてもらしい作品。
それと併演なのが『ファンシー・ガイ!』なのは、いかがなものかと(笑)。
『ファンシー・ガイ!』でいちばんテンションあがったのって、幕間の緞帳があがったときだなー。
ニュースター☆ってちぎくんの写真が複数、タイトルバックに使われていたの。
龍馬とかバドとか、なつかしい公演スチール。
うわあ、ステキ、うわあ、楽しそう……と、テンション上がった。
……幕が開く前が最高潮って(笑)。
実際に幕が開くと、黄色+紫??と、目がちかちか。
いったい誰得なのあの衣装……?
細かいことは置いておいて。
前々から疑問だったこと。
三木先生は、耽美を理解してないよね?
や、耽美なシチュエーションはわかっている。作れる。
が。
見よう見まねで上っ面をなぞっているだけで、理解はしていない、よね?
なのに、耽美スキーで、やたらと耽美な場面を作りたがる。
のが、気持ち悪い。
そして、その「理解していない」ところが、「人間配置」であるところに、ヅカヲタとしていや~~なモノを感じるの。
タカラヅカは人ありき。作品が多少アレでも、キャストがよければ評価される。
他愛ない話でも、スターにアテ書きされていればそれで絶賛。
名作でも生徒に役や出番がなく、任に合ってなければこきおろされる。
いい悪いではなく、そういうカンパニーである。
そして、演出家は外部からこの作品のためだけに連れてこられた人ではなく、同じ釜の飯を食ってきた座付き作家である。ゆえに、ファンとスターの特質を心得て作品を作ることを求められる。
そういうところで、生徒の持ち味・カラーを無視した配置をするというのは、「演出家の怠慢」に思える。
生徒のこと、ろくに見てないんだ、てな。
『Dancing Heroes!』で、紳士たちが妖しく絡んで踊るホモの館……もとい「紳士の館」は、出演者たちが「男の服を着ただけの女の子たち」だったがゆえに、なかなかつらい場面になっていた。下級生メインのバウ公演だったので仕方ない。主演のそのかひとりぶっち切りのセクシーさで、あと唯一男役としてスキルのあったとしくんと場面を支えていた。
それの焼き直しの全ツ『ロック・オン!』。やはり男役スキル低い人たちをたくさん使わなくてはならなくて、成功していたとは言いがたい……が、なにより真ん中の問題だろう、キムとまっつで大人系耽美ホモやろうとか、どうして思うんだ。ソコからだろまず間違いは。
まっつも晩年は「どんな相手でもホモOK!」なまでに出来上がっていたけれど、このときはまだ無理だった。
そんな風に「耽美な場面」を作るんだけど、「耽美が似合う人」と、「やめとけ? な?」という人の、区別が付いてない。
自分の設定大事? や、自分大事なら、その大事な作品をぶちこわしにするキャスティングはしないよ。耽美得意なジェンヌって、なんのお膳立てもせずスーツで立っているだけで耽美なんだからね。そういう人にこそ、ここぞってな耽美場面を演じて欲しいと思うでしょう。
点数の出る世界じゃないから、誰が美しいか、誰が耽美かなんて、人の数だけ感じ方はあると思う。
だから、わたしの感じ方が絶対無二の正義だとは思わないけどさー。男役スキルの低い下級生たちでホモやられても、女子校の文化祭っぽさが増すだけで途方に暮れる、ての、わりと中庸な感性ではないかなあ?
それと。
ともみんを耽美キャラ認定してない、というのは、わりに一般的ではないかな?
すみません、ひょっとしたら世の中の人はともみんを「妖しい魅力の耽美キャラ」だと思っているのでしょうか。
太陽よりも月、陽より陰、光より闇、ひまわりより黒薔薇。折れそうに華奢で中性的で儚げで、物憂い雰囲気で花びら食ってるのが似合うキャラだという認識なんでしょうか。や、この耽美のイメージもわざとらしすぎるくらいだけど!
ともみん、つーと、元気で陽気な体育会系。暑苦しいくらいの「いい人」キャラ、というイメージ。太陽と真っ青な海とラジオ体操が似合っちゃうような。健康でにぎやかで善良な、愛すべき男。それこそ演出家がこぞって愉快な三枚目役をアテ書きするくらいの。
耽美、という概念と、対極にある存在。
という、わたしのともみん感は、特異なものなんだろうか。
だったらごめん、わたしのこの感想は、わたしの特殊な感性ゆえに生じている。
ともみんに耽美やらせるとか、演出家バカなんじゃないの?
卒業する生徒に愛情持って活躍の場を与える、というなら、そこでなんで耽美になるのよ? ホモになるのよ? バカじゃないの?
卒業する別格スターと、同期のトップスターに、「同期ならでは」の場面を作る。それはお約束、ヅカの座付き作家なら当然だ。
ただ、ともみんとちぎくんで、それがなんで耽美ホモになるのよ?!
んなもん求めてねーよっ。
ともみんのともみんらしい、明るく元気で、そして「カッコイイ(重要)」役と場面で、明るく元気にちぎくんと絡めてくれ。
男同士の友情!って感じに。
暑苦しいくらいの「ヒーロー」……ともみんにアテ書きしたら、そうなるよね? 彼はたしかに重太夫@『一夢庵風流記 前田慶次』のような三枚目キャラがハマる。でも、重太夫って少年マンガの主人公タイプなのよ。ドジでおバカだけどやるときはやる、義に厚い男。普段は三枚目だけど、有事には誰よりもカッコイイ「ヒーロー」になる……それが、ともみんの愛すべきキャラクタ。
芝居が銭形警部なんだもん、ショーでは直球にカッコイイ「真ん中」タイプの役を見せてくれよ。
ちぎとも場面があるにはあるが、2場面とも耽美ホモって、なんだソレ。
似合うならともかく、柄違いなのに、2場面……。
どうしてもやりたかった、ともみんは耽美キャラなんだ、ちぎくんとホモさせたかった、というなら、片方だけにしてくれ。ふたつもいらん。
片方は、真っ当に明るいちぎともにしてくれよ……。
ちぎともでみゆちゃん取り合ってそれぞれチーム率いてダンス対決、トラブルでちぎちゃん沈んでともみん勝利、だけどみゆちゃんはちぎくんを選んで、「ちぇっ、オレの負けだよ」的なともみん、「いや、オレこそ」てな男の友情、最後はどっちのチームも楽しくダンス、とか。
ちぎともみゆでかわいく明るくさー、そういうのをさー。
生徒の持ち味無視の耽美ホモ尽くし、舞台の雰囲気どよんと動かず、盛り上がりやメリハリないまま終始。
お披露目なのにみゆちゃん出番ナシ、ともみん・だいもん共にメイン場面ナシ、人の使い方がおかしいゆえに場面の芯がブレて印象希薄、構成力云々というより、やっぱり人間配置能力が相当変わっている??
きついなあ、これ。
三木せんせらしいといえば、とてもらしい作品。
タカラヅカと思わなければ。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月3日 タカラヅカ 『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―』初日観劇。
最初に疑問に思ったこと。
これって、ミュージカルぢゃなかったっけ??
勝手にミュージカルだと思ってたけど、違ったっけ。タカラヅカだから、歌とダンスがあると勝手に思い込んでた。でも、違った?
というのはだ、歌が、ナイんだ。
現代のベルサイユを舞台に、物語ははじまる。ベルサイユ宮殿に展示されている王妃の首飾りをいただくと、ルパンから予告状が入った。
それで銭形警部@ともみんが張り切って警備をしている。
そこへルパン@ちぎくん登場、警備員たちと追いかけっこ、ルパン一味も勢揃い、アニメ主題歌(インスト)にのってどたばたして、場面は問題の首飾りの展示室へ。
ここまでがオープニングらしい。全員の顔見せ。
が、ここまで歌ナシ。
どたばたするだけで、ダンスらしいダンスもない。
タカラヅカのお芝居で、オープニングに歌もダンスもなしって、おーい……。
ちぎくんはこれがトップお披露目。
登場と同時に拍手、も、ない。
変装ルパンとしての登場だからだ。観客はそれがルパンだとわかっていても、主役登場だとわかっていても、拍手はしにくい。
そのあと変装を解いてルパンとして再登場する、そこではじめて拍手!!になる。
ふつーの芝居ならソレでいいけど、タカラヅカのお約束、とくに「トップスターお披露目公演」というタカラヅカ的に大きな意味のある公演でコレってのは違和感。
また、この公演はトップ娘役みゆちゃんのお披露目でもある。
みゆちゃんは登場しても拍手ひとつもらえない演出になっている。
もちろん芝居としてそれはふつーのことなんだけど、なんせここはタカラヅカだから以下同文。
『ルパン三世』を観に来たのではなく、「タカラヅカ」を、101周年の幕開き、雪組トップコンビお披露目公演初日を観に来た1ヅカファンのわたしは、かなり拍子抜けした。
あるはずのものが、得られるはずのものが、ことごとく与えられなくて。
オープニング終了、物語がはじまり、ルパンたちは首飾りの呪い?で、18世紀のベルサイユにタイプスリップしてしまう。
ベルサイユ宮殿は、現代の警備員たちから、ドレス・宮廷服の貴婦人・貴族たちに変わる。
さあタカラヅカのお家芸、宮廷だ、ダンスだ……って、ここでも歌ナシ。ダンスだっていうほどがっつりダンス場面だ!ってこともない。
雰囲気見せ、顔見せ程度。
えーと。
舞台開始してから、何分経ったっけ。ここまで歌ナシって、そんなのあったっけ。
あー、植爺の序破急がそんなんだった?
わたしが勝手に思い込んでただけで、ミュージカルじゃなかった、のか。
タカラヅカなのに。
しょぼんな気持ちでどたばたを眺める。
ルパンたちがアントワネット@みゆちゃんと出会ったり、宮廷を引っかき回して悲鳴上がって、銭形は近衛兵のまなはるとホタテと合流して「ルパ~~ン、待て~~!」で。
ルパンたちは、ロベスピエール@がおりたちを襲って服を奪って。
どたばたどたばた。
物語はけっこー進んだ。
歌ナシで。
ようやく歌があったのは、カリオストロ伯爵@だいもん登場で、だ。
オープニングから序盤まで歌ナシ!!
はじめてのソロナンバーが、だいもん!!
小柳タン……。
いやその、ここがヅカでないなら別に、それはふつーです。
歌が苦手な主役は歌ナシで、歌が得意な人が歌う、というのは。
でもさ、ここ、タカラヅカだからさ……。
このままちぎくんには歌ナシかと思った。
マジで。
物語3分の1とか進んで歌ナシだったんだもん。
ふつーならオープニングで歌って、物語の序盤で歌って、銀橋ひとりで歩いてとか、お約束いっぱいのはずが、なんもなしだったんだもん。
それをことごとくスルーしてたから、もうやらないのかと思ったよ。
だって外部の人のために外部っぽく作った『ルパン三世』だもん。ヅカファンのためになんか作ってないんだから、ヅカファン向けの演出いらないよね?
……ってことかと。
だいもんの歌がまた、長い(笑)。
今までえんえん歌ナシで「ミュージカル? なにそれオイシイの?」的作りだったことからすれば、バランス悪いほど、ひとりで歌う歌う。
んで、そっから先はふつーにミュージカルで、歌もダンスもあるんだけどさ。ちぎくんも歌うんだけどさ。
とにかく、バランス悪いの。
途中からチャンネル変わったみたい。それまでの「歌ナシ」っぷりと。
わたしはあまりリアルタイムに感想つぶやかないんだけど、さすがにこのときは幕間に某所へつぶやいてた。
・「ルパン三世」オープニングから半ばまで歌ナシ、このまま歌ナシで進むのかと思いきや、だいもん登場、がっつり歌う…小柳たん…www
・とりあえず、きんぐの壁ドン!!
言わずにいられない。
……のが、このふたつだった。
って、すいません、きんぐ好きなんです、きんぐかわいいよきんぐ。
『ルパン三世』を観に行く、と思って行けばよかったのよね。
わたしは「宝塚歌劇」を観に行くつもりだったから、しょんぼりしちゃったの。
最初に疑問に思ったこと。
これって、ミュージカルぢゃなかったっけ??
勝手にミュージカルだと思ってたけど、違ったっけ。タカラヅカだから、歌とダンスがあると勝手に思い込んでた。でも、違った?
というのはだ、歌が、ナイんだ。
現代のベルサイユを舞台に、物語ははじまる。ベルサイユ宮殿に展示されている王妃の首飾りをいただくと、ルパンから予告状が入った。
それで銭形警部@ともみんが張り切って警備をしている。
そこへルパン@ちぎくん登場、警備員たちと追いかけっこ、ルパン一味も勢揃い、アニメ主題歌(インスト)にのってどたばたして、場面は問題の首飾りの展示室へ。
ここまでがオープニングらしい。全員の顔見せ。
が、ここまで歌ナシ。
どたばたするだけで、ダンスらしいダンスもない。
タカラヅカのお芝居で、オープニングに歌もダンスもなしって、おーい……。
ちぎくんはこれがトップお披露目。
登場と同時に拍手、も、ない。
変装ルパンとしての登場だからだ。観客はそれがルパンだとわかっていても、主役登場だとわかっていても、拍手はしにくい。
そのあと変装を解いてルパンとして再登場する、そこではじめて拍手!!になる。
ふつーの芝居ならソレでいいけど、タカラヅカのお約束、とくに「トップスターお披露目公演」というタカラヅカ的に大きな意味のある公演でコレってのは違和感。
また、この公演はトップ娘役みゆちゃんのお披露目でもある。
みゆちゃんは登場しても拍手ひとつもらえない演出になっている。
もちろん芝居としてそれはふつーのことなんだけど、なんせここはタカラヅカだから以下同文。
『ルパン三世』を観に来たのではなく、「タカラヅカ」を、101周年の幕開き、雪組トップコンビお披露目公演初日を観に来た1ヅカファンのわたしは、かなり拍子抜けした。
あるはずのものが、得られるはずのものが、ことごとく与えられなくて。
オープニング終了、物語がはじまり、ルパンたちは首飾りの呪い?で、18世紀のベルサイユにタイプスリップしてしまう。
ベルサイユ宮殿は、現代の警備員たちから、ドレス・宮廷服の貴婦人・貴族たちに変わる。
さあタカラヅカのお家芸、宮廷だ、ダンスだ……って、ここでも歌ナシ。ダンスだっていうほどがっつりダンス場面だ!ってこともない。
雰囲気見せ、顔見せ程度。
えーと。
舞台開始してから、何分経ったっけ。ここまで歌ナシって、そんなのあったっけ。
あー、植爺の序破急がそんなんだった?
わたしが勝手に思い込んでただけで、ミュージカルじゃなかった、のか。
タカラヅカなのに。
しょぼんな気持ちでどたばたを眺める。
ルパンたちがアントワネット@みゆちゃんと出会ったり、宮廷を引っかき回して悲鳴上がって、銭形は近衛兵のまなはるとホタテと合流して「ルパ~~ン、待て~~!」で。
ルパンたちは、ロベスピエール@がおりたちを襲って服を奪って。
どたばたどたばた。
物語はけっこー進んだ。
歌ナシで。
ようやく歌があったのは、カリオストロ伯爵@だいもん登場で、だ。
オープニングから序盤まで歌ナシ!!
はじめてのソロナンバーが、だいもん!!
小柳タン……。
いやその、ここがヅカでないなら別に、それはふつーです。
歌が苦手な主役は歌ナシで、歌が得意な人が歌う、というのは。
でもさ、ここ、タカラヅカだからさ……。
このままちぎくんには歌ナシかと思った。
マジで。
物語3分の1とか進んで歌ナシだったんだもん。
ふつーならオープニングで歌って、物語の序盤で歌って、銀橋ひとりで歩いてとか、お約束いっぱいのはずが、なんもなしだったんだもん。
それをことごとくスルーしてたから、もうやらないのかと思ったよ。
だって外部の人のために外部っぽく作った『ルパン三世』だもん。ヅカファンのためになんか作ってないんだから、ヅカファン向けの演出いらないよね?
……ってことかと。
だいもんの歌がまた、長い(笑)。
今までえんえん歌ナシで「ミュージカル? なにそれオイシイの?」的作りだったことからすれば、バランス悪いほど、ひとりで歌う歌う。
んで、そっから先はふつーにミュージカルで、歌もダンスもあるんだけどさ。ちぎくんも歌うんだけどさ。
とにかく、バランス悪いの。
途中からチャンネル変わったみたい。それまでの「歌ナシ」っぷりと。
わたしはあまりリアルタイムに感想つぶやかないんだけど、さすがにこのときは幕間に某所へつぶやいてた。
・「ルパン三世」オープニングから半ばまで歌ナシ、このまま歌ナシで進むのかと思いきや、だいもん登場、がっつり歌う…小柳たん…www
・とりあえず、きんぐの壁ドン!!
言わずにいられない。
……のが、このふたつだった。
って、すいません、きんぐ好きなんです、きんぐかわいいよきんぐ。
『ルパン三世』を観に行く、と思って行けばよかったのよね。
わたしは「宝塚歌劇」を観に行くつもりだったから、しょんぼりしちゃったの。
新しい世紀がはじまる。@ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―
2015年1月2日 タカラヅカ
4年ぶりの元旦からタカラヅカ。4年前もまた、雪組でした。
門の外にある巨大看板には、「宝塚歌劇、新世紀始まる。」とある。
100年で1世紀。
そうか、101周年ってことは、新しい世紀に入ったってことだ。今日から2世紀めか。
つくづくすごいなー。
大劇場は立見まで完売の大盛況。数年前には想像もつかない空気。100周年祭り以降、いい風が吹いてるのを肌で感じる。
新年からの盛り上がりは、1ファンとしてうれしい。
プログラムと、だいもんパソカレふたつめを買って座席へ。
なんでふたつめかというと、発売早々に売り切れただいもんカレンダー、重版分は雪組望海風斗、と誤植がこっそり直ってるのよ。グッズスキーとしては買っちゃうでしょ?(笑)
カレンダーなんて売り切り基本なのに、再版かかるなんてどんだけ売れたんだ。
もちろん、スター個々初版部数がチガウだろうけど、重要なのは「再版がかかる」という事実。劇団の予想よりも売れた、ということ。
トップスターと限られた人しか発売されないグッズって、劇団の思惑と現実の人気の差が、良くも悪くも、目に見えるカタチで現れる。
だいもんさんの売れっぷりは新生雪組の華のひとつ、これまた幸先いいねえ。
雪組のだいもんは、違和感ナイです、わたしには。
タカスペでも思ったけど、違和感なさ過ぎてウケる。彼の骨太さと確実な実力は、質実剛健な雪組のカラーと合っている。
だから安心して観劇出来た。
そして……やっぱり、だいもんがいてくれたおかげで、かなり平静に舞台を眺めることが出来た。
いつもの顔ぶれの中、「いない」舞台はつらい。
でも、顔ぶれが変わってしまっていれば、「いない」というより「別モノ」で、心穏やかだ。
もちろんさみしいけれど……危惧していたより、つらくない。
わたしの大好きな人はこの花園から去って行ってしまったけれど、この花園が今もこうして美しく輝いていること、それをうれしく思う。
せつない、だけど、うれしい。
こうして一歩下がって、穏やかに舞台を眺めていけたらいいなあ。
目指せライトなヅカファン。
だがしかーし。
作品的にはどうなのコレ(笑)。
ツッコミどころ満載ですが、キャストのファンなら楽しめる……の、かな?
『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―』は、小柳タンの悪いところが出てしまったな、という印象。
や、面白いよ。面白いし、うまくまとめてはいるんだけど。
そうじゃなくてさ。
『Shall we ダンス?』のときも感じた、「タカラヅカ」への愛やこだわりの薄さを、さらに強く感じた。
別ジャンル作品を「ミュージカル化」することは出来ていても、「タカラヅカ化」出来てない印象。タカラヅカらしくないのは、原作に気を遣っている? でも、タカラヅカでやる以上、タカラヅカらしくするのは前提なんじゃ?
アントワネットやフランス革命を出してはいるけど、それだけでは「タカラヅカ化」じゃないんだよなあ。
アントワネットとフランス革命を使っているのは、「タカラヅカ化」ではなく、「タカラヅカファンへの甘え」だと思う。
ヅカファンは『ベルばら』ゆえにアントワネットとフランス革命を熟知している。だから、1から説明しなくていい。だから、説明しない。
って、ソレは制作姿勢としてチガウやろ。
じゃあ完全ヅカファン寄りなのかというと、そうでもない。
『ベルばら』に出て来るジャンヌや首飾り事件とは設定から違っている。
ハンパに史実設定、でもハンパに「『ベルばら』観てればわかるよね」設定。
どこが基板なの? 史実? 原作『ベルばら』? 植爺『ベルばら』?
てきとーにおいしいとこ取り?
『ベルばら』パロディでもいいんだけど、それなら元ネタは『ベルばら』のみにしてくれ。あっちもこっちもつまみ食いで作るのは、制作側の意識の低さに思える。だって、楽だもんね、なんでもありの方が。
ヅカファンに甘えて、ゆるい作り方をし、そのくせヅカを軽んじている。
それが、この作品の落ち着きの悪さ。
どんだけヅカファンに甘えていてもいい。「ヅカファンならわかるでしょ」と基本的な説明義務を放棄していても。
「ファンなら許してくれるでしょ」と隙だらけのゆるい作りでも。
そこに「タカラヅカ、好きだーー!!」という強い情熱があるならば。「タカラヅカでコレがやりたかったんだー!」「タカラヅカでなきゃダメなんだー!」という、こだわりや意気込みがあるなら。
でも小柳タン、そのへん、薄いよね。
結果、「え、タカラヅカでコレ求められてなくね?」という作品になった。
表面的には楽しくサービスたっぷりにまとめてあるから、面白いことは面白い。
キャストもがんばってアニメの台詞回しや動きを踏襲している。
でもコレ、「タカラヅカ」じゃないなー。
『Shall we ダンス?』で苦手だった部分が、またばーんとドヤ顔で差し出された感じ。
小柳タンはヲタクだけど、ヲトメ系じゃなく、ゲーム・アニメ系ヲタっぽいよなと、毎度思う。女子というより、男子ツボ寄り。たぶん、そこがニュートラルでいいところなんだとは思う。ヲトメ系のみだと思考が偏るから、それも含めてゲーム全般っぽいのは。
でも、ツボが男子寄り過ぎてアレレと思うことも、たびたびある。女性向けジャンルであるタカラヅカっぽくないなあ、と。
小柳タン、これ、ヅカでなくても上演可能ですよ? なんのためのタカラヅカですか?
でもまあ、楽しいからいいのかなー。
楽しいのはたしかだからなー。
でもこのまま、こういう作品ばっか続いたら嫌だなー。
宝塚歌劇、新世紀。新しいモノに挑戦していくのはいいのだけど、タカラヅカらしさも守って欲しい。
と、新年早々ちょい不安になる。
門の外にある巨大看板には、「宝塚歌劇、新世紀始まる。」とある。
100年で1世紀。
そうか、101周年ってことは、新しい世紀に入ったってことだ。今日から2世紀めか。
つくづくすごいなー。
大劇場は立見まで完売の大盛況。数年前には想像もつかない空気。100周年祭り以降、いい風が吹いてるのを肌で感じる。
新年からの盛り上がりは、1ファンとしてうれしい。
プログラムと、だいもんパソカレふたつめを買って座席へ。
なんでふたつめかというと、発売早々に売り切れただいもんカレンダー、重版分は雪組望海風斗、と誤植がこっそり直ってるのよ。グッズスキーとしては買っちゃうでしょ?(笑)
カレンダーなんて売り切り基本なのに、再版かかるなんてどんだけ売れたんだ。
もちろん、スター個々初版部数がチガウだろうけど、重要なのは「再版がかかる」という事実。劇団の予想よりも売れた、ということ。
トップスターと限られた人しか発売されないグッズって、劇団の思惑と現実の人気の差が、良くも悪くも、目に見えるカタチで現れる。
だいもんさんの売れっぷりは新生雪組の華のひとつ、これまた幸先いいねえ。
雪組のだいもんは、違和感ナイです、わたしには。
タカスペでも思ったけど、違和感なさ過ぎてウケる。彼の骨太さと確実な実力は、質実剛健な雪組のカラーと合っている。
だから安心して観劇出来た。
そして……やっぱり、だいもんがいてくれたおかげで、かなり平静に舞台を眺めることが出来た。
いつもの顔ぶれの中、「いない」舞台はつらい。
でも、顔ぶれが変わってしまっていれば、「いない」というより「別モノ」で、心穏やかだ。
もちろんさみしいけれど……危惧していたより、つらくない。
わたしの大好きな人はこの花園から去って行ってしまったけれど、この花園が今もこうして美しく輝いていること、それをうれしく思う。
せつない、だけど、うれしい。
こうして一歩下がって、穏やかに舞台を眺めていけたらいいなあ。
目指せライトなヅカファン。
だがしかーし。
作品的にはどうなのコレ(笑)。
ツッコミどころ満載ですが、キャストのファンなら楽しめる……の、かな?
『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―』は、小柳タンの悪いところが出てしまったな、という印象。
や、面白いよ。面白いし、うまくまとめてはいるんだけど。
そうじゃなくてさ。
『Shall we ダンス?』のときも感じた、「タカラヅカ」への愛やこだわりの薄さを、さらに強く感じた。
別ジャンル作品を「ミュージカル化」することは出来ていても、「タカラヅカ化」出来てない印象。タカラヅカらしくないのは、原作に気を遣っている? でも、タカラヅカでやる以上、タカラヅカらしくするのは前提なんじゃ?
アントワネットやフランス革命を出してはいるけど、それだけでは「タカラヅカ化」じゃないんだよなあ。
アントワネットとフランス革命を使っているのは、「タカラヅカ化」ではなく、「タカラヅカファンへの甘え」だと思う。
ヅカファンは『ベルばら』ゆえにアントワネットとフランス革命を熟知している。だから、1から説明しなくていい。だから、説明しない。
って、ソレは制作姿勢としてチガウやろ。
じゃあ完全ヅカファン寄りなのかというと、そうでもない。
『ベルばら』に出て来るジャンヌや首飾り事件とは設定から違っている。
ハンパに史実設定、でもハンパに「『ベルばら』観てればわかるよね」設定。
どこが基板なの? 史実? 原作『ベルばら』? 植爺『ベルばら』?
てきとーにおいしいとこ取り?
『ベルばら』パロディでもいいんだけど、それなら元ネタは『ベルばら』のみにしてくれ。あっちもこっちもつまみ食いで作るのは、制作側の意識の低さに思える。だって、楽だもんね、なんでもありの方が。
ヅカファンに甘えて、ゆるい作り方をし、そのくせヅカを軽んじている。
それが、この作品の落ち着きの悪さ。
どんだけヅカファンに甘えていてもいい。「ヅカファンならわかるでしょ」と基本的な説明義務を放棄していても。
「ファンなら許してくれるでしょ」と隙だらけのゆるい作りでも。
そこに「タカラヅカ、好きだーー!!」という強い情熱があるならば。「タカラヅカでコレがやりたかったんだー!」「タカラヅカでなきゃダメなんだー!」という、こだわりや意気込みがあるなら。
でも小柳タン、そのへん、薄いよね。
結果、「え、タカラヅカでコレ求められてなくね?」という作品になった。
表面的には楽しくサービスたっぷりにまとめてあるから、面白いことは面白い。
キャストもがんばってアニメの台詞回しや動きを踏襲している。
でもコレ、「タカラヅカ」じゃないなー。
『Shall we ダンス?』で苦手だった部分が、またばーんとドヤ顔で差し出された感じ。
小柳タンはヲタクだけど、ヲトメ系じゃなく、ゲーム・アニメ系ヲタっぽいよなと、毎度思う。女子というより、男子ツボ寄り。たぶん、そこがニュートラルでいいところなんだとは思う。ヲトメ系のみだと思考が偏るから、それも含めてゲーム全般っぽいのは。
でも、ツボが男子寄り過ぎてアレレと思うことも、たびたびある。女性向けジャンルであるタカラヅカっぽくないなあ、と。
小柳タン、これ、ヅカでなくても上演可能ですよ? なんのためのタカラヅカですか?
でもまあ、楽しいからいいのかなー。
楽しいのはたしかだからなー。
でもこのまま、こういう作品ばっか続いたら嫌だなー。
宝塚歌劇、新世紀。新しいモノに挑戦していくのはいいのだけど、タカラヅカらしさも守って欲しい。
と、新年早々ちょい不安になる。
地球が、天地が、祝っている。@雪組トップスターお披露目公演初日
2015年1月1日 タカラヅカ
朝、親の家で新聞を見た。(わたしは新聞取ってない)
元旦の新聞って分厚い。広告も分厚い。そして大抵、タカラヅカが載っている。去年の新聞はすごかったなあ、なにしろ100周年だったしぃ、と思っていたら。
今年もすごい。
新聞紙1面使っての、ちぎくん。
これはびっくりした……つか、はじめて見た。
全面って……ひとりって……。
いやあ、ちぎくん、お披露目なんだなとしみじみ思った。
そして、この写真。
羽根背負ってるなー……つまりこれって、過去写真じゃなくて、トップお披露目の羽根写真か。
……今日観に行くやつか。
フィナーレの衣装どんなんかな、大羽根はどんなんかな、っていう楽しみが……。
わたしはちぎくんのガチファンじゃないからいいけど、長年応援してきてトップお披露目姿を自分の目で確かめるために元旦からムラ入りして待ち構えていた人には、このフライングは興を削ぐのでは? と、老婆心。
ま、そんないらん心配は一瞬、すぐに撤回。
先に見てしまったのは残念でも、この力の入った広告はうれしいし、新しい年にタカラヅカの代表のように紙面を飾るのは誇らしい。
実際に劇場へ行く人なんて限られてるんだから、何十万人だかの目に触れる新聞広告の方がいいのかも。
トップスターってやっぱすごいなあ。
タカラヅカの顔だもんな。
元旦から新聞1ページ全面アップになる人なんて、トップ芸能人でも稀。
われらがちぎくんがそうなっていることに、わくわくする。キャッホウ、イヤッホウ、今日これからこの人観に行くの。家族にそう宣言して、新聞のタカラヅカページはまるっともらって(笑)、親の家をあとにした。
ちぎみゆ雪組トップコンビお披露目は『伯爵令嬢』、すでにプレお披露目済み。今回は本拠地・本公演での本格お披露目。タカラヅカではやっぱ本拠地宝塚大劇場での公演を「お披露目公演」と呼ぶ。
だから改めて。
ちぎくん、みゆちゃん、トップコンビお披露目初日おめでとう。
それとは別に。
ちぎくんは我らが雪組のトップスター。
……と、なによりも強く実感したのは、新聞全面写真姿でも、大劇場開演アナウンスでも、大階段センターでの大羽根ソロでもなくて。
や、それらももちろんそうなんだけど、それ以上のインパクトだったのが。
無事に初日の幕が下りて、劇場を出ようとしたとき、だ。
まさかの、雪景色。
つか、横殴りの、吹雪。
えーと、家を出たときは晴れ渡ってたんですが。青空だったんですが。
初日上演中に、この変化。
あー……雪組だわー。
雪組の初日楽は、荒天が基本。
雪組トップスターは、雨男も受け継ぐ。
ちぎくんは、名実ともに雪組トップスターになったんだわ……ファンタジーの主人公みたいだわ……一子相伝、天候をも左右する力を代々受け継ぐ。雪トップすげえ。
新生雪組本格始動初日ですから、そりゃ空も荒れますわよ。
地球もちぎくんと雪組を祝ってくれてるんだわ。
このあと家族と合流して清荒神へ初詣する予定だったんだが、「中山寺の参道で遭難しそうになった。清荒神は断念する」と弟からメール……遭難て……どんだけ降ったんや……。
実際、劇場から宝塚駅までで、身体前面真っ白になった……傘はさしてたんだけど、そんなのまったく役に立たん。
トートバッグに付けていた松風を、あわてて中へ収納したんだけど、なにしろトートだからフタなし、鞄の中も雪まみれ。
松風も真っ白だニャ。
すごいな雪組(笑)。
ちぎくん、雪組トップスターお披露目おめでとう。
元旦の新聞って分厚い。広告も分厚い。そして大抵、タカラヅカが載っている。去年の新聞はすごかったなあ、なにしろ100周年だったしぃ、と思っていたら。
今年もすごい。
新聞紙1面使っての、ちぎくん。
これはびっくりした……つか、はじめて見た。
全面って……ひとりって……。
いやあ、ちぎくん、お披露目なんだなとしみじみ思った。
そして、この写真。
羽根背負ってるなー……つまりこれって、過去写真じゃなくて、トップお披露目の羽根写真か。
……今日観に行くやつか。
フィナーレの衣装どんなんかな、大羽根はどんなんかな、っていう楽しみが……。
わたしはちぎくんのガチファンじゃないからいいけど、長年応援してきてトップお披露目姿を自分の目で確かめるために元旦からムラ入りして待ち構えていた人には、このフライングは興を削ぐのでは? と、老婆心。
ま、そんないらん心配は一瞬、すぐに撤回。
先に見てしまったのは残念でも、この力の入った広告はうれしいし、新しい年にタカラヅカの代表のように紙面を飾るのは誇らしい。
実際に劇場へ行く人なんて限られてるんだから、何十万人だかの目に触れる新聞広告の方がいいのかも。
トップスターってやっぱすごいなあ。
タカラヅカの顔だもんな。
元旦から新聞1ページ全面アップになる人なんて、トップ芸能人でも稀。
われらがちぎくんがそうなっていることに、わくわくする。キャッホウ、イヤッホウ、今日これからこの人観に行くの。家族にそう宣言して、新聞のタカラヅカページはまるっともらって(笑)、親の家をあとにした。
ちぎみゆ雪組トップコンビお披露目は『伯爵令嬢』、すでにプレお披露目済み。今回は本拠地・本公演での本格お披露目。タカラヅカではやっぱ本拠地宝塚大劇場での公演を「お披露目公演」と呼ぶ。
だから改めて。
ちぎくん、みゆちゃん、トップコンビお披露目初日おめでとう。
それとは別に。
ちぎくんは我らが雪組のトップスター。
……と、なによりも強く実感したのは、新聞全面写真姿でも、大劇場開演アナウンスでも、大階段センターでの大羽根ソロでもなくて。
や、それらももちろんそうなんだけど、それ以上のインパクトだったのが。
無事に初日の幕が下りて、劇場を出ようとしたとき、だ。
まさかの、雪景色。
つか、横殴りの、吹雪。
えーと、家を出たときは晴れ渡ってたんですが。青空だったんですが。
初日上演中に、この変化。
あー……雪組だわー。
雪組の初日楽は、荒天が基本。
雪組トップスターは、雨男も受け継ぐ。
ちぎくんは、名実ともに雪組トップスターになったんだわ……ファンタジーの主人公みたいだわ……一子相伝、天候をも左右する力を代々受け継ぐ。雪トップすげえ。
新生雪組本格始動初日ですから、そりゃ空も荒れますわよ。
地球もちぎくんと雪組を祝ってくれてるんだわ。
このあと家族と合流して清荒神へ初詣する予定だったんだが、「中山寺の参道で遭難しそうになった。清荒神は断念する」と弟からメール……遭難て……どんだけ降ったんや……。
実際、劇場から宝塚駅までで、身体前面真っ白になった……傘はさしてたんだけど、そんなのまったく役に立たん。
トートバッグに付けていた松風を、あわてて中へ収納したんだけど、なにしろトートだからフタなし、鞄の中も雪まみれ。
松風も真っ白だニャ。
すごいな雪組(笑)。
ちぎくん、雪組トップスターお披露目おめでとう。
ということで、怒濤の1年が終わります。
なんか、なにもかも夢というか悪夢というか(笑)、去年の末って、まっつ復帰にドキドキしてて、お正月からまっつアルバートにきゃーきゃー言うてたわけですよ。
たった1年でなんなのこの急転直下。
良くも悪くも忘れられない年で、忘れられない人です(笑)。
まっつ舞台の感想が書きたくて、それを書くだけで精一杯、他に書きたいことがあっても時間がなくてあきらめてた。でも今は、まっつの新作舞台はないので、なにも追い立てられることがない。
ので、ゆっくり自分のペースで観劇感想やらヅカ関連の雑感やらを、ぼちぼちと書いていきたいと思います。
その都度書き留めてるメモを元に、ブログへUPするために加筆修正したりしているので、ひょっとして時系列が微妙にまざってたりするかもしんないけど、まあそこはソレ、自分には甘くゆるいまま(笑)。
書くだけ書いて、UPしてない感想はまだいろいろあって、『伯爵令嬢』とか『エリザベート』とか、昔の日付に戻って埋めていけるのはいつになるやら。
ソレも含めて、ぼちぼちと。
なんか、なつかしい感覚です。昔はこうして、いろんな公演の感想、だらだらいっぱい書いてたなあ。考えることが好きで、書くことが好きで。
忙しさに見失っていたもの、手放していたことを、改めてたぐり寄せている感覚。
加齢ゆえに昔ほど瞬発力もって出来ないけど、好きなことに向き合うのは老化現象と闘う意味でもいいかと。
好きに勝るエネルギーなし。
好きでなくなれば、やめればいいんだし。
てことで、宝塚歌劇団100周年YEAR終了、わたし的怒濤の1年も終了。
2015年は、おだやかに過ごせますように。
なんか、なにもかも夢というか悪夢というか(笑)、去年の末って、まっつ復帰にドキドキしてて、お正月からまっつアルバートにきゃーきゃー言うてたわけですよ。
たった1年でなんなのこの急転直下。
良くも悪くも忘れられない年で、忘れられない人です(笑)。
まっつ舞台の感想が書きたくて、それを書くだけで精一杯、他に書きたいことがあっても時間がなくてあきらめてた。でも今は、まっつの新作舞台はないので、なにも追い立てられることがない。
ので、ゆっくり自分のペースで観劇感想やらヅカ関連の雑感やらを、ぼちぼちと書いていきたいと思います。
その都度書き留めてるメモを元に、ブログへUPするために加筆修正したりしているので、ひょっとして時系列が微妙にまざってたりするかもしんないけど、まあそこはソレ、自分には甘くゆるいまま(笑)。
書くだけ書いて、UPしてない感想はまだいろいろあって、『伯爵令嬢』とか『エリザベート』とか、昔の日付に戻って埋めていけるのはいつになるやら。
ソレも含めて、ぼちぼちと。
なんか、なつかしい感覚です。昔はこうして、いろんな公演の感想、だらだらいっぱい書いてたなあ。考えることが好きで、書くことが好きで。
忙しさに見失っていたもの、手放していたことを、改めてたぐり寄せている感覚。
加齢ゆえに昔ほど瞬発力もって出来ないけど、好きなことに向き合うのは老化現象と闘う意味でもいいかと。
好きに勝るエネルギーなし。
好きでなくなれば、やめればいいんだし。
てことで、宝塚歌劇団100周年YEAR終了、わたし的怒濤の1年も終了。
2015年は、おだやかに過ごせますように。
2014年の観劇回数は。
2014年12月30日 タカラヅカ 2014年の観劇数は、114回でした。
1月12回
2月 8回
3月13回
4月 8回
5月 6回
6月18回
7月12回
8月17回
9月 5回
10月 5回
11月 3回
12月 7回
月ごとに回数メモしてるんで、回数のみ把握。
まー、こんなもんか。
わたしのひと月の最大観劇数は27回だっけ。2013年2月、『BJ』のあった月ですな。
第2位は2011年1月の22回。『インフィニティ』のあった月。
第3位は2010年1月の21回。雪組『ロミジュリ』。
ムラの『一夢庵風流記 前田慶次』が6月1日はじまりの7月1日まで公演だったりしたら、自己最高記録更新してただろうけど(笑)。
もうこんなに観ることはナイだろうなあ。ないはずだ……ぶるぶる。
関西で行われる公演は、なんでも1回は観る、が信条。
地方は行かない場合あり。
つーことで、2014年は、
宙組中日公演『ロバート・キャパ』『シトラスの風II』
月組博多座公演『宝塚をどり』『明日への指針』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
宙組バウホール公演『SANCTUARY』
宙組全国ツアー『ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―』
星組日本武道館『REON in BUDOKAN~LEGEND~』
を、観ていない。
月博多はムラで観ているからノーカウントでいいかなー。
宙中日も、芝居が新作なら行っていた。『キャパ』はもう観たからいいかな、って。
宙全ツは、観られるもんなら観たかった。つか、チケットも取ってた。でも、雪東宝と丸かぶりだったんで、あきらめた。残念。
星組武道館も、チケットは持ってたんだけど、いろいろ考えて、結局諦めた。関西なら、行ってたよ……交通費がね……びんぼーが憎い。
痛恨は、宙バウっすよ。
チケット持ってたら絶対観てたんだけど、かなしいかな友会全滅。初日スキーなので初日と、あと平日を入力してたんだけど、どっちもダメだった。くそー、ただの平日なら当たるかと思ったのに。
公式完売でも巷にあふれていたのは知っていたけど、なにしろわたしこの時期燃え尽きててね……。精力的にチケット探したり手配したりする気力がなくて。
ようやく腰を上げたときには、ときすでに遅し、チケットはどこにもなかった……。
いい作品だったらしいっすね、観たかったよーー。
いろいろ観たし、どの作品も楽しかったけど。
2014年でもっともいい作品って、『翼ある人びと』かなー、と思う。
こういう作家さんが、タカラヅカで台頭してくることに、胸が熱くなる。いいよいいよタカラヅカ、まだまだこれからだー!
ジェンヌさんでは、わたし的に有沙瞳ちゃんが鮮烈でした。わたしの心の中の新人賞はキミのものだ的な(笑)。
いちばんたくさん観た『一夢庵風流記 前田慶次』は、やっぱ話がぶっ壊れてるから、好きにはなれないなあ。や、好きは好きなんだけど。わたし、起承転結きちんと構成されてる作品が好きなのね、数学的に間違ってないというか、1+1は2になってくれてる話。だから『前田-』は無理(笑)。
愛着はあるし、愛しい作品だとは思ってる。
久美子先生の作品が好きなのは、きれいに整合していることも大きい。
ご贔屓もいないことだし、2015年はもっとまったりと、行ける範囲で観劇して、回数をぐーーっと減らそう。
や、観たい気持ちは変わらないが、お金がね……(笑)。退団祭りで使い果たしました。
今度こそ、年間60回くらいで抑えられるかな……って、あれ、それでも60回なのか?? 月5回として12ヶ月で60回かなって……あれ? そんなもんか……世の中の平均がよくわからん……わたしの周りはみんなすげー回数観てるし。
まあ、ぼちぼちと。
1月12回
2月 8回
3月13回
4月 8回
5月 6回
6月18回
7月12回
8月17回
9月 5回
10月 5回
11月 3回
12月 7回
月ごとに回数メモしてるんで、回数のみ把握。
まー、こんなもんか。
わたしのひと月の最大観劇数は27回だっけ。2013年2月、『BJ』のあった月ですな。
第2位は2011年1月の22回。『インフィニティ』のあった月。
第3位は2010年1月の21回。雪組『ロミジュリ』。
ムラの『一夢庵風流記 前田慶次』が6月1日はじまりの7月1日まで公演だったりしたら、自己最高記録更新してただろうけど(笑)。
もうこんなに観ることはナイだろうなあ。ないはずだ……ぶるぶる。
関西で行われる公演は、なんでも1回は観る、が信条。
地方は行かない場合あり。
つーことで、2014年は、
宙組中日公演『ロバート・キャパ』『シトラスの風II』
月組博多座公演『宝塚をどり』『明日への指針』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
宙組バウホール公演『SANCTUARY』
宙組全国ツアー『ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―』
星組日本武道館『REON in BUDOKAN~LEGEND~』
を、観ていない。
月博多はムラで観ているからノーカウントでいいかなー。
宙中日も、芝居が新作なら行っていた。『キャパ』はもう観たからいいかな、って。
宙全ツは、観られるもんなら観たかった。つか、チケットも取ってた。でも、雪東宝と丸かぶりだったんで、あきらめた。残念。
星組武道館も、チケットは持ってたんだけど、いろいろ考えて、結局諦めた。関西なら、行ってたよ……交通費がね……びんぼーが憎い。
痛恨は、宙バウっすよ。
チケット持ってたら絶対観てたんだけど、かなしいかな友会全滅。初日スキーなので初日と、あと平日を入力してたんだけど、どっちもダメだった。くそー、ただの平日なら当たるかと思ったのに。
公式完売でも巷にあふれていたのは知っていたけど、なにしろわたしこの時期燃え尽きててね……。精力的にチケット探したり手配したりする気力がなくて。
ようやく腰を上げたときには、ときすでに遅し、チケットはどこにもなかった……。
いい作品だったらしいっすね、観たかったよーー。
いろいろ観たし、どの作品も楽しかったけど。
2014年でもっともいい作品って、『翼ある人びと』かなー、と思う。
こういう作家さんが、タカラヅカで台頭してくることに、胸が熱くなる。いいよいいよタカラヅカ、まだまだこれからだー!
ジェンヌさんでは、わたし的に有沙瞳ちゃんが鮮烈でした。わたしの心の中の新人賞はキミのものだ的な(笑)。
いちばんたくさん観た『一夢庵風流記 前田慶次』は、やっぱ話がぶっ壊れてるから、好きにはなれないなあ。や、好きは好きなんだけど。わたし、起承転結きちんと構成されてる作品が好きなのね、数学的に間違ってないというか、1+1は2になってくれてる話。だから『前田-』は無理(笑)。
愛着はあるし、愛しい作品だとは思ってる。
久美子先生の作品が好きなのは、きれいに整合していることも大きい。
ご贔屓もいないことだし、2015年はもっとまったりと、行ける範囲で観劇して、回数をぐーーっと減らそう。
や、観たい気持ちは変わらないが、お金がね……(笑)。退団祭りで使い果たしました。
今度こそ、年間60回くらいで抑えられるかな……って、あれ、それでも60回なのか?? 月5回として12ヶ月で60回かなって……あれ? そんなもんか……世の中の平均がよくわからん……わたしの周りはみんなすげー回数観てるし。
まあ、ぼちぼちと。
実際、なかなか当たらないんだけどね……。
2014年12月29日 タカラヅカ
今頃になって、悔やんでいることがある。
まっつ主演公演を、PRINT@HOMEで取るべきだった!!
……当たるかどうかは別として。
宝塚友の会の抽選システム。チケットレス、ということで、チケットは自動発券機か自宅印刷かになる。
自宅印刷は何枚でも複製可能、となると安全性が薄くなる。や、自分で当てて自分で観に行くなら安全性もくそもないけど、なにしろ抽選、欲しいモノだけ手に入るわけじゃない。保険で複数入力したり友だちに頼んだりする。
余ったチケットはさばくことになるわけで……となると、自宅印刷チケットは、扱いに困る。
オケピに出したりできないもんなあ。
だから、極力避けたいPRINT@HOME。たとえ何枚かぶるはめになったとしても、絶対自分で全部行く!という覚悟のある公演しか、自宅印刷は選べない。
わたしこのシステムになった最初の公演、月組の『ベルばら』をうれしがってPRINT@HOMEで入力、アタリ過ぎちゃって大変だったんだー。や、「自宅で印刷するチケットってどんなんだろー」っていう興味だけでPRINT@HOMEにして、まさかそんなに当たるとは思ってなくて気楽にたくさん入力して……。
その後もPRINT@HOMEはナニ気に痛い目に遭っている……(笑)。「当たったチケットは劇場行ったときに自動発券機で」と思っているから、発券機に記録されてないチケットには、気づかなくて。
PRINT@HOMEを選択していたこと自体意識してなかった公演があって、けっこーぎりぎりになってから「え、当たってた?!」と、あわてて譲り先探したという……。
いやその、わたしがうっかりしてるのが悪いんですが(笑)。
「自宅で印刷ってどんなんだろ」というわくわくも、実際見てみたら、「なーんだ」というものだったしさ。
HPの画像と同じかー、あんましレア感ないなー、そんなら自動発券機がいいに決まってる。自分や友だちのためにしか入力しないけど、人間誰しも「もしも」はある。行けなくなったときに、行き場のないチケットはリスキーだ。
でも、友人同士だとかえってPRINT@HOMEが楽だったりもするし。公式から直接印刷しなくてもいいのよ、PRINT@HOMEって。
実券を簡易書留とかで送る必要なし、画像をメールに添付で済む。受け取った人は、その画像を自宅で印刷、これで問題なし。
不正がないとわかっている友人同士ならではの、お手軽感。これは助かる。
だからわたしは、PRINT@HOMEも適度に使っているのだけど。
まっつ主演公演をPRINT@HOMEで申し込むことは、してなかった。
……すればよかった。
HPと同じで特別感ナイ……てのは、贔屓以外だから言えること。
まっつだったら、全部全部特別だったのに、わたしにとって!
ということに、今さら思い至ったのは。
たまきちバウチケットが、ステキ過ぎるからです(笑)。
うっわーー、すげーー。
これは、値打ちあるわー(笑)。
贔屓の公演なら、記念に最高品質紙でプリントして、保存用にするわー。
何枚でも印刷出来るんだから、実際に劇場へ持って行くのはふつーの紙に印刷するとして。
や、あんまり気合い入った紙に印刷して持って行ったら、恥ずかしいから(笑)。
気づくのが遅かったっ。
くうう、うかつだったわー。
てことで、たまきちさんステキです。これはファンのテンション上がるチケットだ~~。
まっつ主演公演を、PRINT@HOMEで取るべきだった!!
……当たるかどうかは別として。
宝塚友の会の抽選システム。チケットレス、ということで、チケットは自動発券機か自宅印刷かになる。
自宅印刷は何枚でも複製可能、となると安全性が薄くなる。や、自分で当てて自分で観に行くなら安全性もくそもないけど、なにしろ抽選、欲しいモノだけ手に入るわけじゃない。保険で複数入力したり友だちに頼んだりする。
余ったチケットはさばくことになるわけで……となると、自宅印刷チケットは、扱いに困る。
オケピに出したりできないもんなあ。
だから、極力避けたいPRINT@HOME。たとえ何枚かぶるはめになったとしても、絶対自分で全部行く!という覚悟のある公演しか、自宅印刷は選べない。
わたしこのシステムになった最初の公演、月組の『ベルばら』をうれしがってPRINT@HOMEで入力、アタリ過ぎちゃって大変だったんだー。や、「自宅で印刷するチケットってどんなんだろー」っていう興味だけでPRINT@HOMEにして、まさかそんなに当たるとは思ってなくて気楽にたくさん入力して……。
その後もPRINT@HOMEはナニ気に痛い目に遭っている……(笑)。「当たったチケットは劇場行ったときに自動発券機で」と思っているから、発券機に記録されてないチケットには、気づかなくて。
PRINT@HOMEを選択していたこと自体意識してなかった公演があって、けっこーぎりぎりになってから「え、当たってた?!」と、あわてて譲り先探したという……。
いやその、わたしがうっかりしてるのが悪いんですが(笑)。
「自宅で印刷ってどんなんだろ」というわくわくも、実際見てみたら、「なーんだ」というものだったしさ。
HPの画像と同じかー、あんましレア感ないなー、そんなら自動発券機がいいに決まってる。自分や友だちのためにしか入力しないけど、人間誰しも「もしも」はある。行けなくなったときに、行き場のないチケットはリスキーだ。
でも、友人同士だとかえってPRINT@HOMEが楽だったりもするし。公式から直接印刷しなくてもいいのよ、PRINT@HOMEって。
実券を簡易書留とかで送る必要なし、画像をメールに添付で済む。受け取った人は、その画像を自宅で印刷、これで問題なし。
不正がないとわかっている友人同士ならではの、お手軽感。これは助かる。
だからわたしは、PRINT@HOMEも適度に使っているのだけど。
まっつ主演公演をPRINT@HOMEで申し込むことは、してなかった。
……すればよかった。
HPと同じで特別感ナイ……てのは、贔屓以外だから言えること。
まっつだったら、全部全部特別だったのに、わたしにとって!
ということに、今さら思い至ったのは。
たまきちバウチケットが、ステキ過ぎるからです(笑)。
うっわーー、すげーー。
これは、値打ちあるわー(笑)。
贔屓の公演なら、記念に最高品質紙でプリントして、保存用にするわー。
何枚でも印刷出来るんだから、実際に劇場へ持って行くのはふつーの紙に印刷するとして。
や、あんまり気合い入った紙に印刷して持って行ったら、恥ずかしいから(笑)。
気づくのが遅かったっ。
くうう、うかつだったわー。
てことで、たまきちさんステキです。これはファンのテンション上がるチケットだ~~。
近年のタカスペを俯瞰してみる。
2014年12月28日 タカラヅカ 毎度のことだけど、イベントの構成を考えるのは大変なんだと思う。
特に今は、やたらと事情が複雑過ぎてさー。表も裏も(笑)。
宝塚歌劇100周年フィナーレイベント『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』を観て、このテのイベントがつまらなくなったのって、番手制度が崩壊してからじゃないのかなあ、と思ったんだ。
や、昔だって「TCAは参加することに意義がある」と思ってたくらいだから、それほど面白いイベントでもなかったんだろうけど。
それにしても、今の不自由感はまた、格別だよなと。
トップコンビがいて、2番手がいて、3番手がいた時代がなつかしい……。
いつからタカラヅカはこんなになっちゃったんだろう。
各組の布陣が同じだから、横並び出来た。
トップコンビがずらりと並び、相手役をシャッフルしたり。
2番手だけの場面があったり、3番手だけの場面があったり。
トップから3番手まで表に収めることが出来たから、組合わせ自由、入れ替え自由。
全組集まるイベントならではの楽しみ、特別感があった。
それが今は、「トップスター」と「それ以外」にしか、完全には分けることが出来ないんだもんなあ。
そりゃ、できることが限られるよ……。
ちょっと、過去のタカスペのトップコンビから3番手までを書き出してみた。あってるかな? 誤解や抜けがあるかも?
2013年 タカスペなし
2012年
花組 らんとむ・蘭はな・えりたん・みつる?
月組 まさお・ちゃぴ・みりお・みやるり?
雪組 出演なし
星組 れおん・ねね・ベニー・マカゼ
宙組 かなめ・みりおん・ともちん/ヲヅキ/まぁくん
2011年
花組 らんとむ・蘭はな・えりたん・みわっち
月組 きりやん・まりも・まさお・みりお
雪組 組としては出演なし
星組 れおん・ねね・すずみん?・ベニー?
宙組 出演なし
2010年
花組 まとぶん・蘭はな・えりたん・みわっち
月組 組としては出演なし
雪組 キム・なし・ちぎ・まっつ
星組 出演なし
宙組 ゆーひ・ののすみ・らんとむ・みっちゃん
2009年
花組 組としては出演なし
月組 出演なし
雪組 水・みなこ・ゆみこ・キム
星組 れおん・ねね・かなめ・すずみん
宙組 ゆーひ・ののすみ・らんとむ・みっちゃん
2008年
花組 まとぶん・あやね・ゆーひ・えりたん
月組 あさこ・なし・きりやん・あひ?
雪組 組としては出演なし
星組 トウコ・あすか・れおん・しい
宙組 出演なし
タカスペに3番手まで確定してたのって、2009年が最後なのか。
1組は出演なし、1組は少人数のみ出演、3組だけ出演であるにも関わらず、いつもどこか欠けたままで、番手ごとのシャッフルやミックスはできない、と。
1年に一度のイベントだから、主な面子の移り変わりが個性出てるなあ。
2009年から2010年の雪組の「総取っ替え」に加え「トップ娘役なし」という事態に、組の混乱、劇団の計画性のなさが見える。
まったく同じ面子で2回タカスペを経験している宙組ゆーひ時代は「安定」に見えるが、トップだけ変わって他なにひとつ変わらずに2回タカスペやっている花組は「停滞」と思える。新陳代謝を繰り返すタカラヅカだ、トップが同じということはまだ同じ時代が続いているというだけのこと、しかしトップが変わっている=新陳代謝したはずなのに、それ以下が同じだとなにかイレギュラーな事態であるということ。
結果、2014年のタカスペでは、花組は総入れ替えになっている。
同じ意味で、トップが同じなのにその下の面子が次々変わる星組は「新鮮」。トップが同じ=同じ時代が続きつつも変化がある。
月組はバランス良く世代交代しているようだ。
これからタカラヅカがどうなるのか、まったくわかってないけれど。
基本的なピラミッドは壊さずに、安心して楽しめるタカラヅカであってほしいなあ。
そして年に一度のタカスペは、心から楽しめるお祭りであって欲しい。
組ごとのコント芝居も、楽しみにしてる。その年1年に上演した公演をネタにしてパロディやって、最後はなつかしい曲を歌って欲しい。
1年の最後に、ああこんなこともあった、あんなことも、と脳裏に浮かぶような。
特に今は、やたらと事情が複雑過ぎてさー。表も裏も(笑)。
宝塚歌劇100周年フィナーレイベント『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』を観て、このテのイベントがつまらなくなったのって、番手制度が崩壊してからじゃないのかなあ、と思ったんだ。
や、昔だって「TCAは参加することに意義がある」と思ってたくらいだから、それほど面白いイベントでもなかったんだろうけど。
それにしても、今の不自由感はまた、格別だよなと。
トップコンビがいて、2番手がいて、3番手がいた時代がなつかしい……。
いつからタカラヅカはこんなになっちゃったんだろう。
各組の布陣が同じだから、横並び出来た。
トップコンビがずらりと並び、相手役をシャッフルしたり。
2番手だけの場面があったり、3番手だけの場面があったり。
トップから3番手まで表に収めることが出来たから、組合わせ自由、入れ替え自由。
全組集まるイベントならではの楽しみ、特別感があった。
それが今は、「トップスター」と「それ以外」にしか、完全には分けることが出来ないんだもんなあ。
そりゃ、できることが限られるよ……。
ちょっと、過去のタカスペのトップコンビから3番手までを書き出してみた。あってるかな? 誤解や抜けがあるかも?
2013年 タカスペなし
2012年
花組 らんとむ・蘭はな・えりたん・みつる?
月組 まさお・ちゃぴ・みりお・みやるり?
雪組 出演なし
星組 れおん・ねね・ベニー・マカゼ
宙組 かなめ・みりおん・ともちん/ヲヅキ/まぁくん
2011年
花組 らんとむ・蘭はな・えりたん・みわっち
月組 きりやん・まりも・まさお・みりお
雪組 組としては出演なし
星組 れおん・ねね・すずみん?・ベニー?
宙組 出演なし
2010年
花組 まとぶん・蘭はな・えりたん・みわっち
月組 組としては出演なし
雪組 キム・なし・ちぎ・まっつ
星組 出演なし
宙組 ゆーひ・ののすみ・らんとむ・みっちゃん
2009年
花組 組としては出演なし
月組 出演なし
雪組 水・みなこ・ゆみこ・キム
星組 れおん・ねね・かなめ・すずみん
宙組 ゆーひ・ののすみ・らんとむ・みっちゃん
2008年
花組 まとぶん・あやね・ゆーひ・えりたん
月組 あさこ・なし・きりやん・あひ?
雪組 組としては出演なし
星組 トウコ・あすか・れおん・しい
宙組 出演なし
タカスペに3番手まで確定してたのって、2009年が最後なのか。
1組は出演なし、1組は少人数のみ出演、3組だけ出演であるにも関わらず、いつもどこか欠けたままで、番手ごとのシャッフルやミックスはできない、と。
1年に一度のイベントだから、主な面子の移り変わりが個性出てるなあ。
2009年から2010年の雪組の「総取っ替え」に加え「トップ娘役なし」という事態に、組の混乱、劇団の計画性のなさが見える。
まったく同じ面子で2回タカスペを経験している宙組ゆーひ時代は「安定」に見えるが、トップだけ変わって他なにひとつ変わらずに2回タカスペやっている花組は「停滞」と思える。新陳代謝を繰り返すタカラヅカだ、トップが同じということはまだ同じ時代が続いているというだけのこと、しかしトップが変わっている=新陳代謝したはずなのに、それ以下が同じだとなにかイレギュラーな事態であるということ。
結果、2014年のタカスペでは、花組は総入れ替えになっている。
同じ意味で、トップが同じなのにその下の面子が次々変わる星組は「新鮮」。トップが同じ=同じ時代が続きつつも変化がある。
月組はバランス良く世代交代しているようだ。
これからタカラヅカがどうなるのか、まったくわかってないけれど。
基本的なピラミッドは壊さずに、安心して楽しめるタカラヅカであってほしいなあ。
そして年に一度のタカスペは、心から楽しめるお祭りであって欲しい。
組ごとのコント芝居も、楽しみにしてる。その年1年に上演した公演をネタにしてパロディやって、最後はなつかしい曲を歌って欲しい。
1年の最後に、ああこんなこともあった、あんなことも、と脳裏に浮かぶような。
感想雑感覚え書き。@タカラヅカスペシャル2014
2014年12月27日 タカラヅカ まだ続いてる宝塚歌劇100周年フィナーレイベント『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』感想。
あとはざっくり、感想メモ。
どこの場面とか、詳細不明(笑)。
最初はもちろん組ごとに登場、おお、組カラーの衣装だーー4年前は色関係なかったなあ。
だいもんが緑着て雪組にいる……。新鮮、なのに、違和感ナイ(笑)。
タカスペのたびに「今のトップさんたち」と「トド様」という並びに感慨深くなる。
トド様はトド様、そして周囲に立つ顔ぶれだけが変わっていく。
ちぎ、テル、トド、ちえ、みりお、という並びはバランスいいな。小大小大小、あらきれい。
このちょい前にスカステでたまたま71期トップ4人勢揃いTCA見ちゃってたのよね。
タモ、マミ、トド、ノル、そしてただひとり下級生たかこ。
同期4人のトークが容赦なくて。客席も爆笑で。
それに比べ、今のこのトークは……。
無理もないの、学年差パネェから。学年、年齢、立場、世代、違いすぎてて「自然な会話」になるはずない。もちろん、抱腹絶倒になるはずもない。
観客は「うちの子がまばたきするだけでかわいい」モードだから、なにをしてもしなくても笑い続けてるけど。
それでもまだ、がんばって話しているとは思う。寒くないよう、凍らないよう、がんばっているのが見える。
でも、見える、のはどうかと。
劇団さん。
トド様抜きでMCコーナーやってくんないかなあ。
トップ4人だけで1回、あとはちえテル1回、ちぎみり1回。
かちこちに固まった棒読み手順トークじゃない、素の会話を聞かせてほしい。
てゆーかなんでちえテルないのよーー! このふたりでなんかあるかと期待してたのにーー!!
100周年だから? ふつーのタカスペなら、卒業が決まったトップさんフィーチャー入れてくれたかなぁ。
そして所詮トドファンのわたしは、「末っ子」としておにーちゃんたち(主にマミさん!)にいじられていたトドちゃんがなつかしくてね。
あんな風に気負わず、どんくさく笑ってるトドを、また視てみたいのですよ……。かわいかったなああ。
もう永久に無理なのか。それが、この花園に残ったということなのか。
100周年だから100曲! 演出ほとんどナシでただただ歩いて歌ってバトンタッチします!
というコンセプトを知らずに観てたから、突然きんぐが銀橋渡って、びびった。
え? 今の誰。き、きんぐ? きんぐなの? きんぐに見えたけど?
どんだけ動揺したか……。
でも周り誰も騒いでないし、ふつーだし、聞けないし。
ひとり、「なにかの間違いか?」と悶々した(笑)。
で、あれってやっぱきんぐだったんですかね?
1回しか観てないからわかんない。
あっという間だったし。
ホントあっという間で、わたしが動揺してるうちにいなくなって、そっから先、今までならありえないようなポジションの子たちがふつーにどんどん銀橋渡っていって、「ああ、そういう演出なんだ」と気づき、でもって、「じゃあやっぱりあれはきんぐだったの?」と一周回って。
答えはないままだ。
一緒にいた「み」さんはがんとしてきんぐを認識してくれないしな(笑)。
あー、だいもん歌ってる-。耳に心地よい声だー。わーい。
耳に大変な歌声の人もいろいろ(笑)。
ともみんの「せ・マニフィーク」!! テンション上がるーー!
出て来るだけでこんだけ「持って行ける」人は貴重だ。
みっちゃんは植爺ソング2連発! 植爺ソングってパンチが効いてるから、みっちゃんみたいにどーんと歌ってくれるのがイイ。
てゆーか、「風になりたい」を正しい音階で聴いたの、はじめてかも……(笑)。
ことちゃんやっぱうまい……!
公演で歌い込んだ歌でなく、じっくり歌って後半調子を上げていけるような尺もない、「出ましたー、ちょろっと歌ってはい終了ーー!! 次の人と交代ーー!」の、繰り返し、という構成だと、いろいろ出るよな。
スターさんになると、瞬発力がある。
登場した瞬間、歌い出した瞬間、「スター」をやれる。
でも、経験不足の下級生や、微妙育ちの子たちは、それが足りない。
歌が得意な人ですら、実力を出す前に持ち時間が終了している。
歌唱力とは、別のスキル。
おかげで、個人的に惜しい人だらけ。歌ウマさんだとわかっているのに、あんまりうまく聞こえません……あの人もこの人も!!
だから経験大事、劇団様、実力のある子たちをこのまま飼い殺さないで~~。たまに気まぐれで場を与え、経験不足ゆえにその一瞬にうまく「スター」をやれなかったからといって「使えないな」と烙印を押さないで。
そんな心配をしてみたり。
トップコンビシャッフル、かのちゃんって不器用なのかなと思った。それとも、ダンス苦手なのかニャ?
銀橋ラインアップにて、ちぎくんとねねちゃんを並ばしてはいかん……と思った。銀橋だったと思う? とにかく、ねねちゃんが明らかに大きかった……。
トド様はやっぱり年々残念感が増す。
わかっているよ、仕方ないって。
だけどだけど、彼の全盛期を知る者としては、切ないっすなあ……。
「虹の橋渡りつづけて」って曲、微妙じゃないすか? いろいろ……。
まあ、そのうち聞き慣れるか。
数々の「自画自賛曲」も、最初のウチは慣れなかった……というか、ドン引きしたもんなあ。タカラヅカ気持ち悪い、って(笑)。
今は好きです、フォーエバータカラヅカ!!
あとはざっくり、感想メモ。
どこの場面とか、詳細不明(笑)。
最初はもちろん組ごとに登場、おお、組カラーの衣装だーー4年前は色関係なかったなあ。
だいもんが緑着て雪組にいる……。新鮮、なのに、違和感ナイ(笑)。
タカスペのたびに「今のトップさんたち」と「トド様」という並びに感慨深くなる。
トド様はトド様、そして周囲に立つ顔ぶれだけが変わっていく。
ちぎ、テル、トド、ちえ、みりお、という並びはバランスいいな。小大小大小、あらきれい。
このちょい前にスカステでたまたま71期トップ4人勢揃いTCA見ちゃってたのよね。
タモ、マミ、トド、ノル、そしてただひとり下級生たかこ。
同期4人のトークが容赦なくて。客席も爆笑で。
それに比べ、今のこのトークは……。
無理もないの、学年差パネェから。学年、年齢、立場、世代、違いすぎてて「自然な会話」になるはずない。もちろん、抱腹絶倒になるはずもない。
観客は「うちの子がまばたきするだけでかわいい」モードだから、なにをしてもしなくても笑い続けてるけど。
それでもまだ、がんばって話しているとは思う。寒くないよう、凍らないよう、がんばっているのが見える。
でも、見える、のはどうかと。
劇団さん。
トド様抜きでMCコーナーやってくんないかなあ。
トップ4人だけで1回、あとはちえテル1回、ちぎみり1回。
かちこちに固まった棒読み手順トークじゃない、素の会話を聞かせてほしい。
てゆーかなんでちえテルないのよーー! このふたりでなんかあるかと期待してたのにーー!!
100周年だから? ふつーのタカスペなら、卒業が決まったトップさんフィーチャー入れてくれたかなぁ。
そして所詮トドファンのわたしは、「末っ子」としておにーちゃんたち(主にマミさん!)にいじられていたトドちゃんがなつかしくてね。
あんな風に気負わず、どんくさく笑ってるトドを、また視てみたいのですよ……。かわいかったなああ。
もう永久に無理なのか。それが、この花園に残ったということなのか。
100周年だから100曲! 演出ほとんどナシでただただ歩いて歌ってバトンタッチします!
というコンセプトを知らずに観てたから、突然きんぐが銀橋渡って、びびった。
え? 今の誰。き、きんぐ? きんぐなの? きんぐに見えたけど?
どんだけ動揺したか……。
でも周り誰も騒いでないし、ふつーだし、聞けないし。
ひとり、「なにかの間違いか?」と悶々した(笑)。
で、あれってやっぱきんぐだったんですかね?
1回しか観てないからわかんない。
あっという間だったし。
ホントあっという間で、わたしが動揺してるうちにいなくなって、そっから先、今までならありえないようなポジションの子たちがふつーにどんどん銀橋渡っていって、「ああ、そういう演出なんだ」と気づき、でもって、「じゃあやっぱりあれはきんぐだったの?」と一周回って。
答えはないままだ。
一緒にいた「み」さんはがんとしてきんぐを認識してくれないしな(笑)。
あー、だいもん歌ってる-。耳に心地よい声だー。わーい。
耳に大変な歌声の人もいろいろ(笑)。
ともみんの「せ・マニフィーク」!! テンション上がるーー!
出て来るだけでこんだけ「持って行ける」人は貴重だ。
みっちゃんは植爺ソング2連発! 植爺ソングってパンチが効いてるから、みっちゃんみたいにどーんと歌ってくれるのがイイ。
てゆーか、「風になりたい」を正しい音階で聴いたの、はじめてかも……(笑)。
ことちゃんやっぱうまい……!
公演で歌い込んだ歌でなく、じっくり歌って後半調子を上げていけるような尺もない、「出ましたー、ちょろっと歌ってはい終了ーー!! 次の人と交代ーー!」の、繰り返し、という構成だと、いろいろ出るよな。
スターさんになると、瞬発力がある。
登場した瞬間、歌い出した瞬間、「スター」をやれる。
でも、経験不足の下級生や、微妙育ちの子たちは、それが足りない。
歌が得意な人ですら、実力を出す前に持ち時間が終了している。
歌唱力とは、別のスキル。
おかげで、個人的に惜しい人だらけ。歌ウマさんだとわかっているのに、あんまりうまく聞こえません……あの人もこの人も!!
だから経験大事、劇団様、実力のある子たちをこのまま飼い殺さないで~~。たまに気まぐれで場を与え、経験不足ゆえにその一瞬にうまく「スター」をやれなかったからといって「使えないな」と烙印を押さないで。
そんな心配をしてみたり。
トップコンビシャッフル、かのちゃんって不器用なのかなと思った。それとも、ダンス苦手なのかニャ?
銀橋ラインアップにて、ちぎくんとねねちゃんを並ばしてはいかん……と思った。銀橋だったと思う? とにかく、ねねちゃんが明らかに大きかった……。
トド様はやっぱり年々残念感が増す。
わかっているよ、仕方ないって。
だけどだけど、彼の全盛期を知る者としては、切ないっすなあ……。
「虹の橋渡りつづけて」って曲、微妙じゃないすか? いろいろ……。
まあ、そのうち聞き慣れるか。
数々の「自画自賛曲」も、最初のウチは慣れなかった……というか、ドン引きしたもんなあ。タカラヅカ気持ち悪い、って(笑)。
今は好きです、フォーエバータカラヅカ!!