『20世紀号に乗って』観劇。
 っていうか、「『20世紀号』に乗ってきました」と書くべきなのかな。見回すと、みんなそんな書き方してるような?

 スター制度のタカラヅカで、一部でだけソレを無視したキャスティングになっているため、そこは腑に落ちないけど、それはさておき。

 制服の翔くんかっこいい。

 美形は正義です。
 彼が登場すると「タカラヅカだーー!」という気持ちになる。

 翔くん車掌さんと、ポーターズがかわいかった!!
 てゆーかポーターズ、出て来るなり「ちっちゃ!!」と思った(笑)。
 さすが雪組、というサイズ感。
 かりあんは小さくはないんだけど、彼がいてもやっぱ「ちっちゃ!!」という印象は変わらない。
 歌うすわっちを観て「ああ、歌える人なのに本公演では一切封印されてたんだよなあ」としみじみした。従者素晴らしかったけど、ソレはそれとして。


 そんでもってこの公演、専科から京三紗さんが出演している。
 京さんと言えば、元雪組組長。雪組公演に出て、重要な役をやることになんの違和感もない。むしろなつかしい。

 とはいえ、彼女のソロパートは長過ぎだと思う。
 ブロードウェイミュージカルなら違和感なくても、ここはタカラヅカだ。
 京さんの場面は短縮しても、役割がそのままなら作品内容にはまったく支障がない。
 やっぱアレか、版権ガチガチで「変更? ふん、一言一句、ニュアンスに至るまで一切ゆるさん!!」なのか? だったらそんなの、ヅカでやらんでいい以下略。

 ある程度独自性が認められているなら、京さんのソロは半分以下にするわ、わたしなら。
 かわいかったー! と思わせればそれでいい。
 空いた尺はオスカーに回すか、版権問題で無理ならフィナーレを1曲増やすわ。

 京さんに含みがあるわけでもなんでもなく。

 …………どうしてミトさんは異動しちゃったのかな、とも考えた。
 この役、どう考えてもミトさんの役だよなあ。衰えたとはいえ、ミトさんは京さんよりは歌えるだろうしなあ。つか京さん昔から歌は苦しい人だったりするんだが(例・初演『エリザベート』)、その京さんにこんだけ歌わせる想定で企画してないだろ、いくら原田くんがナニも考えてなかったとしても!
 やっぱ健康問題なのかなあ、とか、観劇しながら意識があちこちよそ見しちゃったわ。


 縣くんはこのままずっとモブなのか、まあモブでもかっこいいからいいのか、とあきらめた頃によーやくまともに登場した。
 ……モブで踊ってるときの方がかっこよかった(笑)。
 なんかなつかしいな、なんだっけ、と考えて、ああ、昔のレオ様を彷彿とするからだ、と思い至る。
 黙って踊ってるとちょーかっこいい、オトコマエ。でも喋るとズコーー!
 いや、うん、縣くんは当時のレオ様ほどクラッシャーじゃないから大丈夫。
 新公だとうまいと思うのに、上級生にまざると拙さが目立ってしまうなあ。


 医者@あすくんが素晴らしかった。
 この作品でいちばん笑ったのって、オスカーの登場シーンと医者の演技だわ(笑)。


 なんか久々に翼くんウオッチを堪能した。
 役がある、上に、モブでも仕事しまくりだから。『ファントム』とか、なまじ役があったからモブもなかなか出来なくて、前半つまんなかったなー。
 翼くんの笑顔いっぱい見られて満足。
 翼くん、大人の顔になってるんだなと、改めて思った。童顔だと思ってたけど、時は流れてる。しっかりした顔になってることに感慨……。

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