物語がナイと魅力もなくなる。@夢現無双 「宮本武蔵」
2019年3月17日 タカラヅカ 『夢現無双 「宮本武蔵」』初日観劇。
で、首をかしげる。
これ、面白いのか……?
なんか期待したモノとチガウっていうか、そもそもわたしナニを期待してたんだっけ?
主人公がかっこいいこと。
「強くなりたい」と愚直なまでに渇望する男の生き様。
そんな男を愛してしまった女の葛藤。
キャラ物ならではの、かっこいい場面、キャラソンぶちかます場面など。
オープニングの他に、ストーリー関係なく2回は「イケコの1幕ラストの全員登場場面」みたいなショーシーンがある。なにしろストーリー関係ないから、ただキャラクタたちがかっこいいってだけの歌とダンス。歌い上げるのは主題歌でも良いし、キャラクターソングでもいい。
え、ここで幕? 1幕終了、休憩に入る?? え? そんな話だっけ??と思わせるくらい「ジャーーン!!」と音楽決まって客席からぶわーっと拍手わき上がるようなヤツ。それが、90分中2回はある。オープニングもど派手なショーシーンだから、3回はストーリー止めてじゃんじゃか盛り上がる、てな。
……サイトー作品って、そうだったよねえ?
だから勝手に、90分あったら、開始2分で全員登場のど派手オープニングで、メインキャラ紹介と舞台紹介が一通り終わった20分後に美味しいキャラソンぶち込んでストーリー止めてでも「かっこいい!」盛り上がりを作って、そっから主人公の人生大変障害いろいろ迷います苦しみますで20分、煮詰まり最高潮でまたしてもキャラソン系派手パフォーマンス入れて「ここが中詰め!! こっからクライマックスへエンジンかけるぞ!」と空気アゲて、一転して静かな場面でラブロマンスなんぞやって、次にクライマックスのど派手戦闘シーン!! 音楽もダンスも装置もここぞとばかりに全部惜しみなく費やして盛り上げて、そっから終結、一旦オトして静かにEND、と見せかけて、主人公啖呵切ってにぎやかに幕。
……なんてイメージを持っていた。
かっこいい場面、ぶわーっとテンション上がる場面がナイ……。
出来事が語られてるだけ。
武蔵がナニ考えてるのかわかんない……えーと、「強くなりたい」んだよね? なんで?
「強くなりたい」から決闘して殺人してまわってるんだと思うけど、あんまし強さを求めているように見えない……なにがしたいのか伝わらない。
武蔵個人も心がよくわかんない上に、この人誰とも深く関わらない……。
お通さんは武蔵のことナニも理解しないまま、ただ後を追っかけ回してる。
小次郎は、すげーがんばって出番増やしてるなあ……増やしてるけど、小次郎自身のストーリーは描かれてないから、「ただ出番を増やしました、とりあえず舞台の上にいます」状態……。
出来事はあるけど、物語がナイ。
おかげで武蔵も小次郎もお通も、魅力がナイ……。
唯一物語があるのが、三枚目の又八。
又八がいちばん美味しい……びっくり。
ど、どうしちゃったんだ、サイトーくん。
大好きな宮本武蔵だろうに。
『巌流』(小次郎主役)と『Young Bloods!!』(現代日本に武蔵がタイムスリップ!)と来て、ついについに、念願のど真ん中直球で宮本武蔵やれるのに。
なんでこんな、パワーダウンしてるんだ?
で、首をかしげる。
これ、面白いのか……?
なんか期待したモノとチガウっていうか、そもそもわたしナニを期待してたんだっけ?
主人公がかっこいいこと。
「強くなりたい」と愚直なまでに渇望する男の生き様。
そんな男を愛してしまった女の葛藤。
キャラ物ならではの、かっこいい場面、キャラソンぶちかます場面など。
オープニングの他に、ストーリー関係なく2回は「イケコの1幕ラストの全員登場場面」みたいなショーシーンがある。なにしろストーリー関係ないから、ただキャラクタたちがかっこいいってだけの歌とダンス。歌い上げるのは主題歌でも良いし、キャラクターソングでもいい。
え、ここで幕? 1幕終了、休憩に入る?? え? そんな話だっけ??と思わせるくらい「ジャーーン!!」と音楽決まって客席からぶわーっと拍手わき上がるようなヤツ。それが、90分中2回はある。オープニングもど派手なショーシーンだから、3回はストーリー止めてじゃんじゃか盛り上がる、てな。
……サイトー作品って、そうだったよねえ?
だから勝手に、90分あったら、開始2分で全員登場のど派手オープニングで、メインキャラ紹介と舞台紹介が一通り終わった20分後に美味しいキャラソンぶち込んでストーリー止めてでも「かっこいい!」盛り上がりを作って、そっから主人公の人生大変障害いろいろ迷います苦しみますで20分、煮詰まり最高潮でまたしてもキャラソン系派手パフォーマンス入れて「ここが中詰め!! こっからクライマックスへエンジンかけるぞ!」と空気アゲて、一転して静かな場面でラブロマンスなんぞやって、次にクライマックスのど派手戦闘シーン!! 音楽もダンスも装置もここぞとばかりに全部惜しみなく費やして盛り上げて、そっから終結、一旦オトして静かにEND、と見せかけて、主人公啖呵切ってにぎやかに幕。
……なんてイメージを持っていた。
かっこいい場面、ぶわーっとテンション上がる場面がナイ……。
出来事が語られてるだけ。
武蔵がナニ考えてるのかわかんない……えーと、「強くなりたい」んだよね? なんで?
「強くなりたい」から決闘して殺人してまわってるんだと思うけど、あんまし強さを求めているように見えない……なにがしたいのか伝わらない。
武蔵個人も心がよくわかんない上に、この人誰とも深く関わらない……。
お通さんは武蔵のことナニも理解しないまま、ただ後を追っかけ回してる。
小次郎は、すげーがんばって出番増やしてるなあ……増やしてるけど、小次郎自身のストーリーは描かれてないから、「ただ出番を増やしました、とりあえず舞台の上にいます」状態……。
出来事はあるけど、物語がナイ。
おかげで武蔵も小次郎もお通も、魅力がナイ……。
唯一物語があるのが、三枚目の又八。
又八がいちばん美味しい……びっくり。
ど、どうしちゃったんだ、サイトーくん。
大好きな宮本武蔵だろうに。
『巌流』(小次郎主役)と『Young Bloods!!』(現代日本に武蔵がタイムスリップ!)と来て、ついについに、念願のど真ん中直球で宮本武蔵やれるのに。
なんでこんな、パワーダウンしてるんだ?
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