宝塚音楽学校第105期文化祭覚え書き、その8。

 第1部のポピュラー・ヴォーカルと第2部の演劇は、「顔を覚える場」である。わたしにとって。

 第3部のダンスコンサートは、個別認識することを放棄している。
 プログラム見ても、その場に登場している数十人があいうえお順で載ってるだけで、「どの衣装の子が誰々」「何番目に登場する子が誰」「センターでくるくる回る子が誰」とか書いてないし。
 ずっと動いてるから顔見えないし。
 おまけに今回、光栄すぎる最前列センターだ。下から見上げている状態だ。1列目しか見えねえ。後ろで踊る人は、重なっちゃって「いるんだな」としかわからん。

 それでもダンスコンサートは楽しい。
 むっちゃ楽しい。
 個別認識しようとか、あの子はどこにいるのかしらとか、余計なことは考えず「きゃ~~、すごーい、きゃ~~、楽しーーい!!」と夢中になって終わる。

 そして、あっという間にラストになり、「えっ、もう終わり? 短い!!」と思う。
 フィナーレになってようやく気がついたわ、あれ、松岡さん観てない。
 他の人を観ていたから、とかではなく、物理的に見えなかった。
 松岡さん、たぶんダンス苦手なのでは? センターで特別に踊る、とか、1列目でがんがん踊る、とかの見せ場がなかったと思う。
 いつも人垣の後ろで踊っていたら、そりゃ見えないわ……。
 日舞のときは、センターにくる箇所があったから顔がわかったけど。
 や、もし見逃しているだけだったらすまん。だとしたら、見逃すくらいの見せ場だったんだと思う……1列目とか真ん中で特別に踊る人しかろくに見えない席だったんだもん。

 ダンスで目立っていたのは、知らない人たちでした。
 1部や2部で顔をおぼえていない子たち。
 タップダンスとバレエはセンターの配役がプログラムに載っている。……けど、そこで顔をおぼえても、次の場面でぶわーっと入り乱れて踊られたらもうわからぬ……わたしののーみそときたら。

 お芝居でおぼえた子たちをフィナーレで点呼するのが精一杯。
 あ、山川さんと福嶋さんはずっと見てたからわかる(笑)。
 あと、タップとジャズダンスに出ていた男の子で気になる子がいたんだが……誰なのか判別する前に終わっちゃったよー。


 今回はとにかく娘役さんに美人が多い、ということと、男の子たちは歌がやばいのかもしれない、と思ったな。
 松岡さんが注目されまくっていて、いろいろ大変な期かもしれないけど、それを逆手に取るくらいの強さで、華々しく活躍してくれるといいな。

 今年の文化祭も楽しかった!
 観られて良かった。来年もまた観たいな。

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