なんか今さらまた、夢華さんを考える・その1。
2015年6月28日 タカラヅカ 宙組新人公演『王家に捧ぐ歌』で、抜擢研2ヒロイン、アイーダ@まどかちゃんの登場がうれしかった。
研2なんて、舞台人としては素人みたいなもんなのに、ここまで「ヒロイン」をやってのける実力と、「ヒロイン」っぽい持ち味にわくわくした。
これからこの子がどんな風に成長していくのか。それを見守るのって、タカラヅカの醍醐味、楽しみ方のひとつだよなあ、と。
そして。
夢華さんを、思い出した。
2010年4月16日に月組で初舞台を踏み、5月17日まで初舞台生としてロケットで脚上げをしていた女の子。
そして、6月25日からの雪組公演に組子として出演し、7月13日には、新公ヒロインをした。
はじめてプロとして舞台に立ってから、わずか3ヶ月未満で、大劇場のセンターに立ったわけだ。
9月12日まで雪組本公演(宝塚~東宝)、10月13日からは準ヒロインとしてドラマシティ公演に出演、同公演の青年館が11月7日まで。
そして、翌年1月2日には、大劇場本公演のヒロインとして、トップスターの相手役として、スポットライトを浴びていた。
舞台に立ってわずか3ヶ月未満で新公ヒロイン、10ヶ月未満でトップ娘役相当の位置。
宝塚歌劇団100年の歴史で、ただひとりの扱い。
100年にたったひとりの天才、ということだろう。
夢華さんというのは、そういう人だった。
たしかに夢華さんはうまくて、舞台を壊すようなへたっぴが抜擢された、というわけじゃない。
問題は、「100年にひとりの天才」というほどの巧さだったか? という点。
たとえば、今回の抜擢新公ヒロインのまどかちゃん。彼女と比べて、どれほどの違いがあったのだろうか? という。
娘役は早熟な子が多いから、実力のある子は早くからある程度はサマになっている。
若くして抜擢された子も、新公ではちゃんと評価を残している印象。……大惨事に終わったのは、最近では花組のうららちゃん(新公ヒロ当時研2)くらいかな。
今わたしはまどかちゃんを絶賛しているけれど、彼女の実力は、夢華さんと比べてどうだろう。他の新公ヒロインたちとは?
最近の娘役の初新公ヒロイン……2010年度以降、研3以下だと。
・研3……愛風ゆめ、美園さくら、星乃あんり、星南のぞみ、有沙瞳、城妃美伶、伶美うらら。(トップ娘役就任済み・愛希れいか、咲妃みゆ、花乃まりあ)
・研2……春妃うらら、海乃美月。(トップ娘役就任済み・実咲凛音)
2010年度を区切りにしたのは、96期入団の年、つまり夢華ショックの年だから。
大抵の有望娘役は研3までに新公ヒロインを務めるのが、最近の流れだろう。
現トップ娘役たちはほぼ研3までに新公ヒロ経験をしている。(妃海風ちゃんのみ研4)
研3デビューが順当、それよりあとだと遅め、研2だと抜擢って感じかな。
娘役は旬が短いだけに、デビュー適齢期も短いな。
今回、まどかちゃんを「抜擢! すごい!」と思うのは、彼女が研2だからなんだろうな。研3だったら、こんな風に「新星現る!」って感じじゃないと思う。組に丸1年以上いれば、新公でもバウなど外箱でも、それなりに場をもらって活躍するだろうから。
今までもおいしいところで使われていた子が新公ヒロインかあ、順当だな、になる。
実力的にえーらいこっちゃ、になっていた春妃うららちゃんを除いて、他の子たちに大きなマイナス印象はなかった、と思う。
容姿、実力、華、すべてに完璧な子はひとりもいなかった。でも、初ヒロインの子を掴まえて、酷評する気にはまったくならない。足りなくてあたりまえだと思うから。んなもん、最初からすべて持ち合わせていたら、それこそ「天才」か、あるいは「タカラヅカ否定」。素人でも誰でも出来るのよ、「タカラヅカ」のトップ娘役なんか、てことになってしまう。
タカラヅカを素晴らしいところだと思うからこそ、研2~3の初ヒロインたちが拙くてもOK、持って生まれた美貌や器用さだけでは無理、これから舞台上で経験を積んで磨かれて、「娘役」という役者になる。
実際、夢華さんの研1新公ヒロインにしたって、わたしは別にどーってことない感想しか書いてないな。
うまい。でも、ビジュアル残念。この程度のビジュアルで、なんで研1で新公ヒロなんだろ? という感想。うまいだけなら、今までも山ほどいたから、他の子たちと夢華さんを分ける基準の不明瞭さに首をかしげる。
翌日欄へ続く。
研2なんて、舞台人としては素人みたいなもんなのに、ここまで「ヒロイン」をやってのける実力と、「ヒロイン」っぽい持ち味にわくわくした。
これからこの子がどんな風に成長していくのか。それを見守るのって、タカラヅカの醍醐味、楽しみ方のひとつだよなあ、と。
そして。
夢華さんを、思い出した。
2010年4月16日に月組で初舞台を踏み、5月17日まで初舞台生としてロケットで脚上げをしていた女の子。
そして、6月25日からの雪組公演に組子として出演し、7月13日には、新公ヒロインをした。
はじめてプロとして舞台に立ってから、わずか3ヶ月未満で、大劇場のセンターに立ったわけだ。
9月12日まで雪組本公演(宝塚~東宝)、10月13日からは準ヒロインとしてドラマシティ公演に出演、同公演の青年館が11月7日まで。
そして、翌年1月2日には、大劇場本公演のヒロインとして、トップスターの相手役として、スポットライトを浴びていた。
舞台に立ってわずか3ヶ月未満で新公ヒロイン、10ヶ月未満でトップ娘役相当の位置。
宝塚歌劇団100年の歴史で、ただひとりの扱い。
100年にたったひとりの天才、ということだろう。
夢華さんというのは、そういう人だった。
たしかに夢華さんはうまくて、舞台を壊すようなへたっぴが抜擢された、というわけじゃない。
問題は、「100年にひとりの天才」というほどの巧さだったか? という点。
たとえば、今回の抜擢新公ヒロインのまどかちゃん。彼女と比べて、どれほどの違いがあったのだろうか? という。
娘役は早熟な子が多いから、実力のある子は早くからある程度はサマになっている。
若くして抜擢された子も、新公ではちゃんと評価を残している印象。……大惨事に終わったのは、最近では花組のうららちゃん(新公ヒロ当時研2)くらいかな。
今わたしはまどかちゃんを絶賛しているけれど、彼女の実力は、夢華さんと比べてどうだろう。他の新公ヒロインたちとは?
最近の娘役の初新公ヒロイン……2010年度以降、研3以下だと。
・研3……愛風ゆめ、美園さくら、星乃あんり、星南のぞみ、有沙瞳、城妃美伶、伶美うらら。(トップ娘役就任済み・愛希れいか、咲妃みゆ、花乃まりあ)
・研2……春妃うらら、海乃美月。(トップ娘役就任済み・実咲凛音)
2010年度を区切りにしたのは、96期入団の年、つまり夢華ショックの年だから。
大抵の有望娘役は研3までに新公ヒロインを務めるのが、最近の流れだろう。
現トップ娘役たちはほぼ研3までに新公ヒロ経験をしている。(妃海風ちゃんのみ研4)
研3デビューが順当、それよりあとだと遅め、研2だと抜擢って感じかな。
娘役は旬が短いだけに、デビュー適齢期も短いな。
今回、まどかちゃんを「抜擢! すごい!」と思うのは、彼女が研2だからなんだろうな。研3だったら、こんな風に「新星現る!」って感じじゃないと思う。組に丸1年以上いれば、新公でもバウなど外箱でも、それなりに場をもらって活躍するだろうから。
今までもおいしいところで使われていた子が新公ヒロインかあ、順当だな、になる。
実力的にえーらいこっちゃ、になっていた春妃うららちゃんを除いて、他の子たちに大きなマイナス印象はなかった、と思う。
容姿、実力、華、すべてに完璧な子はひとりもいなかった。でも、初ヒロインの子を掴まえて、酷評する気にはまったくならない。足りなくてあたりまえだと思うから。んなもん、最初からすべて持ち合わせていたら、それこそ「天才」か、あるいは「タカラヅカ否定」。素人でも誰でも出来るのよ、「タカラヅカ」のトップ娘役なんか、てことになってしまう。
タカラヅカを素晴らしいところだと思うからこそ、研2~3の初ヒロインたちが拙くてもOK、持って生まれた美貌や器用さだけでは無理、これから舞台上で経験を積んで磨かれて、「娘役」という役者になる。
実際、夢華さんの研1新公ヒロインにしたって、わたしは別にどーってことない感想しか書いてないな。
うまい。でも、ビジュアル残念。この程度のビジュアルで、なんで研1で新公ヒロなんだろ? という感想。うまいだけなら、今までも山ほどいたから、他の子たちと夢華さんを分ける基準の不明瞭さに首をかしげる。
翌日欄へ続く。
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