彼が説得力!@新人公演『王家に捧ぐ歌』
2015年6月25日 タカラヅカ 一家に一台、和希そら。
……そんな言葉が脳裏に浮かんだ、宙組新人公演『王家に捧ぐ歌』。
や、和希くんはモノでも、ましてや家電でもありませんので、このフレーズはおかしいんだけども。
おかしいけども、浮かんでしまった。
彼の説得力というか、見事な仕事ぶりに対して。
新公は新公。周囲みんなが一定レベルだと、そのレベルラインがどの数値に引かれているかは関係なく、「そーゆーもん」だと脳が認識する。
本公演に「新公レベル」の子がひとり混ざっているとめちゃ浮くけど、「新公レベル」の子が新公にいても浮かない。だって周囲みんながそのレベルだから。
そしてわたしは新公を観に来ているのだから、もうすっかり「新公レベル」を「この舞台の世界観」として受け入れ、肌に馴染んでいる。
そこに現れる、和希そら。
突然そこに、色が加わる。
下級生バウに、専科さんが出て来ると、突然すっと舞台が引き締まり、色がくっきりする。
あの現象です。
それまで「エジプトが強い」とか「ラダメスが優秀な戦士である」なんてことは、台詞にあっても実感はないままだった。そう言われてるからそうなんだろう、程度。
それが、だ。
ケペル@和希くんが登場して喋り出すなり、すとんと納得した。
ああ、この国は強いわ。ラダメスは優秀だわ。
だって、こんな「出来る」男が、ごくふつーにいる国だもの。王様でもなく将軍でもない、将校レベルがこんだけめちゃ高いのよ、推して知るべし。
これほどの男より上の立場にいるラダメス将軍は、そりゃーもー、めちゃくちゃ優秀なんでしょうよ。でないとこの男がサブに甘んじているわけないもんな。
そう、瞬時に思ったのですよ。
それくらい、将校としてのそらくんはすっきりと優秀そうでした。軍人とか腕っ節レベルの話ではなく、人間として出来た感じ。
「際立つ」という言葉は、こういうことを言うのだなあ、と感心。
そらくん、ちっこいのにね。美形というわけでもない(ごめん)のにね。
それでも、スカステ映像の中にNHK映像が混ざったような、突然びっくりな差を見せつけてくれた。
で、ここで「そりゃエジプトは強いわ」とはじめて思ったことで、反対に「そっか。強そうに見えてなかったのか」と、気づいてなかったことに気づかされもしました。
でもって、そらくんが軽々楽々と存在してくれるおかげで、エジプト軍も底上げされたし、主役のラダメス@ずんちゃんの男ぶりも上がった。
つまんない男を親友かつ部下にしている男は、「所詮、その程度」ってことだから。つきあう相手で、人間の格って見えるよね。ケペルが男前なおかげで、ラダメスも「おおっ」て感じに、さらにかっこよく見えた。
だから思ったの。
そらくんがいて、良かった……!
つか、そらくんがいたらすごくありがたい。やばいかなー、大丈夫かなー、てところに彼を投入したら、底上げされるんじゃ? 彼の際立ち効果で、全体が持ち上がって見える気がするもの。
一家に一台、和希そら……!!
冗談はさておき。
そらくんの素晴らしいところはなんつっても、台詞が聞き取れることですわ。
本役さんだと聞き取れない部分も、とてもクリアに意味を持って脳に入ってくる。
声いいよな、ほんと。
技術のある人って、表現出来る幅が広いよなー。
基本を正しく踏襲することだけでいっぱいいっぱいの人たちの中、基本なんかすでに身についてるからひとり応用テクニックを自在に駆使。
新公出演者の多くが、せまい箱の中で身じろぎすら不自由そうにしてるのに、そらくんひとり広い空間で自由に踊ってる。身についている技術の差が、その空間の差なんだよなあ。
パッションくんとかそらくんとか、真ん中向きとは、ごめん、わたしは思ってないのだけど、この目の覚めるような実力は、ぜひぜひ活かして大切に育てて欲しい。頼むよ劇団様。
ケペルの相棒、メレルカ@秋音光くんは、特に印象に残らず。や、メレルカってそういう役だし、歴代からして。
ふつうにタカラヅカ的な容姿の、学年相応の実力に思えた。
そらくんと2個イチだから割を食ったのかもしれない。でも、顔立ちだけならそらくんよりハンサムだよなあ。いやその、そらくんも年々かっこよくなってきてるのだけども。
……そんな言葉が脳裏に浮かんだ、宙組新人公演『王家に捧ぐ歌』。
や、和希くんはモノでも、ましてや家電でもありませんので、このフレーズはおかしいんだけども。
おかしいけども、浮かんでしまった。
彼の説得力というか、見事な仕事ぶりに対して。
新公は新公。周囲みんなが一定レベルだと、そのレベルラインがどの数値に引かれているかは関係なく、「そーゆーもん」だと脳が認識する。
本公演に「新公レベル」の子がひとり混ざっているとめちゃ浮くけど、「新公レベル」の子が新公にいても浮かない。だって周囲みんながそのレベルだから。
そしてわたしは新公を観に来ているのだから、もうすっかり「新公レベル」を「この舞台の世界観」として受け入れ、肌に馴染んでいる。
そこに現れる、和希そら。
突然そこに、色が加わる。
下級生バウに、専科さんが出て来ると、突然すっと舞台が引き締まり、色がくっきりする。
あの現象です。
それまで「エジプトが強い」とか「ラダメスが優秀な戦士である」なんてことは、台詞にあっても実感はないままだった。そう言われてるからそうなんだろう、程度。
それが、だ。
ケペル@和希くんが登場して喋り出すなり、すとんと納得した。
ああ、この国は強いわ。ラダメスは優秀だわ。
だって、こんな「出来る」男が、ごくふつーにいる国だもの。王様でもなく将軍でもない、将校レベルがこんだけめちゃ高いのよ、推して知るべし。
これほどの男より上の立場にいるラダメス将軍は、そりゃーもー、めちゃくちゃ優秀なんでしょうよ。でないとこの男がサブに甘んじているわけないもんな。
そう、瞬時に思ったのですよ。
それくらい、将校としてのそらくんはすっきりと優秀そうでした。軍人とか腕っ節レベルの話ではなく、人間として出来た感じ。
「際立つ」という言葉は、こういうことを言うのだなあ、と感心。
そらくん、ちっこいのにね。美形というわけでもない(ごめん)のにね。
それでも、スカステ映像の中にNHK映像が混ざったような、突然びっくりな差を見せつけてくれた。
で、ここで「そりゃエジプトは強いわ」とはじめて思ったことで、反対に「そっか。強そうに見えてなかったのか」と、気づいてなかったことに気づかされもしました。
でもって、そらくんが軽々楽々と存在してくれるおかげで、エジプト軍も底上げされたし、主役のラダメス@ずんちゃんの男ぶりも上がった。
つまんない男を親友かつ部下にしている男は、「所詮、その程度」ってことだから。つきあう相手で、人間の格って見えるよね。ケペルが男前なおかげで、ラダメスも「おおっ」て感じに、さらにかっこよく見えた。
だから思ったの。
そらくんがいて、良かった……!
つか、そらくんがいたらすごくありがたい。やばいかなー、大丈夫かなー、てところに彼を投入したら、底上げされるんじゃ? 彼の際立ち効果で、全体が持ち上がって見える気がするもの。
一家に一台、和希そら……!!
冗談はさておき。
そらくんの素晴らしいところはなんつっても、台詞が聞き取れることですわ。
本役さんだと聞き取れない部分も、とてもクリアに意味を持って脳に入ってくる。
声いいよな、ほんと。
技術のある人って、表現出来る幅が広いよなー。
基本を正しく踏襲することだけでいっぱいいっぱいの人たちの中、基本なんかすでに身についてるからひとり応用テクニックを自在に駆使。
新公出演者の多くが、せまい箱の中で身じろぎすら不自由そうにしてるのに、そらくんひとり広い空間で自由に踊ってる。身についている技術の差が、その空間の差なんだよなあ。
パッションくんとかそらくんとか、真ん中向きとは、ごめん、わたしは思ってないのだけど、この目の覚めるような実力は、ぜひぜひ活かして大切に育てて欲しい。頼むよ劇団様。
ケペルの相棒、メレルカ@秋音光くんは、特に印象に残らず。や、メレルカってそういう役だし、歴代からして。
ふつうにタカラヅカ的な容姿の、学年相応の実力に思えた。
そらくんと2個イチだから割を食ったのかもしれない。でも、顔立ちだけならそらくんよりハンサムだよなあ。いやその、そらくんも年々かっこよくなってきてるのだけども。
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