「歌えるヲヅキがいた」。

 それが、宙組新人公演『王家に捧ぐ歌』の驚きのひとつ。

 ウバルド@瑠風輝くん……。

 彼、あんなにヲヅキ顔だった?
 今までも目立つ人だったので眺めて来ていたけど、「ヲヅキだ」と思ったのは今回がはじめて。わたしだけでなく、友人も同じことを言っていた。

 えーとわたし、ヲヅキさん好きです。
 ただ、彼の歌は残念だと思っていた。
 ……だけに。

 歌えるヲヅキって最強?!

 いやその、わたし的に。
 なんてありがたいの。ヲヅキ顔なのに、歌えるなんて! 安心して眺められるわ、好きなタイプを!

 てことで、よろこんでウバルド見てました。
 や、もともとわたし、『王家』というと、ウバルド見てアイーダ見て、と視界が決まっている人なので。

 本役さんより、血潮の感じられるウバルドでした。や、単なる顔のイメージかもしんないけど、マカゼも瑠風くんも。
 マカゼ氏はビジュアル大好物過ぎてそれ以上なんもわかんないし(笑)、瑠風くんは「なつかしいなあ、ティボルト……」と、関係ない感慨にふけってました。や、なんかティボルト@ヲヅキ思い出す姿と演技で。
 わたし、ヲヅキさんのティボルト大好きだったんですよ。思い出すだけで泣けてくるレベルで。
 そんな好きなキャラクタを思い出して重ねられる、ってことは、好きな役作りだったんじゃないかな、瑠風ウバルド。
 アタマ悪い感想ですまんです。


 カマンテ@まりなちゃんは、期待したほど美しくない……。
 や、まりなちゃんって、わたしの好みの顔立ちの子ですから。オサ様系のしゅっとした顔立ちの美形さん。
 まりなちゃんがカマンテ、と知ったときにまず期待したのは「目の保養」ですもん。カマンテというと黒い美青年、まりなちゃんの黒塗り美形っぷりを拝めるのだわ、と。
 期待が大きすぎたか。
 わりと、ふつうに見えた。
 や、ちゃんとかっこいいけど……なんか勝手に、もっともっと美形! とイメージ膨らませすぎてたみたい。すまん。

 役割としてはふつうにこなしていたと思うけど、やっぱそれほど伝わってこない……。
 今回のカマンテ役って難しいのかなあ。

 と、思ったその横にいる、サウフェ@潤奈すばるくん……(笑)。す、すまん、(笑)が付いてしまう。
 そのお化粧、どうしたの? それでいいの?
 すばるくんは、あまりスカステを見ないわたしがたまたま見た「取扱説明書。」で記憶に残っていた。あら、きれいな子だわ。つか、好きなタイプの顔だわ。
 そう思っていただけに……その顔は……(笑)。
 メイクダウンでなく、メイクアップを目指して欲しいなー。まずそこからだ。


 ファラオ@パッションくんてば、納得の歌声。

 気持ちよかった。
 も、ひたすら、気持ちよかった。

 そうだよ、ファラオはこうでなきゃ!

 路線役というか、若くてカッコイイ男の子の役はいろいろあるけど、それより絶対ファラオはやり甲斐あるいい役! いや、新公で路線役になるかどうかは大いにこだわるところだと思うけど……それは置いておいて。
 わたしは、パッションくんのファラオを見られて良かった。この歌声を聴けて良かった。

 1観客として、ファラオの歌声で「スコーン!」とぶっ飛ばしてくれないと、『王家』を観た!って気にならないんだもの。
 パッションくんのおかげで、『王家』観たわー! という気持ちになった。
 ありがとう!


 アモナスロ@穂稀せりくんも、うまかったー。
 ヒゲもじゃで歌ウマ、ん? この感じどっかで見たことある……って、ことちゃんが昔こんな役やってなかったっけ? 歌ウマさんは共通項あるのかしら、とか無責任に思ってみたり。
 や、今のことちゃんはフェイスラインがずいぶん変わってきているので、似てないと思いますけども。

 ヒロさんの発声というか、独特の声をそのまま踏襲した感じ。だからいわゆる男役声ではなかった気がするんだけど……そこはもっとふつうにやってくれてもよかったかな。
 でも、その分芝居がしやすかったのかも。出しやすい音程で話している感じがした。

 ファラオとアモナスロがちゃんとうまくて、安心して観られたわ。

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