哀しみの持つ美しさを。@1789-バスティーユの恋人たち-
2015年4月25日 タカラヅカ 自分がナニに惹かれるかなんて、体験してみなきゃ、わかんない。
いやまったく。
『1789-バスティーユの恋人たち-』初日観劇。
楽しかったし、見どころいっぱい、語りたいこともいっぱいある。
だがわたしが、もっとも声を大にして語りたいことは。
コマが、めちゃくちゃカッコイーー!!
ちょっと、ノーマークでしたわよ、油断しまくりですわよ。
なんなのあれ、コマさんがあんだけカッコイイとかナニそれ、聞いてないよ、どういうことよ、うきゃ~~。
こちとら無教養ですから、原作ミュージカル知らないし、歴史も『ベルばら』以上には知りません。予習もしないから、コマつんがどんな役なのかもわかってない。
最初の革命チームの顔見せらしき場面にいないから、もうすっかり存在を忘れてた。
突然あたりまえみたいな顔して出て来て、ああコマつんいたんだ、と思い出し、あー、いつものコマつんねえ、男役はいいわねえ、前回は女役だったものねえ、と気楽に思いつつ眺めていただけだったんだけど。
ダントン@コマ、かっこいい……っ。
ダントンは出オチキャラっていうか、登場した最初の場面しか目立つところがない。あとは仲間の中にいるだけ。
……なんだけど、この仲間の中にいるだけ、が、かっこよすぎて息詰まる。
台詞とか演出とか、ついてないからこその、かっこよさ。
怒り、焦燥、決意、不安、……全部全部、演技だけでわかるの。
でもってその台詞も見せ場もない、革命家チームでいちばんの脇キャラが、美しいの。
コマつんやせた? 昔のほっぺたぱつんぱつん時代も知ってる身としては、シャープな男性らしい頬のラインにどきどきですよ。
なんか理想的な「美しい青年」を形作ってる。
その特上の外見で、男らしくて野性味のあるキャラクタで、そのくせ知性がしっかりと見えるのよ。
そして。
ああ、そして。
哀しそうなの。
台詞もなく踊っているとき、戦っているとき。
孤独や悲哀が、その瞳に宿っているの。
強い男なのに。戦士なのに。行動は男性的で力強く垂直に進んでいるのに……なのに、どこか哀しそうなの。
そのかなしさは弱さではなく……もっと、暗いもの、よくないものに思える。
狂気や、歪みといったもの。
どこか、タガがはずれる恐怖。
ひとつ掛け間違ったら、破滅に向かって、内側に向かってはじけそうな、そんな、言葉にならないあやうさ。
強いガサツな男なのに、一抹のはかなさを持っている。
それが……そっれっがっ、もおっ、好み過ぎて!!
コマつんだ。
うわああ、コマつんだ。
わたしの好きなコマつんだーー!!
『雪景色』のときの、狂気。
死んでも、生き残っても、彼にあるのは狂気でしかない……そう背筋が寒くなった、あの美しさ。
諦観でもない楽観でもない、不思議な乾きと暗さ、クリッツィ@『はじめて愛した』の魅力。
シヴァーブリン@『黒い瞳』の荒んだ瞳。
ちょー萌えキャラ、カーベットさん@『ルパン』の色気っ!!
わたしの大好きなコマつん、大好物のコマつんが、史上最大のビジュアルと共に眼前に……!
これはもう、猫にかつおぶし状態っすよ。ごちそうさまです、コマつんしか見えません。
や、初見だからできるだけ全体観ようとがんばったんだけどね。
どうしてもコマつんに引き寄せられてしまう……見逃すのがもったいない、惜しい。
ちょっとほんと、楽しいな、『1789』。
ダントン@コマのドラマをオペラで追いかけるだけでも、何回リピートしても楽しめそう。
で、ダントンは単独キャラじゃない。友人がいて、仲間がいて、恋人もいる。
友人たち、仲間たち、そして恋人と、リピートするたびドラマの輪は広がり、ダントンを中心に各キャラを追いかけるのも、彼らとの関係性を読み解いたり妄想したりするのも、楽しくて仕方ないはず。
わたしはコマつんが好みだからコマつんに着地したけど、他のキャラもきっと、同じように楽しいはず。自分のご贔屓が、それぞれの立ち位置で、この世界に生きているなら、そのキャラを観てどきどきできると思うの。
贔屓ってことは芝居の好みが合っているってことだろうし、この作品とこのキャラ配置で好みの芝居をしてくれたら、絶対観るのが楽しい。
あー、予想外だったわ。
そりゃもともとコマくん好きだけど、ここでこんなにど真ん中来るとは思ってなかった。
体験してみなきゃわかんないねえ。
幕が上がる前は、自分のオペラグラスがコマつん追いかけて終わるなんて、まったく思ってなかったよ。
あああ、ダントンかっこいー……。
いやまったく。
『1789-バスティーユの恋人たち-』初日観劇。
楽しかったし、見どころいっぱい、語りたいこともいっぱいある。
だがわたしが、もっとも声を大にして語りたいことは。
コマが、めちゃくちゃカッコイーー!!
ちょっと、ノーマークでしたわよ、油断しまくりですわよ。
なんなのあれ、コマさんがあんだけカッコイイとかナニそれ、聞いてないよ、どういうことよ、うきゃ~~。
こちとら無教養ですから、原作ミュージカル知らないし、歴史も『ベルばら』以上には知りません。予習もしないから、コマつんがどんな役なのかもわかってない。
最初の革命チームの顔見せらしき場面にいないから、もうすっかり存在を忘れてた。
突然あたりまえみたいな顔して出て来て、ああコマつんいたんだ、と思い出し、あー、いつものコマつんねえ、男役はいいわねえ、前回は女役だったものねえ、と気楽に思いつつ眺めていただけだったんだけど。
ダントン@コマ、かっこいい……っ。
ダントンは出オチキャラっていうか、登場した最初の場面しか目立つところがない。あとは仲間の中にいるだけ。
……なんだけど、この仲間の中にいるだけ、が、かっこよすぎて息詰まる。
台詞とか演出とか、ついてないからこその、かっこよさ。
怒り、焦燥、決意、不安、……全部全部、演技だけでわかるの。
でもってその台詞も見せ場もない、革命家チームでいちばんの脇キャラが、美しいの。
コマつんやせた? 昔のほっぺたぱつんぱつん時代も知ってる身としては、シャープな男性らしい頬のラインにどきどきですよ。
なんか理想的な「美しい青年」を形作ってる。
その特上の外見で、男らしくて野性味のあるキャラクタで、そのくせ知性がしっかりと見えるのよ。
そして。
ああ、そして。
哀しそうなの。
台詞もなく踊っているとき、戦っているとき。
孤独や悲哀が、その瞳に宿っているの。
強い男なのに。戦士なのに。行動は男性的で力強く垂直に進んでいるのに……なのに、どこか哀しそうなの。
そのかなしさは弱さではなく……もっと、暗いもの、よくないものに思える。
狂気や、歪みといったもの。
どこか、タガがはずれる恐怖。
ひとつ掛け間違ったら、破滅に向かって、内側に向かってはじけそうな、そんな、言葉にならないあやうさ。
強いガサツな男なのに、一抹のはかなさを持っている。
それが……そっれっがっ、もおっ、好み過ぎて!!
コマつんだ。
うわああ、コマつんだ。
わたしの好きなコマつんだーー!!
『雪景色』のときの、狂気。
死んでも、生き残っても、彼にあるのは狂気でしかない……そう背筋が寒くなった、あの美しさ。
諦観でもない楽観でもない、不思議な乾きと暗さ、クリッツィ@『はじめて愛した』の魅力。
シヴァーブリン@『黒い瞳』の荒んだ瞳。
ちょー萌えキャラ、カーベットさん@『ルパン』の色気っ!!
わたしの大好きなコマつん、大好物のコマつんが、史上最大のビジュアルと共に眼前に……!
これはもう、猫にかつおぶし状態っすよ。ごちそうさまです、コマつんしか見えません。
や、初見だからできるだけ全体観ようとがんばったんだけどね。
どうしてもコマつんに引き寄せられてしまう……見逃すのがもったいない、惜しい。
ちょっとほんと、楽しいな、『1789』。
ダントン@コマのドラマをオペラで追いかけるだけでも、何回リピートしても楽しめそう。
で、ダントンは単独キャラじゃない。友人がいて、仲間がいて、恋人もいる。
友人たち、仲間たち、そして恋人と、リピートするたびドラマの輪は広がり、ダントンを中心に各キャラを追いかけるのも、彼らとの関係性を読み解いたり妄想したりするのも、楽しくて仕方ないはず。
わたしはコマつんが好みだからコマつんに着地したけど、他のキャラもきっと、同じように楽しいはず。自分のご贔屓が、それぞれの立ち位置で、この世界に生きているなら、そのキャラを観てどきどきできると思うの。
贔屓ってことは芝居の好みが合っているってことだろうし、この作品とこのキャラ配置で好みの芝居をしてくれたら、絶対観るのが楽しい。
あー、予想外だったわ。
そりゃもともとコマくん好きだけど、ここでこんなにど真ん中来るとは思ってなかった。
体験してみなきゃわかんないねえ。
幕が上がる前は、自分のオペラグラスがコマつん追いかけて終わるなんて、まったく思ってなかったよ。
あああ、ダントンかっこいー……。
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