そーいや先日のラインアップと一緒に、『王家に捧ぐ歌』「前夜祭」の発表があったっけ。
 とりあえず、備忘録として貼り付けておく。
宙組公演『王家に捧ぐ歌』 「前夜祭」について
2015/03/24
2003年に星組で初演。第58回芸術大賞を受賞した『王家に捧ぐ歌』本年、6月の宝塚大劇場公演に先立ち、『王家に捧ぐ歌』前夜祭を開催いたします。宙組出演者に加え、ゲストとして初演の出演メンバーを迎え、12年ぶりとなる名作の再演を盛り上げます。
概要は以下のとおりです。   
開催日時
2015年5月18日(月)18時30分~    
会場
宝塚大劇場   
構成・演出
木村 信司   
主な出演者
(宙組)朝夏 まなと、実咲 凜音、真風 涼帆 ほか
(ゲスト)湖月わたる、安蘭 けい、檀 れい   
料金
SS席5,200円、S席4,100円、A席3,000円、B席2,500円(税込)
※当日B席の販売はありません。(2階17列も2,500円で販売)

 月組の2015年 公演ラインアップ【宝塚大劇場・東京宝塚劇場】<11月~2016年1月~2月(予定)・月組公演『舞音-MANON-』『GOLDEN JAZZ』>と同日でした、発表。
 月組ラインアップだけ触れて、前夜祭をいじってなかったなと思い出す。

 へー、前夜祭やるんだー。てゆーか。

 『王家に捧ぐ歌』って、そんなビッグタイトルなんだ。
 知らなかった……。

 今まで前夜祭ってゆーと、『ベルサイユのばら』とか『ノバ・ボサ・ノバ』とか『風と共に去りぬ』とかのヅカオリジナル大作や、『ME AND MY GIRL』『ガイズ&ドールズ』とかの鳴り物入り海外ミュージカルの、再演を重ねられてきた超有名作、特別にスペシャルにエクセレントな、他とは一線を画した選りすぐりの作品にのみ行う、というイメージがあって。
 1年の何本かは再演作を上演するリサイクルふつーの劇団だけど、前夜祭した回数は、そんなに多くないよね? 現にここ数年は行われてないよね? 星の『ノバ・ボサ・ノバ』以来?
 滅多にやらないことなのに……。
 やるんだ、わざわざ。
 びっくりだー。

 や、やる分にはいいです、祭りは大きい方がいい、なんでもやらないよりやる方がいい、盛り上げ上等。
 ただ、そんなご大層な作品だと知らなかったから、驚いているだけで。

 世間様の評価や位置づけは知らないが。

 わたしは、『王家に捧ぐ歌』が好きだ。

 どんくらい好きかというと、わたしがヅカファンとして、道を踏み外したきっかけとなったくらい、好き。

 ええ。
 今だから言える。
 わたし、『王家』ではじめて、高額チケットに手を出しました。

 それまでは、チケットに定価以上出すなんて邪道だと思ってたの!! タカラヅカは定価かそれ以下でチケットを融通し合う、清く正しく美しいところよ、儲け主義のダフ屋なんかに頼るもんかっ、高額チケットなんか買ったら負けよっっ。
 ……てなふーに、思ってました。
 ふふふ。青かったわね……。

 どうしてもどうしても『王家』が観たい……。
 その誘惑に、欲望に負けて、ついに、高額チケットに手を出しました……ふふふ、あはは。

 そっからですねー。「なんだ、お金さえ出せば、観たい公演が観られるんじゃん」と、身をもって知ってしまったのは。
 やってみたら、なんてないことだった。
 所詮びんぼーなわたしのことなので、それほど大した単価のチケットは買ってないけれど、いざというときはネットで購入することをおぼえました。
 観られなかった、と落胆の日々を送るより、さくっとポチりましょう、その方がはるかに心穏やか。値段やレートの吟味もするし、購入タイミングでもアタマひねるので、そういう意味では面倒があるけど(笑)。←予算が少ないためです。

 そして、先日のまっつ卒業公演なんかは、ヲタ人生最大級の金額をつぎ込みましたね(笑)。
 体験とお金を秤にかけたら、真に大切なモノに、出し惜しみなんかしてられないってことで。
 あとで後悔するかもしんないけど、なにしろ後悔ってのは「あとで」するもんだから、今は突っ走る。今のわたしの血肉になるモノを惜しんで、10年後20年後のわたしが豊かでいられるとは、思えない。
 実際、使ったチケット代を後悔したことって、今まで一度もないんだなあ。なにしろびんぼーなので、ほんとに魂が欲するチケットにしか、大枚ははたかないから。
 大枚、ったって、わたしにとっての大枚であって、世のヅカヲタさんからしたら「そんなはした金で高額出したって騒いでるの?」とあきれらる程度の額かもだし。

 そうやってはじめて、定価以上出してチケット手に入れて。
 東宝千秋楽へ駆けつけたんだ。
 で、鼻血吹いたし。
 『王家』観ながら、鼻血出してんの!(笑) どんだけ興奮したんよあたし。自分が鼻血出してることもわかんなくて、血まみれになって焦りまくったという。や、大泣きしてたんで、区別ついてなかったのね。

 あー……なんて香ばしい思い出だ……。若かったなあ。

 それくらい好きで好きで、好きというキモチに従って全力疾走した。
 その経験はプライスレスよねえ。

 しかし、罪作りだわ、『王家』。
 わたしが、ヅカヲタとして、道を誤ったきっかけの作品。
 ここから、高額チケット買っちゃう人になったのだわ……。
 くくぅ。


 ところで、この「前夜祭」出演者。

「ウバルド役のマカゼが出るのに、どーして初演ウバルド役が出ないのっ?!」
 と、仲間たちと憤慨しました(笑)。
 や、理由はわかってるけどさ。
 それが、タカラヅカのトップスターとそれ以外、ということだ。

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