ハッピーミュージカル。@TOP HAT
2015年3月25日 タカラヅカ まぁくん、宙組トップスターお披露目初日、おめでとーー!!
というキモチで、梅芸へ行きました。
『TOP HAT』初日!!
お披露目っていいね、初日っていいね。客席のざわつきと高揚感、くすぐったいようなわくわくした空気が気持ちいい。
開演アナウンスに拍手するぞと待ち構えていたのに……。
謎の、開演時間遅れ。
説明もないまま放置される客席。
…………いやあ、お披露目初日からこれは、不安広がりますわ…………ナニかあったんじゃないかと、いろいろ考えちゃったよ。
『風共』初日のことを思い出してさ……。ナニかアクシデントがあったことは瞭然なのに、なんの説明もされず(いかなる場合もアナウンスは「装置点検のため」)コマつん不在で進む舞台を見せられた、あのこわさ。
やっぱり今回もなんの説明もされないまま幕が開き、「ナニがあったんだ。みんな無事なのか??」というもやもやを抱えたままの観劇となった。(結局、開演が10分遅れて、幕間休憩も10分延長)
や、そんなの、観ているうちに吹っ飛んじゃったけど!(単純)
だって、すっごく楽しい舞台!!
まぁくんかっこいい、オシャレ、キザ、チャラい、やだナニこれチョーシこいてんじゃないわよー、かっこいいと思ってさ~~、やだー、かっこいーー!! でもってかわいーー!!
てな主人公。(説明になってない)
みりおんもかわいいなあ、きれいだなあ。安心して観られるヒロイン。
そして、せーこ!! やっぱうまいわー、すごいわー。かいちゃんもかわいくて、お似合いだわー。
でもって実はいちばん場を沸かせたんじゃないかな、すっしー!! 相変わらずいい仕事してる。
物語は、とてもシンプル。
互いに惹かれ合う男女がいるんだけど、誤解ですれ違っちゃうの。この主人公カップルに、その友人夫婦の誤解も絡み合い、もつれて大変! だけど最後はもちろんどちらのカップルもハッピーエンド!
いやあ、やっぱ誤解はいいですな。ドラマを盛り上げる定番ですよ。
直近に『カリスタの海に抱かれて』を観ているから余計に? 罪のない誤解で三角四角関係が盛り上がっていくのが心地いい。……ほんと『カリスタ』はなんで誤解じゃなく逆恨みと逆ギレだったんだろう……(笑)。
誤解モノって定番ゆえに、プロットの組み方でいろいろ発展させられて楽しいんだよね。腕の見せどころっていうかさ。
感情ゆえに話が転がるんだけど、その下敷きとして、数学的な構成が必要。1+1=2的な。ここでこうきて、事実はこうだけどこの角度からはこう見えるから誤解が生じ、されどこちらからはこうだからこのキャラはこう考えていて……という。
ヅカではこのへんぐちゃぐちゃな作品が平気で存在するので(笑)、シンプルに計算してある『TOP HAT』は観ていて気持ちいいの。
まぁくんがハンサムで、みりおんがきれいで、この見るからに美男美女のカップルがすれ違ってどたばたしているのは王道ハートで楽しいし、ハッピーエンドだとわかって観ている安心感がある。
なんの知識もないけどコレ、ハッピーエンドでしょ? 予定調和の過程を楽しむものでしょ? そーゆー「お約束』ゆえの楽しさ。
そして、主人公の美男美女カップルと対になる、三枚目カップルのかいちゃんとせーこ。わたしはこういう「笑わせるために、わざと滑稽にしている」キャラや展開が好きではないので、最初はけっこーウザっと思って観ていた。
主人公カップルを引き立たせるためなんだろうけど、かいちゃんはわざとらしいまぬけ男だし、せーこは変な声のこわいおばさんだし。あー、キタキタ、これだから海外製コメディって苦手なのよー的な。
でもこの「わざと滑稽」なカップルが、泣かせるんだわー。や、泣くまではいかないのかもしんないけど、わたしは泣けた。
ラスト近くの「♪あなたのここがキライ」と歌う場面が泣けるのは、若い美形カップルじゃないからだよねえ。
とほほキャラだからこそ、それを肯定した上での「それでも愛してる」が泣けるんだよなあ。
どこまでが原作ミュージカルまんまで、どこがサイトーくんのオリジナルなのかはわからない。
版権ガチガチで、台詞の一言一句、衣装の色カタチ、髪型やアクセのひとつひとつにまで制約があって、それ以外は一切出来ない作品だったのかもしれない。
にしても、愛ちゃんの演じていたキャラの造形はどうかと思うし、なにより舞台上のストリップは、わたしの許容範囲を超えていた。
愛ちゃんのがんばりがわかるだけになー。ドリフみたいなことしなくても、コメディは出来ると思うのよ。役のせいもあるけど、台詞が聞き取れなくてストレスだったし。
あと、1幕ラストのタップは、男女衣装を変えて欲しかった。
ほんとうの男女なら、同じ衣装で踊っても性別が一目瞭然だけど、ヅカには女性しかいないから。
男役・娘役が完成された人たちだけの少数精鋭ならともかく、人海戦術、ダンス大変!なわけだから。ただ踊ることに集中しているせいなのか、基本スキルの問題なのか。
OG公演みたいだと思った。「タカラヅカ」マジックが消えた、だけどタカラヅカやってる感じ。
全員がそうじゃないよ、もちろん。真ん中はいい仕事してる。でも、出ているのはまぁくんたちだけじゃないから。
ああ、男役って女性なんだな、とわかって、夢から覚めるっす……。しょぼん。
女の子はダルマ+燕尾ジャケットでええやん……。
作品冒頭の映像はオシャレだったなーー!
サイトーくん、変なアニメを作るんじゃなく、生徒を使ったオープニング映像を作るのは洒落てていいよね! テンション上がるよね! や、原作がそうだからであってサイトー関係ないのかもしんないけど、「オープニング映像=サイトー」というイメージがあるから、幕開きから「サイトーGood Job!」と思ったわ。
作品中の音楽は知っている曲オンパレード、ヒット全集めいていて楽しい。
観ながら「この曲はどの作品で誰が歌ってたっけ」と、少ない脳内メモリがフル回転しまくりだったわ……なんか「ひとりタカラヅカ音楽クイズ」になっていたような(笑)。
役自体は少ないけど、下級生たちもバイトしまくりで、組ファンなら点呼に忙しいだろう。
楽しくハッピーな時間だった。
まぁくん、いいプレお披露目だね。
というキモチで、梅芸へ行きました。
『TOP HAT』初日!!
お披露目っていいね、初日っていいね。客席のざわつきと高揚感、くすぐったいようなわくわくした空気が気持ちいい。
開演アナウンスに拍手するぞと待ち構えていたのに……。
謎の、開演時間遅れ。
説明もないまま放置される客席。
…………いやあ、お披露目初日からこれは、不安広がりますわ…………ナニかあったんじゃないかと、いろいろ考えちゃったよ。
『風共』初日のことを思い出してさ……。ナニかアクシデントがあったことは瞭然なのに、なんの説明もされず(いかなる場合もアナウンスは「装置点検のため」)コマつん不在で進む舞台を見せられた、あのこわさ。
やっぱり今回もなんの説明もされないまま幕が開き、「ナニがあったんだ。みんな無事なのか??」というもやもやを抱えたままの観劇となった。(結局、開演が10分遅れて、幕間休憩も10分延長)
や、そんなの、観ているうちに吹っ飛んじゃったけど!(単純)
だって、すっごく楽しい舞台!!
まぁくんかっこいい、オシャレ、キザ、チャラい、やだナニこれチョーシこいてんじゃないわよー、かっこいいと思ってさ~~、やだー、かっこいーー!! でもってかわいーー!!
てな主人公。(説明になってない)
みりおんもかわいいなあ、きれいだなあ。安心して観られるヒロイン。
そして、せーこ!! やっぱうまいわー、すごいわー。かいちゃんもかわいくて、お似合いだわー。
でもって実はいちばん場を沸かせたんじゃないかな、すっしー!! 相変わらずいい仕事してる。
物語は、とてもシンプル。
互いに惹かれ合う男女がいるんだけど、誤解ですれ違っちゃうの。この主人公カップルに、その友人夫婦の誤解も絡み合い、もつれて大変! だけど最後はもちろんどちらのカップルもハッピーエンド!
いやあ、やっぱ誤解はいいですな。ドラマを盛り上げる定番ですよ。
直近に『カリスタの海に抱かれて』を観ているから余計に? 罪のない誤解で三角四角関係が盛り上がっていくのが心地いい。……ほんと『カリスタ』はなんで誤解じゃなく逆恨みと逆ギレだったんだろう……(笑)。
誤解モノって定番ゆえに、プロットの組み方でいろいろ発展させられて楽しいんだよね。腕の見せどころっていうかさ。
感情ゆえに話が転がるんだけど、その下敷きとして、数学的な構成が必要。1+1=2的な。ここでこうきて、事実はこうだけどこの角度からはこう見えるから誤解が生じ、されどこちらからはこうだからこのキャラはこう考えていて……という。
ヅカではこのへんぐちゃぐちゃな作品が平気で存在するので(笑)、シンプルに計算してある『TOP HAT』は観ていて気持ちいいの。
まぁくんがハンサムで、みりおんがきれいで、この見るからに美男美女のカップルがすれ違ってどたばたしているのは王道ハートで楽しいし、ハッピーエンドだとわかって観ている安心感がある。
なんの知識もないけどコレ、ハッピーエンドでしょ? 予定調和の過程を楽しむものでしょ? そーゆー「お約束』ゆえの楽しさ。
そして、主人公の美男美女カップルと対になる、三枚目カップルのかいちゃんとせーこ。わたしはこういう「笑わせるために、わざと滑稽にしている」キャラや展開が好きではないので、最初はけっこーウザっと思って観ていた。
主人公カップルを引き立たせるためなんだろうけど、かいちゃんはわざとらしいまぬけ男だし、せーこは変な声のこわいおばさんだし。あー、キタキタ、これだから海外製コメディって苦手なのよー的な。
でもこの「わざと滑稽」なカップルが、泣かせるんだわー。や、泣くまではいかないのかもしんないけど、わたしは泣けた。
ラスト近くの「♪あなたのここがキライ」と歌う場面が泣けるのは、若い美形カップルじゃないからだよねえ。
とほほキャラだからこそ、それを肯定した上での「それでも愛してる」が泣けるんだよなあ。
どこまでが原作ミュージカルまんまで、どこがサイトーくんのオリジナルなのかはわからない。
版権ガチガチで、台詞の一言一句、衣装の色カタチ、髪型やアクセのひとつひとつにまで制約があって、それ以外は一切出来ない作品だったのかもしれない。
にしても、愛ちゃんの演じていたキャラの造形はどうかと思うし、なにより舞台上のストリップは、わたしの許容範囲を超えていた。
愛ちゃんのがんばりがわかるだけになー。ドリフみたいなことしなくても、コメディは出来ると思うのよ。役のせいもあるけど、台詞が聞き取れなくてストレスだったし。
あと、1幕ラストのタップは、男女衣装を変えて欲しかった。
ほんとうの男女なら、同じ衣装で踊っても性別が一目瞭然だけど、ヅカには女性しかいないから。
男役・娘役が完成された人たちだけの少数精鋭ならともかく、人海戦術、ダンス大変!なわけだから。ただ踊ることに集中しているせいなのか、基本スキルの問題なのか。
OG公演みたいだと思った。「タカラヅカ」マジックが消えた、だけどタカラヅカやってる感じ。
全員がそうじゃないよ、もちろん。真ん中はいい仕事してる。でも、出ているのはまぁくんたちだけじゃないから。
ああ、男役って女性なんだな、とわかって、夢から覚めるっす……。しょぼん。
女の子はダルマ+燕尾ジャケットでええやん……。
作品冒頭の映像はオシャレだったなーー!
サイトーくん、変なアニメを作るんじゃなく、生徒を使ったオープニング映像を作るのは洒落てていいよね! テンション上がるよね! や、原作がそうだからであってサイトー関係ないのかもしんないけど、「オープニング映像=サイトー」というイメージがあるから、幕開きから「サイトーGood Job!」と思ったわ。
作品中の音楽は知っている曲オンパレード、ヒット全集めいていて楽しい。
観ながら「この曲はどの作品で誰が歌ってたっけ」と、少ない脳内メモリがフル回転しまくりだったわ……なんか「ひとりタカラヅカ音楽クイズ」になっていたような(笑)。
役自体は少ないけど、下級生たちもバイトしまくりで、組ファンなら点呼に忙しいだろう。
楽しくハッピーな時間だった。
まぁくん、いいプレお披露目だね。
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