予備知識のなさゆえに、『カリスタの海に抱かれて』がどう展開するのか、どっちへ転ぶのか、さっぱりわからないまま観た。
 ……というわたしの、場面ごとの「次の展開はどっちへ行くの?」選択肢語り、続き。


4.カルロ@みりおくんと、ロベルト@キキくんは、同じ日に生まれた幼なじみ。
 弱虫カルロを、強気なロベルトがどやしつけていたらしい。
 ふたりは腕に友情の証として、同じ傷を刻んでいる。仲良しだったが、カルロの親が島を出たため、別れ別れに。

 このへんちょっとわからなくて、アタマがぴよっとなったまま。
 特に選択肢は思いつかない。や、だって展開が理解出来なかったから。

 というのも、カルロとロベルトはたしか、英雄@さおたさんが処刑された日に生まれたんだよね……?
 てっきり、裏切り者@らいらいは裏切りと同時期に島を去ったんだと思ってた。だって、生きていけないでしょ、あんなものすげー大事件を引き起こしておいて、村社会では。
 でもなんか、ふつーにその後も島で暮らしてたっぽい。
 裏切り者の息子、ってことでカルロが苛められていたとしても、……カルロがなんか泣いて、ロベルトが「いつもかばってやってた」と言ってたから、苛められてたんだよね? でも結局子どもの苛め、でしかない様子。や、いじめよくないけど! 親の罪と子どもの人格も人権も関係ないけど! そういうことではなくて。
 ひとりの人間の私欲による裏切りで、国(小さくてもひとつの社会)が傾いたわけでしょ? 他国支配を受けているわけでしょ? そんなものすげー大犯罪を犯した犯人と家族が、そのままその国で暮らしていけるものなの?
 名前を変えて素性を隠して別人になって、ではなく、小さな島の中でそのままの人間関係のままで。島の子ども同士で友だちになったりいじめがあったり、ってそんな日常を過ごせる状態なの?
 裏切り者がフランスに庇護されているとしても、守り切れないでしょう? カルロはいくつって言ってた? 5歳としても、事件のあと5年間、フランス軍はカルロ一家を守り続けたの? 継続して警護し続ける、って、すげー労力だよ。さっさと島から出させた方が楽だろうに、そんな無意味なことをそんなに長期間している理由がわからない。

 英雄処刑事件の大きさ・重さがわからなくなった。
 やっぱり冒頭場面1の「のほほーん」が正しい作品カラーなの?

 アニータが勝手に大袈裟に恨んでるだけで、実は村人たちから後ろ指指される程度……「やーいやーい、裏切り者の子~~」「うわーーん」てなことだったの? 村八分にすらなってない感じ?
 だからカルロはのんきに歌いながら戻って来たの?

 よくわかんないけど、いったんアタマをリセットして、カルロとロベルトの「ちょっとイイ話」だけをインプットする。
 ふたりは幼なじみの親友なのね。
 大人たちの都合で引き離されてしまったけど、彼らにはなんの罪もないのね。

 幼なじみの親友設定のために、英雄処刑事件が壊れたとか、ご都合主義とか、ありえないとか、思っちゃ駄目よ、こあら!!


5.カルロはフランス人になって生きてきたけど、心はいつもカリスタに、カリスタ独立のために戻って来たのだと言う。
 しかし、カリスタの若者セルジオ@あきらたちは罵詈雑言、裏切り者だから信じられないと言う。頼みのロベルトも、「親友よ、よくぞ戻って来てくれた!」とはならず、敵対ムード。
 が、アリシア@かのちゃんの取りなしで、カルロはお試し期間をもらえた。

 ふたりきりになったカルロとアリシアは、互いに惹かれ合い、ふたりだけの秘密の約束を交わす。

 よーやくヒロインと出会ったわー。カルロとアリシアの場面はかわいらしくて、「初恋」っぽくて、イイ感じ。
 で、たしかこのアリシアちゃんは、ロベルトの許嫁なのよね、祭り場面で言ってた。親友と三角関係ですか! 定番ですな!
 ポイントは、カルロが「ナニも知らない」ことよね。自分が好きになった女の子が、よりによって親友の許嫁だとは知らない……それゆえに、これからドラマが盛り上がる予感。

 ここから考えられる選択肢。
→a.ロベルトの信頼を得られる寸前までかなりがんばってきたのに、アリシアが原因で困難に
 裏切り者の息子で現フランス軍将校のカルロは、まずカリスタ人の信頼を得るためにがんばらなきゃならない。そっちをがんばっていたのに、わりと打ち解けられて、イイ感じになっていたのに……アリシアとラヴラヴしているところをロベルトに目撃され、ピンチ!!
→b.早々に、アリシアが原因で、ロベルトたちに拒絶される
 ロベルトたちの信頼を得るどころじゃない、その前に「アリシアに手を出した!」ってことで全否定され、独立プランも全否定。関係修復のためにがんばる!

 アリシアとはもう両思いに近い(時間の問題)、ロベルトたちとはこれから、という話だったよね?
 だから、選択肢は「アリシアとは両思い」の上で、「ロベルトたちとの信頼関係」をどう築くのか、という観点。
 アリシアが爆弾なのは確かだから、問題はソレがいつ爆発するか。
 カルロがいろいろがんばって、信頼関係が築けそうになっている・築けた矢先、バレるのか。
 がんばる以前、最初からアリシアのせいで、全部拒絶されちゃうのか。

 その上で、「ふたりの愛を貫く」とか、「カリスタ独立が先だ、別れよう」となるのか。
 みんなにわかってもらえるよう、ふたりががんばり、さらにさらに愛が深まっていく、とか。
 いろいろ考えられるよなー。

 と、思っていたら、まさかのびっくり展開。

6.次の場面ではカルロはすっかりカリスタの仲間!! しかも、リーダーポジション、反感持ってるのはセルジオのみ。ええっ? ロベルトは?
 ロベルトはどうやらカルロに心酔しているらしい、てな仲間たちの台詞。えええっ?!!

 ちょっと待ってくれ、その前の場面では、「信用出来ない。が、とりあえず様子を見る」だったよね?
 で、アリシアとは心を通じ合わせていて、「これが恋?」ってやってたよね?

 ロベルトたちとは殺伐としていて、アリシアとラヴラヴ。
 だったのが、次の場面で、ロベルトたちとラヴラヴ、アリシアとは特に進展なし。
 って……。

 こう来るのか-。読めないなー。
 てゆーか、雑な展開だな……。(禁句です)


 続く~~。

コメント

日記内を検索