まるでアドベンチャーゲームのように・その1。@カリスタの海に抱かれて
2015年3月14日 タカラヅカ なんの予備知識もないまま観た、『カリスタの海に抱かれて』。
新作オリジナルゆえ、どんな話で、どこへ着地するのか、さーーっぱりわからない。
それゆえの、わたしの「アドベンチャーゲーム」的な思考迷走ぶりを記す。
1.最初に登場するのは、主人公のカルロ@みりおくん。
軍服姿。
……そっか、ポスターも軍服だったね、軍人さんなのね。
上手花道にせり上がって来たみりおくんは、なんかやたらのんきで陽気な歌を、のほほーんと歌い出す。
ふるさとに帰ってきたらしいよ。
こののんきな導入から考えられる選択肢。
→a.のんきなのは、のんきな話だから
南の島で現地の娘と出会い、のんびり恋愛。
→b.のんきなのは、フェイク
イメージしていた美しき故郷とは違い、なんかしらどどーんと裏切られる。
本舞台では島の祭り場面。ロベルト@キキくんセンター、明るくにぎやか、楽しそう。
てことは、aパターンか?
が、そこへ砲撃の音。色めき立つ島の男たち。だが、場面の空気を変えるのは砲撃なんかじゃない。
アニータ@圭子ねーさま登場。迫力の黒眼帯。
で。
2.突然の、ドシリアス。大悲劇。
火あぶりになる英雄@さおたさん。炎のダンス、圭子ねーさまのドラマチックヴォイス炸裂。
えええ。
のほほん南の島パターンかと思ったのに、突然の『炎にくちづけを』展開?!
渦巻き、炸裂する怨念と情念、絡みつく宿命、ぬめぬめどろどろ!!
あののんきな導入から、これ?!
なにこの急転直下!
すげー展開だなヲイ!
大変よ主人公、のほほん「美しき故郷、思い出はパラダイス」気分で戻って来たりしたら、痛い目見るわよ?
てゆーか、話の流れ的に、圭子ねーさまが呪詛ってた、裏切り者の息子って、カルロだよね?
で、でも、なんかすごくのほほんとしてますよ? 英雄を裏切って殺して石を投げられるよーに出て行ったんじゃないの?
圭子ねーさま場面のとんでもない激しさと重さと、主人公くんの軽さのギャップ。
考えられる選択肢は。
→a.ほんとにアタマ軽いんです。コトの重大さはわかってません
若者の成長譚なので、わざと最初はのんきもんにしてある。このあと現実と直面し、成長していく。
→b.全部わかってます、でもあえて軽くしてるんです
アホボン風は、仮の姿! 目的があって空気読めないふりをしている。このあと現実と直面し、激しく重い展開に相応しい面を見せる。
のほほん主人公と、ドシリアス重すぎ設定のギャップ展開なら、aが正しいんだけどな。
bなら、騙す必要がある人々の前での「仮の姿」を軽くするべきで、主人公がひとり登場する「本来の姿」である冒頭は、ちゃんと暗く重くするのがセオリー。あの冒頭は、のんきすぎるわ。
でも、いくらなんでもaはタカラヅカ的に正しくない気がするから、bかなあ。だとしたら冒頭の描き方はおかしいけどなあ。
3.思わせぶりな年増美女セシリア@きらり登場。カルロを「私の間男にします」。
えええっ、そっち?!
南の島で禁断のアバンチュール??
人妻に口説かれてどっきり☆みりお様のサービスシーンを拝めるってこと?!!
いやそれ、みりおくん的に正しい使い方だけど(笑)、ファンがよろこぶと思うけど、びっくり展開だな!
演じているのがきらりだから、比重はあまり大きくないだろうけど、これで退団のきらりに花を持たせるのはアリだし、これはこれでいい展開かも。
ということで、考えられる選択肢。
→a.カルロと島の娘ヒロインとの純愛に、悪い奥様のチャチャ入れ
本筋ではナイので、あくまでもサービスシーン。年上美女に翻弄されるみりお様、って、それだけで意義あるっしょ!
→b.カルロと島の娘ヒロインと、美貌の人妻との本格三角関係!!
実はダブルヒロインものだった! 年下と年上、清純と手練れ、極端なヒロインふたりの間で揺れ動くみりお様!!(笑)
→c.実は重いテーマとリンク、奥様のチャチャ入れ
比重は低いし、ダブルヒロインではまったくないし、チャチャ入れ程度の尺でしかないが、実はフランス支配と島民の関係を重ね合わせた、重いテーマを担ったエピソードなのだ! ただのサービスシーンではないのだ!
bはありえないっしょ。cだったらいいなあ、とは思う。サービスシーンのふりして実は……ての。わかる人だけわかってうなずいてくれればいいよ的な。
まあ、せいぜいaだよなあ。でも、サービスシーンがあるのはいいことだよな。
……ってまさか、選択肢d.伏線でもなんでもなし、この後まったくナニもなしだとは、思わなかったよ……。
ただ一瞬、きらり×みりおのドッキリ☆シーン入れるだけでいいのにさー……。
続く~~。
新作オリジナルゆえ、どんな話で、どこへ着地するのか、さーーっぱりわからない。
それゆえの、わたしの「アドベンチャーゲーム」的な思考迷走ぶりを記す。
1.最初に登場するのは、主人公のカルロ@みりおくん。
軍服姿。
……そっか、ポスターも軍服だったね、軍人さんなのね。
上手花道にせり上がって来たみりおくんは、なんかやたらのんきで陽気な歌を、のほほーんと歌い出す。
ふるさとに帰ってきたらしいよ。
こののんきな導入から考えられる選択肢。
→a.のんきなのは、のんきな話だから
南の島で現地の娘と出会い、のんびり恋愛。
→b.のんきなのは、フェイク
イメージしていた美しき故郷とは違い、なんかしらどどーんと裏切られる。
本舞台では島の祭り場面。ロベルト@キキくんセンター、明るくにぎやか、楽しそう。
てことは、aパターンか?
が、そこへ砲撃の音。色めき立つ島の男たち。だが、場面の空気を変えるのは砲撃なんかじゃない。
アニータ@圭子ねーさま登場。迫力の黒眼帯。
で。
2.突然の、ドシリアス。大悲劇。
火あぶりになる英雄@さおたさん。炎のダンス、圭子ねーさまのドラマチックヴォイス炸裂。
えええ。
のほほん南の島パターンかと思ったのに、突然の『炎にくちづけを』展開?!
渦巻き、炸裂する怨念と情念、絡みつく宿命、ぬめぬめどろどろ!!
あののんきな導入から、これ?!
なにこの急転直下!
すげー展開だなヲイ!
大変よ主人公、のほほん「美しき故郷、思い出はパラダイス」気分で戻って来たりしたら、痛い目見るわよ?
てゆーか、話の流れ的に、圭子ねーさまが呪詛ってた、裏切り者の息子って、カルロだよね?
で、でも、なんかすごくのほほんとしてますよ? 英雄を裏切って殺して石を投げられるよーに出て行ったんじゃないの?
圭子ねーさま場面のとんでもない激しさと重さと、主人公くんの軽さのギャップ。
考えられる選択肢は。
→a.ほんとにアタマ軽いんです。コトの重大さはわかってません
若者の成長譚なので、わざと最初はのんきもんにしてある。このあと現実と直面し、成長していく。
→b.全部わかってます、でもあえて軽くしてるんです
アホボン風は、仮の姿! 目的があって空気読めないふりをしている。このあと現実と直面し、激しく重い展開に相応しい面を見せる。
のほほん主人公と、ドシリアス重すぎ設定のギャップ展開なら、aが正しいんだけどな。
bなら、騙す必要がある人々の前での「仮の姿」を軽くするべきで、主人公がひとり登場する「本来の姿」である冒頭は、ちゃんと暗く重くするのがセオリー。あの冒頭は、のんきすぎるわ。
でも、いくらなんでもaはタカラヅカ的に正しくない気がするから、bかなあ。だとしたら冒頭の描き方はおかしいけどなあ。
3.思わせぶりな年増美女セシリア@きらり登場。カルロを「私の間男にします」。
えええっ、そっち?!
南の島で禁断のアバンチュール??
人妻に口説かれてどっきり☆みりお様のサービスシーンを拝めるってこと?!!
いやそれ、みりおくん的に正しい使い方だけど(笑)、ファンがよろこぶと思うけど、びっくり展開だな!
演じているのがきらりだから、比重はあまり大きくないだろうけど、これで退団のきらりに花を持たせるのはアリだし、これはこれでいい展開かも。
ということで、考えられる選択肢。
→a.カルロと島の娘ヒロインとの純愛に、悪い奥様のチャチャ入れ
本筋ではナイので、あくまでもサービスシーン。年上美女に翻弄されるみりお様、って、それだけで意義あるっしょ!
→b.カルロと島の娘ヒロインと、美貌の人妻との本格三角関係!!
実はダブルヒロインものだった! 年下と年上、清純と手練れ、極端なヒロインふたりの間で揺れ動くみりお様!!(笑)
→c.実は重いテーマとリンク、奥様のチャチャ入れ
比重は低いし、ダブルヒロインではまったくないし、チャチャ入れ程度の尺でしかないが、実はフランス支配と島民の関係を重ね合わせた、重いテーマを担ったエピソードなのだ! ただのサービスシーンではないのだ!
bはありえないっしょ。cだったらいいなあ、とは思う。サービスシーンのふりして実は……ての。わかる人だけわかってうなずいてくれればいいよ的な。
まあ、せいぜいaだよなあ。でも、サービスシーンがあるのはいいことだよな。
……ってまさか、選択肢d.伏線でもなんでもなし、この後まったくナニもなしだとは、思わなかったよ……。
ただ一瞬、きらり×みりおのドッキリ☆シーン入れるだけでいいのにさー……。
続く~~。
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