座席券60枚、立ち見140枚。
 合計200枚のチケットを求め、当日券抽選に並んだ人の数……おそらく、2000人。

 過去の当日券抽選の参加人数の多いときが約1500人であったため、整理券も常時1500枚は用意されているのではないかと予想。
 そして、〆切時刻の約10分前に現地へ到着したわたしが見る限り、数百人の人間には「整理券がなかった」。足りなくなったため、列の後方には配布出来なかったようだ。
 ……という実体験より、星組公演『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』前楽の当日抽選参加人数を、2000という数字を仮定。
 ほんとうのところは知らないよ。でも、たぶんこれくらいだったのだろうと思う。

 なんで整理券ないんだろ? と、首をかしげながら最後尾に並んで、人数が多すぎて整理券が足りなくなったのだ……そう気づいたときの、哀しみったら。

 アタリは200枚。
 この数は変わらない。
 が、並んだ人数が多いってことは、その人数分の抽選クジを用意しなければならないわけで。
 並んだ人が700人だったら、500枚のハズレを用意して、200枚のアタリと混ぜて抽選クジを作る。
 並んだ人が1000人だったら、800枚のハズレを用意して、200枚のアタリと混ぜて抽選クジを作る。
 抽選券の数の差ってのは、ハズレの数の差ってことだ。
 最後のひとりに並んだことがあったけど、ほんとに並んだ人数分の抽選券を、その都度用意しているんだよ、劇団さん。

 劇団があらかじめ何枚のハズレを用意していたのか知らないけれど、整理券の数より多いはずがない。「これぐらいあれば楽勝」と思って用意していたハズレ枚数ではまったく足りず、

「やべえ!! 大至急ハズレ作って抽選箱へぶち込め!!」

 と、スタッフ総出でハズレ券大量生産中なのかと思うと、悲しかった。
 切なかった。

 抽選がはじまるまで並んでいる、今このとき、スタッフルームでは大混乱なのかなあ、と。
 明日の大楽用ハズレ券を、とりあえず今日の前楽に回して、明日用はこれから半日かけて作るのかしら、とか。

 混ぜるのも大変よね……タカラヅカの当日抽選は大きな抽選箱にクジをごそっと入れて、手を突っ込んで掻き回して取る、というものじゃないもの。
 箱にチケット袋をきれいに並べて入れるんだもの。
 700枚の紙をチケット袋に1枚ずつ入れる、だけでも相当面倒な作業だろうに、それをさらに中身を混ぜてからいくつかの箱に整然と収納する、ってこれまた面倒。
 700枚でもそうなのに、2000枚って……。

 ご苦労だなあ……その労力に頭が下がるけど、けど、……そうやって水増しされたハズレ券だらけの抽選って……凹むわー。

 整理券すらもらえなかった、列後方のわたしのときは、抽選箱はすでにふたつだけになっていて(最初はもっとたくさんあったはず)、残ったクジの数もかなり少なくなっていた。

 わたしは前楽限定で強運なんで、当たるかな~~、とか思ってはいたんだけど。

 ほんとに、当たった。

 あれっぽちの数しかなかった抽選箱の中に、ちゃんとアタリは残っていたらしい。
 わからんもんだ。


 ということで、当日抽選の並び状況メモに加え、当日券発売状況メモを残します。

 座席券60枚の、内訳。
 8列下手、16列サブセン、上手補助、26列センター、2階S、補助席、A、それぞれ3枚以上、+当日B。

 けっこういろんな席が出るんだ、というのが第一の感想。
 2階席の記憶がアバウトなのは、わたしの記憶量の少なさゆえ。並びながら「どこが買える? どこを選ぶ?」とドキドキしまくっていて、1階席ばっか必死に眺めていたので、2階席はあまりよくおぼえてないの。
 ただ、2階Sの補助席があったのは確か。だってわたし、真剣に吟味したもの、迷ったもの。「あの席なら、れおんくんとハイタッチ出来る!!」って(笑)。ハンパな席で観劇するより、れおんくんとのハイタッチ体験を優先するべきか??てな。
 実際、購入順が早い番号なのに、わざわざ2階補助席を選んでいた人は、ソレ目当てだと思うな~~。1階前方とか中頃の席があるのに、2階の、しかも補助席(なのに値段はまともにS席!)なんて……。
 それもひとつの選択。だって、一生の思い出だよね。前楽で、れおんくんとハイタッチできるなんて。

 迷ったけれど、わたしは結局26列目通路際を選びました。
 抜け番があったりしたので、実質10人目くらいに買えた。
 どこが買えるんだろう、ってずーっとドキドキしながら、座席表を見守っていたの。真っ先になくなったのは8列目、続いて16列目。が、2階補助席を選んでいる人もいたので、わたしの順番でも選択肢はけっこうあった。
 せっかくだから1階席で観たかったのと、26列目ってA席最前列でコスパ最高だってことと、たしかどいちゃんがあのあたりまで客席降りで来てたはず、ということで。

 わたしにとってのちえねねの星組、最後のナマ観劇。
 しっかり焼き付けよう。堪能しよう。

 いやもう、ほんと、堪能しました。

 どいちゃんとハイタッチできたー! ナマ歌聴けたーー!!

 ありがとうありがとう、うれしいよーー。

 前に観劇したときがねねちゃん席で、ラストはどいちゃん席で。
 わたしなりに今の星組ラストを、海馬に刻むことが出来ました。


 満足しきったので、翌日の千秋楽の当日券抽選には、並ばなかった。
 前楽の幸運を噛みしめて、それ以上は望まないでいよう。
 っていうか、前楽で2000人だよ? 大楽は、どんなことになるのか。考えただけでもこわいわ……ヘタレな年寄りは自重した方がよさそう……ドキドキ。

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