1周回って新しいキモチ。@宝塚音楽学校第101期生文化祭
2015年3月3日 タカラヅカ 宝塚音楽学校第101期生文化祭、土曜日の16時の回を観劇。
えー、101期生文化祭の記事書くの、たぶんコレですでに欄だけで言うと5つめなんだけど、前の4つは文化祭感想ではまったくナイので、こっからようやく、文化祭の話(笑)。
今回の文化祭観劇体験は、なんだかわたしのなかで、一周回ったような気がした。
はじめて文化祭を観たのが2003年。
なにもかもはじめてで、ひたすら感動した。泣いた。
その楽しさと感動が忘れられなくて、翌年からずっと、毎年観るようになった。
毎年観る、になると、どうしても恒例化する。特別なモノではなく、あたりまえなモノになる。
感動が、薄らぐ。
もちろん、毎年楽しくわくわく観ているけれど。
たぶん少しずつ、わたしのなかで「慣れ」があったと思う。
今年はアタリ、今年はハズレ……そんな思いもよぎる。レベルのことではなく、自分的にツボがあったかどうか、なので、文化祭の出来とも生徒さんのスター性のことでも、なんでもないよ。
失礼なことだけど、そんな風に「文化祭というイベント」に慣れてしまってる部分があった。
それが今回、リセットされた。
考え直すことになった。
初心に返って……というか、泣けて仕方なかった。
生徒さんたちの笑顔が、一生懸命さが、まぶしくて愛しくて、「タカラヅカ」というものが愛しすぎて、泣き通した。
いやもお、お前立ち位置どこだよ?!っつか、身内でもそんだけ泣いてないだろって、恥ずかしいくらい大泣きした。
最初の日本舞踊は、あまり記憶に残ってない。生徒さんたちのせいではなく、わたしの気持ちの問題で。
日舞のときはわたし、自分の思いに沈み込んでて、目は開いてるけどのーみそが観劇できる状態じゃなかったのね。
予科生コーラス、次のクラシック・ヴォーカルでもわりとそんな感じで。のーみそ動いてなくて、記憶がない。
次のポピュラー・ヴォーカルでようやく、目の前の舞台に気持ちが動いた、という。遅いよ!!
定番の「タカラヅカ・グローリー!!」でスタート。
お馴染みの曲に、だんだん心が上がってくる。
てゆーか、『タカラヅカ・グローリー!!』いいよね! 定番いいよね! 最初はコレだよね!(笑)
全員集合だけど、ソロパートもあり。しゅっとした感じの男の子(鷹翔)が歌ってた。
続いて『野風の笛』、がつんとパンチの効いた曲、それぞれ三者三様特徴ある顔立ちの男の子たち(天紫・礼華・雪輝)……3人だと誰が誰だか、プログラム見てもわかんないけども。
『小さな花がひらいた』は個人的に苦手なのと人数多すぎで記憶に残ってないんだけど、次の『ミリオン・ドリームズ』の男の子ふたりがツボだった。
先に歌い出した子の方だっけ、すげーハンサム!(縣) ビジュアルだけで「おおっ」と思ってたら、もうひとりの子(真名瀬)は、声が好みだった。ってことで、またしても「おおっ」と思った。
なかなかどうして、このコンビはいいんじゃないかい?
とまあ、気持ちもあったまっていたところに、『砂漠の黒薔薇』だ。
「君の名を呼べば」@『砂漠の黒薔薇』って、いい曲だよな!!
作品はカスだったのに!! 曲だけ聴くとすげー名作なキモチになる。くやしい!(笑)
男の子(愛乃)と女の子(優美)のデュエット、愛の歌。またこれが、きれいな歌声で。
女の子の方は、日舞で「清く正しく美しく」のソロを歌った子なんだね。
なんか、この歌聴きながら、だーーーっと泣けた。
きれいだ。
きれいな曲、きれいな歌声。
タカラヅカでしかありえない、浮き世離れしたあいのうた。
それが、染みる。
泣ける。
そうやって泣いてるところへ、「未来へ」@『エクスカリバー』ですよ。
泣くでしょ?!!(逆ギレ)
84期生初舞台の公演ってことは関係なく(笑)、ただもう、曲が美しくて。
歌っているのは、さっき見たしゅっとした感じの男の子(鷹翔)。たしか首席の子だね。
この曲は、「まっすぐ」歌うのがいいの。少年の声で、変に外連味を利かせたりせず、ただ、まっすぐ。素直に。
若い男役の子の声は、とても相性がいい。素直にのびて、心に届く。
そっから2曲、にぎやかな曲が続いて。
こちらもそのまんま楽しんで。
そのあと、だ。
「ヴィエント デ ブエノスアイレス」@『ブエノスアイレスの風』に、泣く。
歌っているのは、女の子(夏葉)だ
にぎやかな大人数がちゃがちゃわいわい場面のあと、誰もいない舞台でひとり、切々と歌う。
わたし的に、ここがクライマックス(笑)。
ここでもお、息も絶え絶えに泣く。
首席くんと『タカラヅカ・グローリー!!』を歌っていた女の子だね。プログラムの写真はおぼこくてとてもかわいい……けど、舞台化粧姿はあまり好みではなく、『タカラヅカ・グローリー!!』のときは目がスルーしてた……んだけど、ここで一気に株が上がる。え、かわいいじゃん!と。あらやだ単純。
染みる歌声だった。
そうか、少女の声である意味突き放した感じで歌われると、かえって染みるんだな、この歌詞、このメロディ。
突き放す……ウェットになりすぎない、ドラマと距離感の在る歌声っていうかな。
傷を知らない若い女の子が歌うだけに、聴いてるこっちは勝手に切なくなるという(笑)。
そのあとが「エル・アモール」@『哀しみのコルドバ』ですよ。ドラマチックですよ、たたみ掛けますよ。
わたしのHPがブエノスアイレスで限りなく0に近かったもんで、このあたりはあまり入り込まずに聴いた。
いい曲だよねえ、「エル・アモール」。(湖々・星蘭・龍季)
構成的にはこのあとがクライマックス、この期を代表する歌ウマである、クラシック・ヴォーカルでもソロを務めた男の子(夕陽)と女の子(咲乃)がそれぞればーーんとソロをキメて、そのままフィナーレ、幕! となるんだけど。
ブエノスでクライマックス、コルドバでフィナーレ気分だったわたしは、そのあとはあまり記憶にナイ……うまかったんだと思う、そりゃあもう。ステージは盛り上がって終了。
はぁー……タカラヅカっていいなあ。
こんだけヅカの名曲をばんばん聴ける、文化祭ってすげえな! いいな!
ありがとうありがとう、101期のみんな。おばちゃん、めちゃくちゃ感動したよ、泣いたよ。
こんなに感動するとか、思ってなかったよ。
わたしはタカラヅカが好きで、わたしの好きなタカラヅカを大好きでこんなにこんなにがんばってる若い子たちを間近で見られて、何重にも感動したよ。
やっぱ文化祭っていい。
すごい。
2019/02/28(名前)追記
えー、101期生文化祭の記事書くの、たぶんコレですでに欄だけで言うと5つめなんだけど、前の4つは文化祭感想ではまったくナイので、こっからようやく、文化祭の話(笑)。
今回の文化祭観劇体験は、なんだかわたしのなかで、一周回ったような気がした。
はじめて文化祭を観たのが2003年。
なにもかもはじめてで、ひたすら感動した。泣いた。
その楽しさと感動が忘れられなくて、翌年からずっと、毎年観るようになった。
毎年観る、になると、どうしても恒例化する。特別なモノではなく、あたりまえなモノになる。
感動が、薄らぐ。
もちろん、毎年楽しくわくわく観ているけれど。
たぶん少しずつ、わたしのなかで「慣れ」があったと思う。
今年はアタリ、今年はハズレ……そんな思いもよぎる。レベルのことではなく、自分的にツボがあったかどうか、なので、文化祭の出来とも生徒さんのスター性のことでも、なんでもないよ。
失礼なことだけど、そんな風に「文化祭というイベント」に慣れてしまってる部分があった。
それが今回、リセットされた。
考え直すことになった。
初心に返って……というか、泣けて仕方なかった。
生徒さんたちの笑顔が、一生懸命さが、まぶしくて愛しくて、「タカラヅカ」というものが愛しすぎて、泣き通した。
いやもお、お前立ち位置どこだよ?!っつか、身内でもそんだけ泣いてないだろって、恥ずかしいくらい大泣きした。
最初の日本舞踊は、あまり記憶に残ってない。生徒さんたちのせいではなく、わたしの気持ちの問題で。
日舞のときはわたし、自分の思いに沈み込んでて、目は開いてるけどのーみそが観劇できる状態じゃなかったのね。
予科生コーラス、次のクラシック・ヴォーカルでもわりとそんな感じで。のーみそ動いてなくて、記憶がない。
次のポピュラー・ヴォーカルでようやく、目の前の舞台に気持ちが動いた、という。遅いよ!!
定番の「タカラヅカ・グローリー!!」でスタート。
お馴染みの曲に、だんだん心が上がってくる。
てゆーか、『タカラヅカ・グローリー!!』いいよね! 定番いいよね! 最初はコレだよね!(笑)
全員集合だけど、ソロパートもあり。しゅっとした感じの男の子(鷹翔)が歌ってた。
続いて『野風の笛』、がつんとパンチの効いた曲、それぞれ三者三様特徴ある顔立ちの男の子たち(天紫・礼華・雪輝)……3人だと誰が誰だか、プログラム見てもわかんないけども。
『小さな花がひらいた』は個人的に苦手なのと人数多すぎで記憶に残ってないんだけど、次の『ミリオン・ドリームズ』の男の子ふたりがツボだった。
先に歌い出した子の方だっけ、すげーハンサム!(縣) ビジュアルだけで「おおっ」と思ってたら、もうひとりの子(真名瀬)は、声が好みだった。ってことで、またしても「おおっ」と思った。
なかなかどうして、このコンビはいいんじゃないかい?
とまあ、気持ちもあったまっていたところに、『砂漠の黒薔薇』だ。
「君の名を呼べば」@『砂漠の黒薔薇』って、いい曲だよな!!
作品はカスだったのに!! 曲だけ聴くとすげー名作なキモチになる。くやしい!(笑)
男の子(愛乃)と女の子(優美)のデュエット、愛の歌。またこれが、きれいな歌声で。
女の子の方は、日舞で「清く正しく美しく」のソロを歌った子なんだね。
なんか、この歌聴きながら、だーーーっと泣けた。
きれいだ。
きれいな曲、きれいな歌声。
タカラヅカでしかありえない、浮き世離れしたあいのうた。
それが、染みる。
泣ける。
そうやって泣いてるところへ、「未来へ」@『エクスカリバー』ですよ。
泣くでしょ?!!(逆ギレ)
84期生初舞台の公演ってことは関係なく(笑)、ただもう、曲が美しくて。
歌っているのは、さっき見たしゅっとした感じの男の子(鷹翔)。たしか首席の子だね。
この曲は、「まっすぐ」歌うのがいいの。少年の声で、変に外連味を利かせたりせず、ただ、まっすぐ。素直に。
若い男役の子の声は、とても相性がいい。素直にのびて、心に届く。
そっから2曲、にぎやかな曲が続いて。
こちらもそのまんま楽しんで。
そのあと、だ。
「ヴィエント デ ブエノスアイレス」@『ブエノスアイレスの風』に、泣く。
歌っているのは、女の子(夏葉)だ
にぎやかな大人数がちゃがちゃわいわい場面のあと、誰もいない舞台でひとり、切々と歌う。
わたし的に、ここがクライマックス(笑)。
ここでもお、息も絶え絶えに泣く。
首席くんと『タカラヅカ・グローリー!!』を歌っていた女の子だね。プログラムの写真はおぼこくてとてもかわいい……けど、舞台化粧姿はあまり好みではなく、『タカラヅカ・グローリー!!』のときは目がスルーしてた……んだけど、ここで一気に株が上がる。え、かわいいじゃん!と。あらやだ単純。
染みる歌声だった。
そうか、少女の声である意味突き放した感じで歌われると、かえって染みるんだな、この歌詞、このメロディ。
突き放す……ウェットになりすぎない、ドラマと距離感の在る歌声っていうかな。
傷を知らない若い女の子が歌うだけに、聴いてるこっちは勝手に切なくなるという(笑)。
そのあとが「エル・アモール」@『哀しみのコルドバ』ですよ。ドラマチックですよ、たたみ掛けますよ。
わたしのHPがブエノスアイレスで限りなく0に近かったもんで、このあたりはあまり入り込まずに聴いた。
いい曲だよねえ、「エル・アモール」。(湖々・星蘭・龍季)
構成的にはこのあとがクライマックス、この期を代表する歌ウマである、クラシック・ヴォーカルでもソロを務めた男の子(夕陽)と女の子(咲乃)がそれぞればーーんとソロをキメて、そのままフィナーレ、幕! となるんだけど。
ブエノスでクライマックス、コルドバでフィナーレ気分だったわたしは、そのあとはあまり記憶にナイ……うまかったんだと思う、そりゃあもう。ステージは盛り上がって終了。
はぁー……タカラヅカっていいなあ。
こんだけヅカの名曲をばんばん聴ける、文化祭ってすげえな! いいな!
ありがとうありがとう、101期のみんな。おばちゃん、めちゃくちゃ感動したよ、泣いたよ。
こんなに感動するとか、思ってなかったよ。
わたしはタカラヅカが好きで、わたしの好きなタカラヅカを大好きでこんなにこんなにがんばってる若い子たちを間近で見られて、何重にも感動したよ。
やっぱ文化祭っていい。
すごい。
2019/02/28(名前)追記
コメント