卒業時期は、個別に決めるべきじゃ?@新人公演『黒豹の如く』
2015年2月24日 タカラヅカ 星組新人公演『黒豹の如く』の感想。
主人公アントニオ@ことちゃん、ヒロインカテリーナ@キサキちゃん、悪役アラルコン@まおくん。
……なんかつい最近も、この面子で観たばっかのような?
ちょっと前のタカラヅカでは、新人公演の顔ぶれは固定に近かった。
いつも同じ人たちが主要役を独占して、その中で役付を回していたような。
でも最近は、毎公演顔ぶれがチガウのが主流。
だからかえって、「前回と同じ」が新鮮。……なのに、「また? これもう前も観ましたけど?」と新鮮味に欠けるという不思議(笑)。
だから「前回の続き」みたいな気持ちで観てしまったと思う。
まっさらな目線での観劇じゃない。……けど、ヅカは継続して観て生徒さんたちの成長や変化を楽しむものだから、それほどはずれた感覚でもないのかな?
まあともかく、今回の新公で強く思ったことは。
礼真琴は、もう新人公演に出なくていい。
桁違い過ぎるわ。
他の新人さんたちが気の毒だから、もう出なくていいよ。
実力も存在感も、新公レベルじゃない。
男役としての居方や所作ビジュアル、課題はあるにしろ、それはもうこれから本公演で磨くべきで、新公で周囲の子たちの色を失わせるのは、よくないわ……。
なにかと異色の存在だな、ことちゃん。
新公の弊害ってのは、いくら主演させたり出番を与え続けても実力もつかなければ人気も出ない劇団推しの事情ありスターさん、というのがここ20年位の定番問題だったのに。
実力ありすぎで新公ぶっ壊すから出なくていいよ、てなスター、はじめて見るわ。
実力だけならハマコとかみっちゃんとかがいたけれど、ここまで極端な実力乖離っぷりを見せていたわけではないし、人気は「学年と立ち位置相応」でしかなかった。
ことちゃんは実力もすごいけど、人気もすごいからなあ。
新公が実力と人気を磨くための場なら、ほんと、ことちゃんにはもう必要ないでしょう。
新公卒業は個別に決められるのよね? その昔、トウコは研5で卒業してましたわよ? ねえ、劇団さん?
ことちゃんが完全無欠のスター!というわけではなく、先に言った通り課題はたくさんある。
でも、それだってちゃんと進歩していってるので、新公にこだわる必要はないと思うよ。
ことちゃんのいちばんの問題は、ビジュアルだと思っている。
女の子っぽい鼻ペチャ丸顔、星組では大きく見えない身長、スタイル抜群ではないからこその立ち居、着こなし……。「ナニもしなくてもイケメン」というタイプではないからこそ、作り込みが必要。
『The Lost Glory』新公の、無理をしたぎこちない「二枚目ぶり」が記憶に新しかったりする。なにしろ「前回の続き」だからねえ。かっこよくしよう、大人の男を演じよう、そうがんばるあまり、ロボットぽい外見になっていたっけ。
かっこいいことは、かっこいいけど……かたち云々より、声とか歌でねじ伏せた感じ。
そのまだまだ新しい記憶を、今のことちゃんがさらに上書きした。
あれ。かっこいい。
外見、かっこよくなってる!!
お子ちゃまでも女の子でもなく、ふつーに男役してる。
そして、なにしろ声がいいので。
舞台人は声が命、多少のビジュアルの足りなさは、声が補正してしまう。
視覚は限りがある。2500人劇場で、細かい表情のすべて、わずかな姿勢の角度、ちょっとした動きの是非まで、完璧に見届けることは出来ない。
が、声は聞こえる。どの席からでも。たとえオペラグラスで別の人を見ていても。
声が雄弁に「大人の男」を演じれば、十分な補正になる。
ビジュアルが課題……なのは確かだけれど、進歩している。
毎公演ごとに、「タカラヅカ」になっていっている。
若いってすごいなー。
短期間でも変化するんだなあ。
正直、芝居については、よくわからない。わたしには。
ことちゃんは器用に本役のれおんくんコピーをしてくれるので、それ以上のモノがわたしにはわからないんだ。
技術のある人だから、見たモノを自分のカラダを使って再現出来ちゃうんだと思う。
んでわたし、実はれおんくんの芝居も、あまりよくわかっていない人なので、二重にわからないのだわ。
だから、ただ技術面だけの言及。芝居心には触れず。
とりあえず今は、技術があればいいっす。
わたし、新公でのことちゃんについては、いつもすっげー誉めてるっていうか、持ち上げている気がするのだけど。
思ったまま、感じたままを書くと、こうなっちゃうの。
でもって。
うまいとかすごいとか格が違うとか、思ったままに書いているけれど、実のところ、彼の魅力はよくわからないという。
ときめかないの(笑)。
スターさんを見て「きゃーー!!」となる、あの感じがナイ。
すごい、うまい、そう思うけれど、「きゃーー!!」とならない。
わたしが若くないせいか。
わたしが女子高生だったら、ときめいてるのかな?
うまい人は好きなので、ことちゃんは好きです。
ヲトメ心ではなく、一観客として。
いつかことちゃんにときめかせて欲しいっす。
もう新公には出なくていい……と、思うけれど。
次、海外ミュージカルだよねえ。
ことちゃん主役で聴きたいなあ。
や、単に観客として、うまい歌を聴きたい(笑)。
新人育成という意味では、新人公演という意味では、ことちゃんはもう出なくていいくらいだと思うけど。
「公演」という意味でなら、チケット代の発生する「興行」という意味でなら、ことちゃん主役で観たいわー。
矛盾してるけど。
主人公アントニオ@ことちゃん、ヒロインカテリーナ@キサキちゃん、悪役アラルコン@まおくん。
……なんかつい最近も、この面子で観たばっかのような?
ちょっと前のタカラヅカでは、新人公演の顔ぶれは固定に近かった。
いつも同じ人たちが主要役を独占して、その中で役付を回していたような。
でも最近は、毎公演顔ぶれがチガウのが主流。
だからかえって、「前回と同じ」が新鮮。……なのに、「また? これもう前も観ましたけど?」と新鮮味に欠けるという不思議(笑)。
だから「前回の続き」みたいな気持ちで観てしまったと思う。
まっさらな目線での観劇じゃない。……けど、ヅカは継続して観て生徒さんたちの成長や変化を楽しむものだから、それほどはずれた感覚でもないのかな?
まあともかく、今回の新公で強く思ったことは。
礼真琴は、もう新人公演に出なくていい。
桁違い過ぎるわ。
他の新人さんたちが気の毒だから、もう出なくていいよ。
実力も存在感も、新公レベルじゃない。
男役としての居方や所作ビジュアル、課題はあるにしろ、それはもうこれから本公演で磨くべきで、新公で周囲の子たちの色を失わせるのは、よくないわ……。
なにかと異色の存在だな、ことちゃん。
新公の弊害ってのは、いくら主演させたり出番を与え続けても実力もつかなければ人気も出ない劇団推しの事情ありスターさん、というのがここ20年位の定番問題だったのに。
実力ありすぎで新公ぶっ壊すから出なくていいよ、てなスター、はじめて見るわ。
実力だけならハマコとかみっちゃんとかがいたけれど、ここまで極端な実力乖離っぷりを見せていたわけではないし、人気は「学年と立ち位置相応」でしかなかった。
ことちゃんは実力もすごいけど、人気もすごいからなあ。
新公が実力と人気を磨くための場なら、ほんと、ことちゃんにはもう必要ないでしょう。
新公卒業は個別に決められるのよね? その昔、トウコは研5で卒業してましたわよ? ねえ、劇団さん?
ことちゃんが完全無欠のスター!というわけではなく、先に言った通り課題はたくさんある。
でも、それだってちゃんと進歩していってるので、新公にこだわる必要はないと思うよ。
ことちゃんのいちばんの問題は、ビジュアルだと思っている。
女の子っぽい鼻ペチャ丸顔、星組では大きく見えない身長、スタイル抜群ではないからこその立ち居、着こなし……。「ナニもしなくてもイケメン」というタイプではないからこそ、作り込みが必要。
『The Lost Glory』新公の、無理をしたぎこちない「二枚目ぶり」が記憶に新しかったりする。なにしろ「前回の続き」だからねえ。かっこよくしよう、大人の男を演じよう、そうがんばるあまり、ロボットぽい外見になっていたっけ。
かっこいいことは、かっこいいけど……かたち云々より、声とか歌でねじ伏せた感じ。
そのまだまだ新しい記憶を、今のことちゃんがさらに上書きした。
あれ。かっこいい。
外見、かっこよくなってる!!
お子ちゃまでも女の子でもなく、ふつーに男役してる。
そして、なにしろ声がいいので。
舞台人は声が命、多少のビジュアルの足りなさは、声が補正してしまう。
視覚は限りがある。2500人劇場で、細かい表情のすべて、わずかな姿勢の角度、ちょっとした動きの是非まで、完璧に見届けることは出来ない。
が、声は聞こえる。どの席からでも。たとえオペラグラスで別の人を見ていても。
声が雄弁に「大人の男」を演じれば、十分な補正になる。
ビジュアルが課題……なのは確かだけれど、進歩している。
毎公演ごとに、「タカラヅカ」になっていっている。
若いってすごいなー。
短期間でも変化するんだなあ。
正直、芝居については、よくわからない。わたしには。
ことちゃんは器用に本役のれおんくんコピーをしてくれるので、それ以上のモノがわたしにはわからないんだ。
技術のある人だから、見たモノを自分のカラダを使って再現出来ちゃうんだと思う。
んでわたし、実はれおんくんの芝居も、あまりよくわかっていない人なので、二重にわからないのだわ。
だから、ただ技術面だけの言及。芝居心には触れず。
とりあえず今は、技術があればいいっす。
わたし、新公でのことちゃんについては、いつもすっげー誉めてるっていうか、持ち上げている気がするのだけど。
思ったまま、感じたままを書くと、こうなっちゃうの。
でもって。
うまいとかすごいとか格が違うとか、思ったままに書いているけれど、実のところ、彼の魅力はよくわからないという。
ときめかないの(笑)。
スターさんを見て「きゃーー!!」となる、あの感じがナイ。
すごい、うまい、そう思うけれど、「きゃーー!!」とならない。
わたしが若くないせいか。
わたしが女子高生だったら、ときめいてるのかな?
うまい人は好きなので、ことちゃんは好きです。
ヲトメ心ではなく、一観客として。
いつかことちゃんにときめかせて欲しいっす。
もう新公には出なくていい……と、思うけれど。
次、海外ミュージカルだよねえ。
ことちゃん主役で聴きたいなあ。
や、単に観客として、うまい歌を聴きたい(笑)。
新人育成という意味では、新人公演という意味では、ことちゃんはもう出なくていいくらいだと思うけど。
「公演」という意味でなら、チケット代の発生する「興行」という意味でなら、ことちゃん主役で観たいわー。
矛盾してるけど。
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