……と、えんえん『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』ってどうよ?! という話を書き続けてきて、なんですが。

 ここで、言い切ります。

 『ルパン三世』、楽しいーー!!

 はい、手のひら返し入りましたー(笑)。

 初日に観たときはね、ほんとにヤだったの。
 こんなのタカラヅカじゃない、こんなのヤだ! って。

 わたしは「タカラヅカ」を観に行ったために、ダメだったのね。

 んで2回目。
 「ああいうもんなんだ」とわかった上で、あきらめるところはあきらめて、覚悟して、達観して観に行ったら。

 すっげー、楽しかった。

 なんつっても、カリオストロ伯爵@だいもん。
 このキャラが、萌えすぎる(笑)。

 友人から「だいもんって悪役じゃないの? どういう役?」と聞かれ、「ナイジェルみたいな感じ」と即答してしまうくらい、だいもんがだいもんっぽい、いい役です。
 問題は、雪組ファンには「ナイジェル」が通じないことか(笑)。

 おっさんでも悪役でもなく、モラトリアム真っ只中の青年。
 んで、自分探し中。

 かっこよくてちょいヒネてて、感情的だったりコミカルだったり。
 ああ、よく知ってるだいもんだー。

 だいもんさんは最近悪役づいてますが、もともとど真ん中なヒーローキャラですよ。真面目につまずいて悩んで他人と出会って自分見つめて、立ち直って明日へ歩き出すキャラですってば。


 そして、アントワネット@みゆちゃんがかわいい。
 泣ける。この子、いじらしくてたまらん!!

 小柳タンのヒロインのいいところ、「間違ったこと」を言ったあとに「それはチガウ」と主人公に言われ「そうね」と認めることが出来る。
 反発したり悪ぶったり意地になったり、しない。
 流れ的に言い返しそうなところでも、すっと引く。受け入れる。
 だからすごく、いじらしい。かわいい。

 アントワネットがかわいいから、彼女のためにがんばるルパン@ちぎくんは、姫君を助けに現れるヒーローに見える。

 ヒロインがいい子だっての、大切だよなあ。


 ということで、2回目以降はすっげー楽しんでます、『ルパン三世』(笑)。

 どたばたもタカラヅカらしくないところも、嫌だけどね。そこは変わってないけどね。
 わたしはタカラヅカが好きだから、タカラヅカ無視は嫌。だけど、タカラヅカが好きだから、今のタカラヅカが楽しい、楽しめる。

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