昨日が星組集合日だったのに。
 昨日の今日で、新生星組の、ラインアップ発表。

 じ、時代は流れていくんだな……ったく劇団、容赦ねえな。
2014/12/26

2015年 公演ラインアップ【宝塚大劇場・東京宝塚劇場】<8月~11月・星組『ガイズ&ドールズ』>


12月26日(金)、2015年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場・東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

星組
■主演・・・北翔海莉、妃海 風

ミュージカル 
『ガイズ&ドールズ』 -GUYS & DOLLS-
原作/デイモン・ラニヨン 作曲・作詞/フランク・レッサー
脚本/ジョー・スワーリング、エイブ・バロウズ
脚色・演出/酒井澄夫
翻訳/青井陽治 訳詩/岩谷時子

 『ガイドル』かよ?!!

 意外なタイトル来たなー。
 『ガイズ&ドールズ』は12年前、かなり観ました。つか、原作まで取り寄せて読みました(すべて現在形だけで書かれた小説、面白かったよー)。
 12年前ならわたし、もうブログ書いてたんじゃ……?と調べて、あらまだ書いてないのね、2002年5月からだから、お正月公演の『ガイズ&ドールズ』は書いてないや。
 同人誌作ったりしてたから、すっかり書いた気でいたわ(笑)。

 海外ミュージカルなので、基本的にわたしは好きじゃないです。
 アメリカさんとは感性合わなくてさー。ナニが面白いのかわからん。
 でも、わたしが苦手なアメリカさんの中では、まだ拒絶反応が少ない作品です。つか、けっこう好き。
 女の子がかわいい。
 ヒロインのサラと、それに比肩する女性キャラのアデレイド。このふたりがとにかくかわいくて。
 ……それに比べると、男たちはあんまし魅力的じゃないんだけど……。
 で、でもとりあえずスーツ祭りなので、見た目は楽しめる。

 12年前はなー、ナイスリー@ゆーひくんと、ビッグ・ジュール@ケロがステキでなー、かわいくてなー、このふたりを観るためだけに通ったのよー。
 ふたりが脚本関係ないところでいちゃついてるのが、かわいくてかわいくてかわいくて。

 ストーリーはあまりないので、個々のキャラを楽しむキャラ物認識かな。
 たぶん本来の色とは違っていたんだろうけど、リカちゃんが独自のスカイを創り上げ……というか、リカちゃんならではの突き抜けたスタイリッシュぶりを堪能させてもらった印象。
 リカちゃんがいろいろ苦戦していたのって、新専科制度や特出のバタバタで組が落ち着かなかったことに加え、2番手がタニちゃんだった、てのが、多分にあるよなあ……。相手役もだけど、2番手との相性大事。
 リカちゃんは相手役のえみくらちゃんが中高生みたいな女の子で、2番手のタニちゃんがこれまた大人の男不可のお子ちゃまだったりしたから、不自由だったんだよなあ。リカちゃん自身はセクシーで大人っぽい人だったのに……。

 当時の『ガイドル』配役は、中年ヒゲ親父ネイサン@タニちゃん、ということだけをのぞけば、とても楽しくステキだったと思う。
 なんつってもアデレイド@きりやんがうまくてキュートで。

 わたしは、シカゴの大物ギャング・BJ@ケロとその世話役「馬面」ハリー@越リュウというツーショ、BJに何故か絡むネイサンの手下ナイスリー@ゆーひ、という画面だけでごはん三杯いけましたから!!
 ケロゆーひ越リュウ! みんなスーツ姿! キャッホウ!!

 だもんで気になるのはそこです。

 BJは、まさこ様だよね?!!

 迫力のダブルのスーツ、スカーフェイスに無表情、歌はないから音痴も安心、小僧っこには真似出来ない大人の男、台詞も少なく「クラップやろうぜ」。
 そして、手にはテディベア!!

 まさこ様で見たい~~、見たい~~、見たい~~。

 や、テディベアじゃなくていいんだけど。ナニか別のモノ持ってくれていいんで。
 強面ギャングとギャップになるモノで。

 ハリー・ザ・ホースも是非渋めのオトコマエ枠でお願いします。

 でもってナイスリーは胴布団なしのゆーひさん仕様で!
 もともとナイスリーはおでぶのコメディ担当男らしいけど、ゆーひくんは英断、スリムな二枚目のまま演じた。タカラヅカなんだもん、それ正解。見た目の悪さで笑わせる必要なし。
 おかげで、若手のかわいい役になった。
 いっつもお菓子食べてるゆーひくんがかわいかったなーー!

 アデレイドがもっとも重要な役、とも言えるんだが、どうなるのかなあ。歌もダンスも芝居も出来なきゃキツイ、という難役。大劇場センターで、女の子たちはべらして「スター!」として歌い踊るショーシーンあり。特に歌唱力必須。
 娘役がやるには大きすぎる、比重が。
 2番手役みたいなもんだもの。
 となると男役か。
 ハイミスの中年女性役なので、若手少年が女装してやるべき役じゃない。年季の入った男役がやるからこそ味も出る。

 実力だけでいうとことちゃんなんだけどなー。
 彼がスカーレットやってなくて、今まで女役をろくにやってないなら、ここで大きな役をばーんとやっちゃうのはいい経験になるだろうけど。
 さんざん女役ばっかやってて、本公演でも主役張りの女役までやるのは、誰のためにもならないしなー。
 ことちゃんが不人気だけど劇団事情で売らなきゃならないスター、だというなら女役ばっかさせたり、いっそ転向させてもいいだろうけど、せっかく今現在「ものすごく売れている」スターなのに、お金にならない女役にさせちゃったら、すげー損失だと思う。娘役の人気で興行が成り立つなら、劇団はとっくに娘役主演の公演をしているはず。そうじゃないのは、男役でないと「金をかげない」からだ。
 人気ある人は、目先の小銭ではなく、数年先の収益を見越して、ちゃんと男役スターとして育てましょうよ……。

 とはいえ、他に出来そうな人がいない、つーのがなー。
 ここまで比重も難易度も高くない役なら、劇団事情で推したい子にさせられるだろうに。

 というか、娘役がやるなら風ちゃんが出来るだろうし、男役がというなら、たぶんみっちゃんがすげーうまく演じると思う。
 …………と思うわたしは、『ガイズ&ドールズ』の主役カップルが、みち風コンビのイメージに合ってるとは思えないのだわ……。

 まあ、みっちゃんはうまいから、なんでもうまくやっちゃうと思うし、風ちゃんもうまいから以下同文。
 実力派コンビゆえ、ナニを与えられても一定ラインは保証してくれると思う。
 でも、彼らの魅力をもっとも出す作品であり役であるかというと……?

 しかしなんで劇団、立て続けにリカちゃんの作品を、みっちゃんにさせるかねええ。持ち味対極なのに。
 みっちゃんがリカちゃん張りにキザキザ二枚目になってくれると、期待していいのかなっ。

 実力安定コンビが海外ミュージカルをやるのは正しい、安心して観に行ける。
 配役も含めて、楽しみだ。

コメント

日記内を検索