15年近く昔の記憶なので、ゆがんでいるかもしれないが。@大海賊
2014年12月10日 タカラヅカ ところで、『大海賊』再演って……!!
めっちゃ駄作だけど、いいの??
今まさに、「中村Aのオリジナルは最悪」って話、してたよねえ??
数日前の欄に、「まあぶっちゃけ、オリジナルは二度と書かなくていいよ的な脚本力と、平板でどんくさい演出する先生、という印象の人です。」と書いたところよね。
『大海賊』は、中村Aのオリジナル作品。
もちろん鉄板の駄作です。
起承転結する力がないなら、はじめから書かなくていいのに。てな内容です。
リカちゃんのお披露目公演だっけ。ムラでの公演なし、東宝だけ、つーんで、東宝まで観に行った。
話がむちゃくちゃなのもひどいけど、演じる生徒への気遣いがないことも、痛かった。
ラストシーンは主人公がヒロインを姫抱っこして銀橋を渡る、てな演出になってたのね、たしか。
美しい姿だ。ロマンチックな図だ。
しかし。
演者は、どちらも女性だ。
体力的に、無理。
初日からしばらくはその演出だったらしいんだけど、ケガか体力か、とにかく役者の健康問題で、その演出が変更になった。
てことで、わたしは本来の演出を観ていない。
わたしが観たときは、主人公がヒロインを支えて、一緒に銀橋を歩く、という演出になっていた。
ちなみに、ヒロインは瀕死です。
死にかけの女の子を、自分の足でえんえん歩かせる主人公。
そのあと本舞台に戻ってヒロインは死んでしまう。
えーと。これって。
死にかけのヒロインをえんえん歩かせたから、死なせちゃったんじゃないの??
主人公のせい??
ぽかーーーん……。
抱きかかえて、なら、主人公は悪くない。彼は精一杯がんばった。
でも、自分で歩かせて、結果死なせちゃうんじゃあ、男が悪いだろ。
リカちゃんがえみくらを抱えて歩くことが出来ない、ならばなんで「姫抱っこ」と同じ演出のまま、ただ銀橋を歩かせたんだっつー。
演出家バカなの?
姫抱っこ出来ないなら、脚本から変更しろ。
銀橋には出ず、本舞台でそのまま腕の中で事切れさせるとか。
銀橋が必須だというなら、ヒロインは傷を負ってはいてもまだ元気で、自分の足で歩けていて、本舞台に戻って来たときに改めて撃たれるとか。
瀕死の女の子を歩かせて死なせてしまうバカ男、に観客が涙すると思うの??
女同士なら、抱え上げられないのは当たり前だから、ふたりして歩くしかない。
でも、舞台では男と女なんだよ。瀕死の恋人を抱きかかえもせず歩かせて死なせる男は嫌だ。
リカちゃんの不調でこのとき1回だけ変更になっちゃいました、なら、脚本直す時間がなくてそのまま……てのもわかるけど、抱っこ自体なしになったのに、それが公式変更なのに、そっからもずーっと脚本そのまま。単に抱っこしなくなっただけ。変だと思わないの? ……思わないんだろうな。
実際、リカちゃんは体調悪そうで、いちばんよくわかるところでは声がえらいことになっていて、姫抱っこだけでなく、作品自体演出でなんらかのフォローをしてあげればいいのに……と、つらい気持ちになったことも、おぼえてる。
というひとつの事象だけでも、中村Aの能力への不安さはありありと現れてますニャ。
まあ、このときは新専科制度の混乱真っ只中、出演者たちも馴染みの顔ぶれでなく大変だったろう……し、出演していた新専科が華麗な大根役者たちだったので、さらにさらに、クオリティを下げまくっていたんだよなー。
2番手の悪役はワタさんが演じてたんだけど、これがもお、ステキにでくのぼーで(笑)。ワタさんは元気に吠える役はなんとかなっても、抑えた大人の悪役というのは到底無理。
ワタさんは主役なら輝く人なんだけど、それ以外の立場で重要な役をやられるとあざやかに舞台クラッシュ。
そして、なおちゃん……。芝居は相性が大きいので、わたしと合わなかっただけかもしれんが、わたしにとってかなり上位の苦手ジェンヌさん。わたしの重要度は「芝居>歌>ダンス」。芝居の出来ない人が、いちばん苦手。同ランクに大伴さんとかマチオ先輩とかがいる。
でもってなおちゃんはなまじ路線スターだったために、大伴さんやマチオさんの比ではなく、強力な舞台クラッシャーだったんだよなああ。それなりに大きな役をやるもんだから。
とはいえ、『大海賊』のなおちゃんは一周回ってわたしのヘタレ男スキーハートにジャストミートして、けっこう萌えキャラだった……(笑)。
とまあいろいろひどい言い様ですが、ワタさんは見た目はちょーかっこいいし、なおちゃんも美人さんだった。ヅカ的にはそれでOK。
でも、作品ひどいし主役は体調悪いし、2番手3番手はよその組から特出しているお客さんだし、本人たちも決して器用じゃないし、いろんな意味でえらいことになってる公演だった……。
……ために、実際以上に駄作認識になってるかも。
ゆーひくんがめちゃくちゃ美しかったことと、ケロちゃんが大人のいい男だったこと、きりやんがすっげかわいかったことぐらいしか、よかったことを思い出せない……。
あと、何故か新人公演も観てるんだけど、あひくんが美しかったなー。
ゆーひくんは悪役で、ただ美しいだけでなく、「野蛮」で「下卑」な感じがさいこーに素晴らしかった。見た目はクールで人形のように美しいのに、口元を歪めて毒づく下品さがね、いやしさがね、すっげーセクシーだったの!! 人間小さそうな悪役ゆえに、その野蛮な表情が合っててねー!
あの役でゆーひさんに落ちた人、複数知ってるわ……。
お茶会でまさにその「口元を歪めた」写真をGET出来て、どんだけよろこんだことか……!!
はっ。
つい昔語りを……。年寄りはコレだから……。
とにかく、今の今まで忘れていたわ。中村Aの駄作列伝のひとつ、『大海賊』……。
何故アレを再演……?
よりによって、わざわざ。
みっちゃんはリカちゃんトップ時代に新公主演をしているのだけど、そりゃあまあ、気の毒なことになっていた。
本役さんとまったくチガウ持ち味ゆえに。
なのに、ビジュアル特化したリカちゃんの役を、こうまで時が経ってから、持ち味がさらにさらに乖離してから、またやるのか……。
た、大変だなー……。
がんばれ。
みっちゃんならきっと、駄作もビジュアルも、実力でねじ伏せてくれる、と思う。
正直、みっちゃんと風ちゃんなら、ふたりの魅力をもっと出せる作品が他に山ほどあると思うんだが……。
劇団のやることは、よくわかんない。
めっちゃ駄作だけど、いいの??
今まさに、「中村Aのオリジナルは最悪」って話、してたよねえ??
数日前の欄に、「まあぶっちゃけ、オリジナルは二度と書かなくていいよ的な脚本力と、平板でどんくさい演出する先生、という印象の人です。」と書いたところよね。
『大海賊』は、中村Aのオリジナル作品。
もちろん鉄板の駄作です。
起承転結する力がないなら、はじめから書かなくていいのに。てな内容です。
リカちゃんのお披露目公演だっけ。ムラでの公演なし、東宝だけ、つーんで、東宝まで観に行った。
話がむちゃくちゃなのもひどいけど、演じる生徒への気遣いがないことも、痛かった。
ラストシーンは主人公がヒロインを姫抱っこして銀橋を渡る、てな演出になってたのね、たしか。
美しい姿だ。ロマンチックな図だ。
しかし。
演者は、どちらも女性だ。
体力的に、無理。
初日からしばらくはその演出だったらしいんだけど、ケガか体力か、とにかく役者の健康問題で、その演出が変更になった。
てことで、わたしは本来の演出を観ていない。
わたしが観たときは、主人公がヒロインを支えて、一緒に銀橋を歩く、という演出になっていた。
ちなみに、ヒロインは瀕死です。
死にかけの女の子を、自分の足でえんえん歩かせる主人公。
そのあと本舞台に戻ってヒロインは死んでしまう。
えーと。これって。
死にかけのヒロインをえんえん歩かせたから、死なせちゃったんじゃないの??
主人公のせい??
ぽかーーーん……。
抱きかかえて、なら、主人公は悪くない。彼は精一杯がんばった。
でも、自分で歩かせて、結果死なせちゃうんじゃあ、男が悪いだろ。
リカちゃんがえみくらを抱えて歩くことが出来ない、ならばなんで「姫抱っこ」と同じ演出のまま、ただ銀橋を歩かせたんだっつー。
演出家バカなの?
姫抱っこ出来ないなら、脚本から変更しろ。
銀橋には出ず、本舞台でそのまま腕の中で事切れさせるとか。
銀橋が必須だというなら、ヒロインは傷を負ってはいてもまだ元気で、自分の足で歩けていて、本舞台に戻って来たときに改めて撃たれるとか。
瀕死の女の子を歩かせて死なせてしまうバカ男、に観客が涙すると思うの??
女同士なら、抱え上げられないのは当たり前だから、ふたりして歩くしかない。
でも、舞台では男と女なんだよ。瀕死の恋人を抱きかかえもせず歩かせて死なせる男は嫌だ。
リカちゃんの不調でこのとき1回だけ変更になっちゃいました、なら、脚本直す時間がなくてそのまま……てのもわかるけど、抱っこ自体なしになったのに、それが公式変更なのに、そっからもずーっと脚本そのまま。単に抱っこしなくなっただけ。変だと思わないの? ……思わないんだろうな。
実際、リカちゃんは体調悪そうで、いちばんよくわかるところでは声がえらいことになっていて、姫抱っこだけでなく、作品自体演出でなんらかのフォローをしてあげればいいのに……と、つらい気持ちになったことも、おぼえてる。
というひとつの事象だけでも、中村Aの能力への不安さはありありと現れてますニャ。
まあ、このときは新専科制度の混乱真っ只中、出演者たちも馴染みの顔ぶれでなく大変だったろう……し、出演していた新専科が華麗な大根役者たちだったので、さらにさらに、クオリティを下げまくっていたんだよなー。
2番手の悪役はワタさんが演じてたんだけど、これがもお、ステキにでくのぼーで(笑)。ワタさんは元気に吠える役はなんとかなっても、抑えた大人の悪役というのは到底無理。
ワタさんは主役なら輝く人なんだけど、それ以外の立場で重要な役をやられるとあざやかに舞台クラッシュ。
そして、なおちゃん……。芝居は相性が大きいので、わたしと合わなかっただけかもしれんが、わたしにとってかなり上位の苦手ジェンヌさん。わたしの重要度は「芝居>歌>ダンス」。芝居の出来ない人が、いちばん苦手。同ランクに大伴さんとかマチオ先輩とかがいる。
でもってなおちゃんはなまじ路線スターだったために、大伴さんやマチオさんの比ではなく、強力な舞台クラッシャーだったんだよなああ。それなりに大きな役をやるもんだから。
とはいえ、『大海賊』のなおちゃんは一周回ってわたしのヘタレ男スキーハートにジャストミートして、けっこう萌えキャラだった……(笑)。
とまあいろいろひどい言い様ですが、ワタさんは見た目はちょーかっこいいし、なおちゃんも美人さんだった。ヅカ的にはそれでOK。
でも、作品ひどいし主役は体調悪いし、2番手3番手はよその組から特出しているお客さんだし、本人たちも決して器用じゃないし、いろんな意味でえらいことになってる公演だった……。
……ために、実際以上に駄作認識になってるかも。
ゆーひくんがめちゃくちゃ美しかったことと、ケロちゃんが大人のいい男だったこと、きりやんがすっげかわいかったことぐらいしか、よかったことを思い出せない……。
あと、何故か新人公演も観てるんだけど、あひくんが美しかったなー。
ゆーひくんは悪役で、ただ美しいだけでなく、「野蛮」で「下卑」な感じがさいこーに素晴らしかった。見た目はクールで人形のように美しいのに、口元を歪めて毒づく下品さがね、いやしさがね、すっげーセクシーだったの!! 人間小さそうな悪役ゆえに、その野蛮な表情が合っててねー!
あの役でゆーひさんに落ちた人、複数知ってるわ……。
お茶会でまさにその「口元を歪めた」写真をGET出来て、どんだけよろこんだことか……!!
はっ。
つい昔語りを……。年寄りはコレだから……。
とにかく、今の今まで忘れていたわ。中村Aの駄作列伝のひとつ、『大海賊』……。
何故アレを再演……?
よりによって、わざわざ。
みっちゃんはリカちゃんトップ時代に新公主演をしているのだけど、そりゃあまあ、気の毒なことになっていた。
本役さんとまったくチガウ持ち味ゆえに。
なのに、ビジュアル特化したリカちゃんの役を、こうまで時が経ってから、持ち味がさらにさらに乖離してから、またやるのか……。
た、大変だなー……。
がんばれ。
みっちゃんならきっと、駄作もビジュアルも、実力でねじ伏せてくれる、と思う。
正直、みっちゃんと風ちゃんなら、ふたりの魅力をもっと出せる作品が他に山ほどあると思うんだが……。
劇団のやることは、よくわかんない。
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