花楽に思う。@桜一花卒業
2014年11月16日 タカラヅカ 花組『エリザベート』東宝楽へ行った。
とにかく『エリザベート』はチケ難で、わたしごときのゆるいファンはろくに観ることがかなわなかった。もっと観たかったんだけどな。
東宝でも観たかったんだけど、2回東京遠征して、2回ともチケット手に入らず、劇場前を眺めるだけに至ったという(笑)。や、『伯爵令嬢』観たからいいんだけど、一緒に『エリザベート』も……はかなわなかった。
それで3度目の正直、今回ばかりはチケット用意しての遠征……でも、午前公演はサバキ取れずにすごすご敗退したけどな(笑)。
もう観られないんだ、仕方ない。そう思っていたのに、結局千秋楽を観ることにしたのは、いちかのラストを観納めたい、という気持ちがむくむくわきあがったためだ。
桜一花。近年のタカラヅカの、無冠の女王。
新公ヒロインもしていない、もちろんトップ娘役でもナイ……されど、花組の舞台に置いて、独自の華と存在感を刻みつけた人だ。ヒロイン以上にヒロインらしい役も、専科さんのような渋い役も、娘役やタカラヅカを超えたような個性的な役もこなしてきた人。
この「舞台人」のラストステージを見届けよう。
って、いちか自身への愛着と敬意はもちろんだけど、わたしの場合ソコにもうひとつ理由があって。
まっつの「相手役」の卒業を見送りたい。
や、ヅカにおいて「相手役」がいるのはトップスターのみ。それ以外は公式設定ないんだと、わかってる。本人たちもそんなつもりはないだろうし、公式設定がナイ以上、「相手役」と勝手に思うことは、ジェンヌに対して失礼かもしれない。
でもわたしは、「まっつに相手役がいるとすれば」、最後の公演で恋人役だったせしこや、妻役を演じたことのあるあゆみちゃんやきゃびいではなく、「いちか」を思い出す。
わたしだけの偏った思いかもしれないが、まっつといえばいちか、まついちペアを思い出す。
小柄で芸達者なふたり。ぴったりのサイズ感、組んでいるだけで微笑ましかったり、萌えだったり。
花組にいたときは、正直いちかの方が舞台人としては上だと思っていた。まっつにはいろいろと足りないところが多かった。でもそれは、経験の違いもあったと思う。年功序列の花組で、何年も何年も番手外だか番手に加えてもらえるのか台詞数個しかもらえない、ってとこをうろうろしていたまっつと、娘役2番手のいちかとでは、得られる経験が段違いだった。現に、雪組で3番手になってからのまっつの伸びは著しく、経験大事と痛感。
大人になったまっつと、いちかのペアをもう一度観たかった。まっつが専科に残り、花組に出演することがあれば、同じ舞台に立つまついちを観られたのになあ。そんな詮なきことを夢想する。
いちかもずっと前へ進んでいて、まっつとペアだったころの「小さくてかわいいいちかちゃん」じゃない。まっつが組替えしてからいちかは、それまでの「恋愛もしちゃうかわいい女性」の役はあまりなくなった。舞台人として、さらに幅を広げていった。……まっつが云々、というよりトップが代替わりしてから、と考えるべきだと、わかってはいるけど。←
なつかしいいちか。
なつかしい、あの頃のまっつといちか。
いちかはいちかで、まっつ無関係だとわかっているけど、わたしの思い入れゆえに余計に寂しい。切ない。
こうしてまた、時代が進んでいく。
だいもんの組替えを、花組最後の舞台を観納めたい、というのもあった。
わたしが花組を観るときの視点のひとつであった男の子。そのがつがつした舞台欲に目を奪われてしまう子。
まっつとふたりでトークショー出演してタニちゃん愛語ってた、あの小さなだいもんが。まっつを見たいのに、隣でもないのに、視界の端に入るだいもんがうるさすぎて(←)気になって仕方なかった『エンカレ』、ふたりのハーモニーの美しさに瞠目した彩音ちゃんMS……あれはMC面白すぎたな、ドSまっつとあわあわするだいもん。てゆーかまっつ初新公主演時の相棒の片割れだし。
いったいどんだけだいもんを見てきただろう。
花組のだいもん、とてもとても「花組らしい」花男。
だいもん組替えを見届けたかった……てのはあるけどさ。
いやあ、きついね!
いろいろ思い出しちゃってさ。
まっつ組替えのとき。
まとぶんにすっげー甘やかしてもらって、持ち上げられまくってたなー。突然挨拶振られたりしてさ。千秋楽のショーではみんなにいじられまくって大変なことになってたっけ。めおちゃんとか、まっつのこと姫抱っこしようとして拒否られてたねー(笑)。雪組での退団公演よりよっぽど祭りっぽく扱われてたな。
みりおくんに見守られて組替えしていくだいもんに、4年前のまっつの記憶が甦って、二重写しになって、もお大変。
袴姿の退団者を見るのもきつい。
記憶はいろいろ生々しくて。
でも、ヅカファンをやってく以上、リハビリしていくしかない。
今はまだつらいし、たぶん次の雪組本公演がいちばんつらいんだと思うけど、克服していかなければ。
わたしは、タカラヅカが好き。
まっつがいた、まっつと出会えたタカラヅカが好き。
これからもタカラヅカを愛し、フェアリーたちの創る舞台を愛し続ける。
いちかが卒業し、だいもんが組替えになった。
わたしのなかで、またひとつ時代が変わった。
とにかく『エリザベート』はチケ難で、わたしごときのゆるいファンはろくに観ることがかなわなかった。もっと観たかったんだけどな。
東宝でも観たかったんだけど、2回東京遠征して、2回ともチケット手に入らず、劇場前を眺めるだけに至ったという(笑)。や、『伯爵令嬢』観たからいいんだけど、一緒に『エリザベート』も……はかなわなかった。
それで3度目の正直、今回ばかりはチケット用意しての遠征……でも、午前公演はサバキ取れずにすごすご敗退したけどな(笑)。
もう観られないんだ、仕方ない。そう思っていたのに、結局千秋楽を観ることにしたのは、いちかのラストを観納めたい、という気持ちがむくむくわきあがったためだ。
桜一花。近年のタカラヅカの、無冠の女王。
新公ヒロインもしていない、もちろんトップ娘役でもナイ……されど、花組の舞台に置いて、独自の華と存在感を刻みつけた人だ。ヒロイン以上にヒロインらしい役も、専科さんのような渋い役も、娘役やタカラヅカを超えたような個性的な役もこなしてきた人。
この「舞台人」のラストステージを見届けよう。
って、いちか自身への愛着と敬意はもちろんだけど、わたしの場合ソコにもうひとつ理由があって。
まっつの「相手役」の卒業を見送りたい。
や、ヅカにおいて「相手役」がいるのはトップスターのみ。それ以外は公式設定ないんだと、わかってる。本人たちもそんなつもりはないだろうし、公式設定がナイ以上、「相手役」と勝手に思うことは、ジェンヌに対して失礼かもしれない。
でもわたしは、「まっつに相手役がいるとすれば」、最後の公演で恋人役だったせしこや、妻役を演じたことのあるあゆみちゃんやきゃびいではなく、「いちか」を思い出す。
わたしだけの偏った思いかもしれないが、まっつといえばいちか、まついちペアを思い出す。
小柄で芸達者なふたり。ぴったりのサイズ感、組んでいるだけで微笑ましかったり、萌えだったり。
花組にいたときは、正直いちかの方が舞台人としては上だと思っていた。まっつにはいろいろと足りないところが多かった。でもそれは、経験の違いもあったと思う。年功序列の花組で、何年も何年も番手外だか番手に加えてもらえるのか台詞数個しかもらえない、ってとこをうろうろしていたまっつと、娘役2番手のいちかとでは、得られる経験が段違いだった。現に、雪組で3番手になってからのまっつの伸びは著しく、経験大事と痛感。
大人になったまっつと、いちかのペアをもう一度観たかった。まっつが専科に残り、花組に出演することがあれば、同じ舞台に立つまついちを観られたのになあ。そんな詮なきことを夢想する。
いちかもずっと前へ進んでいて、まっつとペアだったころの「小さくてかわいいいちかちゃん」じゃない。まっつが組替えしてからいちかは、それまでの「恋愛もしちゃうかわいい女性」の役はあまりなくなった。舞台人として、さらに幅を広げていった。……まっつが云々、というよりトップが代替わりしてから、と考えるべきだと、わかってはいるけど。←
なつかしいいちか。
なつかしい、あの頃のまっつといちか。
いちかはいちかで、まっつ無関係だとわかっているけど、わたしの思い入れゆえに余計に寂しい。切ない。
こうしてまた、時代が進んでいく。
だいもんの組替えを、花組最後の舞台を観納めたい、というのもあった。
わたしが花組を観るときの視点のひとつであった男の子。そのがつがつした舞台欲に目を奪われてしまう子。
まっつとふたりでトークショー出演してタニちゃん愛語ってた、あの小さなだいもんが。まっつを見たいのに、隣でもないのに、視界の端に入るだいもんがうるさすぎて(←)気になって仕方なかった『エンカレ』、ふたりのハーモニーの美しさに瞠目した彩音ちゃんMS……あれはMC面白すぎたな、ドSまっつとあわあわするだいもん。てゆーかまっつ初新公主演時の相棒の片割れだし。
いったいどんだけだいもんを見てきただろう。
花組のだいもん、とてもとても「花組らしい」花男。
だいもん組替えを見届けたかった……てのはあるけどさ。
いやあ、きついね!
いろいろ思い出しちゃってさ。
まっつ組替えのとき。
まとぶんにすっげー甘やかしてもらって、持ち上げられまくってたなー。突然挨拶振られたりしてさ。千秋楽のショーではみんなにいじられまくって大変なことになってたっけ。めおちゃんとか、まっつのこと姫抱っこしようとして拒否られてたねー(笑)。雪組での退団公演よりよっぽど祭りっぽく扱われてたな。
みりおくんに見守られて組替えしていくだいもんに、4年前のまっつの記憶が甦って、二重写しになって、もお大変。
袴姿の退団者を見るのもきつい。
記憶はいろいろ生々しくて。
でも、ヅカファンをやってく以上、リハビリしていくしかない。
今はまだつらいし、たぶん次の雪組本公演がいちばんつらいんだと思うけど、克服していかなければ。
わたしは、タカラヅカが好き。
まっつがいた、まっつと出会えたタカラヅカが好き。
これからもタカラヅカを愛し、フェアリーたちの創る舞台を愛し続ける。
いちかが卒業し、だいもんが組替えになった。
わたしのなかで、またひとつ時代が変わった。
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