最後になって、いろいろ気づく・その2。@雪組東宝千秋楽
2014年2月10日 タカラヅカ 『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS 宝塚!!』東宝千秋楽。
まっつだけガン見する画面はその前の公演で堪能して、楽はできるだけ全体を観ようと思った。
や、それでもどーしてもまっつばっか見ちゃうんだけども(笑)。できる範囲内で、全体を。
「舞台」の上のまっつが好き。
それはまっつひとりでなく、「舞台」を作り上げている雪組のみんなのなかのひとりとしての、まっつが好き。
ピンライトを受けていた競技会のアルバート@まっつのように、全体の中で「確かに在る」ことが、うれしい。
焼き付けたいと思う。
今の、まっつ。
ショーもできるだけ、全体を見ようと。
群舞の中、細い照明がわずかな人だけを選んで照らす。
トップスターえりたんには、強い明るい光を。
それに続くちぎくん、まっつには周囲と区別する光を。
漠然と見ているだけだと気づかない、「照明」という名の意志。この舞台で、「誰を見せたい」と制作側が思っているか。
いつもライトの当たらない人をオペラで追っていて、「暗くて見えない」と悲しんだ……日々をおぼえているだけに、同じようにオペラで追っていて、明るさに関してはストレス少なく見ていられる、ことの差を理解している。それは、照明の有無。3番手はしっかりピンスポ当てられてるんだもの。それとわかるよーな強いライトではなくても。
それに気づいたときから、すごくありがたく、感動として、「2階から舞台全体を見る」ようにしている。照明の行方を、堪能する回を、リピートの中に折り込んでいる。
まっつだけをオペラで追っているわけじゃないから、ふといろんな人が目に入る。
今回、ショーではじめて、夢華さんを見つけた。興味のない人は視界に入らないため、群舞で彼女を認識することはいつもほとんどない。今回の公演では、千秋楽ではじめて見つけた。
ふつーに、かわいかった。
こんだけかわいいんじゃ、そりゃ目に入らないわ。だってジェンヌさんは、娘役さんは、みんなかわいいもの。かわいい雪娘の中に溶け込むくらい、ふつーにかわいい娘役さんになっていたのね、夢華さん。
またすぐに見失ってしまったけれど、前半の総踊りでたしかに一度見つけたわ。
娘役さんの場面では、うきちゃんを眺めるのがわたしの通常の視界。
結局一度もツインテールを見られなかったのが、心残り。めっちゃかわいいって噂になってたのに、ムラからずーっと、わたしが見るときはいつもツインテールじゃないんですけど、フィナーレ。
い、いいもん、うきちゃんのウインク捕獲が楽しみのひとつ、眺めていたら絶対2~3度はウインク目撃できるもん。あの小悪魔的なところがたまらん。
ウインクと言えば、翼くんのウインクを捕獲できました。……てゆーか、ウインクなんかするんだ?! かわいすぎるだろう!!
捕獲っていっても、こちらは2階席なので、一方的に眺めているだけ、「ウインクもらっちゃった♪」てなカンチガイすら起こりませんよ?
アグレッシヴに舞台を、フェアリーを楽しんでいる彼らを眺めるのが楽しいのです。
そーいや千秋楽にしてはじめて、カンカンのラスト開脚場面で、前後開脚をキメるともみんを見た。キメる……というほどちゃんと決まっていたわけじゃないけど、いつもの膝折じゃなかった。
ムラ初日からずーっと、たまたまなのか、10回以上観ていてもただの一度も開脚を見たことなくて、「脚が上がることと股関節の柔らかさは別問題」と周囲も言っていたし、前後開脚は出来ない(か、しない)んだろうとすでにナニも思わなくなっていたところだったので、ラストに果敢に開脚にチャレンジしていることに、胸熱だった。
フィナーレのゴスペル場面で、白衣……もとい、白コートで銀橋をひとり渡るえりたんを見たとき、ふと、2日前に観た花組公演が、らんとむさんが浮かんだ。
刻の霊と、頭の中将。
何故だ、今そんな彼らが脳裏をよぎる。わたしにとっての原点? まだ彼らを知らなかった頃。花担の友人が騒いでた、新人公演。同期で2番手と3番手をやっていた。
その、彼らが。
今らんとむは、サヨナラ公演をやっているんだ……そう思うと、涙が出てきた。
えりたん。えりたん、えりたん。
バカみたいに名前を呼んだ、繰り返した。心の中で。
「100」の人文字は、シンプルな感動だ。
わかりやすい。そして、美しい。
オペラを下ろして、その文字の手前にいるまっつを見る。
この舞台に、まっつがいてくれて良かった。
彼の「いない」同じ舞台を観た。そこが美しいから、まぶしいから、余計にさみしくてかなしい画面だった……わたしには。
そのかなしさを超えたあとだから。
一層、美しかった。愛しかった。
目に焼き付けよう。
100の文字。
100周年、なんつー祭りの時に、まっつがいる事実。
いやぶっちゃけ、彼を好きになったときは、こんなに長くいてくれるとはまったくもってこれっぽっちも思ってなかったわけだから。
まっつの舞台写真は基本全買いしているんだけど、さすがに写真タイトルが「(別の人の名前) 他」となっているものまでは、手を出していない。顔がマッチ棒の先っちょほどの大きさじゃねえ。
だけどこの「100」写真は、買いました。
まっつが今、「ここにいること」が、うれしくて。
えりたんは挨拶も歯切れ良く、安心して見ていられるトップさん。
ほんとに、いいスターさんになったなあ。大人になったなあ。そう思うと同時に、少し寂しくもある。昔のやんちゃな壮くんも、好きだったから。
そしてひっそりともうひとつ寂しいのは、退団者とのカーテンコール。
何度目かのカテコで、トップスターと退団者だけが舞台にいて、「最後だから、ひとことずつ」と退団者に話を振る……のは、どの組でもやっている、お約束。
ただ、雪組では、退団者本人が「しあわせです」とか「雪組大好きー!」とか言うだけでなく、トップスターがひとりひとりを客席に向かって紹介し、「**ちゃんはこんな子で、なになにが得意で、いつもなになにしてくれて」とか、中の人しか知らない「その人のチャームポイント」を、トップさん自身の言葉で、教えてくれる……それが、ここ数年の通例になっていたから。
水しぇんもキムくんも、そうだったから。
えりたんも、落下傘就任でなく、一度でも水キム時代の雪組の舞台に立っていたら、この千秋楽で退団する組子たちにコメントしてくれたのかなと思う。
そんなことやってた、って、知らないもんなあ。キムくんは水しぇんがそうやって組子を送り出すのを見てたわけだもんなあ。それで、自分がトップになったら、おなじようにして、組子を送り出した。
や、すべての千秋楽を観ていたわけじゃないから、いつも必ずやっていたかどうかわかんないし、「これが雪組の伝統です!(キリッ)」と言う気もない。
前回の『ベルばら』は組子だけでなく専科のソルさんがいたので、そうは思わなかったのだけど、今回はふと、「いつものがないんだ」ということが気になった。
てゆーかたんに、えりたんの感性、えりたんの言葉で、聞いてみたかったんだな。彼ならどんな風に、卒業していく5人を語ったのだろう、と。
まっつだけガン見する画面はその前の公演で堪能して、楽はできるだけ全体を観ようと思った。
や、それでもどーしてもまっつばっか見ちゃうんだけども(笑)。できる範囲内で、全体を。
「舞台」の上のまっつが好き。
それはまっつひとりでなく、「舞台」を作り上げている雪組のみんなのなかのひとりとしての、まっつが好き。
ピンライトを受けていた競技会のアルバート@まっつのように、全体の中で「確かに在る」ことが、うれしい。
焼き付けたいと思う。
今の、まっつ。
ショーもできるだけ、全体を見ようと。
群舞の中、細い照明がわずかな人だけを選んで照らす。
トップスターえりたんには、強い明るい光を。
それに続くちぎくん、まっつには周囲と区別する光を。
漠然と見ているだけだと気づかない、「照明」という名の意志。この舞台で、「誰を見せたい」と制作側が思っているか。
いつもライトの当たらない人をオペラで追っていて、「暗くて見えない」と悲しんだ……日々をおぼえているだけに、同じようにオペラで追っていて、明るさに関してはストレス少なく見ていられる、ことの差を理解している。それは、照明の有無。3番手はしっかりピンスポ当てられてるんだもの。それとわかるよーな強いライトではなくても。
それに気づいたときから、すごくありがたく、感動として、「2階から舞台全体を見る」ようにしている。照明の行方を、堪能する回を、リピートの中に折り込んでいる。
まっつだけをオペラで追っているわけじゃないから、ふといろんな人が目に入る。
今回、ショーではじめて、夢華さんを見つけた。興味のない人は視界に入らないため、群舞で彼女を認識することはいつもほとんどない。今回の公演では、千秋楽ではじめて見つけた。
ふつーに、かわいかった。
こんだけかわいいんじゃ、そりゃ目に入らないわ。だってジェンヌさんは、娘役さんは、みんなかわいいもの。かわいい雪娘の中に溶け込むくらい、ふつーにかわいい娘役さんになっていたのね、夢華さん。
またすぐに見失ってしまったけれど、前半の総踊りでたしかに一度見つけたわ。
娘役さんの場面では、うきちゃんを眺めるのがわたしの通常の視界。
結局一度もツインテールを見られなかったのが、心残り。めっちゃかわいいって噂になってたのに、ムラからずーっと、わたしが見るときはいつもツインテールじゃないんですけど、フィナーレ。
い、いいもん、うきちゃんのウインク捕獲が楽しみのひとつ、眺めていたら絶対2~3度はウインク目撃できるもん。あの小悪魔的なところがたまらん。
ウインクと言えば、翼くんのウインクを捕獲できました。……てゆーか、ウインクなんかするんだ?! かわいすぎるだろう!!
捕獲っていっても、こちらは2階席なので、一方的に眺めているだけ、「ウインクもらっちゃった♪」てなカンチガイすら起こりませんよ?
アグレッシヴに舞台を、フェアリーを楽しんでいる彼らを眺めるのが楽しいのです。
そーいや千秋楽にしてはじめて、カンカンのラスト開脚場面で、前後開脚をキメるともみんを見た。キメる……というほどちゃんと決まっていたわけじゃないけど、いつもの膝折じゃなかった。
ムラ初日からずーっと、たまたまなのか、10回以上観ていてもただの一度も開脚を見たことなくて、「脚が上がることと股関節の柔らかさは別問題」と周囲も言っていたし、前後開脚は出来ない(か、しない)んだろうとすでにナニも思わなくなっていたところだったので、ラストに果敢に開脚にチャレンジしていることに、胸熱だった。
フィナーレのゴスペル場面で、白衣……もとい、白コートで銀橋をひとり渡るえりたんを見たとき、ふと、2日前に観た花組公演が、らんとむさんが浮かんだ。
刻の霊と、頭の中将。
何故だ、今そんな彼らが脳裏をよぎる。わたしにとっての原点? まだ彼らを知らなかった頃。花担の友人が騒いでた、新人公演。同期で2番手と3番手をやっていた。
その、彼らが。
今らんとむは、サヨナラ公演をやっているんだ……そう思うと、涙が出てきた。
えりたん。えりたん、えりたん。
バカみたいに名前を呼んだ、繰り返した。心の中で。
「100」の人文字は、シンプルな感動だ。
わかりやすい。そして、美しい。
オペラを下ろして、その文字の手前にいるまっつを見る。
この舞台に、まっつがいてくれて良かった。
彼の「いない」同じ舞台を観た。そこが美しいから、まぶしいから、余計にさみしくてかなしい画面だった……わたしには。
そのかなしさを超えたあとだから。
一層、美しかった。愛しかった。
目に焼き付けよう。
100の文字。
100周年、なんつー祭りの時に、まっつがいる事実。
いやぶっちゃけ、彼を好きになったときは、こんなに長くいてくれるとはまったくもってこれっぽっちも思ってなかったわけだから。
まっつの舞台写真は基本全買いしているんだけど、さすがに写真タイトルが「(別の人の名前) 他」となっているものまでは、手を出していない。顔がマッチ棒の先っちょほどの大きさじゃねえ。
だけどこの「100」写真は、買いました。
まっつが今、「ここにいること」が、うれしくて。
えりたんは挨拶も歯切れ良く、安心して見ていられるトップさん。
ほんとに、いいスターさんになったなあ。大人になったなあ。そう思うと同時に、少し寂しくもある。昔のやんちゃな壮くんも、好きだったから。
そしてひっそりともうひとつ寂しいのは、退団者とのカーテンコール。
何度目かのカテコで、トップスターと退団者だけが舞台にいて、「最後だから、ひとことずつ」と退団者に話を振る……のは、どの組でもやっている、お約束。
ただ、雪組では、退団者本人が「しあわせです」とか「雪組大好きー!」とか言うだけでなく、トップスターがひとりひとりを客席に向かって紹介し、「**ちゃんはこんな子で、なになにが得意で、いつもなになにしてくれて」とか、中の人しか知らない「その人のチャームポイント」を、トップさん自身の言葉で、教えてくれる……それが、ここ数年の通例になっていたから。
水しぇんもキムくんも、そうだったから。
えりたんも、落下傘就任でなく、一度でも水キム時代の雪組の舞台に立っていたら、この千秋楽で退団する組子たちにコメントしてくれたのかなと思う。
そんなことやってた、って、知らないもんなあ。キムくんは水しぇんがそうやって組子を送り出すのを見てたわけだもんなあ。それで、自分がトップになったら、おなじようにして、組子を送り出した。
や、すべての千秋楽を観ていたわけじゃないから、いつも必ずやっていたかどうかわかんないし、「これが雪組の伝統です!(キリッ)」と言う気もない。
前回の『ベルばら』は組子だけでなく専科のソルさんがいたので、そうは思わなかったのだけど、今回はふと、「いつものがないんだ」ということが気になった。
てゆーかたんに、えりたんの感性、えりたんの言葉で、聞いてみたかったんだな。彼ならどんな風に、卒業していく5人を語ったのだろう、と。
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