で、アシュレさんは。@風と共に去りぬ
2013年9月30日 タカラヅカ 『風と共に去りぬ』初日を観て、取り急ぎ感想を書いた。……UPするまでに時差があるのは、単にわたしがどんくさいため。走り書きを手直ししたり、途中放棄文に末尾を付けたり、そーゆー作業をする時間を、なかなか取れないため。
わたしは『風共』は嫌い。ストーリーは『ベルばら』よりマシだけど、見た目の退屈さは『ベルばら』以上だし。
それでもなにかしら楽しみを見いだすのがヅカヲタ。
わたしのたのしみのひとつは、アシュレというキャラクタだった。
アシュレ@ともちんには、わくわくしていた。わたしはアシュレというキャラクタが好きなんだ。
アシュレの格好いいところはほとんど描かれず、ダメダメなところばかりのひでー扱いがバトラー編のアシュレだけど、そのダメダメなところがまたいいんだ。
80周年月組のノンちゃんアシュレで、わたしはヘタレ男の魅力に開眼したんだ(笑)。
メラニーの手袋を頬に押し当てて泣く、あのどーしよーもないダメンズに胸をきゅーんと締め付けられ、ぼろぼろ泣けたもんでした。
だから期待していたの。
好きなジェンヌさんが、好きな役をやってくれる! きっと好みのダメンズを演じてくれるはず!と。
えーと。
まず。
ともちん、歌舞伎ヘタだなあ。
植田歌舞伎と呼ばれる独特の台詞回しが、すげー違和感。なんであんな、みょーな節回しで喋るの……?
宙組全ツ『風と共に去りぬ』も中日『ベルばら』も観ていないのでわからんのですが、ともちんの植田芝居っていつもあんな感じなんですか?
スカーレット@まぁくんが大芝居テイストを踏襲しつつも、自由に動いている感じなので、ともちんの不自然な台詞回しが気になって気になって……。
バトラー@かなめくんも、歌舞伎としてもバトラーとしても、わたしの目には薄くてサラサラするするで、引っかかりなさ過ぎるくらいだし。
対するアシュレが、なんか変にクドい……。クドいというか、ええっとこれは……。
どうしよう。
アシュレが、変な人だ。
ヘタレでもダメ男でもなく、ヘンタイさんっぽい……。
ところどころ目がイッちゃってるし。酔ったようなみょーな喋り方してるし。
まさおくんのオスカルに似た、不思議なキモチ悪さ……。
なんつーんだ、関西出身者でない人が、無理に大阪弁を喋っている感じ? 気にならない人にはまったく気にならないんだろう、でもなまじ表面をなぞっているだけに「チガウ」部分がぞわぞわするっていうか。
植田歌舞伎が肌に合わない人が、無理にそれっぽくしたら、植田歌舞伎でも通常のタカラヅカでもない、独自の世界が展開しているってな感じ?
うわ、このアシュレきっつー。
と思い、しょんぼり首をかしげた。どうして、こんなことに? ともちんアシュレがわくわくのひとつだったのにー。
「アシュレ」という役に構え過ぎちゃってる? それであんな喋り方に? 役替わりのルネの方ならいつものともちんらしい喋り方でやってくれる?
ともちんバトラーが見たかったなと、改めて思った。
たぶん彼は、バトラーならこの芸風で演じられたと思う。クドくてねとっとしていて、骨太で。
でも、アシュレなんだよ。白い王子様なんだよ。
心正しく誠実で理想家で、それゆえに現実とうまく向き合えない人なんだよ。
キレイゴトばっか言って自分ではナニもしないし、できない。そこがいいんだよ。萌えなんだよ。
繊細さゆえにいろいろとこぼれてしまうキャラのはずなのに、ともちんアシュレは変な方向に花開いちゃった人だよ……。
バトラーが薄くて物足りなくて、アシュレはクドくてキモチ悪くて、……反対だろ? 反対だよね?
この間の雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』のジェローデルが、「軍人だから」と原作とはまったくチガウ人になっていた。
それと同じことを、今回もしているのかもしれない。
アシュレは「軍人だから」、骨太に野性的に演じてヨシ、ってか。
ジェローデルは戦闘シーンもあったし、体育会系兄貴でもギリギリセーフだったかもしんない。
でも『風共』のアシュレは、繊細な場面しかないんだよ? 兄貴系だと困るよ! ガチムチ兄貴が花を抱いてナヨってたり、女物の手袋頬に押し当てメソってたら、チガウ!としか思えないよ。
昔ともちんは「いい人専科」で、やさしい持ち味をふわっと活かせていたと思うんだが。
中堅時代に悪役ばっかやって、組内での立ち役を一手に引き受けることで生き残ってきた人だよね。もともとの持ち味じゃないのに、後天的に色を濃くした。
意識してカラダに染みこませたモノが、行き場を失っている?
なんか、中途半端……というより、空中分解してるみたい。
ともちんの演技にへこんだあと、フィナーレのクドカッコイイ、そしてなんか恥ずかしい(笑)ともちんを見て、ちょっと浮上。
よかった、とってもともちんなともちんだ!!
ああしかしやっぱ、この作品で卒業はつらい。
ショーのある作品で卒業して欲しかった。
『Le Petit Jardin』でともち落ちして以来、ずーーっとともちスキーで来て、最後がこれっていうのは……。
回数観れば、ともちアシュレが癖になったりするかも、しんない……。
結局はただのともちスキー、ともちならなんでもいい!に行き着くのかもしんない。
だから初見時に取り急ぎ記す。
初日はしょぼーんだったと。
わたしは『風共』は嫌い。ストーリーは『ベルばら』よりマシだけど、見た目の退屈さは『ベルばら』以上だし。
それでもなにかしら楽しみを見いだすのがヅカヲタ。
わたしのたのしみのひとつは、アシュレというキャラクタだった。
アシュレ@ともちんには、わくわくしていた。わたしはアシュレというキャラクタが好きなんだ。
アシュレの格好いいところはほとんど描かれず、ダメダメなところばかりのひでー扱いがバトラー編のアシュレだけど、そのダメダメなところがまたいいんだ。
80周年月組のノンちゃんアシュレで、わたしはヘタレ男の魅力に開眼したんだ(笑)。
メラニーの手袋を頬に押し当てて泣く、あのどーしよーもないダメンズに胸をきゅーんと締め付けられ、ぼろぼろ泣けたもんでした。
だから期待していたの。
好きなジェンヌさんが、好きな役をやってくれる! きっと好みのダメンズを演じてくれるはず!と。
えーと。
まず。
ともちん、歌舞伎ヘタだなあ。
植田歌舞伎と呼ばれる独特の台詞回しが、すげー違和感。なんであんな、みょーな節回しで喋るの……?
宙組全ツ『風と共に去りぬ』も中日『ベルばら』も観ていないのでわからんのですが、ともちんの植田芝居っていつもあんな感じなんですか?
スカーレット@まぁくんが大芝居テイストを踏襲しつつも、自由に動いている感じなので、ともちんの不自然な台詞回しが気になって気になって……。
バトラー@かなめくんも、歌舞伎としてもバトラーとしても、わたしの目には薄くてサラサラするするで、引っかかりなさ過ぎるくらいだし。
対するアシュレが、なんか変にクドい……。クドいというか、ええっとこれは……。
どうしよう。
アシュレが、変な人だ。
ヘタレでもダメ男でもなく、ヘンタイさんっぽい……。
ところどころ目がイッちゃってるし。酔ったようなみょーな喋り方してるし。
まさおくんのオスカルに似た、不思議なキモチ悪さ……。
なんつーんだ、関西出身者でない人が、無理に大阪弁を喋っている感じ? 気にならない人にはまったく気にならないんだろう、でもなまじ表面をなぞっているだけに「チガウ」部分がぞわぞわするっていうか。
植田歌舞伎が肌に合わない人が、無理にそれっぽくしたら、植田歌舞伎でも通常のタカラヅカでもない、独自の世界が展開しているってな感じ?
うわ、このアシュレきっつー。
と思い、しょんぼり首をかしげた。どうして、こんなことに? ともちんアシュレがわくわくのひとつだったのにー。
「アシュレ」という役に構え過ぎちゃってる? それであんな喋り方に? 役替わりのルネの方ならいつものともちんらしい喋り方でやってくれる?
ともちんバトラーが見たかったなと、改めて思った。
たぶん彼は、バトラーならこの芸風で演じられたと思う。クドくてねとっとしていて、骨太で。
でも、アシュレなんだよ。白い王子様なんだよ。
心正しく誠実で理想家で、それゆえに現実とうまく向き合えない人なんだよ。
キレイゴトばっか言って自分ではナニもしないし、できない。そこがいいんだよ。萌えなんだよ。
繊細さゆえにいろいろとこぼれてしまうキャラのはずなのに、ともちんアシュレは変な方向に花開いちゃった人だよ……。
バトラーが薄くて物足りなくて、アシュレはクドくてキモチ悪くて、……反対だろ? 反対だよね?
この間の雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』のジェローデルが、「軍人だから」と原作とはまったくチガウ人になっていた。
それと同じことを、今回もしているのかもしれない。
アシュレは「軍人だから」、骨太に野性的に演じてヨシ、ってか。
ジェローデルは戦闘シーンもあったし、体育会系兄貴でもギリギリセーフだったかもしんない。
でも『風共』のアシュレは、繊細な場面しかないんだよ? 兄貴系だと困るよ! ガチムチ兄貴が花を抱いてナヨってたり、女物の手袋頬に押し当てメソってたら、チガウ!としか思えないよ。
昔ともちんは「いい人専科」で、やさしい持ち味をふわっと活かせていたと思うんだが。
中堅時代に悪役ばっかやって、組内での立ち役を一手に引き受けることで生き残ってきた人だよね。もともとの持ち味じゃないのに、後天的に色を濃くした。
意識してカラダに染みこませたモノが、行き場を失っている?
なんか、中途半端……というより、空中分解してるみたい。
ともちんの演技にへこんだあと、フィナーレのクドカッコイイ、そしてなんか恥ずかしい(笑)ともちんを見て、ちょっと浮上。
よかった、とってもともちんなともちんだ!!
ああしかしやっぱ、この作品で卒業はつらい。
ショーのある作品で卒業して欲しかった。
『Le Petit Jardin』でともち落ちして以来、ずーーっとともちスキーで来て、最後がこれっていうのは……。
回数観れば、ともちアシュレが癖になったりするかも、しんない……。
結局はただのともちスキー、ともちならなんでもいい!に行き着くのかもしんない。
だから初見時に取り急ぎ記す。
初日はしょぼーんだったと。
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