コレジャナイ感が。@風と共に去りぬ
2013年9月28日 タカラヅカ 作品のことはともかくとして、宙組『風と共に去りぬ』のキャスト中心感想。
複数回観る予定なので、初日・初見感想を残しておかなければ、上書きされちゃう。
まずは主役、レット・バトラー@かなめくん。
ポスター見たときはテンション上がった、かかかかっけー!! 十三駅の『風共』ポスターずらりコーナーを歩くの大好きだ、かなめ様が美しくてかっこよくて上から目線で、きゃーきゃーな気持ちになる。
が。
実際にバトラー船長が銀橋に現れたときの「コレジャナイ感」を、どうやって伝えよう……。
外見も声も存在感も濃さも、なにもかもが「レット・バトラ-」ぢゃない……。
かなめくんは美しい。彼単体が美しいことは承知しているけど、彼の「美しさ」は、わたしが思うレット・バトラーではなかった。
ほらわたし、トド様ファンだから。
年期入ってるから。
「バトラーはトド様の役よ、トド様以外のバトラーなんか認めないわ、ふんっ」てな意識に凝り固まってるアッタマ悪い人なのよ、きっと。
自分の先入観で、目の前のモノが正しく観られないのね。
終始違和感大きくて。
バトラーはこんなに背が高くないわっ、こんなに手足長くて小顔のイマドキのにーちゃんじゃないわっ、こんなに甲高い細い声じゃないわっ、こんなに若くてへにゃへにゃしてないわっ、……と。
んまあ、どこの小姑!ってくらい、外側から「コレジャナイ」としか思えなくて。
よーするにアンタ、トド様バトラーがいい、って言ってるよーもんじゃないの。それ以外嫌だって言ってるよーなもんじゃないの。
我ながらつまらない見方だわ。
自分で自分に突っ込むけれど、初日は大半がその違和感と戦うだけで終わりました。
わたし的にバトラーは、小男で頭部がでかくて声がドス太くてニヤニヤいやらしい、おっさんなのよ。
そして、彫刻のような顔で、スーツの着こなしと所作が美しい人なのよ。
腰が据わっているというか、低い重心で揺るぎない存在感を出す人なの。
ポスターの足長バトラーはほんと素敵だったんだけどなあ。
芝居も後半になれば大分「こーゆーもん」と慣れてきたので、次に観に行くときは大丈夫だと思う。
たぶん。
ヒロイン、スカーレット@まぁくん。
「これぞスカーレット・オハラ」という、緑のリボンと白いドレスを着て登場。
背が高くて、スタイルが良い。
それは知ってる。
実際、知っている通りだった。
背が高くてスタイルの良い……とても特徴的な顔立ちの、まぁくん。
まぁくんそのまま。
そのままのまぁくんが、ドレス着て歌ってる……。
お色気ジャッキー@『ME AND MY GIRL』の方が、曲線を作り込んだりシナを作っていたりした分、「役」を感じられた。
しかし今回はただ、まぁくん……。
周囲に男役を侍らした、いつもの花男まぁくんがいますよ。
たしかにすらりとしているけど……女性らしいまろやかさのない体型に、美人とは言いがたい個性的なお顔……。
大丈夫なんだろうかこれ。
そう思うはじまり方だった。
けど。
観ているうちに、んなこたぁーぜーんぜん、関係なくなった。
スカーレットが、チャーミングだ。
わがままなカンチガイ女だけど、彼女はなんとも憎めない、かわいい女性だ。
オープニングの「いかにもスカーレット」という白ドレス以外は、似合っていたし。
美貌のバトラーと並んでもちゃんとお似合い。
最初、「まぁくんまんまやん。これでいいの?」と首をかしげた、それがどんどん良い方向へ転がっていく。
ナニゴトも体当たりでブレーキのない暴走車スカーレットが、がむしゃらなまぁくんまんまの姿として、立体感を増す。
欠点もあるけれど、それらを吹き飛ばす華と輝き。かわいい。このひと、かわいいわ。好きだわ。そう思える女性。
観ながら、拳を握っているの。スカーレットを応援しているの。彼女の人生に感情移入しているの。
やっぱ『風と共に去りぬ』って物語は、スカーレットという主人公は、パワーを持っているなあ。
ところでスカーレットII@せーこちゃん。
まぁくんと、似てる!!
これには、驚いた。
せーこちゃんもまぁくんも「カエル顔」という意味では、同カテゴリの顔立ちだ。
だけど今まで、ふたりが似ているなんて思ったことがなかった。
しかし、「私とアナタは裏表♪」とやっている姿は、すげー説得力のある相似形。
いいなー、これ。
こんなに似てるふたりが「裏表」やってるのって!
まぁくんの歌が大変なことになってるので、せーこちゃんが頼りだ! 正しい音を探して右往左往しているまぁくんの歌声を、せーこちゃんが力尽くで支えてた。
頼もしいぜ、89期!
ヲヅキさんが、女だった。
す、すみません、ヲヅキさんが女の人みたいなことしてます、動揺しまくりです。
ベル@ヲヅキ、もちろん配役は知っているし、最初に出てきたときに「おおっ」とは思うけれど想定内のビジュアルだった。
いちばんびびったのは、歌だ。
ヲヅキさんが、歌が得意でないことは知ってる。
だから、歌自体に驚くことはない。
雪全ツのベル@五峰ねーさんに対し、「う、歌うの?!」とびびった、あの比ではない。
そーゆー意味ではなく、ただもう純粋に。
歌「声」に、驚いた。
顔はヲヅキ。
ヲヅキさんのすごいところ、男なのに女役をやっていてもまったくブレることなくヲヅキ。性別関係ないわこの人。ただ「役者」だと思える。
その、「見慣れたヲヅキの顔」なのに、そこから聞こえる歌「声」は。
知らない人の声だ。
喋っている声は知ってる声なのに、歌声は知らない声!!
ふつーに女の人の声だ!!
びびびびっくりしたー。びびったー。
今回の『風共』のいちばんの衝撃。
歌うヲヅキ(女)。
ヲヅキって女だとこんな声なんだ!! うわーー。
ただもう衝撃が大きすぎて、いいも悪いも好きも苦手もない。
ヲヅキが別人の声で歌ってるー。うひょー。
歌はともかく。
芝居は好きっす。
ヲヅキやっぱ芝居の人だ。このベル好きだ。これぞベル・ワットリングだ。
ヲヅキが演じると、血が通うというか、肉が感じられるというか、質感があっていいよなあ。
いい女だわ、ベル。
バトラーといちゃついてるとこ、もっと見たいっすよ。(ただのテルキタ厨発言)
複数回観る予定なので、初日・初見感想を残しておかなければ、上書きされちゃう。
まずは主役、レット・バトラー@かなめくん。
ポスター見たときはテンション上がった、かかかかっけー!! 十三駅の『風共』ポスターずらりコーナーを歩くの大好きだ、かなめ様が美しくてかっこよくて上から目線で、きゃーきゃーな気持ちになる。
が。
実際にバトラー船長が銀橋に現れたときの「コレジャナイ感」を、どうやって伝えよう……。
外見も声も存在感も濃さも、なにもかもが「レット・バトラ-」ぢゃない……。
かなめくんは美しい。彼単体が美しいことは承知しているけど、彼の「美しさ」は、わたしが思うレット・バトラーではなかった。
ほらわたし、トド様ファンだから。
年期入ってるから。
「バトラーはトド様の役よ、トド様以外のバトラーなんか認めないわ、ふんっ」てな意識に凝り固まってるアッタマ悪い人なのよ、きっと。
自分の先入観で、目の前のモノが正しく観られないのね。
終始違和感大きくて。
バトラーはこんなに背が高くないわっ、こんなに手足長くて小顔のイマドキのにーちゃんじゃないわっ、こんなに甲高い細い声じゃないわっ、こんなに若くてへにゃへにゃしてないわっ、……と。
んまあ、どこの小姑!ってくらい、外側から「コレジャナイ」としか思えなくて。
よーするにアンタ、トド様バトラーがいい、って言ってるよーもんじゃないの。それ以外嫌だって言ってるよーなもんじゃないの。
我ながらつまらない見方だわ。
自分で自分に突っ込むけれど、初日は大半がその違和感と戦うだけで終わりました。
わたし的にバトラーは、小男で頭部がでかくて声がドス太くてニヤニヤいやらしい、おっさんなのよ。
そして、彫刻のような顔で、スーツの着こなしと所作が美しい人なのよ。
腰が据わっているというか、低い重心で揺るぎない存在感を出す人なの。
ポスターの足長バトラーはほんと素敵だったんだけどなあ。
芝居も後半になれば大分「こーゆーもん」と慣れてきたので、次に観に行くときは大丈夫だと思う。
たぶん。
ヒロイン、スカーレット@まぁくん。
「これぞスカーレット・オハラ」という、緑のリボンと白いドレスを着て登場。
背が高くて、スタイルが良い。
それは知ってる。
実際、知っている通りだった。
背が高くてスタイルの良い……とても特徴的な顔立ちの、まぁくん。
まぁくんそのまま。
そのままのまぁくんが、ドレス着て歌ってる……。
お色気ジャッキー@『ME AND MY GIRL』の方が、曲線を作り込んだりシナを作っていたりした分、「役」を感じられた。
しかし今回はただ、まぁくん……。
周囲に男役を侍らした、いつもの花男まぁくんがいますよ。
たしかにすらりとしているけど……女性らしいまろやかさのない体型に、美人とは言いがたい個性的なお顔……。
大丈夫なんだろうかこれ。
そう思うはじまり方だった。
けど。
観ているうちに、んなこたぁーぜーんぜん、関係なくなった。
スカーレットが、チャーミングだ。
わがままなカンチガイ女だけど、彼女はなんとも憎めない、かわいい女性だ。
オープニングの「いかにもスカーレット」という白ドレス以外は、似合っていたし。
美貌のバトラーと並んでもちゃんとお似合い。
最初、「まぁくんまんまやん。これでいいの?」と首をかしげた、それがどんどん良い方向へ転がっていく。
ナニゴトも体当たりでブレーキのない暴走車スカーレットが、がむしゃらなまぁくんまんまの姿として、立体感を増す。
欠点もあるけれど、それらを吹き飛ばす華と輝き。かわいい。このひと、かわいいわ。好きだわ。そう思える女性。
観ながら、拳を握っているの。スカーレットを応援しているの。彼女の人生に感情移入しているの。
やっぱ『風と共に去りぬ』って物語は、スカーレットという主人公は、パワーを持っているなあ。
ところでスカーレットII@せーこちゃん。
まぁくんと、似てる!!
これには、驚いた。
せーこちゃんもまぁくんも「カエル顔」という意味では、同カテゴリの顔立ちだ。
だけど今まで、ふたりが似ているなんて思ったことがなかった。
しかし、「私とアナタは裏表♪」とやっている姿は、すげー説得力のある相似形。
いいなー、これ。
こんなに似てるふたりが「裏表」やってるのって!
まぁくんの歌が大変なことになってるので、せーこちゃんが頼りだ! 正しい音を探して右往左往しているまぁくんの歌声を、せーこちゃんが力尽くで支えてた。
頼もしいぜ、89期!
ヲヅキさんが、女だった。
す、すみません、ヲヅキさんが女の人みたいなことしてます、動揺しまくりです。
ベル@ヲヅキ、もちろん配役は知っているし、最初に出てきたときに「おおっ」とは思うけれど想定内のビジュアルだった。
いちばんびびったのは、歌だ。
ヲヅキさんが、歌が得意でないことは知ってる。
だから、歌自体に驚くことはない。
雪全ツのベル@五峰ねーさんに対し、「う、歌うの?!」とびびった、あの比ではない。
そーゆー意味ではなく、ただもう純粋に。
歌「声」に、驚いた。
顔はヲヅキ。
ヲヅキさんのすごいところ、男なのに女役をやっていてもまったくブレることなくヲヅキ。性別関係ないわこの人。ただ「役者」だと思える。
その、「見慣れたヲヅキの顔」なのに、そこから聞こえる歌「声」は。
知らない人の声だ。
喋っている声は知ってる声なのに、歌声は知らない声!!
ふつーに女の人の声だ!!
びびびびっくりしたー。びびったー。
今回の『風共』のいちばんの衝撃。
歌うヲヅキ(女)。
ヲヅキって女だとこんな声なんだ!! うわーー。
ただもう衝撃が大きすぎて、いいも悪いも好きも苦手もない。
ヲヅキが別人の声で歌ってるー。うひょー。
歌はともかく。
芝居は好きっす。
ヲヅキやっぱ芝居の人だ。このベル好きだ。これぞベル・ワットリングだ。
ヲヅキが演じると、血が通うというか、肉が感じられるというか、質感があっていいよなあ。
いい女だわ、ベル。
バトラーといちゃついてるとこ、もっと見たいっすよ。(ただのテルキタ厨発言)
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