熱と湿気と、オカマと熱唱と。@Mr. Swing!
2013年8月17日 タカラヅカ 花組初日に行ってきました。
『Mr. Swing!』を観て痛切に思ったことは。
「熱帯でオカマと踊る! 歌手の熱唱と共に」が稲葉くんのこだわりっちゅーか、好みなんだー……。
いやあ、既視感ばりばりのショーでした。同時上演の『愛と革命の詩』も既視感ばりばり、既存作品名が次々出る芝居だったので、ニラニラします(笑)。
稲葉せんせはまだキャリア浅いわりに、すでにもうパターンが出来上がってるのなー。
中近東は必須とか、ふたつのグループが競う場面が大好きとか。音楽の使い方が残念とか、ごちゃごちゃしててそのくせ平坦な演出とか。
芯になる場面がないまま、散漫に進んで終わる癖とか。
それでもわたしはわりと好き。ここぞっという圧倒的な場面はないんだけど、落ち着かない右往左往感は嫌いじゃない。
既視感はいろいろあったけれど、とくにツボに入ったのが、役替わりのある場面。
解説だけじゃ、わかんないじゃん?
実際に観て、大ウケした。
『インフィニティ』の「フィリピン(花と蝶)」だ。
うだるような熱のある舞台。植物。湿り気。
歌手の男が日本語ではない(直接歌詞が耳に届かない)言葉で熱唱し、ソレに合わせて男と……女装した男が踊る。なまめかしく、情熱的に。
翔くんが女装したレオくんと踊ってた。
そしてコマつんがえんえん歌ってた。
レオくんは「女装」としか言いようのない姿で、容赦なく「女装」で、救いなく「オカマ」だった。
まだ研4なのにこのオカマっぷりは頼もしい……。そう思えるくらいに、「男」だった。
そんなレオくんを相手に、淡々と踊っていた翔くんがどえりゃーオトコマエだったさ……。
そして、なにが繰り広げられていようと関係なく、自分の仕事を全うしているコマつんが素敵だったさ……。
脳裏に焼き付いてる。
17回も観たからな(笑)。
そして、まさか今日、再び同じ場面を観ることになるとは思わなかった。
しかも、グレードアップして。
漢らんとむと女装あきらの目隠しプレイ!!
あきらが、もう、どーしよーもなくあきらで……つまりはマジ容赦なく「オカマ」で、「女装」で。
いやその細くて美人で、えーとその、モデル体型なんだけどね。
肩幅、半端ナイ……。
そんなあきらさんと、らんとむさんが容赦なくエロ絡みしていてね……。
そのふたりだけでも、相当なんだが。
ここにもうひとり。
歌手・だいもんが加わる。
だいもんがえんえん「マスカレード」を歌っているわけなんだが。
だいもん、情報量多すぎ。
すげー勢いでだいもんです。
だいもんがだいもん過ぎる。
歌声の素晴らしさ、饒舌さもそうだけど、なによりも顔。
日本語の歌詞でない分さらに、「伝える!」「表現する!」と覚悟決めているのがもお、すげーことになってます。
あんた、少し落ち着いたら? ね? と肩を叩きたくなるくらい、全身全霊で突っ走ってます、爆走します。
男ふたりのダンスだけ観ているつもりでも、視界の端々にオーラが映り込む。
なんか画面のこっち側、今映ってないけどなんかすごいことになってる? オーラゆんゆん、なんか醸し出してる?
で、ついだいもん見ちゃうと、えらいことになってる。
全力だ……魂飛びだしてるくらい、全力だ……。
彼の「表現欲」がほとばしりまくっていて、情報量多すぎ。
ここまでやる必要どこにもないよね?!ってくらい、くわーーっと歌っている。
……コマつんは端正に歌っていたんだなあ……。
同じ役だからこそ、個性の違いがすげーわ。
花担の友人は「だいもんが初日にやり過ぎてるなんて、いつものことでしょ」と言い切っていたけれど。「そのうち落ち着くわよ」と。
うん、だいもんはいつも最初アクセル踏みっぱなしというか、たぶんブレーキの存在がアタマから抜けちゃってて、回数をこなすと周りが見えてきて華麗なブレーキングを見せてくれたりもするんだよね。
なまじ実力者なのに、歌ウマで芝居巧者なのに、真正面から役に取り組みすぎて暴走する、その芸風が愛しい。
いやもお、だいもん好きだ、と、心震える思いで再確認しました。
このショーでいちばんかっこいいところはオープニング。……という出オチ感はどうしてくれよう、だけど(笑)。
オープニングはマジかっこいい。
みーちゃんは前髪の気合いも素晴らしく、終始エロかっこよくて「この人を失うことは宝塚歌劇団の損失だ」と思う。劇団のバカーー、みーちゃんみたいな人を手放すなんて!!
ラストの「みーちゃんサヨナラショー」はすごいっすよ……ちくしょー、泣かせにきやがって~~!!
芝居に引き続き柚カレー×みりお。
相手が蘭ちゃんのときは良くって、カレーくんになると途端嫌がるみりおくん。
「カレーくんならいいじゃない」と友人は言うんだが、うーん、性別は重要なんじゃないかな、ふつう? きれいかどうかより、性別で恋愛対象決めるんじゃないかな、ふつう?
や、どっちにしろきれいです。女の子相手でも、男の子相手でも。みりおくんの美貌万歳。
いなばっちは適材適所に愛のある配役をする人。
みりおくんができるだけ踊らず、それでも様になる演出とか、うまいなーと思った。
かわいこぶったり、か弱ぶったりしつつ、カッキーーン!!と打ちまくるすごつよ花娘たちと、そんな花娘たちに転がされる花男たちがかわいくてなりません。
つか蘭寿さんフェアリーだわー。
とりあえず明日も観に行く(笑)。
『Mr. Swing!』を観て痛切に思ったことは。
「熱帯でオカマと踊る! 歌手の熱唱と共に」が稲葉くんのこだわりっちゅーか、好みなんだー……。
いやあ、既視感ばりばりのショーでした。同時上演の『愛と革命の詩』も既視感ばりばり、既存作品名が次々出る芝居だったので、ニラニラします(笑)。
稲葉せんせはまだキャリア浅いわりに、すでにもうパターンが出来上がってるのなー。
中近東は必須とか、ふたつのグループが競う場面が大好きとか。音楽の使い方が残念とか、ごちゃごちゃしててそのくせ平坦な演出とか。
芯になる場面がないまま、散漫に進んで終わる癖とか。
それでもわたしはわりと好き。ここぞっという圧倒的な場面はないんだけど、落ち着かない右往左往感は嫌いじゃない。
既視感はいろいろあったけれど、とくにツボに入ったのが、役替わりのある場面。
うだるような熱気に満ちた秘密の花園。そこで恋のゲームに興じる場面をショーの後半に予定しており、この場面に「踊る男」として登場する蘭寿とむの相手役として、「踊る女」を瀬戸かずや、芹香斗亜、柚香光がそれぞれ演じます。と、公式にアナウンスされている場面ね。
蘭寿とむの男役の色気と、それぞれ違った個性を持つ三名の相手役とのデュエットダンスをご期待ください。
解説だけじゃ、わかんないじゃん?
実際に観て、大ウケした。
『インフィニティ』の「フィリピン(花と蝶)」だ。
うだるような熱のある舞台。植物。湿り気。
歌手の男が日本語ではない(直接歌詞が耳に届かない)言葉で熱唱し、ソレに合わせて男と……女装した男が踊る。なまめかしく、情熱的に。
翔くんが女装したレオくんと踊ってた。
そしてコマつんがえんえん歌ってた。
レオくんは「女装」としか言いようのない姿で、容赦なく「女装」で、救いなく「オカマ」だった。
まだ研4なのにこのオカマっぷりは頼もしい……。そう思えるくらいに、「男」だった。
そんなレオくんを相手に、淡々と踊っていた翔くんがどえりゃーオトコマエだったさ……。
そして、なにが繰り広げられていようと関係なく、自分の仕事を全うしているコマつんが素敵だったさ……。
脳裏に焼き付いてる。
17回も観たからな(笑)。
そして、まさか今日、再び同じ場面を観ることになるとは思わなかった。
しかも、グレードアップして。
漢らんとむと女装あきらの目隠しプレイ!!
あきらが、もう、どーしよーもなくあきらで……つまりはマジ容赦なく「オカマ」で、「女装」で。
いやその細くて美人で、えーとその、モデル体型なんだけどね。
肩幅、半端ナイ……。
そんなあきらさんと、らんとむさんが容赦なくエロ絡みしていてね……。
そのふたりだけでも、相当なんだが。
ここにもうひとり。
歌手・だいもんが加わる。
だいもんがえんえん「マスカレード」を歌っているわけなんだが。
だいもん、情報量多すぎ。
すげー勢いでだいもんです。
だいもんがだいもん過ぎる。
歌声の素晴らしさ、饒舌さもそうだけど、なによりも顔。
日本語の歌詞でない分さらに、「伝える!」「表現する!」と覚悟決めているのがもお、すげーことになってます。
あんた、少し落ち着いたら? ね? と肩を叩きたくなるくらい、全身全霊で突っ走ってます、爆走します。
男ふたりのダンスだけ観ているつもりでも、視界の端々にオーラが映り込む。
なんか画面のこっち側、今映ってないけどなんかすごいことになってる? オーラゆんゆん、なんか醸し出してる?
で、ついだいもん見ちゃうと、えらいことになってる。
全力だ……魂飛びだしてるくらい、全力だ……。
彼の「表現欲」がほとばしりまくっていて、情報量多すぎ。
ここまでやる必要どこにもないよね?!ってくらい、くわーーっと歌っている。
……コマつんは端正に歌っていたんだなあ……。
同じ役だからこそ、個性の違いがすげーわ。
花担の友人は「だいもんが初日にやり過ぎてるなんて、いつものことでしょ」と言い切っていたけれど。「そのうち落ち着くわよ」と。
うん、だいもんはいつも最初アクセル踏みっぱなしというか、たぶんブレーキの存在がアタマから抜けちゃってて、回数をこなすと周りが見えてきて華麗なブレーキングを見せてくれたりもするんだよね。
なまじ実力者なのに、歌ウマで芝居巧者なのに、真正面から役に取り組みすぎて暴走する、その芸風が愛しい。
いやもお、だいもん好きだ、と、心震える思いで再確認しました。
このショーでいちばんかっこいいところはオープニング。……という出オチ感はどうしてくれよう、だけど(笑)。
オープニングはマジかっこいい。
みーちゃんは前髪の気合いも素晴らしく、終始エロかっこよくて「この人を失うことは宝塚歌劇団の損失だ」と思う。劇団のバカーー、みーちゃんみたいな人を手放すなんて!!
ラストの「みーちゃんサヨナラショー」はすごいっすよ……ちくしょー、泣かせにきやがって~~!!
芝居に引き続き柚カレー×みりお。
相手が蘭ちゃんのときは良くって、カレーくんになると途端嫌がるみりおくん。
「カレーくんならいいじゃない」と友人は言うんだが、うーん、性別は重要なんじゃないかな、ふつう? きれいかどうかより、性別で恋愛対象決めるんじゃないかな、ふつう?
や、どっちにしろきれいです。女の子相手でも、男の子相手でも。みりおくんの美貌万歳。
いなばっちは適材適所に愛のある配役をする人。
みりおくんができるだけ踊らず、それでも様になる演出とか、うまいなーと思った。
かわいこぶったり、か弱ぶったりしつつ、カッキーーン!!と打ちまくるすごつよ花娘たちと、そんな花娘たちに転がされる花男たちがかわいくてなりません。
つか蘭寿さんフェアリーだわー。
とりあえず明日も観に行く(笑)。
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