『Shall we ダンス?』の先行画像が出ました。
 のそのそと起きて来て、友人のつぶやきを読んでなんのことかわからないまま画像リンクへ飛んで、……「???」となりました。

 ……ちぎたさん……?

 ちぎくんだという先入観を持って眺めるからちぎくんかなと思うけど、なんかわたしが知ってるちぎくんと顔が違う……。
 役のイメージでこういうことになっているのかしら。


 このえりたんとちぎくんのテイストでポスターを制作するわけで、ここにいったいどんな風にあゆっちを追加するのか、あまり楽しい想像にならなくてなぁ。

 人形のように踊る主人公とヒロイン、主人公の奥さんはそんなふたりを寂しげに見つめてる、とか? あるいは背中向きに横顔だけ見えてます、とか?

 いっそ他のキャラも沢山登場するにぎやかバージョンなら、奥さんだけぽつんと寂しげ、にならなくて済むだろうけど、たぶんポスターは主な配役発表済みの3人だけだよね?

 主人公と奥さんのダンスバージョンも掲載の、2カップル画像になるのかな?
 いったいどんなとっておきのアイディアがあって、先行画像からトップ娘役をはずしているんだろう。や、作品的にこのふたりの画像になるのはわかるけども。

 なかなか難しいなあ、と考えて、ふと過去を振り返る。

 小柳タンのポスターセンスって、けっこーアレだよね?

 デビューから数作は、全部、単色だった。
 モノクロとかセピアとか、とにかく単色画像。ロゴとかだけにカラーを配色。
 単色だとまだよかった……かな。色のセンスを問われないから、かなり底上げされるはず。

 カラー写真になってからが、悲惨。

 忘れもしない、『シルバー・ローズ・クロニクル』!!

 あれは、衝撃だった……。作品内容とも違うし被写体ジェンヌの持ち味・魅力とは正反対の衣装とメイクだし、人物の残念さを「コスプレした主役ふたりが並んでいる」だけだからデザインで底上げもしておらず……。
 ガチなゆみこ担が悲鳴上げてたなー。

 てゆーか小柳タンのポスターって、デビューから一貫して「コスプレした主役ふたりが並んでいる」だけ? まさみりという当代きっての美少年のダブル主演ポスターすら、コスプレしたまさみりが「ただ並んでバストアップ記念写真」状態だったっけ。

 ビジュアル王ゆーひさんの『シャングリラ』は美しかったけど、このポスターももれなく「コスプレした主役ふたりが並んでいる」だけだしなあ。

 『アリスの恋人』と『めぐり会いは再び 2nd』だけかな、毛色が違うのは。

 『フットルース』も「掲載者5名並べました」ってだけのポスターだったしなー。
 アリエル@みみちゃんのカツラと衣装を筆頭に、カラーセンスがものすごいことになってたよなああ。


 ど、どきどきどき。
 『Shall we ダンス?』ポスターは、どうかどうか、美しいモノになりますように。

 今のところ、主人公とヒロインが無表情に踊っているだけで、「踊っている」とはいってもその無表情っぷりから、「コスプレした主役ふたりが並んでいる」だけに見えるよ……。
 すごくいつもの小柳クオリティ……。


 そして。

 今年になってからの「先行画像にトップ娘役がいないのはふつうのこと」という風潮を見るにつれ。

 数年前の『外伝ベルサイユのばら』を思う。
 アンドレの横に寄り添う謎の女。
 オスカルでもロザリーでもアントワネットでもない、誰も知らない女。
 これ、なんなんだろう……これって『ベルばら』なんだろうか……。
 そう思ったことを、思い出す。

 もしもアレが今年だったら、アンドレ単体か、アンドレとアランのツーショか、アンドレとオスカルのツーショになっていたんだろうか。


 アンドレと謎の女の画像を平気で使っていた劇団のくせに、なんで今さら「役重視」でトップ娘役をはずすんだろう。



 あ、『月雲の皇子』再演はめでたいです。
 よい作品だったから、公演機会が増えるのは素晴らしいこと!
 キャストへの思い入れ抜きに「もう一度観たい!」と思える作品は稀。
 つっても、欠点(つーか、「惜しい!」ところ)もいろいろあったので、じっくり練り直して完全版にして欲しいところだが……日程的に無理そうだなあ。

コメント

日記内を検索