2回目の初日。@ロミオとジュリエット
2013年6月8日 タカラヅカ 役替わりのある、星組再演『ロミオとジュリエット』。
誰がナニをやるのかは、配役発表があったときに興味深くチェックした。だって『ロミジュリ』大好きなんだもん。
しかし、役替わりの組み合わせについては、理解してなかった。ティボルトが誰のとき、マーキューシオが誰だとか。そこに重きを置いてなかった。だって『ロミジュリ』大好きなんだもん。
なんでもおいしくいただける、そう思っていたから。
いざ役替わり公演を観るにあたって、よーやくまともに考えた。
そっか、ティボルト@マカゼとパリス@みっきーは成立しないし、死@マカゼでベンヴォーリオ@ベニーは成立しないんだ。
てな風に、「存在しない組合わせ」があることを知る。
ベンヴォーリオ@ベニーとマーキューシオ@みっきーで仲良しぶりは観られるけど、ティボルト@ベニーでマーキューシオ@みっきーの殺し合いは観られない。なるほど、そういうことなのか。(遅いよ)
で、わかってんだかいないんだか、自分の頭の悪さと感情の反射神経の鈍さを自覚したまま、とにかく役替わり初日へ。
観ればわかるよ、うん、ってことで。
Bバージョン初日、つまり2回目の初日。
愛@礼くん。
おおお、初演と同じ役。
なのに。
初演と、別人。
初演の頃、礼くんはまだ性別分化前。男役以前の女の子のまま、踊っていた。
だけど今の礼くんは、間違いなく男役だ。男役にしてはいろいろ足りないところがあって娘役みたいにみえることもあるけれど、それでも今は男役。
男役の演じる、愛だった。
そして、死が、マカゼぢゃない。
死はマカゼの当たり役。マカゼがいるのに、マカゼじゃない不思議。
で、オープニングがはじまると、ティボルト@マカゼ登場。
おおお、マカゼがティボルトだー。
ヴィジュアル最強、かっけー!!
反対側からは、ベンヴォーリオ@ベニー、マーキューシオ@みっきー登場。
おお、ベニー金髪だあ。星組ベンヴォーリオは金パのベリーショートがお約束なのか。
みっきー赤髪!! つか、ルビーカラー、きれい。マーキューシオが赤系統なのはわたし的にうれしい。
てなもんで、Bバージョンのみなさんも確認、楽しみました。
っていうかさ。
わたし、Bバージョンの方が好き。
わたしはたぶん、ティボルトは小物の方が萌えるのだ。
抑圧され、塀の中であえいでいる感じがいい。
その抑圧ってのが、狂気とか繊細さとか愛情とか、「特別な人」ゆえの選民檻ではなく、真面目さとかまともさとかの凡人枠である方が、好み。
選ばれた俺、それゆえに苦悩しちゃう俺、ではなくて、真面目でまともだから壁にぶちあたって気の毒だな、てのが好き。
Bバージョンのティボルト@マカゼから感じるのもまた、どうしようもない、真面目さ。まともさ。
ビジュアルとか初演かなめティボルトを踏襲してるっぽいけど、漂うのは隠しようもない真面目さ。
マカゼにはいつも、壁を感じる。そこにぶちあたって、外には出ない。いや、当たらないように、その手前で止まっている。
はみだして床を汚さないように、画用紙の真ん中に小さく絵を描くイメージ。
ティボルト役もまた、壁がしっかり囲われている。
ティボルトなんだから、壁を壊して飛び出してくれてもいいのに、それをしやすいキャラクタだろうに……できないんだなあ。
その、壁の中でもがいている様子が、生真面目で小物感漂っていて、なかなかいい感じです(笑)。
ビジュアルは大好物ですとも! ほんと美しいわ。
マーキューシオ@みっきーは、期待した。『ロミジュリ』史上、はじめての歌ウママーキューシオとして!
マーキューシオが勢いだけでやれる役認定なのか、初演からずっと歌に難ありの人ばっかがこの役をやっている印象。や、みやるりもしーらんもふつーには歌える人たちだとは思うけど、このマーキューシオという役の、「歌」に関してはそれほど成功していなかったような……。
それがついに、歌ウマ生徒がマーさん役。
あの歌やこの歌を、正しい音階で聴けるのだわ。
そう期待した。
……マーキューシオの歌って、難しいんだね。
みっきーが歌ってなお、「聴かせる」状態までいってないような……。
初日だからか、あまりマーキューシオ像が伝わらなかった。
しーらんみたくモブにまぎれて見失うことは(髪の色からしても)なかったけれど、なにがしたいのかイマイチわかんなかったので、様子見。
ビジュアルは大好物、ほんとのところ、みっきーがあの顔であの姿できゃんきゃん言っているだけで「まあいいか」な気分にはなる(笑)。
反対に、パリス@しーらんは、真骨頂。
この人やっぱコレだわー。すっげいきいきしてる。
あんまし期待してなかったんだけど、死@麻央くんがけっこう良かった。
悪い意味で目立つとか、どこにいるのかわからなくなるか、あんな死やこんな死を思い浮かべつつ危惧していたんだけど、ふつーに死をやっていた。
どいちゃんはとにかく目に付く。
赤チームにきれいかつ動きのきれいな男の子がいる、と見ればまずどいちゃんである。
とまあ、役替わりのみなさんみんな、イイ感じだった。
そして、なによりも。
ベンヴォーリオ@ベニーが、好み過ぎる。
うっわー……ここまで好きになれるベンヴォーリオに再び出会えるとわっ。
いやその、所詮まつヲタなのでまっつがいちばん好きなのは変わらないんだけど、それはもう別次元だから比べる対象じゃない。
それとは別に、ベニーが素敵過ぎる。
ベニー観るためだけに何度でも行きたいっ。
誰がナニをやるのかは、配役発表があったときに興味深くチェックした。だって『ロミジュリ』大好きなんだもん。
しかし、役替わりの組み合わせについては、理解してなかった。ティボルトが誰のとき、マーキューシオが誰だとか。そこに重きを置いてなかった。だって『ロミジュリ』大好きなんだもん。
なんでもおいしくいただける、そう思っていたから。
◆役替わりする配役
【A】
ティボルト = 紅ゆずる ベンヴォーリオ = 礼 真琴
マーキューシオ = 壱城あずさ パリス = 天寿光希
死 = 真風涼帆 愛 = 鶴美舞夕
【B】
ティボルト = 真風涼帆 ベンヴォーリオ = 紅ゆずる
マーキューシオ = 天寿光希 パリス = 壱城あずさ
死 = 麻央侑希 愛 = 礼 真琴
いざ役替わり公演を観るにあたって、よーやくまともに考えた。
そっか、ティボルト@マカゼとパリス@みっきーは成立しないし、死@マカゼでベンヴォーリオ@ベニーは成立しないんだ。
てな風に、「存在しない組合わせ」があることを知る。
ベンヴォーリオ@ベニーとマーキューシオ@みっきーで仲良しぶりは観られるけど、ティボルト@ベニーでマーキューシオ@みっきーの殺し合いは観られない。なるほど、そういうことなのか。(遅いよ)
で、わかってんだかいないんだか、自分の頭の悪さと感情の反射神経の鈍さを自覚したまま、とにかく役替わり初日へ。
観ればわかるよ、うん、ってことで。
Bバージョン初日、つまり2回目の初日。
愛@礼くん。
おおお、初演と同じ役。
なのに。
初演と、別人。
初演の頃、礼くんはまだ性別分化前。男役以前の女の子のまま、踊っていた。
だけど今の礼くんは、間違いなく男役だ。男役にしてはいろいろ足りないところがあって娘役みたいにみえることもあるけれど、それでも今は男役。
男役の演じる、愛だった。
そして、死が、マカゼぢゃない。
死はマカゼの当たり役。マカゼがいるのに、マカゼじゃない不思議。
で、オープニングがはじまると、ティボルト@マカゼ登場。
おおお、マカゼがティボルトだー。
ヴィジュアル最強、かっけー!!
反対側からは、ベンヴォーリオ@ベニー、マーキューシオ@みっきー登場。
おお、ベニー金髪だあ。星組ベンヴォーリオは金パのベリーショートがお約束なのか。
みっきー赤髪!! つか、ルビーカラー、きれい。マーキューシオが赤系統なのはわたし的にうれしい。
てなもんで、Bバージョンのみなさんも確認、楽しみました。
っていうかさ。
わたし、Bバージョンの方が好き。
わたしはたぶん、ティボルトは小物の方が萌えるのだ。
抑圧され、塀の中であえいでいる感じがいい。
その抑圧ってのが、狂気とか繊細さとか愛情とか、「特別な人」ゆえの選民檻ではなく、真面目さとかまともさとかの凡人枠である方が、好み。
選ばれた俺、それゆえに苦悩しちゃう俺、ではなくて、真面目でまともだから壁にぶちあたって気の毒だな、てのが好き。
Bバージョンのティボルト@マカゼから感じるのもまた、どうしようもない、真面目さ。まともさ。
ビジュアルとか初演かなめティボルトを踏襲してるっぽいけど、漂うのは隠しようもない真面目さ。
マカゼにはいつも、壁を感じる。そこにぶちあたって、外には出ない。いや、当たらないように、その手前で止まっている。
はみだして床を汚さないように、画用紙の真ん中に小さく絵を描くイメージ。
ティボルト役もまた、壁がしっかり囲われている。
ティボルトなんだから、壁を壊して飛び出してくれてもいいのに、それをしやすいキャラクタだろうに……できないんだなあ。
その、壁の中でもがいている様子が、生真面目で小物感漂っていて、なかなかいい感じです(笑)。
ビジュアルは大好物ですとも! ほんと美しいわ。
マーキューシオ@みっきーは、期待した。『ロミジュリ』史上、はじめての歌ウママーキューシオとして!
マーキューシオが勢いだけでやれる役認定なのか、初演からずっと歌に難ありの人ばっかがこの役をやっている印象。や、みやるりもしーらんもふつーには歌える人たちだとは思うけど、このマーキューシオという役の、「歌」に関してはそれほど成功していなかったような……。
それがついに、歌ウマ生徒がマーさん役。
あの歌やこの歌を、正しい音階で聴けるのだわ。
そう期待した。
……マーキューシオの歌って、難しいんだね。
みっきーが歌ってなお、「聴かせる」状態までいってないような……。
初日だからか、あまりマーキューシオ像が伝わらなかった。
しーらんみたくモブにまぎれて見失うことは(髪の色からしても)なかったけれど、なにがしたいのかイマイチわかんなかったので、様子見。
ビジュアルは大好物、ほんとのところ、みっきーがあの顔であの姿できゃんきゃん言っているだけで「まあいいか」な気分にはなる(笑)。
反対に、パリス@しーらんは、真骨頂。
この人やっぱコレだわー。すっげいきいきしてる。
あんまし期待してなかったんだけど、死@麻央くんがけっこう良かった。
悪い意味で目立つとか、どこにいるのかわからなくなるか、あんな死やこんな死を思い浮かべつつ危惧していたんだけど、ふつーに死をやっていた。
どいちゃんはとにかく目に付く。
赤チームにきれいかつ動きのきれいな男の子がいる、と見ればまずどいちゃんである。
とまあ、役替わりのみなさんみんな、イイ感じだった。
そして、なによりも。
ベンヴォーリオ@ベニーが、好み過ぎる。
うっわー……ここまで好きになれるベンヴォーリオに再び出会えるとわっ。
いやその、所詮まつヲタなのでまっつがいちばん好きなのは変わらないんだけど、それはもう別次元だから比べる対象じゃない。
それとは別に、ベニーが素敵過ぎる。
ベニー観るためだけに何度でも行きたいっ。
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