新人公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』のキャストで、いちばんワクテカしていたのが、オスカル@レオ、アンドレ@ホタテ。
 発表になったときに喜びました。
 ホタっちゃんとレオくんで、「今宵一夜」!! うわソレマジ見てぇ!!(笑)

 最初はネタ的に盛り上がり、次に「ホタテくんのガチなラブシーンが見られる」ことに震撼し。
 ホタテくんの最近の芸風から、超二枚目、超ラブシーンってのは、なかなかにレアだと思って。

 わたしはホタっちゃん、二枚目だと思うんだけどなあ。
 今は頬のラインが丸いけれど、大人になれば美しい男役になると思う。あの顔立ちのくっきり具合は。雪組では体格的にも問題ないし。

 実際、アンドレ役はちゃんとうまくて、よくやっていた。出来ていた。

 でも。
 観劇後の友人の言葉、「私がアンドレに求めているのものは『格好良さ』か『エロさ』、だからこのアンドレはチガウ、どっちもナイ!!」に、異論は唱えられませんでしたのよ……。

 アンドレは「タカラヅカ」のヒーロー、歴代トップスターがやって来た役。『フェルゼン編』のアンドレだから、主役じゃないから、は言い訳にならない。歴代『ベルばら』の名場面をそのままやるんだから、ちゃんとヒーローでなくてはならない。
 トップスターがやるに相応しい役としての、「格好良さ」。シンプルに二枚目で、「うわっ、あの人ステキ!」と思わせる美形っぷり。
 そして、名場面としてラブシーンを演じる、ときめき感。見ていてドキドキするという意味での、「エロさ」。

 安定感あって、包容力のあるアンドレだったけど……ヒーローとして、タカラヅカのトップスター的な格好良さがあったかというと……えっと。
 また、恋愛度は薄く、ドキドキしないというか、エロさは感じられないラブシーンだったなあ、とか……えっと。

 うまいんだけどなあ。
 男役として、十分カッコイイ人だと思うんだけどなあ。

 どさくさにまぎれて新公主演してくれてもうれしいのにな、とか思ってるんだけどなあ。
 でも……彼の真骨頂は、こういう役割ではないのかもしれない。

 そう思えるアンドレだった。

 だからこそ、わたしはホタテくんが好きなのかもしれない。
(まっつの新公主演を観て「地味過ぎ、真ん中向いてない」と一刀両断した過去アリ。……まさかその1年後にまっつオチするとも思わずに。つまり、そーゆー人こそが好みらしい)


 で。
 うまくて頼もしいけど、なんとも地味で色気がないんですけどこのアンドレ……と首をかしげているところへ、加えて。

 レオくんが、オスカル。

 いやあ、ほんと、レオくんって、うまくならないね(笑)。

 芝居の残念さは翔くんと張るかもしれない……。

 わたし以前、「オスカル役は、比較的簡単」みたいなことを書いたことがある。
 男役を極めたトップスターさんが、男役人生をぐるっと一回りした上で演じるオスカルは、とても難しいのだと思う。
 でも、そもそも「男役」になれていない、リアルに「男装したオンナノコ」が演じる分には、難しくない。
 素のまま、男役になれないままやっちゃっても、なんとなく格好は付くから。
 だから芝居はなんとかなる、ならないのは、外見。
 「男役」になれていない、ただのオンナノコだから、ほっぺもお尻もまるまるぷくぷく。そしてオスカルのカツラも衣装も膨張色で、身体のライン丸見え。
 芝居よりも、まるぷくした外見の方が、大変。

 そう思ってたのに。

 レオくん、反対(笑)。

 最初にオスカルが登場したときに、思った。
 うわっ、オカマ!(笑)

 すごいよレオくん。
 まだ研6なのに、女装すると、オカマに見える。

 オスカルがオカマに見えるなんて、なんて素晴らしいんだ。

 だから、男役を極めたトップスターさんが、男役人生をぐるっと一回りした上で演じるオスカルは、とても難しいのだと思う。
 でも、まだろくに男役が出来上がっていない下級生が演じる場合、もともと女の子なんだから、女の子の役は出来るだろう、素のままで。

 新公オスカルなんて、ふつーにきれいな女の子になるでしょ、本来なら。

 なのに、女の子でありながらオカマに見えるって……どんだけ男役度高いん。
 素晴らしい。

 とまあ、外見はステキに男役。凜々しいオスカル。

 しかし、芝居が……。

 「男装したオンナノコ」まんまでよし、スキルが低くてもなんとかなるよ、てなもんなのに……なんとかなってない!!(笑)

 えーと、レオくんソレ、オスカルちゃうよね……? 男装の麗人でも軍人でもなく、ただのオンナノコだよね……?
 でも、顔はオカマ。

 いやもお、面白すぎだ。

 ほんっとにいつまで経ってもうまくならないなあ、レオくん……。
 本公演の衛兵隊でも、よそ見してても彼が喋るとわかるもん、「今のへたっぴな台詞はレオくん!」と。

 彼の場合、声が悪すぎて、芝居以前の話になっちゃうんだよね。
 少しも早く声変わりを。

 オスカルがとってもギャルギャルしたオンナノコで、アンドレはなんかみょーに落ち着いたおとーさんで。

 このふたりの食い合わせの悪さに、ウケる。

 オスカルがもう少しうまい人だったら、アンドレにもう少し色気があったら。
 いろいろ違ってきたんだろうなあ。


 にしてもわたしは、レオくんが好きなんですが。

 顔が好きなので、七難隠しまくりです。

 わたしは横顔スキーです。
 ジェンヌさんは横顔で判断します。
 レオくんの高く大きな鼻は大好物です。(ホタテくんの鼻も好きですわ)

 レオくんの愛称がカリということは知っていますが、わたしにとってカリさんは杜けあき様なので、カリくんとは呼べず、しつこくレオくん呼びしてます。
 顔が好きなので、眺めているだけで楽しいジェンヌさんです。つか、声を出さずに黙って踊っているときがいちばんカッコイイしな。

 姿はほんっとに好みなので(小柄なところも含めて!)、あとはほんと、うまくなってほしいっす……。


 あと、ホタドレとレオカルいう配役で、ネタ的にときめいたのは。

 本役さんとの関係、どうですか?ってこと。

 えー、まつださんがホタテくんを手取り足取り教えたんですかね。
 「今宵一夜」も?

 ちぎくんがレオくんを手取り足取り教えたんですかね。
 「今宵一夜」も?

 てゆーか、相手役チェンジして教えたり、しなかったのかな?

 つまり、まつドレが、レオカル相手に「今宵一夜」。
 ちぎカルが、ホタドレ相手に「今宵一夜」。

 まつ×レオ(まっつが右かな?)は大好物です。(あすくん絡むとさらに好みです・笑)
 またしてもまっつが、レオくんの手を握って「がんばって」とか言ってくれていいです。

 それから、ホタテマン×ボスはトキメキです、少女マンガです。『探偵SAGIRI』続編希望です。

 新人公演、アンドレとオスカルだけで、こんだけ楽しいです。

コメント

日記内を検索