未涼亜希『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』お茶会で、記憶に残った小ネタ。それに対して萌えた記録。


 まっつが今回の『ベルばら』で「着てみたい」衣装を当てる、というクイズがあった。

 今回の公演で……?
 一般的に『ベルばら』というと華やかな公演で、衣装もいろいろある……と思うけれど、まっつはアンドレやってるわけで、アンドレの軍服って、色や豪華さは違っても、オスカルやジェローデル、フェルゼンともほぼ同じデザインだし。
 宮廷服だって着ているから、色や豪華さは違っても、フェルゼン他の貴族たちとも基本形は同じだし。
 ふつーならヒロインのドレスがいちばん乙女心を刺激するもんだけど、今回のヒロインって……実は豪華できれいなドレスなのかもしれないけれど、印象的な場面もないしそもそも出番もないし。どうもぴんとこない。
 アントワネットよりも、オルタンスのドレスがきれいだったなあ、という印象の方が残ってるくらいだ。

 で、まっつの答えは。
 「役名で言ってわかるかな」とつぶやいた上で、「ニコラス」。

 あすくんキターーッ!

 わかりますとも、役名。
 金髪マッシュルームヘアのお小姓さん。年齢設定がいくつなのか知らないけれど、なにしろ年寄演出なので幼児喋りの「無邪気でかわいい子ども」の仕草強調。
 ヅカ名物の不自然な子役、ってやつ。

 あすくんはなにしろ実力者なので、立派なアゴとイイ声を持ちながらも、「はい、ピュアな子どもですよ」という演技を見事にこなしている。

 そのあすくんの役ですか。
 侍童はふたりいるのに、あすくんご指名ですか。

 よかったねあすくん。『BJ』にてまっつがやってみたい役は「レオくんの空港職員」だった。
 レオくんに引き続き、あすくんもまっつに選んでもらえたんだね……!!

 と、内心大ウケしていたんですが。

 まつださんは、淡々と続けます。

「まなはるを見て、かわいいかなと思って」とかなんとか。
 まなはる?! なんでまなはる?

 まなはるの役は、ルネですよ? ニコラスはあすくん!

 役名のおぼえ間違い?
 それとも、正しくおぼえてはいるけれど、口からはつい、別の名前が出ちゃった?

 あすくん……(泣)。

 いやその、あすレオライバル説に無責任に萌えているクチなので(笑)。


 この「着てみたい衣装」の話でまつださんはさらりと「わっかのドレスには興味がない」と言い切りました。

 そ、それは女子としてどうかと……。

 まっつの女子らしさのなさに、ウケつつ、安心しつつ。
 女性の服に興味ないってことは、まだもうしばらくは「職業・妖精」「性別・妖精」でいてくれるかな。


 お茶会では、抽選会の当選者やらゲームの優秀者やらにまっつのオリジナル写真を、プレゼントしている。
 どのスターさんのお茶会でも規模の差こそあれ、やっていることだと思う。
 だからそれ自体は見慣れた光景なんだけど。

 まっつは、スタッフさんから景品の写真を渡されるたびに、まず、じぃ~~っと、見入る。

 はじめて見るらしい。
 「へー、こんなの渡すんだ」「こんな写真なんだ」って感じで。

 見入るけれど、それに対してのコメントもリアクションもナシ。
 「ふーん」って感じに顔を上げて、なんの思い入れもなさそうに写真を配る。

 それが、ツボ(笑)。

 会でどんな写真を用意しているか、前もってチェックしてないの。
 見たかったら、見られると思うの。会で用意した画像をチェックして口を出すことだって、出来ると思うの。やっているスターさんはいくらでもいる。

 でもまっつは我関知せず。
 お茶会でファンの人に配る、その瞬間にはじめて見る。

 前もってチェックするほど興味はないというなら、どんな写真が用意されていても、気にせず配ればいいのに、実際に手にすると、見入る。

 わざわざ見入るんだから、なにかしら感じることはあるだろうに、なにも言わず、ノーリアクションで、淡々と配る。

 その、半端さに心震える(笑)。

 ツンツンして見せるのに、ツンになりきれず、デレが見えるところが、かわいすぎる……っ。


 会で用意する写真は、そのスターさん単体しか写っていない物が基本。
 だけど今回は、早霧さんの会とコラボってことで、「今宵一夜」の写真もあった。

 そのちぎカルと絡むまつドレ写真にサインを入れるとき、めずらしく司会者さんが「どうですか」と写真の感想を聞いた。
 まっつの答えはもちろん素っ気ない。
 「いいんじゃないですか」てな温度感の回答。実際の言葉は忘れちゃったけど。
 そして、

 写真よりも、実物の方がずっといい。

 という意味のことをさらっと言った。

 や、もちろんそうなんだけど。その通りなんだけど。
 写真は写真でしかなく、動いてないし音楽も声もないんだから。

 でも、そーゆーことをさらりと淡々と言ってしまう、

 その自信っぷりに、震える(笑)。

 当たり前のことだけど、ほら、当たり前のことを言ったら傲慢、へりくだって卑下してようやく謙虚、と捉えられがちな謙遜社会の日本で。

 マイクを持ってトークをするときはちゃんと謙虚なことを言っているのに、もちろんそれも本心だろうに、ときおりこう、ぽろっとこぼれる「オトコマエ」な部分に萌える。

 自信を持って、最善のモノを見せてくれている。そうでなくてはお金を出して観に来ている人に失礼。
 まっつはいつも、プロの仕事を見せてくれる。
 そして、プロとしての(ある意味)傲慢さ、を垣間見せてくれる。
 そこに、ときめくんだ。

 へりくだって卑下した役者の創るモノより、誇り高く胸を張る役者の創り出すモノを見たいから。


 オトコマエでツンツンしていて、そのくせマイクを両手で握って甘え声で話し出したりもする(本人確実に無意識)、そのギャップに悶える(笑)。
 ナニあのカワイイ生き物。

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