キミは光、僕は影。@未涼亜希『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』お茶会
2013年4月28日 タカラヅカ その日、我らが未涼亜希さんは、数百人のファンを前にして、大真面目に「受」と「攻」について語っていました。自分が「受」であることと共に。
芝居の話です。
役の話です。
『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の話です。
はい、未涼亜希『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』お茶会での話です。
まっつさんが演じているアンドレは、「受」。
つーことで、「受の芝居」について語ってらっさいました。えんえんと。
「攻」はオスカル様です。
オスカルとアンドレは「光と影」。だからオスカルが攻でアンドレは受なんだそーです。
アンドレにとってオスカルは光だけれど、オスカルにとってもアンドレが「光」である部分がある……とか、とってもとってもイイお話でした。
しかしわたしは、そのイイお話に感じ入りつつも、アタマの隅で日本語について考えていました。
受と攻……。何故、受と攻なの?
ふつーこのふたつの単語は対にならないよね?
攻防、攻守というように、「攻」の対は「まもる」という意味の単語だよね?
「受の芝居」というのは、わかる。
辛抱役とか言われる、地味なタイプの役とか。「受動」「受け身」という意味だよね。他からの働きを受けることを主とする役。
この場合の対語は、「能動」。
えーと、芝居用語なんですか? 「受と攻」って。
お稽古場で、「キミは受だから、相手の芝居をよく見て! 攻の求めるままに!!」とか「キミは攻だ、もっとリードして、受を壊すくらいに激しく!」みたいなことを、先生が言ったりするのかしら。
「受の心得」とか、「攻のやり方」とか、レッスンがあったり?
演劇社会に身を置いたことがないのでわかんないっす。
ふつーの人なら、「受」という言葉の対に「攻」という言葉は思いつかないと思います、日本語的に。
特殊な世界でのお約束ごと以外では。
だからきっと、芝居用語なんだろう。
もしくは、タカラヅカ用語。宝塚歌劇団のお稽古場でのみ使われている言い方とか。
だからまっつさんは大真面目に、当たり前に、「受攻」を語ったんだろう、えんえんと。
でも、……でも、もしも。
芝居用語ではなく、「受動・能動」の意味で無意識に「受・攻」という言葉を使ったのだとしたら……。
まつださんあーた、どこでその単語を知ったんだね? ということになる。
日本語的には、ありえないから。
もちろん、世俗的にはけっこー浸透した言い方だと思う。受と攻って。
ええ、BLの市民権獲得によって。
BLを知っていて、日常的にその用語を使っていたら、日本語的に正しくなくても、ふつーに使っちゃいそうだよな、「能動」を「攻」って。
まつださんは『ファントム』お茶会にて「『受』発言」した人だし、マンガ好きを公言しているくらいなので、知識がない方がおかしい。
もしも「受攻」が芝居用語でない場合、アンドレは「受け身の役、受動的な役」という意味で「受」と、オスカルを「能動的な役」という意味で「攻」と言っていたのだとしたら……恥ずかしいな(笑)。
「会社で『攻守』って書くところで、つい無意識に『攻受』って書いちゃって、先輩に『これなんて読むの?』って真顔で言われて顔から火が出た~~」みたいな?
日常で使っている言葉がつい出ちゃった、でもソレ日本語的に変、ふつーは通じないから、みたいな?
……芝居用語なんだ、きっと。
お稽古場ではふつーに使われているんだな。
そう思うと、なかなかファンタジーな職場だな~。
えー、お茶会には行きましたが、いつもの通りわたしにレポ機能はありません。
感想のみです。
お稽古場の写真や映像をガン見すると、まっつとちぎくんがよく似た十字架のネックレスをしていることがわかる。
それについての質問がありました。
そしてまっつさんは答えました。「私があげました」と。
ペアだそうです。色違いのクロス、ペンダントトップのみだそうです。
「相手役さんには、男役からアクセをプレゼントする」というタカラヅカルールが、正しく発動している……っ!!
いやその、わたしはそんなの想像してませんでした。まっつが、ちぎくんにプレゼントするとか、ペアとか。
だって、あゆみちゃんにしろきゃびいにしろ、「奥さん役」だったから、舞台上の小道具として「結婚指輪」が必要だったわけです。必要性もあるから、男役ルールに則ってプレゼントするのもアリだろうけど、今回は……。
舞台上では、オスカルもアンドレも、小さな十字架のネックレスなんて、必要としていません。
オスカルはアンドレからペアのアクセをもらって身に付ける人でも、そんな関係性でもありません。
「役」にも「舞台」にも必要ナイんだから、あのまっつがわざわざちぎくんに「おそろ」のアクセをプレゼントするとは思ってなかった……。
あげたんだ……!
や、まつださんですから、「私があげました」も超淡々、「多くを語る気はない」と言下に匂わせている。
そして、「良い芝居を作り上げるための、決意表明の意味であげた」とのこと。
決意表明って……!!
日常で、そうそう聞くことのない言葉だ……。
ちぎたさんにも、そう言って渡したんだろうか。……大変だなあ、ちぎくん……(笑)。
まっつはファンの人がそこに気づき、質問してきたことの方に食いついていた。気づかれると思ってなかったらしい。
舞台の上でしている指輪じゃないもんなあ。
で、相変わらず「渡したときの相手の反応」は一切情報ナシ。司会者さんも一切言及ナシ。あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、そうだった。
どうやって渡したか、相手がどんな反応を取ったか、が最重要事項で、どんな形状のアクセサリーかはそれほど重要視されていないんだがなあ。
つか、話を聞きながら、わたしの最大の疑問は、「何故、お稽古場ですでに付けているのか」ですよ。
あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、「舞台稽古のどさくさ」で渡したそうです。
もっと早く渡せばいいのに、ぎりぎりになって「はい」と超ぶっきらぼうに渡して終了、だった。
あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、ぎりぎりどさくさなのに、ちぎくんには、前もって。
で、堂々とおそろのネックレスして、お稽古している。
その差は、ナニ?
そこを聞きたかったのに、相変わらず司会者さんはツッコミ一切無しで話題終了。
そこが聞きたかったなー、とお茶会後居酒屋でまっつメイト相手に言ったところ、友は真顔で答えてくれました。
「やっぱ女の子には緊張してなかなか渡せないけど、友だちには『はいコレ』ってスッと渡せるんじゃない?」
ああなるほど、友だちだから気負わずにさっさと……あれ?
一瞬納得しかけたんだけど、友よソレ、なんかいろいろ間違ってないか?(笑)
(登場人物、全員女の子で、全員友だちっつーか同僚、後輩。まつださんもちぎたさんも女子。たぶん)
芝居の話です。
役の話です。
『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の話です。
はい、未涼亜希『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』お茶会での話です。
まっつさんが演じているアンドレは、「受」。
つーことで、「受の芝居」について語ってらっさいました。えんえんと。
「攻」はオスカル様です。
オスカルとアンドレは「光と影」。だからオスカルが攻でアンドレは受なんだそーです。
アンドレにとってオスカルは光だけれど、オスカルにとってもアンドレが「光」である部分がある……とか、とってもとってもイイお話でした。
しかしわたしは、そのイイお話に感じ入りつつも、アタマの隅で日本語について考えていました。
受と攻……。何故、受と攻なの?
ふつーこのふたつの単語は対にならないよね?
攻防、攻守というように、「攻」の対は「まもる」という意味の単語だよね?
「受の芝居」というのは、わかる。
辛抱役とか言われる、地味なタイプの役とか。「受動」「受け身」という意味だよね。他からの働きを受けることを主とする役。
この場合の対語は、「能動」。
えーと、芝居用語なんですか? 「受と攻」って。
お稽古場で、「キミは受だから、相手の芝居をよく見て! 攻の求めるままに!!」とか「キミは攻だ、もっとリードして、受を壊すくらいに激しく!」みたいなことを、先生が言ったりするのかしら。
「受の心得」とか、「攻のやり方」とか、レッスンがあったり?
演劇社会に身を置いたことがないのでわかんないっす。
ふつーの人なら、「受」という言葉の対に「攻」という言葉は思いつかないと思います、日本語的に。
特殊な世界でのお約束ごと以外では。
だからきっと、芝居用語なんだろう。
もしくは、タカラヅカ用語。宝塚歌劇団のお稽古場でのみ使われている言い方とか。
だからまっつさんは大真面目に、当たり前に、「受攻」を語ったんだろう、えんえんと。
でも、……でも、もしも。
芝居用語ではなく、「受動・能動」の意味で無意識に「受・攻」という言葉を使ったのだとしたら……。
まつださんあーた、どこでその単語を知ったんだね? ということになる。
日本語的には、ありえないから。
もちろん、世俗的にはけっこー浸透した言い方だと思う。受と攻って。
ええ、BLの市民権獲得によって。
BLを知っていて、日常的にその用語を使っていたら、日本語的に正しくなくても、ふつーに使っちゃいそうだよな、「能動」を「攻」って。
まつださんは『ファントム』お茶会にて「『受』発言」した人だし、マンガ好きを公言しているくらいなので、知識がない方がおかしい。
もしも「受攻」が芝居用語でない場合、アンドレは「受け身の役、受動的な役」という意味で「受」と、オスカルを「能動的な役」という意味で「攻」と言っていたのだとしたら……恥ずかしいな(笑)。
「会社で『攻守』って書くところで、つい無意識に『攻受』って書いちゃって、先輩に『これなんて読むの?』って真顔で言われて顔から火が出た~~」みたいな?
日常で使っている言葉がつい出ちゃった、でもソレ日本語的に変、ふつーは通じないから、みたいな?
……芝居用語なんだ、きっと。
お稽古場ではふつーに使われているんだな。
そう思うと、なかなかファンタジーな職場だな~。
えー、お茶会には行きましたが、いつもの通りわたしにレポ機能はありません。
感想のみです。
お稽古場の写真や映像をガン見すると、まっつとちぎくんがよく似た十字架のネックレスをしていることがわかる。
それについての質問がありました。
そしてまっつさんは答えました。「私があげました」と。
ペアだそうです。色違いのクロス、ペンダントトップのみだそうです。
「相手役さんには、男役からアクセをプレゼントする」というタカラヅカルールが、正しく発動している……っ!!
いやその、わたしはそんなの想像してませんでした。まっつが、ちぎくんにプレゼントするとか、ペアとか。
だって、あゆみちゃんにしろきゃびいにしろ、「奥さん役」だったから、舞台上の小道具として「結婚指輪」が必要だったわけです。必要性もあるから、男役ルールに則ってプレゼントするのもアリだろうけど、今回は……。
舞台上では、オスカルもアンドレも、小さな十字架のネックレスなんて、必要としていません。
オスカルはアンドレからペアのアクセをもらって身に付ける人でも、そんな関係性でもありません。
「役」にも「舞台」にも必要ナイんだから、あのまっつがわざわざちぎくんに「おそろ」のアクセをプレゼントするとは思ってなかった……。
あげたんだ……!
や、まつださんですから、「私があげました」も超淡々、「多くを語る気はない」と言下に匂わせている。
そして、「良い芝居を作り上げるための、決意表明の意味であげた」とのこと。
決意表明って……!!
日常で、そうそう聞くことのない言葉だ……。
ちぎたさんにも、そう言って渡したんだろうか。……大変だなあ、ちぎくん……(笑)。
まっつはファンの人がそこに気づき、質問してきたことの方に食いついていた。気づかれると思ってなかったらしい。
舞台の上でしている指輪じゃないもんなあ。
で、相変わらず「渡したときの相手の反応」は一切情報ナシ。司会者さんも一切言及ナシ。あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、そうだった。
どうやって渡したか、相手がどんな反応を取ったか、が最重要事項で、どんな形状のアクセサリーかはそれほど重要視されていないんだがなあ。
つか、話を聞きながら、わたしの最大の疑問は、「何故、お稽古場ですでに付けているのか」ですよ。
あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、「舞台稽古のどさくさ」で渡したそうです。
もっと早く渡せばいいのに、ぎりぎりになって「はい」と超ぶっきらぼうに渡して終了、だった。
あゆみちゃんのときもきゃびいのときも、ぎりぎりどさくさなのに、ちぎくんには、前もって。
で、堂々とおそろのネックレスして、お稽古している。
その差は、ナニ?
そこを聞きたかったのに、相変わらず司会者さんはツッコミ一切無しで話題終了。
そこが聞きたかったなー、とお茶会後居酒屋でまっつメイト相手に言ったところ、友は真顔で答えてくれました。
「やっぱ女の子には緊張してなかなか渡せないけど、友だちには『はいコレ』ってスッと渡せるんじゃない?」
ああなるほど、友だちだから気負わずにさっさと……あれ?
一瞬納得しかけたんだけど、友よソレ、なんかいろいろ間違ってないか?(笑)
(登場人物、全員女の子で、全員友だちっつーか同僚、後輩。まつださんもちぎたさんも女子。たぶん)
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