今、はじめての体験(笑)。@ベルサイユのばら-フェルゼン編-
2013年4月27日 タカラヅカ 植爺は嫌いだし、『ベルばら』は大嫌い。
自分の贔屓組に当たったら、それはひたすら試練のとき。ジェンヌさんたちを見たいから劇場へ行くけど、まずろくに出番も台詞もないから、耐える時間が長すぎる。
それでも長く続いてきただけあって、場面場面に力はあったりするので、「バスティーユ」とか「牢獄」とか、いわゆるクライマックス場面は感動できる。
そのカタルシスだけを心の支えに観劇するわけだ。
そんなわたしが今回、はじめての『ベルばら』体験をしている。
はじめて。
『ベルばら』はキライ!と言いながら、何年も何作も観てきて。
生で観たのは平成『ベルばら』以降、役替わりコンプを意識しだしたのは2001年、リピートするようになったのは2006年以降。
こんだけたくさん観てきて、今回、初体験。
贔屓が、主要4役のひとつをやっている。
わたしにとって『ベルばら』は、「贔屓に出番も役もない」演目で、わずかな出番を心待ちにし、モブで踊る姿をガン見するものでしかなかった。
贔屓に出番はないわ、作品キライだわ、台詞の多いキャラクタはみんなアタマおかしいことしか言わないわで、苦痛でしかなかった。
それが。
贔屓がアンドレ役だと、楽しい。
ということを、知った。
はじめて。
うおおおお。
そ、そうか。そうなのかっ。そーゆーもんだったのか!!
や、主要4役、オスカル・アンドレ・アントワネット・フェルゼンも、なにしろ植爺脚本なのでもれなくアタマおかしい。原作の彼らなら絶対言わないことばかりべらべら喋っている。
そこが不快なのは変わらないけれど、それでも『ベルばら』には「名場面」がある。
「名場面」と「決まり台詞」は40年愛されてきただけあって、力がある。
それを演じる贔屓、を観られるだけで、楽しい。
ありがたいことに今回のオスカルとアンドレは、出番が少ない分酷い台詞がないし。
わたしの逆鱗を刺激しない。
そして、名場面だけはやってくれる。
楽しい。
ちょっと、『ベルばら』、楽しいわ!!
今までわたし、真ん中の人のファンをやってこなかったので、ずーーっと知らなかった。
わたしの知るヅカヲタはもれなく「『ベルばら』大嫌い!」なのに、それでも何故、『ベルばら』が続いてきたか。
どんだけ一般人気があったとしても、ヅカファンが本気で嫌っていたら、こんなに長く続かないよね?
主要4役のファンには、楽しいからか!
つまり、トップスターファンには、楽しいってことか!
んで、ヅカはピラミッド制、頂点に立つスターさんのファンさえ満ち足りていれば、それで成り立つんだよね。
それゆえのピラミッド、トップスター制度。トップスターはそれだけのファンがいる。
グッズがトップさんのものしか出ない、それでいいとなっているように、いちばんの優良顧客はトップスターのファン。
一般客はトップスターを素直に楽しみにするから、それも加わって、トップ至上主義が正しい。
ヅカのルールはわかっていたが、なにしろわたしは、ど真ん中な人のファンにはならない性質で。
いつもいつも「脇役のファン」としての目線で『ベルばら』を観ていたよ。
そっか……トップさんたちのファンなら、狂った脚本は無視して、名場面だけを楽しむことができるんだ……名場面を演じる贔屓を楽しむことができるんだ……。
知識として知っていても、自分が実際に経験するかどうかで、人生違ってきます、なにごとにおいても。
今、はじめての体験。
『ベルばら』、楽しい。
作品を嫌いなことは変わらないし、特に今回の『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』は酷すぎると思うけど、それでも、どうしよう、楽しめる。
アンドレって、カッコイイ役だったんだ。
今まで、知らなかったっ。
名だたるスターさんたちが演じてきて、もちろんどのアンドレもかっこよかったけれど、脚本が酷すぎて性格が酷すぎて、「スターさんが素敵」なことと植爺アンドレは別モノとして見ていた。
それは「素敵なスターさん」「好きなスターさん」というだけで、「ご贔屓」ではなかったので、どうしても感じ方・見方が違っていたんだ。
贔屓が演じると、なんかすげー楽しい役だ。
ほえーー。
そっかー……それで、『ベルばら』は続いてきたんだ。
歴代アンドレ役のファンの人たちが、みんなこんな風にわくわく「今宵一夜」に食いついて来たなら、そりゃ普遍の支持を受ける作品になるわ。
んじゃ、贔屓がアンドレ役ではない特出版は苦痛なだけなのかというと、これまたそんなこともない。
特出版はさらにストーリー無視して「名場面」だけの切り貼りになっている。誰が演じていても名場面は楽しいので、わくわく観ていられる。
や、特出版だけ続けて何十回見ろと言われたら、それは今までの『ベルばら』と同じで試練で苦痛だけど、特出版は日数自体少なく、リピートをあまりしないし。
どの『ベルばら』もお祭りだから、1回観る分には楽しく、特出版はその「1回だけ観るイベント公演」として楽しめる。
てことで、特出版も楽しかった。
いやあ、長くヅカヲタやってきて、今さら初体験ですよ。
人生、ナニゴトも経験ですな。
経験に勝るモノはありませんな。
そっかぁ、アンドレ役だとこんな風に感じるもんなんだー。
てことでほんと、アンドレ@まっつが、素敵です。
惚れ惚れ。
ヲタってシアワセな生き物だと思う(笑)。
それでも、作品はキライだけどな。楽しいことと、嫌いなことは別。
ほんと、ヲタってシアワセな生き物だと思う(笑)。
自分の贔屓組に当たったら、それはひたすら試練のとき。ジェンヌさんたちを見たいから劇場へ行くけど、まずろくに出番も台詞もないから、耐える時間が長すぎる。
それでも長く続いてきただけあって、場面場面に力はあったりするので、「バスティーユ」とか「牢獄」とか、いわゆるクライマックス場面は感動できる。
そのカタルシスだけを心の支えに観劇するわけだ。
そんなわたしが今回、はじめての『ベルばら』体験をしている。
はじめて。
『ベルばら』はキライ!と言いながら、何年も何作も観てきて。
生で観たのは平成『ベルばら』以降、役替わりコンプを意識しだしたのは2001年、リピートするようになったのは2006年以降。
こんだけたくさん観てきて、今回、初体験。
贔屓が、主要4役のひとつをやっている。
わたしにとって『ベルばら』は、「贔屓に出番も役もない」演目で、わずかな出番を心待ちにし、モブで踊る姿をガン見するものでしかなかった。
贔屓に出番はないわ、作品キライだわ、台詞の多いキャラクタはみんなアタマおかしいことしか言わないわで、苦痛でしかなかった。
それが。
贔屓がアンドレ役だと、楽しい。
ということを、知った。
はじめて。
うおおおお。
そ、そうか。そうなのかっ。そーゆーもんだったのか!!
や、主要4役、オスカル・アンドレ・アントワネット・フェルゼンも、なにしろ植爺脚本なのでもれなくアタマおかしい。原作の彼らなら絶対言わないことばかりべらべら喋っている。
そこが不快なのは変わらないけれど、それでも『ベルばら』には「名場面」がある。
「名場面」と「決まり台詞」は40年愛されてきただけあって、力がある。
それを演じる贔屓、を観られるだけで、楽しい。
ありがたいことに今回のオスカルとアンドレは、出番が少ない分酷い台詞がないし。
わたしの逆鱗を刺激しない。
そして、名場面だけはやってくれる。
楽しい。
ちょっと、『ベルばら』、楽しいわ!!
今までわたし、真ん中の人のファンをやってこなかったので、ずーーっと知らなかった。
わたしの知るヅカヲタはもれなく「『ベルばら』大嫌い!」なのに、それでも何故、『ベルばら』が続いてきたか。
どんだけ一般人気があったとしても、ヅカファンが本気で嫌っていたら、こんなに長く続かないよね?
主要4役のファンには、楽しいからか!
つまり、トップスターファンには、楽しいってことか!
んで、ヅカはピラミッド制、頂点に立つスターさんのファンさえ満ち足りていれば、それで成り立つんだよね。
それゆえのピラミッド、トップスター制度。トップスターはそれだけのファンがいる。
グッズがトップさんのものしか出ない、それでいいとなっているように、いちばんの優良顧客はトップスターのファン。
一般客はトップスターを素直に楽しみにするから、それも加わって、トップ至上主義が正しい。
ヅカのルールはわかっていたが、なにしろわたしは、ど真ん中な人のファンにはならない性質で。
いつもいつも「脇役のファン」としての目線で『ベルばら』を観ていたよ。
そっか……トップさんたちのファンなら、狂った脚本は無視して、名場面だけを楽しむことができるんだ……名場面を演じる贔屓を楽しむことができるんだ……。
知識として知っていても、自分が実際に経験するかどうかで、人生違ってきます、なにごとにおいても。
今、はじめての体験。
『ベルばら』、楽しい。
作品を嫌いなことは変わらないし、特に今回の『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』は酷すぎると思うけど、それでも、どうしよう、楽しめる。
アンドレって、カッコイイ役だったんだ。
今まで、知らなかったっ。
名だたるスターさんたちが演じてきて、もちろんどのアンドレもかっこよかったけれど、脚本が酷すぎて性格が酷すぎて、「スターさんが素敵」なことと植爺アンドレは別モノとして見ていた。
それは「素敵なスターさん」「好きなスターさん」というだけで、「ご贔屓」ではなかったので、どうしても感じ方・見方が違っていたんだ。
贔屓が演じると、なんかすげー楽しい役だ。
ほえーー。
そっかー……それで、『ベルばら』は続いてきたんだ。
歴代アンドレ役のファンの人たちが、みんなこんな風にわくわく「今宵一夜」に食いついて来たなら、そりゃ普遍の支持を受ける作品になるわ。
んじゃ、贔屓がアンドレ役ではない特出版は苦痛なだけなのかというと、これまたそんなこともない。
特出版はさらにストーリー無視して「名場面」だけの切り貼りになっている。誰が演じていても名場面は楽しいので、わくわく観ていられる。
や、特出版だけ続けて何十回見ろと言われたら、それは今までの『ベルばら』と同じで試練で苦痛だけど、特出版は日数自体少なく、リピートをあまりしないし。
どの『ベルばら』もお祭りだから、1回観る分には楽しく、特出版はその「1回だけ観るイベント公演」として楽しめる。
てことで、特出版も楽しかった。
いやあ、長くヅカヲタやってきて、今さら初体験ですよ。
人生、ナニゴトも経験ですな。
経験に勝るモノはありませんな。
そっかぁ、アンドレ役だとこんな風に感じるもんなんだー。
てことでほんと、アンドレ@まっつが、素敵です。
惚れ惚れ。
ヲタってシアワセな生き物だと思う(笑)。
それでも、作品はキライだけどな。楽しいことと、嫌いなことは別。
ほんと、ヲタってシアワセな生き物だと思う(笑)。
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