それでも『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』の話。

 夕暮れの歌を歌って、舞台上手奥へ消えていったBJ先生@まっつ、実はそのあとすぐに出てくる。ものすごくふつーに。
 余韻がなくてこのへんちょっと肩すかしでしたよ、正塚せんせ(笑)。

 暗転の後、場所はBJ邸の玄関。
 BJはわざわざ玄関ポーチへパイプをふかしに出てくる。
 まっつにパイプ。
 まっつにパイプ。
 まっつにパイプ。
 大きな字で繰り返します。
 BJがわざわざ喫煙のために屋外へ出てくる、というのは原作にあるネタなんですか? 1970年代に現代ほど分煙の意識があったとも思えないんですが。

 ただ「パイプをふかすBJ」をやりたかった、というだけに思えます。
 BJというより、まっつ?

 まっつにパイプ。
 まっつにパイプ。
 まっつにパイプ。
 (落ち着け)

 パイプを加えるために、口を開けるのがいいんです。
 あの薄い唇を、くわえるためだけに開けるんです。だからナニ?てなもんですが、これがいいんです(笑)。
 ただのファンサービス、萌え演出にしか思えません。
 ありがとうハリー!!

 でもパイプをふかすのはほんの一瞬、すぐにカイト@咲ちゃんがエリ@あゆみちゃんに付き添われて現れるので、それどころじゃなくなる。
 カイトがケガをしている、つーんでパイプは地面に置き去りです。

 えー、ここ、実はなかなかに萌えシーンです。やばいです。
 なんといっても。

 まっつの、お尻ビューポイント。

 はい、まつヲタはまつださんのお尻に注目していることと存じます。『RSF』のときに、主語がなくても「お尻の話をしている」とまっつメイト同士でなんの不思議もなく通じ合ったように、わたしだけがヘンタイなのではないんだと思います。
 『BJ』全編を通しての、最大のお尻ビューポイントは、この場面です。

 ここで何故かBJ先生、ジャケット着てません。ベスト姿です。
 華奢な体格がまるわかり、普段ぴしっと着込んでガード高い人だからこそ、くつろいでいる雰囲気がやばい、ベスト姿です。
 牧師様もそうでしたが、まっつのベスト姿はやばい。萌え度が跳ね上がる、けしからん衣装です。すべての演出家はまっつにベストを着せるべきです。
 まあそんな姿なわけです。

 ジャケットがないので、BJ先生のお尻は無防備です。

 しかもBJ先生、しゃがみます、客席に背中を向けて。

 ヒップラインむき出しです。

 カイトを介抱するBJ先生の、尻ばっか見てました。や、だって、顔は見えないし。
 まつださんのお尻は適度に肉があっていいです。いかにも男役!な削げたぺたんこ尻ではなく、かといって女子のまるまるお尻でもなく、なめらかに曲線を描くいい尻なのです。
 華奢なのにくびれのない胴と相まって、天然記念物並に素晴らしい尻だと思っています。

 黒パンツで客席に背を向けてしゃがんでくれる、って、『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』以来だなあ、と感慨深く眺めてました。
 あの高笑いする男の尻は素晴らしかったなあ。つか、ぴたぴたストレッチパンツがすごかったなあ。
 あれからもう6年もたつのか。でもわたしは未だにまっつの尻を見てよろこんでいるのか、それって人としてどうなの、わたしが残念な大人なのは今にはじまったことじゃないからいいのか、……そんないろんな思いを抱きつつ。

 (http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-636.html ←探してみた。『黒蜥蜴』のまっつ尻萌え記事・笑)

 まっつの尻はいいです。
 ここは良い尻ビューです。
 同意してくれるまっつメイトがいることを祈る。


 尻だけに萌えているわけではありません。

 ここのBJ先生は素晴らしいのです。
 喉をやっちゃってから、BJ先生はここで怒鳴らなくなりました。
 怒鳴るヤクザたち相手に、冷静に対峙するのです。

 その、声が、めちゃかっこいいです。

 そんでもって、BJ先生。

 カイトを、抱きしめます。

 エリがヤクザに突き飛ばされてるのに、ガン無視。ヤクザ@翼くんをひっぱたいして、カイトだけを守ります。
 平手で叩くんだよねえ。拳じゃないの。
 拳で人を殴ると、痛めたりするしね。外科医はそんなことしないのね。

 カイトを後ろから抱きかかえて、止血して。
 銃口を向けるヤクザたちに、一歩も引かない。


 あの華奢なまっつが、なにかとでかい咲ちゃんを、抱きしめてます。


 ……今までさあ、まつださんがこんだけ長く、誰かを抱きしめてたこと、あった?
 BJ先生、いつまでその体勢なの? 包み込むように、自分のカラダで守るように、カイトのこと抱きしめたままなんですが。

 なんかもう、すごい光景だなと。

 しかもBJ先生、すべての片が付いたあとにカイトに声を掛けるんですよ。「大丈夫か。しっかりしろ」って。
 この、声が。

 DCもはじめの方は、こんなんじゃなかった。
 もっと鋭く大きく言っていたと思う。
 喉をやっちゃって、大きな声が出せないとか、そんな理由はあったのかもしれない。
 それにしても、だ。

 回を重ねるにつれ、この「しっかりしろ」が、エロやさしくなっていった。

 めちゃくちゃやさしいの。
 包み込むような、愛情あふれる声。
 で。
 ただ、やさしいだけじゃないの。
 めちゃくちゃ、エロい。

 ららららららぶしーん?
 ここここいびとにたいしていってる?

 ってくらい、エロやさしくて、びびる。

 BJ先生、なにやってんの?
 なんでそんなことになってんの?

 そこでそんなエロい声を出す必要は、まったくないと思う。
 BJという人物が、そこまですることはないと思う。

 なんつーか、まっつも生身の人間なんだなあと、勝手に思った。
 『BJ』という芝居やってきて、毎日カイトを抱きしめて、命懸けで守って、どんどん心が動いちゃってんだなあと。
 腕の中の男が愛しくなっちゃってんだろうなあと。

 毎日見てると、BJ先生がどんどん段階を踏んでカイトにやさしくなっていってるのがわかる。
 が、ここだけ切り離して見たら、……おかしいくらい、エロやさしい(笑)。

 途中からもー、おかしくて仕方なかった。
 BJ先生、エロすぎ。
 そんなセクシーヴォイスで、カイトの耳元でささやかなくていいから。

 やりすぎちゃってるまっつが愛しい(笑)。

 まっつが芝居し過ぎて間違っちゃうとか、そんなの今まで見たことなかったし。
 やり過ぎ、なんてことはまずなくて、的確な位置で止めるか、あるいはそこに至らず小さくまとまったりしていた、のに。
 間違うくらい、やりすぎてる。
 それくらい、入り込んでる。

 そんなまっつに、悶える(笑)。

 だからこの場面は、萌え場面なの。

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