未だしつこくアタマが『ブラック・ジャック』なんだけど、星組中日公演『宝塚ジャポニズム~序破急~』『怪盗楚留香外伝-花盗人-』『Étoile de TAKARAZUKA』初日に行きました。
3月の中日公演っていいね!!
感動した。名古屋が近い!!
というのも、3月は「青春18きっぷ」が使えるのよ~。大阪-名古屋が往復2300円。近鉄の在来線で行くより安い。
しかも、早い。
近鉄だと4時間覚悟なのに、JRだと3時間かからない。や、うち阪急沿線なんで、そもそも近鉄の駅までかなり遠いし、交通費かかるからねー。JRは徒歩圏内にあるので、最寄り駅から即18きっぷで済むしねー。
半分近い値段で、1時間以上も早く着く……3月って素晴らしい!!
通常の中日公演が3月で、3週間やってくれるなら、贔屓が出演してるなら、ストレスなくがんがん通えるってもんなのにねー。(2月の中日でも、あんだけ通ったもんな・笑)
なにはともあれ、1ヶ月ぶりの中日公演。
あのときはまだ、父が存命だったなとか『BJ』ははじまってなかったとか、いやそもそも去年のゆーひくんの中日初日が、我が家にとって最後の平安日だったんだよなあとか、いろいろ思いを馳せながら名古屋の街を歩き、中日劇場へ。
『宝塚ジャポニズム~序破急~』って、ほんとに台湾へ持って行くんだねええ。
今さら、しみじみと、感心する。あきれる、とも言う。
変更されてないかな、改稿されてないかな、いくら植爺がアレな人でも、不評は耳に届いているだろうし、タカラヅカの未来のために進言する人だっているだろうし……と、一縷の望みを持っていたのだけど。
さすが植爺、さすが宝塚歌劇団。
変更しないんだ。
どんだけ不評でも、お客から拒否されていても、そのまま放置するんだ。強行するんだ。
未来のない劇団だなあ、とまたしても暗いキモチになる。
わたしはタカラヅカFOREVERな人なので、なくなってほしくないのですよ。
なんで当たり前のことが出来ないんだろうなあ。
『仮面の男』レベルの非人道的な事態にならないと、動かないらしい。
いや、『仮面の男』が植爺作だったら、どれだけ人道的に間違っていても、改稿はされなかったのかもしれない。ぶるぶる。
変更がないことに絶望したけれど、それはさておき、『宝塚ジャポニズム~序破急~』。
大劇場より、ずっと良かった。
少ない人数と小さな劇場。
それなら、わたしが許せないと思った部分の何割かは、気にならなくなる。
本拠地宝塚大劇場で上演してはならない作品……ってそれ、まったくもって「タカラヅカ」の王道ではないってことなんだけどな。別箱でなら、そんな実験作品をやってくれてもぜんぜんかまわないんだけどな。
「タカラヅカ」の看板を背負って海外へ持って行くよーなもんじゃないんだけどな。
「このままじゃいけない」と危機感を持っているのは、現場の人たちだけなのかな? 効果音とかがんばって、ひどい作品をなんとかマシにしようとしてくれた結果、ムラのときより見やすくなっていた、ほんと。
お楽しみの『怪盗楚留香外伝-花盗人-』。正直、コレがなかったら中日まで来てない。
中日・台湾公演限定の、オリジナルミュージカル。原作付きでも、ヅカがオリジナルで作った作品は、オリジナルですのよ。
どんな話なのか、いつも以上に予備知識なし。つか、タイトルすらちゃんと読んだことなかった。……ぱっと見、読めないんだもん……どこで切るのかもわかりにくい……楚留香ってナニ? 字面からそれがモノなのか地名なのかすら、想像もつかない。
そっかあ、人名だったのか。怪盗のあとに付く単語だからふつーは人名だけど、なにしろ読めないし「香」だし、「花」盗人だし、アホの子にはなにがなんだか。
そんな状態で見ても、楽しいお芝居でした。
ストーリーだけなら、他愛なく楽しい。
が、「タカラヅカ」なので、いろいろと驚いた。
トップ娘役が、ヒロインじゃない。
……びっくりした……。
ねね様がヒロインじゃない。
ヒロインは、礼くんでした。
えーとこれ、外国に、「宝塚歌劇団です」って持って行くんだよね?
『宝塚ジャポニズム』がすでにタカラヅカじゃないし、トップ娘役はマツモト大先生様です、って作りなのに、その上芝居がコレ?? ここでもトップ娘役無視?
わざわざ外国に、「タカラヅカってこういうものです」って持って行くんだよね??
劇団がナニをやりたいのかわからなくて、そこのところは盛大に頭を抱えました。
それを置いておくと、あとは楽しかった。
ねね様の剣舞!! ねね様の二刀流!!
ねねちゃんがもー、美しくてカッコ良くて!! いやもう、素晴らしい。
アタマ悪いので固有名詞とか人名とか、1回見ただけじゃなんにもおぼえられなかったんだけど、星組さんの顔が見えるというか、それぞれのキャラがわかっているから、そのまま楽しめた。
いやあ、いかにもヲタクが書いた作品だわ。
キャラ付けの素敵なこと。
がやがやしている周囲の人たちまで、なにかしらアニメ的なキャラが付いている。
そうそう、そういうとこにこだわるのがヲタなのよ~~。で、ヲタはそーゆーところを眺めて楽しむんだもん、真ん中とは別に。
ところでベニーさんはうまくなったのかしら?
『ジャン・ルイ・ファージョン』に続いての辛抱役というか、抑えた感じの青年役……つまり、ベニーお得意のお笑いキャラとか発狂キャラぢゃないわけなんだが。
『ジャン・ルイ…』のときより、ずーーーっとはまってる!! 無理なく見られる!
つか、このベニーさんが好み過ぎて困りました。
父との確執とか、もっと見たいです(笑)。
パパ役のまさこさんがまた、かっこよくて……。
れおんくんは安定のヒーローぶりだし。妹分トリオがかわいすぎるし。
楽しかったけれど、あまりよく出来た「作品」だとは思えなかった。
初日だったせいかもしれないけど……なんだろう、この学芸会的な雰囲気は。
内輪ウケに終始した感じというか、練られていない感じというか。
まだ未完成、習作、これから手を加えて数ヶ月後に、本公演をやります的というか。
試しに書いただけ、まだ推敲してないです、って感じ。
小柳たんに時間がなかったんだろうか。
もっとちゃんと手を加えて、本気でやればいい作品になるだろうに、「時間切れ~~、まだ途中だけどいっか」って感じに提出された作品みたい。
そこが、残念。
どこか別の機会に、本気で作ったモノを観てみたい。
『Étoile de TAKARAZUKA』でおどろいたのは、ちゃんとベニーが2番手であること。
歌が得意というわけじゃなくても、彼の歌で1場面やっちゃうとか、「タカラヅカ」のピラミッドを守った作りになっていた。
どんだけ歌ウマでも、専科さんと職人さんたちだけで1場面とか、わたしは「タカラヅカ」として疑問だったので、こっちの方がいいっす。
あー、そういやロケットでレイラが大変なことになっていて、そっからしばらく彼しか見られなかった(笑)。
楽しい公演でした。
台湾公演にも期待。
3月の中日公演っていいね!!
感動した。名古屋が近い!!
というのも、3月は「青春18きっぷ」が使えるのよ~。大阪-名古屋が往復2300円。近鉄の在来線で行くより安い。
しかも、早い。
近鉄だと4時間覚悟なのに、JRだと3時間かからない。や、うち阪急沿線なんで、そもそも近鉄の駅までかなり遠いし、交通費かかるからねー。JRは徒歩圏内にあるので、最寄り駅から即18きっぷで済むしねー。
半分近い値段で、1時間以上も早く着く……3月って素晴らしい!!
通常の中日公演が3月で、3週間やってくれるなら、贔屓が出演してるなら、ストレスなくがんがん通えるってもんなのにねー。(2月の中日でも、あんだけ通ったもんな・笑)
なにはともあれ、1ヶ月ぶりの中日公演。
あのときはまだ、父が存命だったなとか『BJ』ははじまってなかったとか、いやそもそも去年のゆーひくんの中日初日が、我が家にとって最後の平安日だったんだよなあとか、いろいろ思いを馳せながら名古屋の街を歩き、中日劇場へ。
『宝塚ジャポニズム~序破急~』って、ほんとに台湾へ持って行くんだねええ。
今さら、しみじみと、感心する。あきれる、とも言う。
変更されてないかな、改稿されてないかな、いくら植爺がアレな人でも、不評は耳に届いているだろうし、タカラヅカの未来のために進言する人だっているだろうし……と、一縷の望みを持っていたのだけど。
さすが植爺、さすが宝塚歌劇団。
変更しないんだ。
どんだけ不評でも、お客から拒否されていても、そのまま放置するんだ。強行するんだ。
未来のない劇団だなあ、とまたしても暗いキモチになる。
わたしはタカラヅカFOREVERな人なので、なくなってほしくないのですよ。
なんで当たり前のことが出来ないんだろうなあ。
『仮面の男』レベルの非人道的な事態にならないと、動かないらしい。
いや、『仮面の男』が植爺作だったら、どれだけ人道的に間違っていても、改稿はされなかったのかもしれない。ぶるぶる。
変更がないことに絶望したけれど、それはさておき、『宝塚ジャポニズム~序破急~』。
大劇場より、ずっと良かった。
少ない人数と小さな劇場。
それなら、わたしが許せないと思った部分の何割かは、気にならなくなる。
本拠地宝塚大劇場で上演してはならない作品……ってそれ、まったくもって「タカラヅカ」の王道ではないってことなんだけどな。別箱でなら、そんな実験作品をやってくれてもぜんぜんかまわないんだけどな。
「タカラヅカ」の看板を背負って海外へ持って行くよーなもんじゃないんだけどな。
「このままじゃいけない」と危機感を持っているのは、現場の人たちだけなのかな? 効果音とかがんばって、ひどい作品をなんとかマシにしようとしてくれた結果、ムラのときより見やすくなっていた、ほんと。
お楽しみの『怪盗楚留香外伝-花盗人-』。正直、コレがなかったら中日まで来てない。
中日・台湾公演限定の、オリジナルミュージカル。原作付きでも、ヅカがオリジナルで作った作品は、オリジナルですのよ。
どんな話なのか、いつも以上に予備知識なし。つか、タイトルすらちゃんと読んだことなかった。……ぱっと見、読めないんだもん……どこで切るのかもわかりにくい……楚留香ってナニ? 字面からそれがモノなのか地名なのかすら、想像もつかない。
そっかあ、人名だったのか。怪盗のあとに付く単語だからふつーは人名だけど、なにしろ読めないし「香」だし、「花」盗人だし、アホの子にはなにがなんだか。
そんな状態で見ても、楽しいお芝居でした。
ストーリーだけなら、他愛なく楽しい。
が、「タカラヅカ」なので、いろいろと驚いた。
トップ娘役が、ヒロインじゃない。
……びっくりした……。
ねね様がヒロインじゃない。
ヒロインは、礼くんでした。
えーとこれ、外国に、「宝塚歌劇団です」って持って行くんだよね?
『宝塚ジャポニズム』がすでにタカラヅカじゃないし、トップ娘役はマツモト大先生様です、って作りなのに、その上芝居がコレ?? ここでもトップ娘役無視?
わざわざ外国に、「タカラヅカってこういうものです」って持って行くんだよね??
劇団がナニをやりたいのかわからなくて、そこのところは盛大に頭を抱えました。
それを置いておくと、あとは楽しかった。
ねね様の剣舞!! ねね様の二刀流!!
ねねちゃんがもー、美しくてカッコ良くて!! いやもう、素晴らしい。
アタマ悪いので固有名詞とか人名とか、1回見ただけじゃなんにもおぼえられなかったんだけど、星組さんの顔が見えるというか、それぞれのキャラがわかっているから、そのまま楽しめた。
いやあ、いかにもヲタクが書いた作品だわ。
キャラ付けの素敵なこと。
がやがやしている周囲の人たちまで、なにかしらアニメ的なキャラが付いている。
そうそう、そういうとこにこだわるのがヲタなのよ~~。で、ヲタはそーゆーところを眺めて楽しむんだもん、真ん中とは別に。
ところでベニーさんはうまくなったのかしら?
『ジャン・ルイ・ファージョン』に続いての辛抱役というか、抑えた感じの青年役……つまり、ベニーお得意のお笑いキャラとか発狂キャラぢゃないわけなんだが。
『ジャン・ルイ…』のときより、ずーーーっとはまってる!! 無理なく見られる!
つか、このベニーさんが好み過ぎて困りました。
父との確執とか、もっと見たいです(笑)。
パパ役のまさこさんがまた、かっこよくて……。
れおんくんは安定のヒーローぶりだし。妹分トリオがかわいすぎるし。
楽しかったけれど、あまりよく出来た「作品」だとは思えなかった。
初日だったせいかもしれないけど……なんだろう、この学芸会的な雰囲気は。
内輪ウケに終始した感じというか、練られていない感じというか。
まだ未完成、習作、これから手を加えて数ヶ月後に、本公演をやります的というか。
試しに書いただけ、まだ推敲してないです、って感じ。
小柳たんに時間がなかったんだろうか。
もっとちゃんと手を加えて、本気でやればいい作品になるだろうに、「時間切れ~~、まだ途中だけどいっか」って感じに提出された作品みたい。
そこが、残念。
どこか別の機会に、本気で作ったモノを観てみたい。
『Étoile de TAKARAZUKA』でおどろいたのは、ちゃんとベニーが2番手であること。
歌が得意というわけじゃなくても、彼の歌で1場面やっちゃうとか、「タカラヅカ」のピラミッドを守った作りになっていた。
どんだけ歌ウマでも、専科さんと職人さんたちだけで1場面とか、わたしは「タカラヅカ」として疑問だったので、こっちの方がいいっす。
あー、そういやロケットでレイラが大変なことになっていて、そっからしばらく彼しか見られなかった(笑)。
楽しい公演でした。
台湾公演にも期待。
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