侯爵様の言う通り。@ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌
2013年3月7日 タカラヅカ 未だに『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』の話。
最初に見たとき、素でびびった。
マンガのように、目の玉が飛び出ていたことだろう。
まさかの、ともみん×まっつ。
BJ@まっつの家にやって来たバイロン侯爵@ともみんが、銃を突きつけ同行を強制する。BJはもちろんそんなもんでびびらない。
が。バイロン侯爵はさらに実力行使に出る。
BJ誘拐のために、後ろからクロロホルムを嗅がせるの図。
でかくぶアツいともみんが、小さくて薄いまっつを襲う。
すっぽり。
まっつ、すっぽり。ともみんの腕の中。
まさつかェ……。
さすが、アンソニー@トウコを、フレッド@ワタさんに後ろから抱きしめさせた男だわ……。
ここぞ、ってときに、最終兵器を投入してくる。
ともみんに後ろから抱きかかえられ、必死に抵抗するまっつ。
まさか、こんなサービスショットを見られるとは思ってなかったっす。
ともみんの腕を振り払い、なおも逃げようとするけれど、クロロホルムを嗅がされたためカラダが自由に動かないまっつ。
床に倒れるまっつがまた、素敵ななポージング。腰が上がるように膝を折っていてね……ナニあれ、美形様横たわり図?
這うように逃げるまっつに追いすがり、仰向けに転がして馬乗りになり、さらに襲いかかるともみん。
ともみんのカラダの下で、意識を失うまっつ。
抵抗していた腕が力を失い、床に落ちる。
瞼を閉じたBJ先生の、人形のような美しさ。
白い髪ってすげえな。人形度が増す。
顔の横に投げ出された右手がやばい。可憐。
侯爵の部下、ゴンチャロフ@ザッキーとセバスチャン@イリヤくんが意識のないBJを運び出すんだけど。
軽そうで、萌える(笑)。
なんかすごくひょいっと、抱え上げられてしまう、主役様。ザッキーとイリヤくんだって、別に大柄ってわけじゃないのに。そんな彼らに、ひょいっと。……軽いんだろうなあ、まっつって。平均的な男役と比べて。
ところでこの場面のバイロン侯爵が、なかなか愉快なことになっていて。
ピノコ@ももちゃんから超能力攻撃を受けているのに、ものともしない。
カイト@咲ちゃんは止められたのに、ともみんは止められない。
……そりゃそうだよなあ。あのともみんだよ? 超能力ぐらいで、どーにかなる相手じゃないよ。ゴジラとか連れてこないと、ともみんには勝てないよ。
そう思わせてしまうともみんが、すごい。
ひとりでものすげー勢いで吠えまくるともみんに、あるとき隣の席の見知らぬ人が、なんかツボったらしくここで盛大に吹き出していた。いやここはべつに、笑うところじゃないと思う。たぶん。
てゆーか最初のうち、わたしは盛大に泣いていた。
2回目の観劇時は、確実に泣いたなー。
「私は止められん。無駄なことだ!」と吠える侯爵に、泣けた。
正気ではない、行きすぎたその姿は……愛ゆえに。
カイトみたいな半端な男はすぐに音を上げた。でもバイロン侯爵はチガウ。彼は殺されたって、あきらめない。彼が「人間じゃない」から耐えられたのではないと思う。
意志の力ゆえに、カテリーナ@せしこを愛するゆえに、耐えられたんだ。
そう思ったら、泣けて泣けて。
影たちのダンス、りーしゃセンターなんだねえ、としみじみしつつ。
五条さん@きゃびいへの電話を経て、バイロンの城へ舞台は移る。
きゃびいのひとり芝居もうまいよなー。
彼女の自宅へ直接電話してるんだよね、BJ先生。「山野先生はご存じなんですか?」とあるように、山野病院は通していない、個人的な依頼らしい。
某国大統領治療のための留守を頼んだのは、山野を通してだったらしいのに、今回は五条さん直接。
山Pのあの性格からして、彼に連絡すると話がまだるっこしくなるから、直接五条さんなんだろうな。
誘拐され、ピノコの看護に必要な連絡事項以外は伝えられない……そうわかっていての電話で、話が脱線しそうな山野先生は連絡相手に不適格。
BJ先生、ドライだわ。や、いい判断です。
バイロン家の使用人たち。
ガートルード@るりるり、ゴンチャロフ、セバスチャン。
ガートルードはほんとにいいキャラ。『マジシャンの憂鬱』のトウカさんまんま(笑)。トウカさんは上級生だけど、るりるりはまだ若い。……ほんとるりるり、うまいよなあ。
「ゴンスの人」ザッキーは素晴らしいインパクトのある役。
別の役だけど、「ゴンスの人」としてザッキーが登場する、そのおかしさ。
手塚治虫ってそうだったよねえ、と。
『BJ』全体を通して、もっとも役不足で首をかしげるのが、イリヤくんの扱い。
セバスチャンって、これだけ??
出番も台詞もほとんどないし、アルバイトだってモブばっかだし。
イリヤくんより下級生たちの方が、ずっといい役をもらっているので、学年順ということでもない。
正塚の好みの問題なのか。
なんかますますフェイスラインが丸くなった気がする。『フットルース』のころはもう少しすっきりしていたような?
痩せていたら、影役にも入れたり、したのかなあ。ヤクザのメンバーに入れたり、したのかなあ。声は学年のわりにいいのに、披露する場がほとんどなかったね。
他の「はじめてこんなに喋った」的な下級生たちが、どんどん目に見えて成長していったので、「舞台上の経験値」ってのはほんと役者をもっとも成長させるモノなんだなあと思う。
その機会が、全員万遍ないわけでもなかったんだよなあ、と。
バイロン侯爵に誘拐されたBJ。
不思議なことに彼は、本当の意味で怒っていない。
お茶会でまっつが「BJは警戒心の強い人ではない」と言っていたけれど、ほんとにそうだ。
迷惑がっているだけで、バイロン侯爵を忌み嫌ってはいないんだ。
大統領側近たちに同じことをされたら、絶対もっと態度違ってる。
自分の保身ゆえに指図してくる側近たちと、愛する女性を助けたくてテンパっているバイロン侯爵では、評価が違うんだろうなと思う。
しかし、まあ、クロロホルムで眠らせたBJを、自家用ジェットでヨーロッパの自宅(お城)まで運んだバイロンさん。
きっとジェット機の中では眠るBJを傍らに置いて、ずーーっと寝顔を眺めていたんだろうなとか、丁重に運ぶよう指示して、思い直して自分で抱き上げて運んだんじゃないかとか、夢が膨らみますな。
や、だって、侯爵様自ら手を下して、拉致した大切な命綱ですよ?
他人の手に任せたりしないとか、いつも目の届くところに置くとか、基本じゃないですか?
ねえ?(笑)
最初に見たとき、素でびびった。
マンガのように、目の玉が飛び出ていたことだろう。
まさかの、ともみん×まっつ。
BJ@まっつの家にやって来たバイロン侯爵@ともみんが、銃を突きつけ同行を強制する。BJはもちろんそんなもんでびびらない。
が。バイロン侯爵はさらに実力行使に出る。
BJ誘拐のために、後ろからクロロホルムを嗅がせるの図。
でかくぶアツいともみんが、小さくて薄いまっつを襲う。
すっぽり。
まっつ、すっぽり。ともみんの腕の中。
まさつかェ……。
さすが、アンソニー@トウコを、フレッド@ワタさんに後ろから抱きしめさせた男だわ……。
ここぞ、ってときに、最終兵器を投入してくる。
ともみんに後ろから抱きかかえられ、必死に抵抗するまっつ。
まさか、こんなサービスショットを見られるとは思ってなかったっす。
ともみんの腕を振り払い、なおも逃げようとするけれど、クロロホルムを嗅がされたためカラダが自由に動かないまっつ。
床に倒れるまっつがまた、素敵ななポージング。腰が上がるように膝を折っていてね……ナニあれ、美形様横たわり図?
這うように逃げるまっつに追いすがり、仰向けに転がして馬乗りになり、さらに襲いかかるともみん。
ともみんのカラダの下で、意識を失うまっつ。
抵抗していた腕が力を失い、床に落ちる。
瞼を閉じたBJ先生の、人形のような美しさ。
白い髪ってすげえな。人形度が増す。
顔の横に投げ出された右手がやばい。可憐。
侯爵の部下、ゴンチャロフ@ザッキーとセバスチャン@イリヤくんが意識のないBJを運び出すんだけど。
軽そうで、萌える(笑)。
なんかすごくひょいっと、抱え上げられてしまう、主役様。ザッキーとイリヤくんだって、別に大柄ってわけじゃないのに。そんな彼らに、ひょいっと。……軽いんだろうなあ、まっつって。平均的な男役と比べて。
ところでこの場面のバイロン侯爵が、なかなか愉快なことになっていて。
ピノコ@ももちゃんから超能力攻撃を受けているのに、ものともしない。
カイト@咲ちゃんは止められたのに、ともみんは止められない。
……そりゃそうだよなあ。あのともみんだよ? 超能力ぐらいで、どーにかなる相手じゃないよ。ゴジラとか連れてこないと、ともみんには勝てないよ。
そう思わせてしまうともみんが、すごい。
ひとりでものすげー勢いで吠えまくるともみんに、あるとき隣の席の見知らぬ人が、なんかツボったらしくここで盛大に吹き出していた。いやここはべつに、笑うところじゃないと思う。たぶん。
てゆーか最初のうち、わたしは盛大に泣いていた。
2回目の観劇時は、確実に泣いたなー。
「私は止められん。無駄なことだ!」と吠える侯爵に、泣けた。
正気ではない、行きすぎたその姿は……愛ゆえに。
カイトみたいな半端な男はすぐに音を上げた。でもバイロン侯爵はチガウ。彼は殺されたって、あきらめない。彼が「人間じゃない」から耐えられたのではないと思う。
意志の力ゆえに、カテリーナ@せしこを愛するゆえに、耐えられたんだ。
そう思ったら、泣けて泣けて。
影たちのダンス、りーしゃセンターなんだねえ、としみじみしつつ。
五条さん@きゃびいへの電話を経て、バイロンの城へ舞台は移る。
きゃびいのひとり芝居もうまいよなー。
彼女の自宅へ直接電話してるんだよね、BJ先生。「山野先生はご存じなんですか?」とあるように、山野病院は通していない、個人的な依頼らしい。
某国大統領治療のための留守を頼んだのは、山野を通してだったらしいのに、今回は五条さん直接。
山Pのあの性格からして、彼に連絡すると話がまだるっこしくなるから、直接五条さんなんだろうな。
誘拐され、ピノコの看護に必要な連絡事項以外は伝えられない……そうわかっていての電話で、話が脱線しそうな山野先生は連絡相手に不適格。
BJ先生、ドライだわ。や、いい判断です。
バイロン家の使用人たち。
ガートルード@るりるり、ゴンチャロフ、セバスチャン。
ガートルードはほんとにいいキャラ。『マジシャンの憂鬱』のトウカさんまんま(笑)。トウカさんは上級生だけど、るりるりはまだ若い。……ほんとるりるり、うまいよなあ。
「ゴンスの人」ザッキーは素晴らしいインパクトのある役。
別の役だけど、「ゴンスの人」としてザッキーが登場する、そのおかしさ。
手塚治虫ってそうだったよねえ、と。
『BJ』全体を通して、もっとも役不足で首をかしげるのが、イリヤくんの扱い。
セバスチャンって、これだけ??
出番も台詞もほとんどないし、アルバイトだってモブばっかだし。
イリヤくんより下級生たちの方が、ずっといい役をもらっているので、学年順ということでもない。
正塚の好みの問題なのか。
なんかますますフェイスラインが丸くなった気がする。『フットルース』のころはもう少しすっきりしていたような?
痩せていたら、影役にも入れたり、したのかなあ。ヤクザのメンバーに入れたり、したのかなあ。声は学年のわりにいいのに、披露する場がほとんどなかったね。
他の「はじめてこんなに喋った」的な下級生たちが、どんどん目に見えて成長していったので、「舞台上の経験値」ってのはほんと役者をもっとも成長させるモノなんだなあと思う。
その機会が、全員万遍ないわけでもなかったんだよなあ、と。
バイロン侯爵に誘拐されたBJ。
不思議なことに彼は、本当の意味で怒っていない。
お茶会でまっつが「BJは警戒心の強い人ではない」と言っていたけれど、ほんとにそうだ。
迷惑がっているだけで、バイロン侯爵を忌み嫌ってはいないんだ。
大統領側近たちに同じことをされたら、絶対もっと態度違ってる。
自分の保身ゆえに指図してくる側近たちと、愛する女性を助けたくてテンパっているバイロン侯爵では、評価が違うんだろうなと思う。
しかし、まあ、クロロホルムで眠らせたBJを、自家用ジェットでヨーロッパの自宅(お城)まで運んだバイロンさん。
きっとジェット機の中では眠るBJを傍らに置いて、ずーーっと寝顔を眺めていたんだろうなとか、丁重に運ぶよう指示して、思い直して自分で抱き上げて運んだんじゃないかとか、夢が膨らみますな。
や、だって、侯爵様自ら手を下して、拉致した大切な命綱ですよ?
他人の手に任せたりしないとか、いつも目の届くところに置くとか、基本じゃないですか?
ねえ?(笑)
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