3人目のアンドレは。@ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-
2013年1月20日 タカラヅカ さて、らんとむ→えりたんと続き、次がよーやく特出ナシの通常運転の月組公演『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』です。
アンドレはまさお!!
……と思って喜々として席に着き。
「ごらんなさい♪」とかわいこぶっているバラの少年@ゆうまくんを捕獲してアゴを落としつつ、さーて、主役たちの登場だ。
アンドレ、まさおちがうやん!!
アンドレは、みりおくんでした……。
キャスティング、チェックしようよ自分……。
何故かアンドレ@まさおだと、疑いもしてなかったよ。
や、どーせ4役全部観るんです。はりきってチケット押さえ過ぎちゃって、反対にさばくはめになったりしてるくらいです。
全部観るのが前提だから、いつどの公演がどのキャスティングが、チェックしてなかった……つか、おぼえ間違ってた……。
4役全部観る、チケット大丈夫、と思ってたけど、あたし間違えて取ったりさばいたり、してるんじゃない??とびびるくらいに、「アンドレ、まさおちがうやん!」はショックでした。
帰宅してから、残りのチケット確認したよ……大丈夫、次はまさおがアンドレのやつだった!
まさおアンドレを見る気満々だったので、意識を変更するにの気力が必要でした。
つまり、「アンドレ@みりおはこの1回限り、ちゃんと眺めよう」という意識だけでなく、「まさおのオスカル、これで見納めなんだ」という意識……女々しすぎるとかキモいとか、さんざん言ってますが、けっこー好きなんですって。
あー忙しいな特出・役替わり祭り。
わたしみたいにゆるくてリピートしない客には、見逃すこと・見切れないことばっかりだ。
思うのは、「わたしは、みりおくんに期待しすぎかもしれない」ということ。
なんだろう、みりおくんに対するこの信頼感って。
彼ならばどんなに過酷な役替わりでも、どんな役でも、素晴らしく「スター!」としての仕事を果たしてくれる! という思い込みがある。
何故なら彼は、「真ん中に立つことが相応しい人」だから。「トップスターになるべく、宿命付けられた人」だから。
いつもいつも、みりおくんには、「いいモノを見せてくれる」と、「見る前から」思ってしまう……。
ので、わたしの期待値に達しなかったときは、拍子抜けする。
あれ? って。
みりおくんなのに、こんなもん? と。
わたしの問題かもしれない。みりおくんに夢を持ちすぎているのか。
アンドレ@みりおは……なんか、ふつーだった。
いや、ふつーというか、いまいち?
この程度なの? と思った。
……のはやはり、最初に見たのが蘭寿さんで、次に見たのが壮さんだからかもしれない。
みりおくんが最初なら、また違ったのかも。
なんというか、「弱い」アンドレだった。
ケンカが弱そうとか、そういう意味じゃなくて、存在感だとか生彩が薄いアンドレだった。
かといって、「影」としての濃さも暗さもない。
ただ単に足りてない印象。
良くも悪くもまさおオスカルは、色がはっきりしている。くねくねキモいっつーか、「女」の嫌な部分がばっちり出ているウザキャラだ。
そのウザいカンチガイ女に惚れている、猪突猛進カンチガイ男……には、見えない。
はっきりいうと、とてもふつーの男に見えた。みりおくんだからもちろんとんでもなく美形なんだけど……そんな顔立ちの話ではなく、キャラクタとして、とてもふつー。
こんなふつーの地味な男が、何故あんなとんでもない変な女に惚れてるんだ?? ふつーの人なら、あんな女がそばにいたら一歩下がって静観するだろう、迷惑こうむりたくなくて。
アンドレがふつーの人過ぎて、違和感。
ふつーの、タカラヅカの二枚目、ふつーの、タカラヅカのスター。
毒殺シーンとかに期待したんだけど、オスカルのキャラに対して、色で負けたまま終わったよーな。
うーん。
みりおくんは、ベルナール役が良かったなあ。
本気で「正しくヒーロー」「正しくスター」だったもの。
ベルナールはもちろんトップスターの役でも主役でもないけれど、みりおくんの正しい光で「このスターさんが、将来トップスターさんになるんだな」と思わせてくれた。
タカラヅカのピラミッドを理解させてくれた。トップスターの次の世代、これだけきらびやかなスターが控えているんですよ、と。
特出なんかなくて、最初からアンドレがみりおくんの固定役だったなら、彼はその「真ん中力」を正しく発揮して、「ヒーロー!」としてのアンドレ像を見せてくれたのかもしれない。
今回は苦手な植田歌舞伎、相手役はいろいろ大変なことになっているまさおさん、学年差年齢差ものすげーですよ!な他組トップスターと同じ役、という三重苦で、いまいちな出来に見えたのかもしれない。
もっとあとの公演で、組全体が植爺芝居に慣れたあととか、そういうことでも、違ったかもしれない。
そしてまた、わたしがみりおくんに求めるモノが大きすぎるんだろうしな。
まさおがなんにもできなくても気にならないのに、みりおくんだと「えっ、どうして?!」と思ってしまうもの。
……この場合、失礼なのはまさおくんに対してでしょうか……。わたしのまさお観って……。まさおかわいいよ、まさお。
まさみりでラブシーンが見たい、愛憎劇が見たいと言い続け。
最初に見たのがこの『ベルばら』の「今宵一夜」になるわけだ。
……他のが見たかったなああ。
まさみりでひとりの女を取り合って、女のことなんか実はただの言い訳で、実際はオマエらが憎み合うことが重要なんだろ?みたいな。
『血と砂』とか、ソレ系のやつをやってくれたら、悶絶しながら通ったろうに……って、バウぢゃチケット取れないか。
型にはまった、不自然なポーズでのキスに、「ただの『お約束』であって、ラブシーンぢゃない……」と、肩を落として眺めました。
で、相変わらずなんの予備知識もなく見ていたので。
フィナーレのボレロ、「ああ、アンドレとオスカルのボレロね、みりおくんがまさおちゃんと踊るのね」と思い込んでいたから。
ライトが点いた瞬間、男女が性別逆で、アゴを落とした。
オスカル様が、ドレス姿のアンドレと踊ってる~~~~っっ!!
なんぢゃこりゃ~~!!
なんで入れ替わってるの??
「ボレロは男役の方が格上、トップスターは格上の役でなくてはならない」という意味不明の格付け主義のため?
ふつーにオスカル=女、アンドレ=男でええやん……。
女メイクのままのまさおはナヨ男のままだし、男メイクのままのみりおは逞しいオカマのままだし……誰得?!
あれほど女装がきれいなみりおくんが、こうまでカマ全開になるとは……。
ほんとにいろいろと謎だわ、月組。
『ベルばら』なんて、タイトルに惹かれてやって来た一見さんが多いんだから、変なことしなくていいのに。
きっと彼らは、大階段で踊っている男女が誰なのかもわかってない……オスカルとアンドレが性別入れ替わってるなんて気づいてないよ……無意味だよ……。
まさみりってほんと大変だ。
……それでも、まさみり解体は寂しいんだ。
アンドレはまさお!!
……と思って喜々として席に着き。
「ごらんなさい♪」とかわいこぶっているバラの少年@ゆうまくんを捕獲してアゴを落としつつ、さーて、主役たちの登場だ。
アンドレ、まさおちがうやん!!
アンドレは、みりおくんでした……。
キャスティング、チェックしようよ自分……。
何故かアンドレ@まさおだと、疑いもしてなかったよ。
や、どーせ4役全部観るんです。はりきってチケット押さえ過ぎちゃって、反対にさばくはめになったりしてるくらいです。
全部観るのが前提だから、いつどの公演がどのキャスティングが、チェックしてなかった……つか、おぼえ間違ってた……。
4役全部観る、チケット大丈夫、と思ってたけど、あたし間違えて取ったりさばいたり、してるんじゃない??とびびるくらいに、「アンドレ、まさおちがうやん!」はショックでした。
帰宅してから、残りのチケット確認したよ……大丈夫、次はまさおがアンドレのやつだった!
まさおアンドレを見る気満々だったので、意識を変更するにの気力が必要でした。
つまり、「アンドレ@みりおはこの1回限り、ちゃんと眺めよう」という意識だけでなく、「まさおのオスカル、これで見納めなんだ」という意識……女々しすぎるとかキモいとか、さんざん言ってますが、けっこー好きなんですって。
あー忙しいな特出・役替わり祭り。
わたしみたいにゆるくてリピートしない客には、見逃すこと・見切れないことばっかりだ。
思うのは、「わたしは、みりおくんに期待しすぎかもしれない」ということ。
なんだろう、みりおくんに対するこの信頼感って。
彼ならばどんなに過酷な役替わりでも、どんな役でも、素晴らしく「スター!」としての仕事を果たしてくれる! という思い込みがある。
何故なら彼は、「真ん中に立つことが相応しい人」だから。「トップスターになるべく、宿命付けられた人」だから。
いつもいつも、みりおくんには、「いいモノを見せてくれる」と、「見る前から」思ってしまう……。
ので、わたしの期待値に達しなかったときは、拍子抜けする。
あれ? って。
みりおくんなのに、こんなもん? と。
わたしの問題かもしれない。みりおくんに夢を持ちすぎているのか。
アンドレ@みりおは……なんか、ふつーだった。
いや、ふつーというか、いまいち?
この程度なの? と思った。
……のはやはり、最初に見たのが蘭寿さんで、次に見たのが壮さんだからかもしれない。
みりおくんが最初なら、また違ったのかも。
なんというか、「弱い」アンドレだった。
ケンカが弱そうとか、そういう意味じゃなくて、存在感だとか生彩が薄いアンドレだった。
かといって、「影」としての濃さも暗さもない。
ただ単に足りてない印象。
良くも悪くもまさおオスカルは、色がはっきりしている。くねくねキモいっつーか、「女」の嫌な部分がばっちり出ているウザキャラだ。
そのウザいカンチガイ女に惚れている、猪突猛進カンチガイ男……には、見えない。
はっきりいうと、とてもふつーの男に見えた。みりおくんだからもちろんとんでもなく美形なんだけど……そんな顔立ちの話ではなく、キャラクタとして、とてもふつー。
こんなふつーの地味な男が、何故あんなとんでもない変な女に惚れてるんだ?? ふつーの人なら、あんな女がそばにいたら一歩下がって静観するだろう、迷惑こうむりたくなくて。
アンドレがふつーの人過ぎて、違和感。
ふつーの、タカラヅカの二枚目、ふつーの、タカラヅカのスター。
毒殺シーンとかに期待したんだけど、オスカルのキャラに対して、色で負けたまま終わったよーな。
うーん。
みりおくんは、ベルナール役が良かったなあ。
本気で「正しくヒーロー」「正しくスター」だったもの。
ベルナールはもちろんトップスターの役でも主役でもないけれど、みりおくんの正しい光で「このスターさんが、将来トップスターさんになるんだな」と思わせてくれた。
タカラヅカのピラミッドを理解させてくれた。トップスターの次の世代、これだけきらびやかなスターが控えているんですよ、と。
特出なんかなくて、最初からアンドレがみりおくんの固定役だったなら、彼はその「真ん中力」を正しく発揮して、「ヒーロー!」としてのアンドレ像を見せてくれたのかもしれない。
今回は苦手な植田歌舞伎、相手役はいろいろ大変なことになっているまさおさん、学年差年齢差ものすげーですよ!な他組トップスターと同じ役、という三重苦で、いまいちな出来に見えたのかもしれない。
もっとあとの公演で、組全体が植爺芝居に慣れたあととか、そういうことでも、違ったかもしれない。
そしてまた、わたしがみりおくんに求めるモノが大きすぎるんだろうしな。
まさおがなんにもできなくても気にならないのに、みりおくんだと「えっ、どうして?!」と思ってしまうもの。
……この場合、失礼なのはまさおくんに対してでしょうか……。わたしのまさお観って……。まさおかわいいよ、まさお。
まさみりでラブシーンが見たい、愛憎劇が見たいと言い続け。
最初に見たのがこの『ベルばら』の「今宵一夜」になるわけだ。
……他のが見たかったなああ。
まさみりでひとりの女を取り合って、女のことなんか実はただの言い訳で、実際はオマエらが憎み合うことが重要なんだろ?みたいな。
『血と砂』とか、ソレ系のやつをやってくれたら、悶絶しながら通ったろうに……って、バウぢゃチケット取れないか。
型にはまった、不自然なポーズでのキスに、「ただの『お約束』であって、ラブシーンぢゃない……」と、肩を落として眺めました。
で、相変わらずなんの予備知識もなく見ていたので。
フィナーレのボレロ、「ああ、アンドレとオスカルのボレロね、みりおくんがまさおちゃんと踊るのね」と思い込んでいたから。
ライトが点いた瞬間、男女が性別逆で、アゴを落とした。
オスカル様が、ドレス姿のアンドレと踊ってる~~~~っっ!!
なんぢゃこりゃ~~!!
なんで入れ替わってるの??
「ボレロは男役の方が格上、トップスターは格上の役でなくてはならない」という意味不明の格付け主義のため?
ふつーにオスカル=女、アンドレ=男でええやん……。
女メイクのままのまさおはナヨ男のままだし、男メイクのままのみりおは逞しいオカマのままだし……誰得?!
あれほど女装がきれいなみりおくんが、こうまでカマ全開になるとは……。
ほんとにいろいろと謎だわ、月組。
『ベルばら』なんて、タイトルに惹かれてやって来た一見さんが多いんだから、変なことしなくていいのに。
きっと彼らは、大階段で踊っている男女が誰なのかもわかってない……オスカルとアンドレが性別入れ替わってるなんて気づいてないよ……無意味だよ……。
まさみりってほんと大変だ。
……それでも、まさみり解体は寂しいんだ。
コメント