動き出した、彼らに・その2。@新人公演『JIN-仁-』
2012年10月31日 タカラヅカ いつも前もってろくに配役をチェックしないのは、単にアタマが悪いからです。メインどころだけしかおぼえていられないので、最初からあきらめちゃって、あまりチェックしない。
あとはまあ、実際に見てみりゃわかるわ、と。
見てみてわかんないとか、印象に残らなかったら、ソレはそれで、それこそがリアルな「感想」ってもんだろう、と。
てことで、誰がどの役かなんてあんましわかってなかったけれど、ひとつだけ大変楽しみにしていたことがある。
新人公演『JIN-仁-』の配役。
初日を観たときに、新公を思って一気にテンション上がったのは、瓦版屋@翼くんです。
舞台のセンターで歌い踊り、台詞をガンガン喋る本公演の瓦版屋@あすくん!!
日頃のあすくんの役付がとーーっても不満だった、きれいな上にうまいのに、どーしてもっと彼を使わないのよ!!とじれじれしていただけに、良い役を得て本領発揮しているあすくんを見て、喝采したのでありんすよ。
で、たしかこのあすくんの役って、新公で翼くんじゃん?
配役発表になったとき、歌ウマのあすくんの役が歌ウマの翼くんなのを見て「歌があるって期待していいのかな」って思ったんだもん。
その昔、まっつの役がめぐむさんなのを見て「歌があるって期待していいのかな」と思ったように!
初日のあすくん見て、テンション上がった。
やったーーっ、翼くんが新公で歌い踊るんだー!
翼くんの、素直で滑舌の良い声が好きなんですよ。
いつも笑ってるみたいな、薄い感じのファニーフェイスもかわいいと思ってるし。
歌が聴きたかったけれど、なにしろ『フットルース』ではモブでしかなかったもんねえ。
えーと。
期待値がやたら大きかったためか、それほど感動的にうまかった、とは、思えませんでした(笑)。
学年にしてはよくやってたんじゃね?的な。
緊張してたのかな、台詞が急ぎすぎっていうか、すべりがちだった気がする。もっとちゃんと「聞かせる」喋りが出来るといいな。
でも、ちゃんと真ん中で歌ってたよ! 歌詞もはっきりわかる。
これでもっと「男役の声」になるといいなあ。
『フットルース』組にはやたらと思い入れがある……わけなんだが。
『フットルース』にて名もなく台詞もないモブだった男の子の中で、いちばんの躍進というか、大抜擢はなんといっても、千吉@永久輝くん。
97期、研2ですがな。
しかし、『フットルース』のときすでに、そのかっこよさで目に付いていた。
黙って踊ってると、ほんと学年を忘れる。
『GOLD SPARK!』でも、ちぎくんセンターのダンス場面9人のうちに入ってるし。
ビジュアルはなかなかどーして出来上がった大物、では、それ以外は……?
えーと、よくやっていたんではないかと。
めっちゃうまい!!というほどではないけれど、舞台に立ってまだ1年半で、声を出す経験もほとんどなくて、それでも男役として良く存在しているな、と思った。
最近の若い子は器用だなあ。舞台度胸あるなあ。
ほとんどキャリアなくてこれなら、新公だけであと5年あるんだし、いいスターになってくれるのでは。……ぶっちゃけ『灼熱の彼方』の翔くんくらいには、芝居出来てたと思うし。
ただ永久輝くんの場合、相手役が悪すぎた……。
千吉がわかりやすく絡む相手は、相手役のお駒@あんりちゃん。彼女が、その……明らかなミスキャストでなあ。
経験不足な永久輝くんに、役がすべりまくってるあんりちゃんで、ふたりの場面がきついのなんのって。
『灼熱の彼方』の翔くんの相手役もあんりちゃんだったな……でもあのときは、ヒロインは名ばかりであまり出番も絡みもなかった。翔くんの相手役はホタっちゃんか咲ちゃんかって感じで、ちゃんとうまい人たちだった。
今回はもお、あんりちゃんの芝居のアレさを誤魔化すすべがなかった……のが問題かな。
あんりちゃんは本公演の喜市役がかわいくてうまい。『ドン・カルロス』のクララだって良かった。子役なら、とてもうまいんだ。また、ショーでコケティッシュに踊っているときも、とても魅力的だ。
しかし、致命的に、芸幅が狭い。
大人の女が、演じられない……。
徒っぽい大人の女、って、あんりちゃんの鬼門じゃん……。
サイトーよ、何故あんりちゃんに、本役まんまのお駒をやらせたんだ。(新公演出もサイトーくん)
キャラ変えちゃえば良かったじゃん。色気ダダ漏れの劇画ちっくな峰不二子キャラではなく、深夜アニメのキュートな萌え萌え美少女キャラに。
きゃぴりん、と魔法少女っぽいお駒にして、てへぺろしてるなら、あんりちゃんにもハマったんじゃないのか?
大人に見えないあんりちゃんに、圧倒的に経験不足の研2男役で、なにをどうしろというんだ……。
いやその、難しい役、できないことにあえてチャレンジするのが新公ってもんかもしれんが。
あんりちゃんは初抜擢以来、あんましうまくなってくれないままなので、それなら彼女に合った使い方で、彼女の魅力を伸ばすべきなんじゃないかと思うんだ。
あんりちゃんにできないことをやらせて、新人の永久輝くんまで共倒れするのは、誰得なのかと。
一観客として、わたしは得をしなかったナリ……。
あと、『フットルース』のモブの子どもたちで「動き出した!」と感慨深いのは、大樹くん、真地くん、和城くん。あー、喋ってるー、ってか。
おっさん役や子役は、「作る」ことができるから、うまいヘタがあまりよくわかんない、わたしには。どっちもよくやっていたと思う、違和感なかった。
真地くんは『黒い瞳』のときから、あまり変わってない印象……。むー? きれいなんだけどね。
女の子たちはあまりこれぞという役がなくて……ららちゃんぐらい? 吉原の人たちは個別に確認する余裕なかったっす……。
あとはまあ、実際に見てみりゃわかるわ、と。
見てみてわかんないとか、印象に残らなかったら、ソレはそれで、それこそがリアルな「感想」ってもんだろう、と。
てことで、誰がどの役かなんてあんましわかってなかったけれど、ひとつだけ大変楽しみにしていたことがある。
新人公演『JIN-仁-』の配役。
初日を観たときに、新公を思って一気にテンション上がったのは、瓦版屋@翼くんです。
舞台のセンターで歌い踊り、台詞をガンガン喋る本公演の瓦版屋@あすくん!!
日頃のあすくんの役付がとーーっても不満だった、きれいな上にうまいのに、どーしてもっと彼を使わないのよ!!とじれじれしていただけに、良い役を得て本領発揮しているあすくんを見て、喝采したのでありんすよ。
で、たしかこのあすくんの役って、新公で翼くんじゃん?
配役発表になったとき、歌ウマのあすくんの役が歌ウマの翼くんなのを見て「歌があるって期待していいのかな」って思ったんだもん。
その昔、まっつの役がめぐむさんなのを見て「歌があるって期待していいのかな」と思ったように!
初日のあすくん見て、テンション上がった。
やったーーっ、翼くんが新公で歌い踊るんだー!
翼くんの、素直で滑舌の良い声が好きなんですよ。
いつも笑ってるみたいな、薄い感じのファニーフェイスもかわいいと思ってるし。
歌が聴きたかったけれど、なにしろ『フットルース』ではモブでしかなかったもんねえ。
えーと。
期待値がやたら大きかったためか、それほど感動的にうまかった、とは、思えませんでした(笑)。
学年にしてはよくやってたんじゃね?的な。
緊張してたのかな、台詞が急ぎすぎっていうか、すべりがちだった気がする。もっとちゃんと「聞かせる」喋りが出来るといいな。
でも、ちゃんと真ん中で歌ってたよ! 歌詞もはっきりわかる。
これでもっと「男役の声」になるといいなあ。
『フットルース』組にはやたらと思い入れがある……わけなんだが。
『フットルース』にて名もなく台詞もないモブだった男の子の中で、いちばんの躍進というか、大抜擢はなんといっても、千吉@永久輝くん。
97期、研2ですがな。
しかし、『フットルース』のときすでに、そのかっこよさで目に付いていた。
黙って踊ってると、ほんと学年を忘れる。
『GOLD SPARK!』でも、ちぎくんセンターのダンス場面9人のうちに入ってるし。
ビジュアルはなかなかどーして出来上がった大物、では、それ以外は……?
えーと、よくやっていたんではないかと。
めっちゃうまい!!というほどではないけれど、舞台に立ってまだ1年半で、声を出す経験もほとんどなくて、それでも男役として良く存在しているな、と思った。
最近の若い子は器用だなあ。舞台度胸あるなあ。
ほとんどキャリアなくてこれなら、新公だけであと5年あるんだし、いいスターになってくれるのでは。……ぶっちゃけ『灼熱の彼方』の翔くんくらいには、芝居出来てたと思うし。
ただ永久輝くんの場合、相手役が悪すぎた……。
千吉がわかりやすく絡む相手は、相手役のお駒@あんりちゃん。彼女が、その……明らかなミスキャストでなあ。
経験不足な永久輝くんに、役がすべりまくってるあんりちゃんで、ふたりの場面がきついのなんのって。
『灼熱の彼方』の翔くんの相手役もあんりちゃんだったな……でもあのときは、ヒロインは名ばかりであまり出番も絡みもなかった。翔くんの相手役はホタっちゃんか咲ちゃんかって感じで、ちゃんとうまい人たちだった。
今回はもお、あんりちゃんの芝居のアレさを誤魔化すすべがなかった……のが問題かな。
あんりちゃんは本公演の喜市役がかわいくてうまい。『ドン・カルロス』のクララだって良かった。子役なら、とてもうまいんだ。また、ショーでコケティッシュに踊っているときも、とても魅力的だ。
しかし、致命的に、芸幅が狭い。
大人の女が、演じられない……。
徒っぽい大人の女、って、あんりちゃんの鬼門じゃん……。
サイトーよ、何故あんりちゃんに、本役まんまのお駒をやらせたんだ。(新公演出もサイトーくん)
キャラ変えちゃえば良かったじゃん。色気ダダ漏れの劇画ちっくな峰不二子キャラではなく、深夜アニメのキュートな萌え萌え美少女キャラに。
きゃぴりん、と魔法少女っぽいお駒にして、てへぺろしてるなら、あんりちゃんにもハマったんじゃないのか?
大人に見えないあんりちゃんに、圧倒的に経験不足の研2男役で、なにをどうしろというんだ……。
いやその、難しい役、できないことにあえてチャレンジするのが新公ってもんかもしれんが。
あんりちゃんは初抜擢以来、あんましうまくなってくれないままなので、それなら彼女に合った使い方で、彼女の魅力を伸ばすべきなんじゃないかと思うんだ。
あんりちゃんにできないことをやらせて、新人の永久輝くんまで共倒れするのは、誰得なのかと。
一観客として、わたしは得をしなかったナリ……。
あと、『フットルース』のモブの子どもたちで「動き出した!」と感慨深いのは、大樹くん、真地くん、和城くん。あー、喋ってるー、ってか。
おっさん役や子役は、「作る」ことができるから、うまいヘタがあまりよくわかんない、わたしには。どっちもよくやっていたと思う、違和感なかった。
真地くんは『黒い瞳』のときから、あまり変わってない印象……。むー? きれいなんだけどね。
女の子たちはあまりこれぞという役がなくて……ららちゃんぐらい? 吉原の人たちは個別に確認する余裕なかったっす……。
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