距離感まっつ。@雪組千秋楽
2012年11月13日 タカラヅカ 千秋楽が終わると、すぐにショックな発表がある……ことが続いたので、身がまえていたら、出たのは『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』の告知画像だった……。
わたし的には大発表だが、世の中的にはどーでもいいことだろうから、つつがなく済んだ1日かな。
千秋楽のまっつは、なんというか、距離感がまっつっぽくてステキ(笑)だった。
トップスター退団時の入りは、テレビカメラも入るイベントである。
組子たちが白い服を着て楽屋口前に勢揃いして、神輿を用意する。
ついいつもの癖で、その群れの中にまっつを探した。
まっつは群れの中ではなく、別枠で登場した。
そっか、3番手なんだ。
今まで花組で見てきた入りでは、ずっと「その他の組子」の中だった。でも、雪組でキムくんを見送るときは、群れから一歩出て、直接キムくんを迎えることができるんだ。
3番手でよかったなあ。ハチマキしてうちわを持つ姿にじーんとなる。キムくんのためにあんな格好までして、キモチを直接伝えられるわけだ。
とはいえ。
ノリノリのちぎくん、ほんわかみっちゃんと違い、まっつはなんだか……一歩引いている、ような?
楽屋口前に集まって、みんなで相談しているときも、まっつひとりぽつんと離れて立っているあたりが……ええっと。や、話は聞いているというか、見守っているんだけど、自分から積極的に発言する気は、ハナからなさそうっていうか。
キムくんが登場すればしたで、わーーっと過ごしていたと思うけれど。
キャラクタ的に、ここで盛り上がっちゃう人ではないのかな。
それはさもありなん、って感じで。
ここでまっつがノリノリで、周囲を押しのける勢いで仕切っていたら、それはまっつぢゃないっていうか。
もちろん、他に仕切る人がいないなら、総責任者がまっつなら、まっつがすごく真面目に仕切っていそうだが、そうじゃないわけだし。
トップさん出迎えの責任者って、2番手さんだよね?
コム姫を迎えるときの水先輩が、顔に「使命感!!」って書いてる勢いで、ガシガシ仕切っていた姿を、つい昨日のことのように思い出す。
反対に、水くん出迎えのとき、仕切っていたキムくんのことはよくおぼえてない……みんな大雨想定のてるてる坊主姿だったからなー(笑)。
まっつはまっつらしい温度感で、それでも律儀にハチマキしてうちわ持って、キムくんを出迎えた。
舞台はもちろん、しっかりと勤め上げて。
私情を出すことなく、乱れることなく。
余裕はないのか、ダンスも赤鳥も基本忠実にまとまっていた印象。
その分、サヨナラショーでの爆発ぶりがすごい。
劇場の空気を震えさせる歌声。
歌ウマトップスター・音月桂の歌声を彩るために、それに負けない美声を響かせる。
自分の役目を、忠実に、誠実に、完璧に勤め上げる。
そして、退団者へのお花渡し。
幕が開いた瞬間、「キムくんへのお花じゃない」とわかった。半分の花を、咲ちゃんが持っていたから、みみちゃんへのお花だ。
てことは、キムくんへのお花渡しが、組からはちぎくん、同期からはみっちゃんってことになる。……みっちゃん、組子じゃないやん。
組子に同期がいたら組子優先、がタカラヅカのお約束でしょ? 成績順ではみっちゃんがトップなのかもしれないけど、専科さんで組子よりえらいのかもしれないけど、ここは組子同期の役を取らないで欲しいわ。
そう思ったけれど。
実際に、キムくんへのお花渡し場面を見たら、すごく納得した。
上級生になると組内同期の人数が少なくなり、お花渡しは実際に花を持っている子だけでなく、同期全員出てきて退団者を囲む、という図がいくらでもある。
キムくんの場合もそうだった。
ちぎくんが渡し、みっちゃんが渡し、ゆめみさんが胸ポケットに花を挿し。
んで、まっつは。
立ち位置から数歩、前へ出ただけ。
花を持っていなくても、退団者のそばへ寄って言葉を掛けることは、いくらでも出来るのに。トップじゃなくても、もっと下級生でも、みんなやっていることなのに。
まっつは、しなかった。
ただ、お花渡しを見守るだけで、また元の位置に戻った。
キムくんと目が合ったかどうかすら、わかんないくらいの、控えめさ。
そーだよな。
みっちゃんが、組内同期の役割を取るわけないじゃん。自分からそんなことするわけないじゃん。
まっつが、望んだろう。
お茶会でも、キムくんのことは一切語らなかった。誰の退団公演だから、ではなく、ただ、舞台を真摯に務めると言っていた。この人は、自分の卒業時にも、きっと同じことを言うんだろう。
キムくんのことは、なにも語らない。
だからといって、キムくんへのキモチがないとは、誰も思わないだろう。
今まで、キムくんと見せてくれた、すばらしい舞台の数々。
今回のサヨナラショーでもそうだ。
あの「ニコライとプガチョフ」を見て、心の所在を問う人はないだろう。
同期としてはもとより、舞台人として、あれだけの相性の良さ、素晴らしい芝居をする間柄で。
その別れのセレモニーで、もっと近くに行くことが出来るのに、声を掛けることも触れることも出来る立場なのに、そうしなかった。
離れた位置で見守る、ことを選んだ。
そのことこそが、まっつのキモチを、心を、表している気がした。
……や、勝手な妄想に過ぎませんが。
ちょろっと前へ出て、それだけで、なにもせずに引っ込んだまっつを見て、「うっわー、まっつだ~~(笑)」と泣き笑いしました。絶対、なんもする気なかっただろ~~、って。
なんてなんて、裏切らずに「まっつ」なんだろ、あのひと(笑)。
あと、みみちゃんへのお花渡しは、萌えました。
お花を渡して、彼女の耳元で「おめでとう」のひとこと。
低音・低温の、超美声で。
え、えろすぎる……。
ここでフェロモンだだ流しってどうなの兄上!!
や、声が聞こえたわけではありませんから、わたしのイメージに過ぎません。
でもでも、あのささやきは、絶対エロ全開の「おめでとう」だよ、耳元だよ、腰砕けるよ。
まつみみも大好物でした。
まっつのエロさと、みみちゃんの美しさと若さが、禁忌のニオイを醸し出して、すげーハクハクしたんだよなあ。
今回の『GOLD SPARK!』の中詰め銀橋も、『Shining Rhythm!』に引き続き、良いまつみみでした。つか、まっつ、どんどんみみちゃんに接近するようになって、後半はおでここっつん状態で、千秋楽も見事におでこくっつけてたもん……。あーた、旦那の隣でナニやってんだ……(笑)。
『ブラック・ジャック』画像もまた、どえらい美形っぷりで。
原作忠実でありながら、タカラヅカ!な美しさ。
すすすすげえ。
どんなポスターになるんだろう?
マサツカせんせのポスターは「スター棒立ち基本」ってイメージなので、ともみんたちと一緒に載るなら、棒立ちじゃなくドラマの感じられるものに仕上げて欲しいなあ。
と、進んでいく未来を受け入れつつ。
梅芸へ月組さん観に行って、芝居はともかく、ショーの途中から崩れ落ちるように泣いて、顔も上げられない状態になり、自分でもうろたえた。
最近情緒不安定がひどい自覚はある。
絶望感に囚われながら、「がんばれ」「大丈夫」と自分に言い聞かせるのが習慣になっている。
自分を好きになるために、できることをがんばらないとな。がんばれ。大丈夫。
わたし的には大発表だが、世の中的にはどーでもいいことだろうから、つつがなく済んだ1日かな。
千秋楽のまっつは、なんというか、距離感がまっつっぽくてステキ(笑)だった。
トップスター退団時の入りは、テレビカメラも入るイベントである。
組子たちが白い服を着て楽屋口前に勢揃いして、神輿を用意する。
ついいつもの癖で、その群れの中にまっつを探した。
まっつは群れの中ではなく、別枠で登場した。
そっか、3番手なんだ。
今まで花組で見てきた入りでは、ずっと「その他の組子」の中だった。でも、雪組でキムくんを見送るときは、群れから一歩出て、直接キムくんを迎えることができるんだ。
3番手でよかったなあ。ハチマキしてうちわを持つ姿にじーんとなる。キムくんのためにあんな格好までして、キモチを直接伝えられるわけだ。
とはいえ。
ノリノリのちぎくん、ほんわかみっちゃんと違い、まっつはなんだか……一歩引いている、ような?
楽屋口前に集まって、みんなで相談しているときも、まっつひとりぽつんと離れて立っているあたりが……ええっと。や、話は聞いているというか、見守っているんだけど、自分から積極的に発言する気は、ハナからなさそうっていうか。
キムくんが登場すればしたで、わーーっと過ごしていたと思うけれど。
キャラクタ的に、ここで盛り上がっちゃう人ではないのかな。
それはさもありなん、って感じで。
ここでまっつがノリノリで、周囲を押しのける勢いで仕切っていたら、それはまっつぢゃないっていうか。
もちろん、他に仕切る人がいないなら、総責任者がまっつなら、まっつがすごく真面目に仕切っていそうだが、そうじゃないわけだし。
トップさん出迎えの責任者って、2番手さんだよね?
コム姫を迎えるときの水先輩が、顔に「使命感!!」って書いてる勢いで、ガシガシ仕切っていた姿を、つい昨日のことのように思い出す。
反対に、水くん出迎えのとき、仕切っていたキムくんのことはよくおぼえてない……みんな大雨想定のてるてる坊主姿だったからなー(笑)。
まっつはまっつらしい温度感で、それでも律儀にハチマキしてうちわ持って、キムくんを出迎えた。
舞台はもちろん、しっかりと勤め上げて。
私情を出すことなく、乱れることなく。
余裕はないのか、ダンスも赤鳥も基本忠実にまとまっていた印象。
その分、サヨナラショーでの爆発ぶりがすごい。
劇場の空気を震えさせる歌声。
歌ウマトップスター・音月桂の歌声を彩るために、それに負けない美声を響かせる。
自分の役目を、忠実に、誠実に、完璧に勤め上げる。
そして、退団者へのお花渡し。
幕が開いた瞬間、「キムくんへのお花じゃない」とわかった。半分の花を、咲ちゃんが持っていたから、みみちゃんへのお花だ。
てことは、キムくんへのお花渡しが、組からはちぎくん、同期からはみっちゃんってことになる。……みっちゃん、組子じゃないやん。
組子に同期がいたら組子優先、がタカラヅカのお約束でしょ? 成績順ではみっちゃんがトップなのかもしれないけど、専科さんで組子よりえらいのかもしれないけど、ここは組子同期の役を取らないで欲しいわ。
そう思ったけれど。
実際に、キムくんへのお花渡し場面を見たら、すごく納得した。
上級生になると組内同期の人数が少なくなり、お花渡しは実際に花を持っている子だけでなく、同期全員出てきて退団者を囲む、という図がいくらでもある。
キムくんの場合もそうだった。
ちぎくんが渡し、みっちゃんが渡し、ゆめみさんが胸ポケットに花を挿し。
んで、まっつは。
立ち位置から数歩、前へ出ただけ。
花を持っていなくても、退団者のそばへ寄って言葉を掛けることは、いくらでも出来るのに。トップじゃなくても、もっと下級生でも、みんなやっていることなのに。
まっつは、しなかった。
ただ、お花渡しを見守るだけで、また元の位置に戻った。
キムくんと目が合ったかどうかすら、わかんないくらいの、控えめさ。
そーだよな。
みっちゃんが、組内同期の役割を取るわけないじゃん。自分からそんなことするわけないじゃん。
まっつが、望んだろう。
お茶会でも、キムくんのことは一切語らなかった。誰の退団公演だから、ではなく、ただ、舞台を真摯に務めると言っていた。この人は、自分の卒業時にも、きっと同じことを言うんだろう。
キムくんのことは、なにも語らない。
だからといって、キムくんへのキモチがないとは、誰も思わないだろう。
今まで、キムくんと見せてくれた、すばらしい舞台の数々。
今回のサヨナラショーでもそうだ。
あの「ニコライとプガチョフ」を見て、心の所在を問う人はないだろう。
同期としてはもとより、舞台人として、あれだけの相性の良さ、素晴らしい芝居をする間柄で。
その別れのセレモニーで、もっと近くに行くことが出来るのに、声を掛けることも触れることも出来る立場なのに、そうしなかった。
離れた位置で見守る、ことを選んだ。
そのことこそが、まっつのキモチを、心を、表している気がした。
……や、勝手な妄想に過ぎませんが。
ちょろっと前へ出て、それだけで、なにもせずに引っ込んだまっつを見て、「うっわー、まっつだ~~(笑)」と泣き笑いしました。絶対、なんもする気なかっただろ~~、って。
なんてなんて、裏切らずに「まっつ」なんだろ、あのひと(笑)。
あと、みみちゃんへのお花渡しは、萌えました。
お花を渡して、彼女の耳元で「おめでとう」のひとこと。
低音・低温の、超美声で。
え、えろすぎる……。
ここでフェロモンだだ流しってどうなの兄上!!
や、声が聞こえたわけではありませんから、わたしのイメージに過ぎません。
でもでも、あのささやきは、絶対エロ全開の「おめでとう」だよ、耳元だよ、腰砕けるよ。
まつみみも大好物でした。
まっつのエロさと、みみちゃんの美しさと若さが、禁忌のニオイを醸し出して、すげーハクハクしたんだよなあ。
今回の『GOLD SPARK!』の中詰め銀橋も、『Shining Rhythm!』に引き続き、良いまつみみでした。つか、まっつ、どんどんみみちゃんに接近するようになって、後半はおでここっつん状態で、千秋楽も見事におでこくっつけてたもん……。あーた、旦那の隣でナニやってんだ……(笑)。
『ブラック・ジャック』画像もまた、どえらい美形っぷりで。
原作忠実でありながら、タカラヅカ!な美しさ。
すすすすげえ。
どんなポスターになるんだろう?
マサツカせんせのポスターは「スター棒立ち基本」ってイメージなので、ともみんたちと一緒に載るなら、棒立ちじゃなくドラマの感じられるものに仕上げて欲しいなあ。
と、進んでいく未来を受け入れつつ。
梅芸へ月組さん観に行って、芝居はともかく、ショーの途中から崩れ落ちるように泣いて、顔も上げられない状態になり、自分でもうろたえた。
最近情緒不安定がひどい自覚はある。
絶望感に囚われながら、「がんばれ」「大丈夫」と自分に言い聞かせるのが習慣になっている。
自分を好きになるために、できることをがんばらないとな。がんばれ。大丈夫。
コメント