忙しさにかまけて書けなかった、『Shining Rhythm!』の感想。

 過去の作品に激似の中村B、わたしにとっては『ラブ・シンフォニー』まんまでなにかと笑いツボにハマる作品ではある。
 でも大好き。

 なにが好きかって、上から順番1、2、3。なところ!!

 劇団の思惑は無視して、目に見える番手や学年を重視してくれる「明瞭会計」ぶりが好き。

 はじまりからわかりやすい順番。
 幕が上がりました-、はい、トップスター登場しましたー!
 次、2番手来ましたー! 次、3番手でーす!

 さらにそのあと、4番手からぞろりと番手順に並んでせり上がりました~~!!

 この構成に、「七本槍か!!(笑)」とウケていた友人がいました。
 いやまったく、そんな演出だよね~~(笑)。

 オープニングの気合いの入ったキムくんの髪、気合いの入ったちぎくんの髪、ときて、次に登場したまっつのいつもの感じにウケる。いやあ、髪型遊ばないよね~~、立てたりしないよね~~。にやにや。

 オープニングのスター顔見せ歌い継ぎ、ちぎの歌はソロ、まっつにはコーラス付き、番手順とはいえ、逆にすればいいのにといつも思っていた。……ごめんよちぎくん、その、純粋に歌唱力的に……ゲフンゲフン。

 みみちゃん登場に拍手が入らない、入れにくいのはどうかと思う。
 強引に入ったときもあったけど、構成的に無理があるのなー。

 ヲヅキとあゆっちはコンビで登場、やっぱこのふたりって似合う。あゆっちくらい体格のいい娘さんには、ヲヅキさんくらいの体格が必要なんだよなあ。
 と、『インフィニティ』で大変そうだった小柄で華奢な贔屓を思う(笑)。

 オープニングの目に痛い蛍光オレンジの衣装って、過去はどの作品で使われてたんだっけ? 新調ではないのよね?
 このテの色は色だけものすごくて目の裏に残って、デザインは記憶に残らない……。

 わたし、オレンジ色って大好きだけど、このオープニング衣装はあまり好きではないなー。キライでもないのは、腐っても燕尾だから(笑)。
 この色で草野せんせ的なエリマキ・手ビレ足ビレ衣装だったら嫌だったかも。
 中村Bは衣装で奇抜な「カタチ」のモノは使わないよなー。その点安心~~。

 別にこの衣装でもかまわないんだが、ひとつ謎がある。
 何故、下級生娘役数名だけ衣装が違うのか。
 コーラスの子だけ、とかなら、わかるの。役割がチガウから別衣装なんだって。
 でも、役割も立ち位置も関係なく、コーラスに数名、モブのダンサーに数名、隅っこの子とかにぽつんぽつんと別衣装の子が混ざっている。
 明らかに「別衣装です・下級生なので元衣装を簡略化したデザインです」と主張した衣装ではなく、「色が同じなだけ」のキラキラのついた衣装……。

 それってやっぱり、衣装が足りなかったってこと……?

 オープニングでキャスト全員分衣装を用意できないのが、現在のタカラヅカの台所事情??
 と、苦いキモチになりました。とほほ。

 そして、衣装の数が足りないなら、最初からこの衣装を選ばなければいいのに。
 全員の数がある衣装を、過去の膨大な衣装財産からチョイスしてくればいいだけじゃん?

 なのに、足りない分を他の衣装で水増ししてまで、蛍光オレンジの大群にこだわったのかと思うと、そこにも苦いキモチになりました。中村B……(笑)。とほほ。

 えーと、あと、ちぎセンターで男役が逆三角形に登場する場面、それを舞台上で客席に背を向けて見守るキムみみ、という演出が、なんか新鮮だったっす。
 いやその、まっつばっか見ていて、それに気づいたのはずいぶんあとになってからだったんですがね(笑)。

 ここのみみちゃんがなんかかっけーんだわ!

 んで、ちぎくんがこの短いオープニング中に、髪型をしっかり変えてくることに感動したさ。
 んで、まったく変わらない安定したまっつの髪型にも、感動したさ。←


 蛍光オレンジの洪水、オープニングが終わったあとはキムくんの銀橋ソロ。
 甘い歌詞に余裕の歌唱力。


 で、次の「Cool Rhythm」。
 最初のウチは、この場面の楽しみ方がわからなくてとまどった。
 アタマ固いのよー、年寄りなのよー。

 カッコイイ!ことはわかるけど、同じテイストでものすげー人数が踊り続けることに飽きてしまって。
 お金かけて外部の振付家を連れてきた場合、その場面が無駄に長くなる。過去の例からいって。『王家に捧ぐ歌』の凱旋場面とか、『レビュー・オルキス』とか……ここはタカラヅカで、タカラヅカを観に来ているのに、なんでタカラヅカでないモノを長々とえんえん見せられるのよー、って。

 今まで苦手だったから、先入観で構えてしまっていたのね。
 外国人振付家投入、きっともー辟易するぐらい長い場面だわ、と。
 そしたらほんとに長い長い、いつまで続くんだ、と。

 最初はどうしても真ん中を見るから、あゆっちの体型の短所をこれでもかと強調する衣装や振付にも、目を覆ったの。
 他の子はともかく、あゆっちにソレはないだろう!と。

 でも、回数観たら、ぜんぜん印象違った。

 クールリズムかっけー!! 大好きーー!!

 長いとかぜんぜん思わない、むしろ「えっ、もう終わり? もっと観たい!!」と思う。
 いやあ、こんだけ手のひら返しの感想もすごい(笑)。

 最初はやはり、真面目な雪組っこたちははじけ方が足りていなかったのかなあ、とも思う。
 恥ずかしそうに、申し訳なさそうにやられちゃうと、いたたまれなくなるタイプの場面であり、振付なんだ。
 それが回数を重ねるにつれ、男たちが、ナルシスに目覚める(笑)。

 男の子たちの成長に伴って、この場面の楽しさが段違いだったと思う!

 ああこの場面って、「アイガッチャ」なんだ! と胸を熱くした。
 その昔、「どの組も『アイガッチャ』をやるべきだ」と思った、その夢が今叶っているのだわ、と。

 とにかく大勢いるから、目がいくつあっても足りない。

 そのときによって、いろんな子を見てたなー。翼くんを見ている日もあったなー。や、翼くんの場合は、ここだけでなく、ショー全編通して彼ばかり見ていた……ってゆーか、ほんといろんなとこ出てるよね彼。
 あと気になったのが凰くん。かっけーなヲイ。

 で、最初の方はともかく、女の子が登場したら、あとは女の子ばかり見てた(笑)。
 だってもお、かわいいんだもん、かっこいいんだもん! 雪娘すげー!

 さらさちゃんのボンバーぶり! 大胆かつ派手派手なダンス、アピール力! 何回ウインクしたら気が済むんだ(笑)、けしからんもっとやれ!

 下手見ることが多かったんだが、とにかくもお、あんりちゃんかわいいっ。

 ここのあんりちゃんが好みすぎる。
 ロリータ具合とセクシー具合がなかなか素敵にブレンド。

 あと、さらちゃんのハクチ美っていうか、記号としての金髪美女ぶりがすげーツボ!! ああいうキャラ好き、大好物。

 上手を見るとのあちゃんの、なんつーんだこう、ビッチな感じの「女」っぷりに釘付けになる。
 この場面に合ってるの、ぞくぞくするの!

 みんなすごかった、素敵だった。

 ここでナガさんとゆめみちゃんがクローズアップされているのもうれしい。
 ニクい演出。

 大好きな場面。

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