遠征に新幹線を使えるくらい、お金持ちになりたい……。

 とつぶやく、残念な大人です。
 大人になったらもっとマシな人生を送れるはず、と若い頃は思ってたんだけどなあ。

 びんぼーヒマなし、夜行バスの中で仕事するつもりで、わざわざ仕切りカーテン付きの座席選んでたのに、いつの間にか寝オチしちゃって、朝の放送で目が覚めた。
 寝オチしたもんで、入力端末を座席の端に落としたまんまだわ(画面はスリープ状態になっていた)、かけていたはずのメガネは行方不明だわで。

 最寄り停留所で降りられず、終着駅まで乗るはめになったナリ……。周囲の席の人たちがまだ眠っているため、なくしたメガネを探せなかったの。そりゃ、「メガネがないっ」と騒げば、探すことも、わたしが降りるまでバスを停めていてもらうこともできたろうけど、それはちょっと、できないよなあ。
 終着駅でみんなが降りてから探した……。

 帰宅できたのは、予定より1時間くらいあとになったよ……。
 朝からへこんだ……。


 そしてなんかもお、千秋楽こわい。と、トラウマになりそうです。
2012/05/28

雪組 大湖せしる 女役転向について


雪組・大湖せしるが2012年5月28日付で女役に転向いたしますので、お知らせいたします。

雪組公演『双曲線上のカルテ』(宝塚バウホール:7月19日~30日/日本青年館大ホール:8月8日~13日)より女役として出演いたします。

 千秋楽は別れの日であり、寂しい涙も流すけれど、愛であふれたしあわせな1日であるのが基本じゃないですか。
 そのしあわせ絶頂から、ショッキングな発表があるのが大抵そのすぐあと、じゃないですか。
 キムくんの退団発表も、きりやんの卒業の翌日だったし。その傷がまだ、癒えてないのですよ。
 なのに。

 せしる転向、って……。

 ちょっと、気持ちの整理がつかない。

 せしるは、男役にしては華やかに美しすぎたけれど、今までもなにかっちゃー女役をやってきたけれど、しかし、本人の芸風的にも男役以外を考えたことがなかった。
 88期、研11での転向は、さすがに驚く。
 転向が遅かったいづるんですら、新公卒業すぐだったはず。

 そして改めて、「転向」する場合、心の準備がつかないものなんだなと思う。
 タカラヅカという花園にいてくれるわけだけど、その選択は尊いし愛しいけれど、「男役」でなくなる、という点では、ファンにとってある意味卒業と同じなんだなと。
 退団なら、発表があってから最後の公演を力一杯見納められるけれど、転向だと「事後承諾」なんだ……。
 男役姿には、もう二度と会えないんだ……。
 そんな……先にひとこと、教えてくれたなら……。

 もしうちのご贔屓が、いきなり「今日から女役になりました」と発表されたら、混乱しまくるだろうなあ。や、劇団もまっつには絶対そんなこと勧めないだろうけど。ショーですら女装させてもらったことナイ人(7年くらい前に女とは名ばかりの、中性的なダンス場面をやったのが最後?)だからなー。

 せーこちゃんやいづるんの転向もショックだったが、今回それ以上だったのは、ほんっとに夢にも思ってなかったからだなあ。
 せしるはあんなにきれいでかわいいのに、とってもオラオラ野心的な、熱量のある男の子だったもんよ……空回りすら愛しいキャラクタだったもんよ……。

 男役のせしるにもう会えないことが残念でならない。
 千秋楽、最後の男役姿を見られたことだけが救いか。


 大きな選択をしてなおも、この華やかな迷宮にいることを選んでくれた。
 せしるの新しいタカラヅカ人生が、より豊かなものになりますように。 

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