つれづれ、さっくり、まるまると。@雪景色
2009年11月30日 タカラヅカ 『雪景色』、主演以外の人たちのことなんぞを、さっくりと。
3幕通してのヒロイン、みみちゃん。
かわいい。
ほんとにきれいな子だ、タカラヅカのヒロインという記号を満たす美しい娘役。
記憶にあるより歌も演技も良くなっている。
現時点で大劇場ではちょっと地味な感じがするんだけど、バウでは問題なくヒロインだわー。
このまますくすく育って、美しいヒロイン役者になってください。
で、谷落語モノ作品の影の主役、汝鳥サマ。家主さんは『くらわんか』のあの家主さんだよね(そーいや幽霊の小糸も『くらわんか』の小糸さん?)。うまいわかわいいわ、ほんと素晴らしい人だ。
汝鳥さんがいてくれてよかった……。
そして、お帰りなさい、ナガさん。
元気な姿を見られてうれしい。
ナガさんは芝居はうまくないんだが(すみません)、やっぱり舞台人として目立つ存在の人だもんね。あの通りの良い声でびしりと締めてくれると気持ちいい。
さゆちゃんがもお、うまくて貫禄で迫力で……どこの専科さんかと。
大劇娘役2番手、新公ヒロイン、バウヒロイン、DCヒロインと独占しまくった人が、その豊富なキャリアを活かして別格として舞台を支えてくれるのは本当にありがたい。
体型的にヒロインは向かないんだが、脇の女役となるとここまで華やかで頼りがいがあるのかと感動。
ただあまりに貫禄がありすぎて、ちぎやコマと「幼なじみ」という2幕目の設定は無理があるように見えた……(笑)。
3幕の姫の身代わりで死ぬ侍女役は、ぱっと目を引く華やかさ。晴れ晴れとした歌声が、さらにあわれを誘って泣けたよ。
でもって、がおりくん。
谷せんせ、ナニ気にがおり好きだよね?(笑)
谷作品で新公主演は伊達ぢゃないなー。地道に実力派、のがおりくんを、実にうまく配置している。
1幕の歌う旦那(悲鳴なのに歌声・笑)の愉快さ、そしてなにより3幕の落武者ソロ。カーテン前で1曲歌いきりだよ、1場面ひとりで担ってるわけだよ、すげースターっぷりだぞヲイ(笑)。このバウでは2番手ポジションなのか。
やー、人のいい旦那さんも、落武者もステキです。つかかっこいいよねー。
しゅうくんは茶屋の婆の怪演がすごい。つか、ふつーに誰かわからなかった……そもそもしゅうくんが出演していることも知らなかったしなー。大きなカラダをふたつに折って、実にたのしそーに演じていた。
で、最近しゅう&がおりはいつもコンビで使われてるけど、需要はあるのか?
男ふたりのコンビっつーと、ふつーは萌え狙いのユニットなわけだが、しゅうくんとがおりくんで萌えている層はどのへんに、どれくらいあるんだろう?
単品での魅力が、ふたりセットされることでさらに何倍にも乗算されてこそのコンビ売りだと思うんだが、このふたりってそれほど相性が良いように、今のところ思えないんだが……。その、ぶっちゃけ、地味で。
彼らには、派手めのキャラとコンビを組ませた方が、双方映えると思うんだよなあ。
つか、演出家が「上からと下からと順番に配役したら、たまたまいつも中堅のこのふたりが残ったので、並べて使っている」感じがして、その消極的なコンビ結成事情が透けて見える気がしてしょぼんだなあ、と。
勝手にわたしが思っているだけで、世間的に「しゅう&がおりは将来のオサアサよ!」とか「雪組ファンは第2のテルキタとして見守っているのよ!」とかゆーもんなのかもしれませんが。
たまには、別の人と組んでいる姿も見たいです……と思ったら、フィナーレは、汝鳥さんや組長とデュエットダンスしてるし。
他の子たちは男女ペアで踊ってるのに、しゅうとがおりだけは、おっさん相手に女役ポジで踊ってますがな青天で!!
……演出家は、このふたりをどうしたいんだ……(笑)。
谷せんせのバウは生徒を鍛える場なんだと思う。出演者はかなりしぼられると聞いたことがあるが、主役とそれ以外の扱いの差を、どうかと思う、毎回。
主役の比重がものすげー大きく、出ずっぱりの喋りっぱなしがデフォ。されどそれ以外は通行人や群舞要員。
前回の『やらずの雨』のときも、「下級生ただのモブじゃん」と思ったけど、今回も似たよーな印象。
歌をもらっているさらさちゃんや、役替わりというというにはアレな出番のまるまるトリオはまだマシな方か。まなはるも役名あっても出番あれだけだし、役替わりのある下級生娘役ちゃんなんか、まともに顔も見えないし(走り回っている+客席側にろくに顔を向けない)。
まるまるトリオ、とひとまとめにしちゃってごめん、後方席からオペラ無しで見ると、ほんと区別つかなくて。3人ともとにかく、丸い。若いから仕方ないんだろうけど……同じくらいの学年でそこまで丸くない子も多くいることを思えば、やはり丸いんだと思うよ。
トリオのなかでいちばんうまいのは、もちろんりんきらなんだけど。咲奈ちゃんもがんばっていたけど。
脇のおじさまを目指すならいくらまるまるむちむちでも構わないと思うんだけど、真ん中寄り・美形役で配置されている以上は、立場や役に相応しいビジュアルが欲しいっす……。
あの幽玄の美に満ちた3幕目、美しい兄が死に、生き残った美しい弟が守り共に生きる若君がまるまるぱつんぱつんな人だなんて……設定では美青年(美少年)なんぢゃないの、若君って?! おでぶ設定ではないよね? や、彼の影武者もまるまるでオペラ無しだと区別つかなくてまさに影武者だったから、そのへん正しいのかもしんないけど!
そこだけがすごく残念だったナリ。や、ほんと外見だけの話だけど。でもここタカラヅカだし!
やせてさえくれたらきっと、みんなきれいな子たちなんだと思う……。
あ、『忘れ雪』で「みっさまとケロを足しっぱなし」だと思った彼は、ケロ部分がぬけてとってもみっさま風に見えました。
まあそんなこんな。
3幕通してのヒロイン、みみちゃん。
かわいい。
ほんとにきれいな子だ、タカラヅカのヒロインという記号を満たす美しい娘役。
記憶にあるより歌も演技も良くなっている。
現時点で大劇場ではちょっと地味な感じがするんだけど、バウでは問題なくヒロインだわー。
このまますくすく育って、美しいヒロイン役者になってください。
で、谷落語モノ作品の影の主役、汝鳥サマ。家主さんは『くらわんか』のあの家主さんだよね(そーいや幽霊の小糸も『くらわんか』の小糸さん?)。うまいわかわいいわ、ほんと素晴らしい人だ。
汝鳥さんがいてくれてよかった……。
そして、お帰りなさい、ナガさん。
元気な姿を見られてうれしい。
ナガさんは芝居はうまくないんだが(すみません)、やっぱり舞台人として目立つ存在の人だもんね。あの通りの良い声でびしりと締めてくれると気持ちいい。
さゆちゃんがもお、うまくて貫禄で迫力で……どこの専科さんかと。
大劇娘役2番手、新公ヒロイン、バウヒロイン、DCヒロインと独占しまくった人が、その豊富なキャリアを活かして別格として舞台を支えてくれるのは本当にありがたい。
体型的にヒロインは向かないんだが、脇の女役となるとここまで華やかで頼りがいがあるのかと感動。
ただあまりに貫禄がありすぎて、ちぎやコマと「幼なじみ」という2幕目の設定は無理があるように見えた……(笑)。
3幕の姫の身代わりで死ぬ侍女役は、ぱっと目を引く華やかさ。晴れ晴れとした歌声が、さらにあわれを誘って泣けたよ。
でもって、がおりくん。
谷せんせ、ナニ気にがおり好きだよね?(笑)
谷作品で新公主演は伊達ぢゃないなー。地道に実力派、のがおりくんを、実にうまく配置している。
1幕の歌う旦那(悲鳴なのに歌声・笑)の愉快さ、そしてなにより3幕の落武者ソロ。カーテン前で1曲歌いきりだよ、1場面ひとりで担ってるわけだよ、すげースターっぷりだぞヲイ(笑)。このバウでは2番手ポジションなのか。
やー、人のいい旦那さんも、落武者もステキです。つかかっこいいよねー。
しゅうくんは茶屋の婆の怪演がすごい。つか、ふつーに誰かわからなかった……そもそもしゅうくんが出演していることも知らなかったしなー。大きなカラダをふたつに折って、実にたのしそーに演じていた。
で、最近しゅう&がおりはいつもコンビで使われてるけど、需要はあるのか?
男ふたりのコンビっつーと、ふつーは萌え狙いのユニットなわけだが、しゅうくんとがおりくんで萌えている層はどのへんに、どれくらいあるんだろう?
単品での魅力が、ふたりセットされることでさらに何倍にも乗算されてこそのコンビ売りだと思うんだが、このふたりってそれほど相性が良いように、今のところ思えないんだが……。その、ぶっちゃけ、地味で。
彼らには、派手めのキャラとコンビを組ませた方が、双方映えると思うんだよなあ。
つか、演出家が「上からと下からと順番に配役したら、たまたまいつも中堅のこのふたりが残ったので、並べて使っている」感じがして、その消極的なコンビ結成事情が透けて見える気がしてしょぼんだなあ、と。
勝手にわたしが思っているだけで、世間的に「しゅう&がおりは将来のオサアサよ!」とか「雪組ファンは第2のテルキタとして見守っているのよ!」とかゆーもんなのかもしれませんが。
たまには、別の人と組んでいる姿も見たいです……と思ったら、フィナーレは、汝鳥さんや組長とデュエットダンスしてるし。
他の子たちは男女ペアで踊ってるのに、しゅうとがおりだけは、おっさん相手に女役ポジで踊ってますがな青天で!!
……演出家は、このふたりをどうしたいんだ……(笑)。
谷せんせのバウは生徒を鍛える場なんだと思う。出演者はかなりしぼられると聞いたことがあるが、主役とそれ以外の扱いの差を、どうかと思う、毎回。
主役の比重がものすげー大きく、出ずっぱりの喋りっぱなしがデフォ。されどそれ以外は通行人や群舞要員。
前回の『やらずの雨』のときも、「下級生ただのモブじゃん」と思ったけど、今回も似たよーな印象。
歌をもらっているさらさちゃんや、役替わりというというにはアレな出番のまるまるトリオはまだマシな方か。まなはるも役名あっても出番あれだけだし、役替わりのある下級生娘役ちゃんなんか、まともに顔も見えないし(走り回っている+客席側にろくに顔を向けない)。
まるまるトリオ、とひとまとめにしちゃってごめん、後方席からオペラ無しで見ると、ほんと区別つかなくて。3人ともとにかく、丸い。若いから仕方ないんだろうけど……同じくらいの学年でそこまで丸くない子も多くいることを思えば、やはり丸いんだと思うよ。
トリオのなかでいちばんうまいのは、もちろんりんきらなんだけど。咲奈ちゃんもがんばっていたけど。
脇のおじさまを目指すならいくらまるまるむちむちでも構わないと思うんだけど、真ん中寄り・美形役で配置されている以上は、立場や役に相応しいビジュアルが欲しいっす……。
あの幽玄の美に満ちた3幕目、美しい兄が死に、生き残った美しい弟が守り共に生きる若君がまるまるぱつんぱつんな人だなんて……設定では美青年(美少年)なんぢゃないの、若君って?! おでぶ設定ではないよね? や、彼の影武者もまるまるでオペラ無しだと区別つかなくてまさに影武者だったから、そのへん正しいのかもしんないけど!
そこだけがすごく残念だったナリ。や、ほんと外見だけの話だけど。でもここタカラヅカだし!
やせてさえくれたらきっと、みんなきれいな子たちなんだと思う……。
あ、『忘れ雪』で「みっさまとケロを足しっぱなし」だと思った彼は、ケロ部分がぬけてとってもみっさま風に見えました。
まあそんなこんな。
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