執事ヘンリーとは、「萌えキャラ」以外の何者でもないんだな、と再確認した新人公演『ロシアン・ブルー』

 水くんの執事がゆみこちゃんで、ふたりでいちゃいちゃする、というだけが目的で作られたキャラクタ。

 だから別人が演じると、別にどーってことのない、いなくても支障のないキャラになっている。

 ヘンリー@咲奈くんは、スタイル良しで歌ウマで将来有望な男の子。学年からすれば十分及第点だろう。
 「大人の芝居」が必要だった前回の新公より、「等身大の男の子」でいい今回の方が、楽そうに見える。
 ヘンリーは少年役ではないんだけど、新公ではどんと年齢を下げてある感じ。本役ゆみこちゃんの「黒執事」っぷりが、咲奈くんにはナイ。

 アルバート@キングの年少のお友だち、もしくは部活の後輩、ぐらいの感じかな。年が若いから仲間内で自然とパシリ……というと言葉は悪いが、世話を焼く係になっている子。プロの執事ぢゃないよね、まず。燕尾も着慣れていないようだし。
 むしろ、若者同士でタップを踊っているときが本来の姿か。

 「なんでやねん!」という漫才まで披露させられ、大変だったね(笑)。

 
 ロビン@みみちゃんは意外に目立たなかった。ふつーにかわいいんだが、お兄さまが執事ではなくふつーに友だちとか後輩になっちゃっている分、メイドってのも苦しい。いや、ふつうにメイドを演じてしまっていて、「私は萌えキャラ」という意識が薄いのかもしれない?
 ロビンってよーするにただのイロモノだから、役割を理解してはじけないと、周囲に埋没してしまうよーな。
 

 グリゴリー@まなはるはいいなー、ちゃんと男役で、ちゃんとスターだ。
 配役発表でまなはるがキムの役っつーんですげー喜んだんだけど、しどころのない役でちょっとしょぼん。
 キムくんが軽々演じている役を、とても几帳面になぞった印象。でもその力の入り具合がステキ。なんか彼はいつも握り拳な芸風だな。(誉めてます)

 
 強面おねーさまズ@まゆみさん、圭子ねーさま役のふたり、此花 いの莉ちゃんと透水さらさちゃんは力強く、うまかった。

 ネコタナちゃんたちは、これはどの組のいつの新公でも思うことだけど、グループ芝居になるとキャラが立たなくなるんだなと。
 本役のネコタンズはなんだかんだいって、中心の4人はキャラ立ってるもんな。
 新公だと「みんなかわいい」止まりというか……。

 ロバート@ホタテくん……まるい……。たくましく見えて、アリなのかな、あの体格は。
 それでも本役ほど浮いて見えないのは、周囲みんなが若くてガチャガチャしているからか。

  
 ところで、わたしを含めいろんなところから、

「大澄れいを舞台ではぢめて個別認識した」

 という声を聞きました。

 いやあ、不思議なジェンヌだよね、大澄れいくん。
 みんなその名前と画才を先に認識し、本人のことはわかっていない、という(笑)。
 名前先行スター、誰もが知っている大澄れい。でも、舞台では区別がついていない、でも誰もが知っている大澄れい。でも、……と、エンドレス(笑)。

 今回はメガネっ子役で、鮮烈なデビュー! 誰も見間違えようがない、わっかりやすい役!
 先行する名前、絵柄を裏切らない、愉快な役作り。
 思い切った髪型にころんころんひっくり返るはじけっぷり。

 はじめて舞台でちゃんと見た、大澄れい画伯。

 あちこちから同じ声を聞く。期待に違わない、芸達者ぶりである、と。
 そして。

 はじめてちゃんと見て……メガネと髪型のために、次に区別がつくか、いまいちわかんない。と。

 ……オチまでつけるか、大澄れい!
 さすがだわ、大澄れい!

 いやその。
 将来がたのしみな若手スターのひとりです、はい。

 
 役が多すぎて、いつも一度に沢山板の上にいすぎて、ぜんっぜん個別チェックできていない状態。ケロとみっさまを足して、足しっぱなしの彼はどこでなんの役で出ていたんだ。
 ナントカスキーたちも、もっとちゃんと眺めたかったぞ。
 いやその、あずりん眺めてれのくん眺めているうちに、時間が経ったよーな気もするが。
 それでも、みなこちゃんはやたらめったら目に飛び込んできたが。(いったい何役してるんだトップ娘役ったら・笑)

 
 新人公演の舞台写真っていつ発売? ヲヅキ役まで発売される?
 と、ワクテカ聞いて、「発売されない」と友人たちからすっぱりはっきり返答され、肩を落とす。

 ユーリ先輩@あずりん、写真は存在しないのか……。
 エフゲニイ@みうと写真も欲しいっす……。(エフくん×ユーリ先輩に萌えているらしい・笑)

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