なんか、従者@マメが素敵なんですけど、どうしましょう?!

 花組『ファントム』の話。

 今わたしには、ちょいデ……いやその、「決して華奢でない、肉厚な顔と体型」男ブームが来ているのでしょうか。

 水輝涼といい、ヲヅキといい、マメといい。
 彼らの「厚み」がいいのですよ。体格も、顔も。

 わたしがマメ氏を最初に認識したのは、スカステでした。ええ、はじめて見たスカステニュースで、リーマンスーツ着てリーマンヘアで、無表情にニュース読んでたの。
 わたしはスカステ興味なかったし、今もあんまし見てないんだけど(予備知識キライだし、役者がナニ考えて演じているとか興味ない。自分が観て、感じたモノだけがすべて)スカイフェアリーズって、顔がきれいなタレント系の子がやるもんなんぢゃないの? と、驚愕した覚えがある。
 まあ、失礼ねっ。

 今年のスカフェ見て「顔だけで選んでるわけぢゃないんだ……」とは思ったけれど(だから失礼だって!)、当時は勝手にそう思い込んでいたのよ。えーと、2004年後期のスカフェを見回してみても、好みの差はあれ、どの子も「きれいな子」なんだろうと思ったしさ。
 だから、マメひとり異質に思えて、かえって注目しちまったのさ、「誰だアレ」って。

 2004年当時、わたしは自分が花担になるとは、夢にも思ってませんでした(笑)。オサファンなので花組はよく観ているけれど、下級生までチェックしてないし。
 だから、役者としてのマメ氏との出会いは、わたしがすこーんとまっつにオチた、博多座『マラケシュ』になる。

 ムラ東宝でまっつが演じた役がなくなり、かわりに新しい役が増えている。まっつが演じたときより、重要な役になっている(笑)。
 注目しない方がおかしい(笑)。

 で。
 まっつだったはずの役を演じるマメを見て。

 ひょっとして、芸風は二枚目なのか? と混乱した。

 なにしろ、最初がリーマンスーツでリーマンヘアでしょ。微妙まっしぐらだったもんだから。それが刷り込まれてしまっているわけだから。
 繊細風味な二枚目キャラを演じられても、わたしのなかで情報混乱が起こるのよ。
 外見はコメディ系なのにー。芸風は二枚目かよー。どーしよー。

 で、次に見たら、山寺の和尚さんだったし。
 うわああん、なんかよくわかんないー。

 で、次に見たら、コジローくんだったし。お花畑で「ウフフ」「アハハ」だったし。「ユー」で「ミー」で「オウム返し」だったし!!

 日向燦って、ぜんっぜんわかんないっ。(逆ギレ)

 で。
 ……で、『ファントム』で。

 彼は従者で。
 や、役なんかぜんぜんチェックしてなかったんだけど。

 初日から、目に飛び込んできて。

 なにをしていても、どこにいても、目に飛び込んできて。
 ライト当たってないくせに、隅っこなくせに。や、従者のなかでは彼はセンターだけど。
 とにかく、真ん中芝居とは関係ない、影の存在のくせに。

 マメばかり見てます。どうしよう!(逆ギレ)

 
 えー。
 納得するまで、ずいぶん時間がかかってしまいましたが。

 日向燦って、美形だよね?

 素顔ぢゃなく、芸風が。
 ハマコ先生が美形も演じられるのと同じで。色男だとか色悪だとか演じられるのと同じで。

 従者として「悪」の存在に徹するマメ氏が、かっこよくて美しくて、たまらんのですよ!!
 従者が「悪」かどうかの定義は置いておいてくれ。浮浪者だとかエリックに世話をされているだとか笑止な設定が加わっている、みょーちくりんな存在だが、花男たちはじつにクドくエロく美形アピールしまくってますからなっ。ここまで直球に「黒い美形」を表現する役は、「悪」のカテゴリでアタマわるく語彙少なく括っちゃいましょー。

 無表情に美形ってる(日本語破壊)マメ氏もそりゃー素敵なんですが、わたしがいちばん好きなのは、1幕のカルメンのあと、大暴れファントムのことをみんなで「大変だー、ファントムだー、うひゃー」と歌っているところ。

 騒いでいる劇団員たちの周囲を、どさくさにまぎれて従者も一緒になって騒いでいる。
 そこの、マメ氏が。

 「ぎゃお」と吠えていて、震えるほど好き。

 や、べつに、台詞はないですが。
 でも彼、吠えてるんだもん。
 すっげーの顔して。
 他の従者たちが無表情にキメているのに、マメ氏は哄笑してるの。
 それがねっ、もーっ、もーっ、すっごい好きなのよーっ!!

 あーっ、かーーっこいいっ。
 溜息出ちゃうわー。

 
 そんなマメ氏が、新公ではアラン・ショレを演じ、期待通りのコメディセンスを披露してくれた。
 カルロッタ@さあやちゃんとふたりして、舞台を乗っ取っていたよーな(笑)。いちばんウケてたよね、この夫婦。

 なにをやってもおかしい、オリジナリティと持ち味のホットさをきちんと出して、素敵にうさんくさい支配人を演じてくれた。
 GJ! マメ!

 でも。

 わたし的には、マメは美形キャラを演じてくれなきゃヤだっ! てなハートです。

 マメがコメディ得意なことなんて、外見から素のキャラからわかりきってんじゃん?
 そーぢゃなくて、「役者」として素を凌駕する「美形」っぷりを披露してナンボでしょー。
 マメは美形ー、美形でなきゃヤだー、じたばた。(デパートの駄々っ子風に)

 いやはや。
 自分でもびっくりです。

 
 えー、自分的にマメから話題を続けることに違和感ないんですが。

 最近、まりんにオトされそうです。

 この人、なんでいつも、わたしに微笑みかけるのよーっ。(カンチガイです)
 そんなに「目を見てにっこり」されたら、目を離せなくなっちゃうでしょーっ。わたしをオトしてどーしよーってゆーのよーっ。(妄想です、痛いです)

 エンカレのときもひたすら微笑みかけられてくらくらしてたんですが。
 今回も、なんか知らんが微笑んでくれて、もーどーしよー状態です。
 いやその、わたしが坐る席がいつも「まりん席」でね。フィナーレでまりん氏が目の前に来るのよ。で、目の前に来ると彼は絶対、目を見て微笑みかけてくれるのよ。
 わたしがどうこうじゃなくて、あの席に坐る人にはすべからく微笑みかけているんだと思うよ。思うけど……どきどきどき、あの癒し系男に微笑まれたら、ぐらついちゃうぢゃないの!!

 
 マメだとかまりんだとか、「男はカオぢゃない!」を地でいく色男に、ときめきまくる今日このごろです……。


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