「真ん中に立つ訓練」ができる役がたくさん。@新人公演『暁のローマ』
2006年5月31日 タカラヅカ かなり「オイシイ」作品なんじゃないかと思うんだ、新人公演『暁のローマ』を観て。
象徴であるだけにカエサル@マギーがここぞという見せ場に恵まれたオイシイ役であることは、説明するまでもないだろう。
名目はともあれ、真の主役であるブルータス@まさきがオイシイ役であることも、誰にでもわかるだろう。
ヒロイン・ポルキア@れみちゃんは割を食っているとはいえ、ちゃんと見せ場は配慮してある。
2番手のアントニウス@みりおは漫才を除いても、後半にどかんとした見せ場がある。
3番手カシウス@かすがは主人公の親友の振りをしながら実は悪役という、オイシイ役。
オクタヴィアヌス@るうも出番自体は少なくても、たったひとりで舞台に立って歌うという、他には変えられない見せ場がある。
他にも、ブルータスママやカエサル妻、クレオパトラとナマ腹ダンサー、占い師、暗殺者チーム、特に病弱卑怯男と扇動歌手コンビ、と、それぞれ「見せ場」のある役がいっぱいだ。
どの役も、「この役でこのシーンをきちんとつとめあげれば、舞台人としてスキルが上がる」だろうということが、想像できる。
どの役も、その役が割り振られて不思議ではないポジションの子が「あの役にあたるかも」と思ったときに、わくわくするものがある。
やりがいのある役。
たとえ一時でも、場の中心になって物語に関わる魅力。
多くの場合、物語を進めることに必死でキャラに見せ場を作るヒマなんかなかったりするもんなんだが、『暁のローマ』は構成失敗している分、キャラの見せ場をいろいろ作れたんだな(笑)。
脇キャラの見せ場削って、ストーリーをもっと書き込めば良かったのにねえ。てか、失敗している部分はソコぢゃないし。
ま、なんにせよ、「数人のキャラクタしか描けない」と言われたキムシンが、破格のサービス精神でいろんなキャラに見せ場を用意してますよ!
ブルータスママ@青葉みちる嬢が地味だったことは意外。
役が派手だから、派手になるのがデフォルトだと思っていたの。そーかアレは、嘉月さんならではの派手さだったのか……。
青葉みちる嬢はうまい人なので、きちんと仕事はしていたんだが。見た目がふつーに女の人なので、毒々しさがないとインパクトに欠けるんだな。
……て、この書き方だと、えりりんが「見た目がふつーの女の人ぢゃなく、毒々しさに満ちている」って意味に取られるな。……や、その通りなんだけど。
モブに混ざっているあいちゃんが、派手すぎて、笑える。
カエサルの愛人ズでうきゃうきゃやっていたり、ローマ市民できゃーきゃーやっていたり。
濃い。派手。
そこまでやらなくていいから! ってくらい、はじけてる。
同じ振付で踊っていても、なにもかもが派手だ。
たのしそうだなー、あいちゃん……。
エジプシャン・ダンサーの衣装がちがっていたのは、何故ですか?
わたしはねっ、わたしはフジコちゃんのナマ腹を期待していたのよーっ。
最前列観劇の際みっぽーちゃんの割れた腹筋を堪能させてもらったから、新公のフジコちゃんの腹筋を見たかったのよ。新公は後方席だったけど、オペラグラススタンバイOK、ダンサー出たー、腹だ腹、腹を見るぞ。
衣装の飾りで、腹筋が見えん……。がっくり。
ナマ腹なのはたしかだ。
だが、腹の真ん中に飾りがくるよーになっており、腹筋もヘソも見えないようになっていた。
何故?
みっぽーは見せて、フジコは見せない?
その差はなんなの?
フジコはそんなに高い女なのか? 簡単に腹は見せないわよーっオホホホホッ!!てか?!
しょぼん。(ダンスも見てやれよ)
リガリウスは美形がやってはいかん役なのかなぁ……衣装ピンクなのになあ。本公新公とも意志を持って役者を選んでいる? じゃあキャラ立てはアレで正しいのか……わかりやすく最低な男だから、せめて美形キャラにしないと救いがないかとも思ったんだけど、そこで美形に逃げないのがキムシンのポリシーなのかしら。
と、ちょっと歯切れ悪い文章を書いてみる。
暗殺者チームで目を引いたのは、顎ヒゲ男でした。歌も台詞もないにぎやかしキャラだが、なんかすっげー色男。
わたしのヒゲスキーハートをきゅっととらえたわ!
真ん中が安定しているがゆえに、とても充実した新公でした。
新公初主演挨拶って、泣いてぐぢゅぐぢゅになるもんだっていうイメージがここんとこずーっとあったから、マギーの笑顔の簡潔挨拶がまた新鮮。てか、長のあいちゃん喋り過ぎ(笑)。
華と実を備え、躍進してほしいっす。心から。
あとこれは、蛇足というか、ぜんぜん関係ないことなんだけど。
この『暁のローマ』について、公の場で挨拶する月船さららが見たかったな(笑)。
ありえないけど!
さららんはカエサルより、絶対ブルータス役者だし。
さららんが新公主演で、しかも主演の役がブルータスで、新公挨拶をさららんがやったら……。
そう考えると、心奮える。
キムシン作品とさららん。
どれほどアツい暴走挨拶をカマしてくれるか、想像するだけで愉快だ。
さららん……すばらしいキャラクタだった。
象徴であるだけにカエサル@マギーがここぞという見せ場に恵まれたオイシイ役であることは、説明するまでもないだろう。
名目はともあれ、真の主役であるブルータス@まさきがオイシイ役であることも、誰にでもわかるだろう。
ヒロイン・ポルキア@れみちゃんは割を食っているとはいえ、ちゃんと見せ場は配慮してある。
2番手のアントニウス@みりおは漫才を除いても、後半にどかんとした見せ場がある。
3番手カシウス@かすがは主人公の親友の振りをしながら実は悪役という、オイシイ役。
オクタヴィアヌス@るうも出番自体は少なくても、たったひとりで舞台に立って歌うという、他には変えられない見せ場がある。
他にも、ブルータスママやカエサル妻、クレオパトラとナマ腹ダンサー、占い師、暗殺者チーム、特に病弱卑怯男と扇動歌手コンビ、と、それぞれ「見せ場」のある役がいっぱいだ。
どの役も、「この役でこのシーンをきちんとつとめあげれば、舞台人としてスキルが上がる」だろうということが、想像できる。
どの役も、その役が割り振られて不思議ではないポジションの子が「あの役にあたるかも」と思ったときに、わくわくするものがある。
やりがいのある役。
たとえ一時でも、場の中心になって物語に関わる魅力。
多くの場合、物語を進めることに必死でキャラに見せ場を作るヒマなんかなかったりするもんなんだが、『暁のローマ』は構成失敗している分、キャラの見せ場をいろいろ作れたんだな(笑)。
脇キャラの見せ場削って、ストーリーをもっと書き込めば良かったのにねえ。てか、失敗している部分はソコぢゃないし。
ま、なんにせよ、「数人のキャラクタしか描けない」と言われたキムシンが、破格のサービス精神でいろんなキャラに見せ場を用意してますよ!
ブルータスママ@青葉みちる嬢が地味だったことは意外。
役が派手だから、派手になるのがデフォルトだと思っていたの。そーかアレは、嘉月さんならではの派手さだったのか……。
青葉みちる嬢はうまい人なので、きちんと仕事はしていたんだが。見た目がふつーに女の人なので、毒々しさがないとインパクトに欠けるんだな。
……て、この書き方だと、えりりんが「見た目がふつーの女の人ぢゃなく、毒々しさに満ちている」って意味に取られるな。……や、その通りなんだけど。
モブに混ざっているあいちゃんが、派手すぎて、笑える。
カエサルの愛人ズでうきゃうきゃやっていたり、ローマ市民できゃーきゃーやっていたり。
濃い。派手。
そこまでやらなくていいから! ってくらい、はじけてる。
同じ振付で踊っていても、なにもかもが派手だ。
たのしそうだなー、あいちゃん……。
エジプシャン・ダンサーの衣装がちがっていたのは、何故ですか?
わたしはねっ、わたしはフジコちゃんのナマ腹を期待していたのよーっ。
最前列観劇の際みっぽーちゃんの割れた腹筋を堪能させてもらったから、新公のフジコちゃんの腹筋を見たかったのよ。新公は後方席だったけど、オペラグラススタンバイOK、ダンサー出たー、腹だ腹、腹を見るぞ。
衣装の飾りで、腹筋が見えん……。がっくり。
ナマ腹なのはたしかだ。
だが、腹の真ん中に飾りがくるよーになっており、腹筋もヘソも見えないようになっていた。
何故?
みっぽーは見せて、フジコは見せない?
その差はなんなの?
フジコはそんなに高い女なのか? 簡単に腹は見せないわよーっオホホホホッ!!てか?!
しょぼん。(ダンスも見てやれよ)
リガリウスは美形がやってはいかん役なのかなぁ……衣装ピンクなのになあ。本公新公とも意志を持って役者を選んでいる? じゃあキャラ立てはアレで正しいのか……わかりやすく最低な男だから、せめて美形キャラにしないと救いがないかとも思ったんだけど、そこで美形に逃げないのがキムシンのポリシーなのかしら。
と、ちょっと歯切れ悪い文章を書いてみる。
暗殺者チームで目を引いたのは、顎ヒゲ男でした。歌も台詞もないにぎやかしキャラだが、なんかすっげー色男。
わたしのヒゲスキーハートをきゅっととらえたわ!
真ん中が安定しているがゆえに、とても充実した新公でした。
新公初主演挨拶って、泣いてぐぢゅぐぢゅになるもんだっていうイメージがここんとこずーっとあったから、マギーの笑顔の簡潔挨拶がまた新鮮。てか、長のあいちゃん喋り過ぎ(笑)。
華と実を備え、躍進してほしいっす。心から。
あとこれは、蛇足というか、ぜんぜん関係ないことなんだけど。
この『暁のローマ』について、公の場で挨拶する月船さららが見たかったな(笑)。
ありえないけど!
さららんはカエサルより、絶対ブルータス役者だし。
さららんが新公主演で、しかも主演の役がブルータスで、新公挨拶をさららんがやったら……。
そう考えると、心奮える。
キムシン作品とさららん。
どれほどアツい暴走挨拶をカマしてくれるか、想像するだけで愉快だ。
さららん……すばらしいキャラクタだった。
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