とりあえず、色男を眺めていた。@新人公演『NEVER SAY GOODBYE』
2006年5月19日 タカラヅカ 暁郷、かっこよすぎ。
宙組『NEVER SAY GOODBYE』新人公演での、いちばんの色男は、ぜったいGOだ、わたし的に(笑)。
ソビエトの諜報員コマロフ。本役はソルーナさん。
あの渋さはナニ、色気はナニ、軍服かっけーっ、歌うまーいっ!!
専科役を演じてここまで出来上がってるってのはどうなのよ89期!
いいなあGOアカツキ。
横に立つアギラール@和がものすげー美貌の悪役なもんで、さらにいい感じ。
どこのBLですかアンタたち。
制服モノですか。萌えシチュですか。
これで脚本が良ければさらに萌えたんだが、アギラールってアレな役だからなー。とほほ。
GOの次に色男認定だったのは、ヴィセント@春風弥里。
どっちもいわゆる「美形」ではないが、色男だ。GJ!!
でもって、おめでとー初主役、のちぎくんは。
えーと。
……たかちゃん主演作の新公を観て、たかちゃんのすごさを再確認することが、ままある。
たかちゃんの芸風は「ナチュラル」と言われ、なんでもないよーな白い二枚目として舞台に立つ。あまりになんでもない風だから、あなどりがちだが。
たかちゃんだから成り立っている芸風であり、キャラクタ造形なんだ。
その昔、和央ようかは黒い役だとか濃い役だとかを得意としていた。「ジプシー役者」とも言われ、公演ごとに「たかこ、またジプシー役かよ」と言われた時代があった。白い王子様だなんてとんでもない、色濃い芸風でのびやかに雪組の末っ子をしていた。
その「濃いくどい時代」があってこそ、今の「ナチュラル」がある。
うそくさいまでの「男役」っぷりを作ったうえで、それらを剥ぎ落とした「ナチュラル」という芸風を確立した。
だから、たかこが軽々と「白い二枚目」を演じているからといって、それをそのままコピーしても「カタチ」にならない。
緻密な計算で作られたシンプルなラインを持つ像を見て、「なんだよ、こんな単純な形の像、子どもでも作れるって!」と真似をして作ったら、まったくなにも作れなかった、みたいな。
たかこは20年かけて、今の「和央ようか」を作り上げたんだなあ。
と、今さらながらにしみじみした。
えー、つまり。
ジョルジュ@ちぎくんが、地味だった。
今までわたし、彼を地味だと思ったことなかったんたけど。戦闘意欲旺盛で、自分が路線であることを早くから自覚し、そのための戦いに身を投じる覚悟が伝わってくる、小気味いい傲慢さのある子だと思っていた。
歌はアレだが、古来より美と華を持つ男役スタァは「歌が壊滅的」というジンクスもあることだし、それはソレとして、スタァ力で押し切るつもりだと思っていた。
とても真面目に、たかちゃんの演技のコピーをしていることはわかった。わかったけど……コピーであるだけに、あまりの地味さにおどろいた。
そーだよなあ、ジョルジュはまともにやったら地味なだけになるよなあ。アレはたかこだから、あそこまでの華と存在感を出せているんだよなあ。
まあ、新公の演出が悪すぎたということも、大いにちぎくんの足を引っ張っていたと思うが。
歌はよくなっていたし、まだまだ若いのだからこれからに期待。
キャサリン@アリスちゃんもまた、なんか手堅く小さくまとまっていた印象。ふつーにうまいんだけどなー。
お花様の存在感、リアリティ、娘役芸のハイクオリティさを再確認させられた。
新公レベルを超えているのはもちろんアニータ@たっちん。ジプシー占いの歌のものすごさに、そこだけ別次元。
新公になってもコーラスのうまさは衰えず、ずんちゃん時代から「コーラスの組」と言われていただけはあるよなー、と感心。
初舞台生が加わっているから、人数的にも見劣りナシ。にぎやかでいい感じだ。
群衆たちのなかで、わたしはついつい水くん似の初舞台生、真風涼帆くんを眺めていました。あー、目立つカオだなほんとに。
終演後、真風涼帆くんの出番をひとつひとつ言えてしまうわたしに、nanakoさんは言いました。
「緑野さん、今回ヒマだったのね」
……図星。
作品的にも構成的にも、そして出演者的にも、ハマれなかったのでけっこーあちこち見ていたのだわ。
「雪のときは、ヲヅキしか見てなかったのにね」
はい。ヲヅキほどわたしを魅了するキャラには、今回出会えませんでした。GOがもっと出番多かったら、GOばっか見ていたかもしんないけど。
でもそのぶん、ほんといろんな子たちを眺めていたよー。研一さんを眺めるに達するほど、いろいろと(笑)。
若者たちががんばっている姿はいいです、ええ。
宙組『NEVER SAY GOODBYE』新人公演での、いちばんの色男は、ぜったいGOだ、わたし的に(笑)。
ソビエトの諜報員コマロフ。本役はソルーナさん。
あの渋さはナニ、色気はナニ、軍服かっけーっ、歌うまーいっ!!
専科役を演じてここまで出来上がってるってのはどうなのよ89期!
いいなあGOアカツキ。
横に立つアギラール@和がものすげー美貌の悪役なもんで、さらにいい感じ。
どこのBLですかアンタたち。
制服モノですか。萌えシチュですか。
これで脚本が良ければさらに萌えたんだが、アギラールってアレな役だからなー。とほほ。
GOの次に色男認定だったのは、ヴィセント@春風弥里。
どっちもいわゆる「美形」ではないが、色男だ。GJ!!
でもって、おめでとー初主役、のちぎくんは。
えーと。
……たかちゃん主演作の新公を観て、たかちゃんのすごさを再確認することが、ままある。
たかちゃんの芸風は「ナチュラル」と言われ、なんでもないよーな白い二枚目として舞台に立つ。あまりになんでもない風だから、あなどりがちだが。
たかちゃんだから成り立っている芸風であり、キャラクタ造形なんだ。
その昔、和央ようかは黒い役だとか濃い役だとかを得意としていた。「ジプシー役者」とも言われ、公演ごとに「たかこ、またジプシー役かよ」と言われた時代があった。白い王子様だなんてとんでもない、色濃い芸風でのびやかに雪組の末っ子をしていた。
その「濃いくどい時代」があってこそ、今の「ナチュラル」がある。
うそくさいまでの「男役」っぷりを作ったうえで、それらを剥ぎ落とした「ナチュラル」という芸風を確立した。
だから、たかこが軽々と「白い二枚目」を演じているからといって、それをそのままコピーしても「カタチ」にならない。
緻密な計算で作られたシンプルなラインを持つ像を見て、「なんだよ、こんな単純な形の像、子どもでも作れるって!」と真似をして作ったら、まったくなにも作れなかった、みたいな。
たかこは20年かけて、今の「和央ようか」を作り上げたんだなあ。
と、今さらながらにしみじみした。
えー、つまり。
ジョルジュ@ちぎくんが、地味だった。
今までわたし、彼を地味だと思ったことなかったんたけど。戦闘意欲旺盛で、自分が路線であることを早くから自覚し、そのための戦いに身を投じる覚悟が伝わってくる、小気味いい傲慢さのある子だと思っていた。
歌はアレだが、古来より美と華を持つ男役スタァは「歌が壊滅的」というジンクスもあることだし、それはソレとして、スタァ力で押し切るつもりだと思っていた。
とても真面目に、たかちゃんの演技のコピーをしていることはわかった。わかったけど……コピーであるだけに、あまりの地味さにおどろいた。
そーだよなあ、ジョルジュはまともにやったら地味なだけになるよなあ。アレはたかこだから、あそこまでの華と存在感を出せているんだよなあ。
まあ、新公の演出が悪すぎたということも、大いにちぎくんの足を引っ張っていたと思うが。
歌はよくなっていたし、まだまだ若いのだからこれからに期待。
キャサリン@アリスちゃんもまた、なんか手堅く小さくまとまっていた印象。ふつーにうまいんだけどなー。
お花様の存在感、リアリティ、娘役芸のハイクオリティさを再確認させられた。
新公レベルを超えているのはもちろんアニータ@たっちん。ジプシー占いの歌のものすごさに、そこだけ別次元。
新公になってもコーラスのうまさは衰えず、ずんちゃん時代から「コーラスの組」と言われていただけはあるよなー、と感心。
初舞台生が加わっているから、人数的にも見劣りナシ。にぎやかでいい感じだ。
群衆たちのなかで、わたしはついつい水くん似の初舞台生、真風涼帆くんを眺めていました。あー、目立つカオだなほんとに。
終演後、真風涼帆くんの出番をひとつひとつ言えてしまうわたしに、nanakoさんは言いました。
「緑野さん、今回ヒマだったのね」
……図星。
作品的にも構成的にも、そして出演者的にも、ハマれなかったのでけっこーあちこち見ていたのだわ。
「雪のときは、ヲヅキしか見てなかったのにね」
はい。ヲヅキほどわたしを魅了するキャラには、今回出会えませんでした。GOがもっと出番多かったら、GOばっか見ていたかもしんないけど。
でもそのぶん、ほんといろんな子たちを眺めていたよー。研一さんを眺めるに達するほど、いろいろと(笑)。
若者たちががんばっている姿はいいです、ええ。
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