現実にいる悪魔。@スカウト
2006年4月7日 タカラヅカ とまあ、さんざん「夢オチさいてー。そんなの『物語』としてありえない、反則」と書きまくっておいて、だ。
作家としての良心やプライド、存在意義まで疑わせてもらったけど、ソレはソレとして。
夢オチの『スカウト』萌え。
すみません、わたしにはいろいろな「階層」があって。
純粋に「物語」として、『スカウト』の不誠実さ、作家の驕りに立腹し、あきれている層もあるんだが。
画面の美しさや、会話のテンポのよさを評価している層や、お笑いに特化した部分をそのままたのしんでいる層、役者たちの個人技に心酔している層と、いろいろあって。
らんとむのかっこよさや、きほちゃんの光、いちかの芸達者さやみわっちの三枚目ぶりと鋭いまでの美形ぶりに、ミーハーしてきゃあきゃあ言っている層もあり。
ナニより、まっつの素敵さに、ふにゃふにゃになっている層も、かなりの大きさで存在し。
それらすべての階層が、ふつーに、同時に、存在しているの、わたしのなかに。
だから、正塚に不満バリバリの層が饒舌にテキストを埋めているけど、ほんとに、キライなだけでもなければ、作品を腐すことが目的でもないのよ。
同じクチで、言わせてもらうもん。
夢オチ、萌え〜〜。
とゆーことで、この欄では「リセット」説は撤回、「夢オチ」前提で語らせてもらいます。
夢です、夢。全部夢。はじめからまるっと全部、「なかったこと」。
すべてが「仕組まれていたこと」で、ショーン@らんとむの夢だと言うなら。
現実に「在る」とわかっているのは、ショーンが事故に遭う前に登場していた人たちと、2度目の覚醒以後に登場した人々のみ。
ジェシカやフランク、ダンサー仲間たち。医者と看護士。そして、サーシャと……アズ@まっつ。
ラルゥ@いちかは架空の存在かもしれないけど、プログラムの中のキャラクタかもしれないけど、アズは生きているんだ。実在なんだ。
しかも、サーシャに簡単にあしらわれている。もしも彼が、完全に「敵」ならば、サーシャにアゴで使われたりはしないだろう。口答えひとつできずに従う、ということは、「倒すべき敵」ではなく、「組織の下っ端」ということだ。
アズ、味方だったのか!
サーシャの組織のエージェントかと思われていたラルゥが架空キャラで、アズが実在キャラ? てことはラルゥとアズが同一人物、てのもアリ?
ラルゥとアズは、そもそも2個イチの存在である。ふたりは対で登場し、ふたりだけで踊る。ギャグ全開になるまでは、まるでカストルとポルックスのよーに、ふたりでべったり一緒にいる。ライトの外だから見にくいだろーけど、最初のショーンの病室にジェシカが登場するまでの間、上手の階段でラルゥとアズは双子か恋人同士のようにくっついて坐っているよ。このときのふたりが、すげー雰囲気アルんで、いつもたのしく見ていたけど。
ラルゥは性格が統一しないはじけきった女の子で、このうえにいくつ人格があっても変じゃない。
ラルゥの複数の人格の上に、さらにアズも含まれるとしたら。
いや、実在がアズの方だから、あくまでもアズがあったその上で、さらにラルゥというキャラクタも作り上げられているとしたら。
愉快なんですけど。
アズのもうひとつの人格が、ラルゥ。感情的なアズが突っ走りそうになると現れる、ラルゥ。「お前がかき乱されてどうするよ?」「恥ずかしいよ」……ラルゥはあまりに強い、完璧なキャラクタだから。そのとりとめのなさも含めて。
女の子の姿をしながら、あちこち男言葉になって。基本は女の子のはずが、あちこち脱線して。
男のアズが本体だから、つい、そっちが出てしまうとか。
それって、萌えるー(笑)。
ま、そんなややこしいこと考えなくても、ラルゥはサーシャたちの組織が作った架空キャラ、テストをコントロールするただのナビゲータ、ということでもいいよ。
嘘の世界で、ショーンとサーシャ、そしてアズだけが本物だった、ということでも。
なにしろ、ラストの病室シーンで、アズにはそれまでの記憶がある。すべてがショーンの夢で、眠ったままテストを受けていただけだとすれば、ショーンがアズを知っていたとしても、アズはショーンを知らないはずだ。アズにとっては、初対面のはずだ。なのに、アズとショーンは「これまでの続きの会話」をするんだよね。気を付けて観たけれど、やっぱりふたりの会話は、「続き」だ。初対面じゃない。
「夢オチ」だったというわりに、夢の中で恋をしたサーシャとの関係は、夢が醒めたあとも続いていることだし、ショーンはただの作られたプログラムの中にいたというより、ネットワークゲームのような世界にいたんじゃないかと思われる。
複数のプレーヤーたちが、それぞれの端末で、ゲームに参加していた。そうやって、物語の流れを管理していたと考えるべきだろう。
サーシャは実際にサーシャというキャラクタになってゲームに関与していたし、そこで生きていた。アズもまた、悪魔キャラとして、ゲームの中でショーンに会っていたんだ。だからこそ、彼がやりすぎてショーンを殺しそうになると、ナビゲータのラルゥが現れてフォローする、という展開になったんだ。
アズは、組織に飼われている悪魔。人間側ではあるけれど、目を離すと人間に取り憑いて破滅させたりとろくでもないことをする。悪魔と戦うためには、悪魔の協力者がいる。悪魔と戦う武器……それは、味方になった悪魔=仲魔のこと。
スカウトされ、無事にテストに合格し、晴れて「戦士」となったショーン。
彼の仲魔……コンビを組む悪魔とは、アズのことじゃないか?
『スカウト』は、予告編に過ぎない。
次からは、ショーンとアズのコンビによる、悪魔退治ドラマがスタート。1話完結で毎回豪華なゲストを迎え、ハラハラドキドキの物語が! 進展しそうでしない、ショーンとサーシャの恋の行方は?!
てのは、どうよ?
もちろん、腐女子はサーシャを置いておいて、男ふたりの友情に萌えるの(笑)。
いつも丁々発止、顔を合わせればケンカばかりの人間と悪魔のコンビが、危機には手を取り合い、助け合って戦うの。意地を張り合ったり、わざと悪ぶってみたり。でもほんとうは、強い絆で結ばれているという、定番の相棒モノねっ。
でかいカラダのダークカラーの髪の人間。ホットでハートフル。小柄で華奢な金髪の悪魔。クールで自己中。大型犬と、しなやかな猫。なのに、猫攻の、犬受。アズ×ショーン希望(笑)。希望ったら、希望。
いつものケンカが行きすぎて、ついやっちゃったとか、そーゆーの希望(笑)。
どつき漫才バージョンと、ドシリアス鬼畜バージョン、どちらもお気に召すまま。
いやあ、『スカウト』、通ったからね(笑)。これだけ時間費やしてたら、萌えドコロにも開眼しますことよ。
ショーン@らんとむ、かっこよすぎ。アズ@まっつ、きれい、かっこいい、かわいい、大好き。
てことで、作品がどうあれ文句がどうあれ、所詮わたしは、もんのすげーたのしんでいるんだよ、『スカウト』で。
作家としての良心やプライド、存在意義まで疑わせてもらったけど、ソレはソレとして。
夢オチの『スカウト』萌え。
すみません、わたしにはいろいろな「階層」があって。
純粋に「物語」として、『スカウト』の不誠実さ、作家の驕りに立腹し、あきれている層もあるんだが。
画面の美しさや、会話のテンポのよさを評価している層や、お笑いに特化した部分をそのままたのしんでいる層、役者たちの個人技に心酔している層と、いろいろあって。
らんとむのかっこよさや、きほちゃんの光、いちかの芸達者さやみわっちの三枚目ぶりと鋭いまでの美形ぶりに、ミーハーしてきゃあきゃあ言っている層もあり。
ナニより、まっつの素敵さに、ふにゃふにゃになっている層も、かなりの大きさで存在し。
それらすべての階層が、ふつーに、同時に、存在しているの、わたしのなかに。
だから、正塚に不満バリバリの層が饒舌にテキストを埋めているけど、ほんとに、キライなだけでもなければ、作品を腐すことが目的でもないのよ。
同じクチで、言わせてもらうもん。
夢オチ、萌え〜〜。
とゆーことで、この欄では「リセット」説は撤回、「夢オチ」前提で語らせてもらいます。
夢です、夢。全部夢。はじめからまるっと全部、「なかったこと」。
すべてが「仕組まれていたこと」で、ショーン@らんとむの夢だと言うなら。
現実に「在る」とわかっているのは、ショーンが事故に遭う前に登場していた人たちと、2度目の覚醒以後に登場した人々のみ。
ジェシカやフランク、ダンサー仲間たち。医者と看護士。そして、サーシャと……アズ@まっつ。
ラルゥ@いちかは架空の存在かもしれないけど、プログラムの中のキャラクタかもしれないけど、アズは生きているんだ。実在なんだ。
しかも、サーシャに簡単にあしらわれている。もしも彼が、完全に「敵」ならば、サーシャにアゴで使われたりはしないだろう。口答えひとつできずに従う、ということは、「倒すべき敵」ではなく、「組織の下っ端」ということだ。
アズ、味方だったのか!
サーシャの組織のエージェントかと思われていたラルゥが架空キャラで、アズが実在キャラ? てことはラルゥとアズが同一人物、てのもアリ?
ラルゥとアズは、そもそも2個イチの存在である。ふたりは対で登場し、ふたりだけで踊る。ギャグ全開になるまでは、まるでカストルとポルックスのよーに、ふたりでべったり一緒にいる。ライトの外だから見にくいだろーけど、最初のショーンの病室にジェシカが登場するまでの間、上手の階段でラルゥとアズは双子か恋人同士のようにくっついて坐っているよ。このときのふたりが、すげー雰囲気アルんで、いつもたのしく見ていたけど。
ラルゥは性格が統一しないはじけきった女の子で、このうえにいくつ人格があっても変じゃない。
ラルゥの複数の人格の上に、さらにアズも含まれるとしたら。
いや、実在がアズの方だから、あくまでもアズがあったその上で、さらにラルゥというキャラクタも作り上げられているとしたら。
愉快なんですけど。
アズのもうひとつの人格が、ラルゥ。感情的なアズが突っ走りそうになると現れる、ラルゥ。「お前がかき乱されてどうするよ?」「恥ずかしいよ」……ラルゥはあまりに強い、完璧なキャラクタだから。そのとりとめのなさも含めて。
女の子の姿をしながら、あちこち男言葉になって。基本は女の子のはずが、あちこち脱線して。
男のアズが本体だから、つい、そっちが出てしまうとか。
それって、萌えるー(笑)。
ま、そんなややこしいこと考えなくても、ラルゥはサーシャたちの組織が作った架空キャラ、テストをコントロールするただのナビゲータ、ということでもいいよ。
嘘の世界で、ショーンとサーシャ、そしてアズだけが本物だった、ということでも。
なにしろ、ラストの病室シーンで、アズにはそれまでの記憶がある。すべてがショーンの夢で、眠ったままテストを受けていただけだとすれば、ショーンがアズを知っていたとしても、アズはショーンを知らないはずだ。アズにとっては、初対面のはずだ。なのに、アズとショーンは「これまでの続きの会話」をするんだよね。気を付けて観たけれど、やっぱりふたりの会話は、「続き」だ。初対面じゃない。
「夢オチ」だったというわりに、夢の中で恋をしたサーシャとの関係は、夢が醒めたあとも続いていることだし、ショーンはただの作られたプログラムの中にいたというより、ネットワークゲームのような世界にいたんじゃないかと思われる。
複数のプレーヤーたちが、それぞれの端末で、ゲームに参加していた。そうやって、物語の流れを管理していたと考えるべきだろう。
サーシャは実際にサーシャというキャラクタになってゲームに関与していたし、そこで生きていた。アズもまた、悪魔キャラとして、ゲームの中でショーンに会っていたんだ。だからこそ、彼がやりすぎてショーンを殺しそうになると、ナビゲータのラルゥが現れてフォローする、という展開になったんだ。
アズは、組織に飼われている悪魔。人間側ではあるけれど、目を離すと人間に取り憑いて破滅させたりとろくでもないことをする。悪魔と戦うためには、悪魔の協力者がいる。悪魔と戦う武器……それは、味方になった悪魔=仲魔のこと。
スカウトされ、無事にテストに合格し、晴れて「戦士」となったショーン。
彼の仲魔……コンビを組む悪魔とは、アズのことじゃないか?
『スカウト』は、予告編に過ぎない。
次からは、ショーンとアズのコンビによる、悪魔退治ドラマがスタート。1話完結で毎回豪華なゲストを迎え、ハラハラドキドキの物語が! 進展しそうでしない、ショーンとサーシャの恋の行方は?!
てのは、どうよ?
もちろん、腐女子はサーシャを置いておいて、男ふたりの友情に萌えるの(笑)。
いつも丁々発止、顔を合わせればケンカばかりの人間と悪魔のコンビが、危機には手を取り合い、助け合って戦うの。意地を張り合ったり、わざと悪ぶってみたり。でもほんとうは、強い絆で結ばれているという、定番の相棒モノねっ。
でかいカラダのダークカラーの髪の人間。ホットでハートフル。小柄で華奢な金髪の悪魔。クールで自己中。大型犬と、しなやかな猫。なのに、猫攻の、犬受。アズ×ショーン希望(笑)。希望ったら、希望。
いつものケンカが行きすぎて、ついやっちゃったとか、そーゆーの希望(笑)。
どつき漫才バージョンと、ドシリアス鬼畜バージョン、どちらもお気に召すまま。
いやあ、『スカウト』、通ったからね(笑)。これだけ時間費やしてたら、萌えドコロにも開眼しますことよ。
ショーン@らんとむ、かっこよすぎ。アズ@まっつ、きれい、かっこいい、かわいい、大好き。
てことで、作品がどうあれ文句がどうあれ、所詮わたしは、もんのすげーたのしんでいるんだよ、『スカウト』で。
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