帰宅してから気がついた。
 あっ、今日なにも嘘ついてないっ。
 まっつ絡みでチョーシこいた嘘でもつこうかと思っていたのに。(やめなさい)

 
 今日は東京からはるばる、kineさんとモロさんが『スカウト』観劇に現れました。

 モロさんはわたしのまっつメイト。まっつまっつまっつ!!

 kineさんは……あれ? kineさん、『スカウト』の午後公演を1本だけ観て、また東京へとんぼ返り。……って、なんかものすげーファンな行動ですけど? 何故花組のためにソコまで……(笑)。そーいやらんとむ好きだっけ。

 このkineさんが、ひどいんですよっ。

「まっつ? 見てないから、わからない」
 
 ってゆーんですよっ。
 あれほどわたしが「まっつまっつ、まっつを見てかっこいいから!」とわめきつづけているのに。

「私が見る必要ないし。緑野さんがひとの5倍くらい見てるでしょ?」

 や。そーゆー問題ぢゃないから!!

 わたしとしては、まっつは素敵だから、全世界の人に注目して欲しいわけですよ。(真顔)
 

 まあ、わかるけどさー。
 kineさんとわたしは、オトコの好み、ぜんぜんチガウから。
 わたしがどんなに言っても、まちかだってゆうほさとるだって見てくれなかったしさ。『銀狼』の水くんだって、カケラも見てくれなかったしさ。
 kineさんは、他人がどう言おうと、自分の見たいモノしか見ないのだ(笑)。

 いいのよ。
 モロさんがいるから。モロさんとまっつ語りするから!! モロさん腐女子だから、アズ攻の話で盛り上がったから!(受は誰ですか? もちろん、あの人ですよ)

 
 わたしはもうチケットを持っておらず、サバキが取れなかったらドリーさん、kineさん、モロさんとごはんするだけでいいや、と、はるばる片道小1時間もかけてムラまで行ったわけですが。

 ありがたや、なんとか観劇することができました。もう一度、アズ@まっつに会えました。

 
 ああ……アズ@まっつを、ポケットに入れてウチに連れて帰りたい……。

 
 アズのことをちっとも見てくれないkineさんとは、らんとむの歌う「ふるえるまつげ♪」のくだりにゃ、とろけるよねっということで、盛り上がってました。

 作品が「虚構」「ゲーム」でしかなく、誠意とか心とかに大きく欠けているとしても。伏線が拾われないで放置されていることも。オチがあんまりすぎることも。
 全部全部蹴飛ばして、「話に説得力を持たせる」のが、主役の力。

 蘭寿とむは、正しく「タカラヅカのトップスター」の資質を持つ。

 アレな脚本を、力尽くで「いいもん観たよーな気がする」と、観客を錯覚させる力を持つこと。
 タカラヅカにおいて、限られた主演作に、駄作を与えられるのはあたりまえ。佳作が当たる確率の方がはるかに低いんだから。

 2005-05-05の日記で書いた。
 駄作はあたりまえ、だからこそその駄作を力技で「金を取ってもいいレベルに立て直す」のが、トップスターの仕事。

 『スカウト』は駄作じゃないよ。充分、見応えのある作品だと思う。これがさいとーくんだとかこだまっちの作品なら、褒めているだろうさ、穴だらけだけど、とりあえずよくやったと。
 ただ、正塚晴彦だからな。
 正塚でコレ、つーのがネックなだけで、若手作家の作品なら充分いい作品。

 主人公もヒロインも「人形」、「ゲームとして仕組まれた恋」「操られるだけのストーリー」であるにもかかわらず、そこにがあることを表現した、そのホットでハートフルな芸風は、らんとむの力。

 かっこいいけどばらばらな部品を、とりあえずアートっぽく並べてみました、な物語を、圧倒的な熱量で溶接し、ひとつの物語に再構築させてしまった蘭寿とむに、拍手。

 らんとむなら、どんな駄作も力技で「よくわかんないけど、最後は感動しちゃった」レベルまで、ハッタリかましてくれるんじゃないかと、期待する。
 それは、トップスターの資質だ。
 たのむぜらんとむ。ヅカの未来を担うひとりとなってくれ。

 
 さて、いよいよ明日が最終日。
 チケットは持ってないが、とりあえずは行く(笑)。

 ドリーさん、ハイディさん、誠さん、お茶しよーねー、ごはんしよーねー、楽の話、聞かせてね。
 てゆーか誰か、千秋楽のまっつをガン見して、まっつの話聞かせてくださいよ。
 サバキ待ちはするけど、さすがに明日は手に入りそうにないから、楽チケ持ってる人、プリーズ、まっつの話!!
 緑野こあらは、まっつ情報に飢えてます。よろしくシスターズ!!


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