さあ、今日はまたしても『スカウト』の日よっ。東京からドリーさんも来ているし、チェリさんとも会えるし!

 スカステニュースの『龍真咲トークショー』映像で、自分が映っていないことをチェックして胸を撫で下ろし、さあ、家を出るぞ、と思ったところで、念のために忘れ物チェック、チケットもまっつ&そのか手帳も忘れてないわ〜〜、と。

 ……チケット、2時半公演の分ぢゃん。

 11時公演だと信じ切って、家を出るところだったよ……。

 
 つーことで、時間が派手に余ってしまったので、家でのんきに日記書いてます。

 『スカウト』って、サバキ出てんですかね?
 自分がいつも、ぎりぎりに劇場に駆け込むんで、そのへんよくわかってないんですが。

 千秋楽、サバキ出ないかなあ……とりあえず、あきらめずにサバキ待ちはするつもりだけど。
 週末のチケはまったく持ってないっすから。
 悪魔まっつ、すっげー好きです。

 色男らんとむを問答無用で殴り倒す鬼畜まっつですよ? コレだけでハァハァもんでしょ?(付加疑問文)

 まっつに会いたい〜〜。

 
 つーことで、午後から『スカウト』に行ってきました!

「11時開演と間違えてた? どっからそんな?!」
 と、チェリさんとドリーさんに突っ込まれつつ。

 開演前、ドリーさんとふたり立ち話をしていたら、なんか金髪の人たちがどやどや現れた。あれ? ジェンヌかな? と思って見てみれば。

 『アパシネ』ご一行様勢揃い。

 オサ様がいますよ、ゆみこが、まとぶが、うっきゃ〜〜!!
 ふつーに、すぐ隣に立って、バウ座席表を見ながらあーでもないこーでもないと言ってますよ。

 固まったね。
 わたしとドリーさん、しばらくその場に立ちつくしていた。

 結局、オサちゃんたちが客席に入るのを見送ったかな。意識してではなく、固まっているうちに、そーゆーことになってしまったのだ。
 そのときに、ドリーさんが言ったひとことが、忘れられない。

「やっぱオサ様はすごいね。素で誘ってる」

 やっぱアレですか、フェロモン出てますか!! さすがだ春野寿美礼!!

 そーいやいつだったか『アパシネ』観に行ったとき、劇場前でnanaタンやキティちゃんと喋くってたら、横を水くんがひとりでふつーに通っていって、これまた固まったなあ。
 ジェンヌさんたちは元気だ。あちこちの劇場を行き来している。

 この回ではわたし、上手前方という、「まっつ席」でさー。もー、堪能しまくりだよ、まっつまっつまっつ!!
 ありがとうチェリさん、こんな素敵な席を取ってくれて!! まっつがずーっと真正面!!
 フィナーレでは、まっつに煽ってもらうまで、わざと手拍子しなかったし。
 あ、上手前方席の人たちにまっつが、手拍子をするよーに合図をするのよ。だからあえて、彼がソレをやるまで、黙ってみているの。まっつが「はいソコ、手拍子して!」とゼスチャーしてはじめて、「はい! します!!」とやるの〜〜。この席になったら、絶対そうするって決めてたの〜〜。うっとり〜〜。

 もうチケットないから、これで最後かもしれない、と、ひたすらまっつだけをガン見して、2時間が終わりました。
 ハァハァ。

 
 終幕するなり、ネットチェックをしていたチェリさんが、声を上げた。

「嘘。カルメンちゃん退団だって」

 わたしたちの間でカルメンというと、ひとりしかいない。

 ケロの相手役だった、椎名葵、たまこちゃん。

「うそっ、たまこが?!」
「待って、公式見るから」

 終演後の喧噪満ちるバウの客席で、わたしたちは、それを知る。

 たまこがカルメンで、わたしたちのケロがエル・マタドール=フアンだった、このバウホールで。

 折しも、本日集まっていたのは、わたしとチェリさんとドリーさん。

 あの伝説の『血と砂』初日に、このバウホールにいた面子。
 そのころはお互いの存在も知らず、ただケロを好きなだけで、あの濃密な空間に駆けつけていた。

 
 『血と砂』メンバーがまたひとり、卒業していくんだ……。

 
 ゆらさんの退団発表もまた、衝撃的だった。
 ずっとずっと、ここで夢の世界を支えてくれる人だと、期待していたから。

 タカラヅカ村は、雪。

 ……雪?!
 3月30日なんですけどっ? 明後日から4月なんですけど?

 『スカウト』のこと『NEVER SAY GOODBYE』のこと、組長人事やマチオ氏のこと、『血と砂』のことケロのこと、過去や未来を他愛なく語り続けるわたしたち。
 いつか今日も、過去になる。
 窓の外は雪。

 桜の木は小さなつぼみをつけたまま、冬の装い。

 春は来るよね。

 
 ……大阪に帰り、まず家族に聞いてみた。

「今日、雪降った?」
「雪? なんだそれ?」

 やっぱり。未だ冬なのは、タカラヅカ村だけかっ!!
 

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