アランたち。@ベルサイユのばら−オスカル編−
2006年3月15日 タカラヅカ 『ベルサイユのばら−オスカル編−』、役替わりによる3人のアランを一通り見た。
といっても、わたしは「アンドレ役替わりコンプ」を優先にしているので、現時点で水を3回、キムを1回、ヲヅキを1回見ただけだが。
基本はなんといっても水アランだ。
文句なしにカッコイイ。
はまり役だよね。ねっ。
ちょい悪で、ワイルドで男前。あとはポスター並に軍服を着崩してくれたら最高なんだが(笑)。
どんなに荒っぽく作っていても「二枚目」の範疇を決して逸脱しないこだわりが見える。
「悪」のよーに登場しても、「悪人」には絶対見えない。見えてはいけないことを知っているんだ。
「アラン」としての正しいキャラクタぶりが、心地いい。いい仕事してるなあ、水夏希。
それに対して、キムアラン。
……この子に平均的な身長があれば、いったいどうなっていたんだろう。と、今回改めて思った。
幼く見えるというのは、両刃の剣だよなあ。
少年っぽさは武器になるが、「大人」に見えないのは大きな弱点だよなあ。
舞台である以上、重要なのは顔立ち云々ではなく、2500席ある客席からどう見えるかであって、先入観のない一般客が判断すればいいだけのことなんだけど。
それはわかっているのだけど。
わたしがキムアランを見たのは、1列目観劇のとき1回だけなんだよね。
近くで見ているとどーしても、演技以前にそのかわいい顔や若々しい持ち味が視界を奪うのよ。アランという役とキムという役者のギャップにとまどうのよ。
アランはたしかに「年下の男の子」なんだけど、それにしても若いなー。思わせぶりに声だけ響かせたあと大仰に出てくるのが小柄な男の子だってのは、視覚的につらいなー。
とゆー、どーにもならない違和感を、とりあえず棚上げしておいて。
黒いアランだった(笑)。
だってこの男、いろーんなとこで笑ってるんだもん。
相手が真剣に話していたり、場が緊迫しているしているときにだよ、キムアランは笑ってやがるのよ。
ニヤニヤと、高みの見物。
あのぶあつい唇をゆがめて。おもしろいものを見る目で冷笑してやがるのよー。
性格わるっ!!(笑)
水アランが怒って凝視しているようなところで、ニヤニヤ笑いしてんだもんなー。ひでーよなー。
好きだけど、そーゆーとこ(笑)。
外見が若く見えてしまうというマイナス面を、精神的に大人の男であるという演技で補おうとしているんだ。
自分が関わっていることでは怒ったり怒鳴ったりするけれど、傍観者の場合はいちいち感情的になったりせず、黒い笑いを浮かべて成り行きを見守っている。
青くないんだぜ俺は、な感じが実にイイ。
こうやって、弱点を踏まえた上で、それでも負けずに役を作ってくる。
この子がもし、恵まれた体格を持っていたら……せめて平均の身長ならば。
どれほどのものを、見せてもらえたんだろう?
そう思うと、せつない気持ちになる。
もちろん、今の体格だからこそ、彼がここまで奮闘しているのかもしれない、恵まれていたら素質にあぐらをかいて成長していなかったかもしれない、ということもわかったうえでな。
キムくん……身長伸びないかなぁ。この子に身長さえあれば、もっともっと役の可能性が広がるのにー。くやしー。
と、本公演のアランたちがいて、たった1回の本番しかなかった、新公のヲヅキアラン。
水アランが萌えだし、キムアランの黒さも好き。
でも。
わたし、キャラ的にはいちばんヲヅキアランが好きだ。
あの武骨な誠実さがね……。ヲトメ心直撃なのよ。
水アランが怒り、キムアランがニヤニヤ笑っているところで、ヲヅキアランは沈鬱にさえ見える真剣な眼差しをしている。オスカルがブイエ将軍とやりあったりしているところね。
誠実に正しい意見を口するオスカルと同調してテンションを上げる水、「へえ、結構言うじゃん」てなふーに笑うキムも、好きだけど。
そう言うオスカルの胸の痛みまで思いやっているかのよーな、痛みをこらえているかのよーな、真剣すぎる目でオスカルを見つめ続けるヲヅキが、好き。
出来事に対して、どんなリアクションを取るか。
それで、性格って出るよね。
目の前に派手に転んだ人がいるとして。
その滑稽さを笑う人、ツッコミを入れる人、囃し立てる人、心配する人。
水アランなら真っ先に「大丈夫か」と助けに行き、キムアランなら悪意ではなく親しみから皮肉なことを言い、ヲヅキアランなら、黙って眉をひそめるんだろう。転んだ人の痛みを想像して。
そーゆー妄想をしてしまえるくらい、ヲヅキアランが好きだー(笑)。
ま、1回こっきりで2度と会えないとわかっているから、余計に妄想をたくましくしている可能性はある(笑)。
と、3人のアラン語りをしたので、次はもうひとりのアラン……安蘭けいのオスカルの話でもするかなー。
といっても、わたしは「アンドレ役替わりコンプ」を優先にしているので、現時点で水を3回、キムを1回、ヲヅキを1回見ただけだが。
基本はなんといっても水アランだ。
文句なしにカッコイイ。
はまり役だよね。ねっ。
ちょい悪で、ワイルドで男前。あとはポスター並に軍服を着崩してくれたら最高なんだが(笑)。
どんなに荒っぽく作っていても「二枚目」の範疇を決して逸脱しないこだわりが見える。
「悪」のよーに登場しても、「悪人」には絶対見えない。見えてはいけないことを知っているんだ。
「アラン」としての正しいキャラクタぶりが、心地いい。いい仕事してるなあ、水夏希。
それに対して、キムアラン。
……この子に平均的な身長があれば、いったいどうなっていたんだろう。と、今回改めて思った。
幼く見えるというのは、両刃の剣だよなあ。
少年っぽさは武器になるが、「大人」に見えないのは大きな弱点だよなあ。
舞台である以上、重要なのは顔立ち云々ではなく、2500席ある客席からどう見えるかであって、先入観のない一般客が判断すればいいだけのことなんだけど。
それはわかっているのだけど。
わたしがキムアランを見たのは、1列目観劇のとき1回だけなんだよね。
近くで見ているとどーしても、演技以前にそのかわいい顔や若々しい持ち味が視界を奪うのよ。アランという役とキムという役者のギャップにとまどうのよ。
アランはたしかに「年下の男の子」なんだけど、それにしても若いなー。思わせぶりに声だけ響かせたあと大仰に出てくるのが小柄な男の子だってのは、視覚的につらいなー。
とゆー、どーにもならない違和感を、とりあえず棚上げしておいて。
黒いアランだった(笑)。
だってこの男、いろーんなとこで笑ってるんだもん。
相手が真剣に話していたり、場が緊迫しているしているときにだよ、キムアランは笑ってやがるのよ。
ニヤニヤと、高みの見物。
あのぶあつい唇をゆがめて。おもしろいものを見る目で冷笑してやがるのよー。
性格わるっ!!(笑)
水アランが怒って凝視しているようなところで、ニヤニヤ笑いしてんだもんなー。ひでーよなー。
好きだけど、そーゆーとこ(笑)。
外見が若く見えてしまうというマイナス面を、精神的に大人の男であるという演技で補おうとしているんだ。
自分が関わっていることでは怒ったり怒鳴ったりするけれど、傍観者の場合はいちいち感情的になったりせず、黒い笑いを浮かべて成り行きを見守っている。
青くないんだぜ俺は、な感じが実にイイ。
こうやって、弱点を踏まえた上で、それでも負けずに役を作ってくる。
この子がもし、恵まれた体格を持っていたら……せめて平均の身長ならば。
どれほどのものを、見せてもらえたんだろう?
そう思うと、せつない気持ちになる。
もちろん、今の体格だからこそ、彼がここまで奮闘しているのかもしれない、恵まれていたら素質にあぐらをかいて成長していなかったかもしれない、ということもわかったうえでな。
キムくん……身長伸びないかなぁ。この子に身長さえあれば、もっともっと役の可能性が広がるのにー。くやしー。
と、本公演のアランたちがいて、たった1回の本番しかなかった、新公のヲヅキアラン。
水アランが萌えだし、キムアランの黒さも好き。
でも。
わたし、キャラ的にはいちばんヲヅキアランが好きだ。
あの武骨な誠実さがね……。ヲトメ心直撃なのよ。
水アランが怒り、キムアランがニヤニヤ笑っているところで、ヲヅキアランは沈鬱にさえ見える真剣な眼差しをしている。オスカルがブイエ将軍とやりあったりしているところね。
誠実に正しい意見を口するオスカルと同調してテンションを上げる水、「へえ、結構言うじゃん」てなふーに笑うキムも、好きだけど。
そう言うオスカルの胸の痛みまで思いやっているかのよーな、痛みをこらえているかのよーな、真剣すぎる目でオスカルを見つめ続けるヲヅキが、好き。
出来事に対して、どんなリアクションを取るか。
それで、性格って出るよね。
目の前に派手に転んだ人がいるとして。
その滑稽さを笑う人、ツッコミを入れる人、囃し立てる人、心配する人。
水アランなら真っ先に「大丈夫か」と助けに行き、キムアランなら悪意ではなく親しみから皮肉なことを言い、ヲヅキアランなら、黙って眉をひそめるんだろう。転んだ人の痛みを想像して。
そーゆー妄想をしてしまえるくらい、ヲヅキアランが好きだー(笑)。
ま、1回こっきりで2度と会えないとわかっているから、余計に妄想をたくましくしている可能性はある(笑)。
と、3人のアラン語りをしたので、次はもうひとりのアラン……安蘭けいのオスカルの話でもするかなー。
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