ロザリーの旅立ち。@ベルサイユのばら−オスカル編−
2006年3月11日 タカラヅカ 雪組『ベルサイユのばら−オスカル編−』を、自分の萌えを踏まえて、ストーリーの大改造をやってみる。
「時間制限」を無視するのはフェアではないと思うので、植爺版と平行して書いてみる。
「数字・場所。」と表記しているのが植爺版。そのあとに「↓私案」と書いてあるのがわたしの妄想。交互に出てくるから、混乱せずにヨロシク。
1・オープニング。
大階段使って意味のない長さ、キャラ配分。涼風オスカル編のときもそうだったが、こうでもしないと『ベルばら』=輪っかのドレスという図式に足りなくなるらしい。
↓私案
某貴族の舞踏会シーン。派手に歌い踊り、ここでオープニングを兼ねる。輪っかのドレスもたーっくさん。オスカル様も舞踏会衣装でキッラキラ。アンドレもロザリーもいいお衣装でキッラキラ。ジェローデルもキッラキラ。銀橋も使ってひたすら派手に。
そこに「黒い騎士が出たぞーっ!」で大騒ぎ。ロザリーがなんと人質に!
2・ジャルジェ家の庭。
あいようこおねーさまのきょうふしーん。キモい幼児喋りの女たちと、無用に長いジャルジェ氏の語り。アンドレとオスカルの出会い。そのまま30年後にタイムワープ。ジェローデル登場ののち、オスカル銀橋ソロへ。
↓私案
黒い騎士の隠れ家の牢屋で、ロザリーが回想する。「はじめわたしは、すべての貴族を憎んでいた……。そう、黒い騎士と同じように」(録音)
牢屋は幕前、ロザリーは影武者でヨロシク。
で、幕開いてジャルジェ家の庭。オスカルに剣を習うロザリー。「貴族が憎いのだろう? そんなへっぴり腰で貴族に殺された母の仇を討てるのか?」てな、余裕綽々に説明台詞(笑)をおっしゃるオスカル様と、逆ギレして泣き出すロザリー。
姫抱っこ姫抱っこ!!
オスカルにときめくロザリーに、理解者面で同類相哀れむアンドレのシーンを入れるもヨシ。
回想終わり、ヲトメの祈りを歌っているところへ、オスカル様とアンドレ登場。ロザリー救出に隠れ家にやってきたのだ!
3・衛兵隊。
♪おれたちゃまぬけな衛兵隊♪ 「わたしを誰だと思っている」「このお方を誰だと思っている」二重台詞いらないから!のオスカル隊長初出勤の日。アランとの一騎打ち。
↓私案
派手にチャンバラ希望、黒い騎士とその手下たちと、オスカル+アンドレ。戦いながら、「王宮の飾り人形!」「市民たちの貧窮を知ってて安寧としている貴族たちは、黒い騎士に襲われて当然だ」てなベルナール哲学を披露、オスカルがソレについうっかり聞き入ってしまったためにできた隙をアンドレがかばう。
最終的にベルナール捕縛に成功。オスカルは彼を自分の屋敷に運び込むことにした。
4・ジャルジェ家。
銀橋ロザリーソロから、ベルナールの演説、そしてやたら長くて長くて気が遠くなりそうな、無意味で害悪なジャルジェ家の人々の無駄会話。
↓私案
ジャルジェ家に匿われたベルナールは、オスカルにフランスの現状を訴える。それを聞いて衛兵隊への転属を決めるオスカル。「以前から、ずっと考えていた……」と。以前から、がポイントね。ベルナールの説教で気が変わったのではなく、それはきっかけにしか過ぎない。オスカルはそれまでにちゃんと自分で考え、悩んでいたのだと。
決意するオスカルは、ケガをしてベッドで眠っているアンドレの部屋で、ソレをひとりごととして言ってくれ(笑)。アンドレ、眠っているだけだから特出トップさんでも稽古時間を考えなくてすむよね(笑)。
ジャルジェ家の人々が出てもいいが一瞬だけ、「衛兵隊? そんな危険なところへ!」とひとこと言うだけにしてくれ。モブによる状況説明は必要だが、植爺のはしつこくて長すぎるんだ。
5・ジャルジェ家の廊下。
オスカルから「ベルナールと結婚しろ」と言われ、ショックを受けるロザリー。そして、妄想スイッチオン!! 長いよ長すぎるよ、いつまで妄想してんだロザリー!!
↓私案
3・衛兵隊。を、無駄台詞をはぶいてコンパクトに。アンドレがいないのは、ケガをして家で寝ているせい。特出トップさんの稽古時間軽減のためじゃないぞっと(笑)。
6・ふたたび衛兵隊。
無意味に音楽付きで登場するディアンヌ。無意味にうるさい女たち。オスカル登場で、子守歌ひとつですっかりその気。「フランスのために立ち上がろう!」「おおーっ!」……しあわせな人たちだ。
↓私案
ベルナールと心を通じ合わせるロザリー。
あー、このへんで「オスカル様がわたしに剣を教えたりしたのは、貴族への復讐を手伝うためではなく、憎しみだけで他が見えなくなっていたわたしを落ち着かせ、他のことを考える時間を与えるためだったのです」……母の仇を討って自分も死ぬ、そう言っていた自分は、なんと愚かだったことか。死んだ母もそんなことは望んでいない、てなことをベルナールに語る感じで入れておく。ロザリーもまた、最初は貴族を憎んでいたけれど、オスカルに会って変わった……ベルナールの今と同じ状況であることを、効果的に。
ロザリーとベルナールの気持ちをお見通しのオスカルが、ふたりをパリへ解放してやる。
ここでオスカルとロザリーのデュエットダンス。ひたすらゆめゆめしく、美しく。そしてそれは、ベルナールへパートナーチェンジすることで終わる。
少女の時間は終わり、ロザリーは人生のパートナーを見つけて、自分の意志と足で、去っていくのだ。
「行ってしまった……わたしの春風……」
とか言いながら、ソレを見送るオスカル様。
7・ジャルジェ家。
すっかり忘れられていたアンドレ登場。ルルーとじゃれたりしているところへ、ジャルジェ将軍とジェローデル。「オスカルが心配だ」とバカのひとつおぼえの話をえんえん。アンドレは、「オスカルはこのアンドレが守ってみせます」と断言。
↓私案
6・ふたたび衛兵隊。を、最初の女たちパートを縮めてコンパクトに。てゆーか、いらん、女たち。モブとして現れ、ひとりずつの台詞が聞き取れないくらいの扱いでざわざわしていればよし。
ここで必要なのは、「兵士たちは、自分の食べ物を始末して家族に分け与えている。それくらい窮乏しているのだ」ということ。
ディアンヌとその母は別にいてもいいけど、ファンファーレで登場する必要はないし、イザベルはいらない。アランに家族がいる、程度でいい。主題がボケる。
オスカルがそれらすべてを知っており、そのうえで「フランスのために」と歌い、全員唱和でヨシ。
8・アンドレの妄想。
ひとりになったアンドレが、はじめて会った日から今日までのこと、愚にもつかないことをぶつぶつ言う。「はじめて会った日」のことは、作品冒頭で長い時間を掛けてやってるんだから、またここで台詞で長々言わなくてもいいのに。
挙げ句の果てには「俺には見える」とか言って、ペガサスにまたがったオスカルの姿を妄想する。
クレーンペガちゃん登場! アンドレ正気か! それでいいのかアンドレ!!
↓私案
ベルナールからオスカルをかばった傷が原因で、目が見えなくなりつつあるアンドレ。
私案ではふたりの出会いをやっていないので、ここで「はじめて会った日」から今日までの話をえんえん台詞で言うのはアリ。花道登場でぶつぶつ台詞で言ってるうちに、本舞台の幕が開き、ジャルジェ家の庭で剣の稽古をする子ども時代のアンドレとオスカルがいる。
そのままアンドレは銀橋へ、そこでオスカルへの愛を絶唱、本舞台では子役に変わって、現在の美しいオスカルが登場して幻想的に終わる。
……がのぞましいが、ペガちゃんを使わなきゃダメというなら、台詞だけそのままで、本舞台は8・アンドレの妄想。まんまにペガちゃん登場でどうだ!!
……おさまったな。私案でも、なんとか「時間制限」内に。
削られた「ジャルジェ家の人々」「衛兵隊の家族たち」という娘役の出番は、オープニングの舞踏会シーンと、第2幕の舞踏会で相殺する。
ええ、2幕にも舞踏会シーンを入れるのですよ。『ベルばら』といえば「輪っかのドレス」ですから! それを出さない植爺が変。
1幕がロザリーの扱いについて、だったので、次は2幕、ジェローデルの扱いについて書く。
「時間制限」を無視するのはフェアではないと思うので、植爺版と平行して書いてみる。
「数字・場所。」と表記しているのが植爺版。そのあとに「↓私案」と書いてあるのがわたしの妄想。交互に出てくるから、混乱せずにヨロシク。
1・オープニング。
大階段使って意味のない長さ、キャラ配分。涼風オスカル編のときもそうだったが、こうでもしないと『ベルばら』=輪っかのドレスという図式に足りなくなるらしい。
↓私案
某貴族の舞踏会シーン。派手に歌い踊り、ここでオープニングを兼ねる。輪っかのドレスもたーっくさん。オスカル様も舞踏会衣装でキッラキラ。アンドレもロザリーもいいお衣装でキッラキラ。ジェローデルもキッラキラ。銀橋も使ってひたすら派手に。
そこに「黒い騎士が出たぞーっ!」で大騒ぎ。ロザリーがなんと人質に!
2・ジャルジェ家の庭。
あいようこおねーさまのきょうふしーん。キモい幼児喋りの女たちと、無用に長いジャルジェ氏の語り。アンドレとオスカルの出会い。そのまま30年後にタイムワープ。ジェローデル登場ののち、オスカル銀橋ソロへ。
↓私案
黒い騎士の隠れ家の牢屋で、ロザリーが回想する。「はじめわたしは、すべての貴族を憎んでいた……。そう、黒い騎士と同じように」(録音)
牢屋は幕前、ロザリーは影武者でヨロシク。
で、幕開いてジャルジェ家の庭。オスカルに剣を習うロザリー。「貴族が憎いのだろう? そんなへっぴり腰で貴族に殺された母の仇を討てるのか?」てな、余裕綽々に説明台詞(笑)をおっしゃるオスカル様と、逆ギレして泣き出すロザリー。
姫抱っこ姫抱っこ!!
オスカルにときめくロザリーに、理解者面で同類相哀れむアンドレのシーンを入れるもヨシ。
回想終わり、ヲトメの祈りを歌っているところへ、オスカル様とアンドレ登場。ロザリー救出に隠れ家にやってきたのだ!
3・衛兵隊。
♪おれたちゃまぬけな衛兵隊♪ 「わたしを誰だと思っている」「このお方を誰だと思っている」二重台詞いらないから!のオスカル隊長初出勤の日。アランとの一騎打ち。
↓私案
派手にチャンバラ希望、黒い騎士とその手下たちと、オスカル+アンドレ。戦いながら、「王宮の飾り人形!」「市民たちの貧窮を知ってて安寧としている貴族たちは、黒い騎士に襲われて当然だ」てなベルナール哲学を披露、オスカルがソレについうっかり聞き入ってしまったためにできた隙をアンドレがかばう。
最終的にベルナール捕縛に成功。オスカルは彼を自分の屋敷に運び込むことにした。
4・ジャルジェ家。
銀橋ロザリーソロから、ベルナールの演説、そしてやたら長くて長くて気が遠くなりそうな、無意味で害悪なジャルジェ家の人々の無駄会話。
↓私案
ジャルジェ家に匿われたベルナールは、オスカルにフランスの現状を訴える。それを聞いて衛兵隊への転属を決めるオスカル。「以前から、ずっと考えていた……」と。以前から、がポイントね。ベルナールの説教で気が変わったのではなく、それはきっかけにしか過ぎない。オスカルはそれまでにちゃんと自分で考え、悩んでいたのだと。
決意するオスカルは、ケガをしてベッドで眠っているアンドレの部屋で、ソレをひとりごととして言ってくれ(笑)。アンドレ、眠っているだけだから特出トップさんでも稽古時間を考えなくてすむよね(笑)。
ジャルジェ家の人々が出てもいいが一瞬だけ、「衛兵隊? そんな危険なところへ!」とひとこと言うだけにしてくれ。モブによる状況説明は必要だが、植爺のはしつこくて長すぎるんだ。
5・ジャルジェ家の廊下。
オスカルから「ベルナールと結婚しろ」と言われ、ショックを受けるロザリー。そして、妄想スイッチオン!! 長いよ長すぎるよ、いつまで妄想してんだロザリー!!
↓私案
3・衛兵隊。を、無駄台詞をはぶいてコンパクトに。アンドレがいないのは、ケガをして家で寝ているせい。特出トップさんの稽古時間軽減のためじゃないぞっと(笑)。
6・ふたたび衛兵隊。
無意味に音楽付きで登場するディアンヌ。無意味にうるさい女たち。オスカル登場で、子守歌ひとつですっかりその気。「フランスのために立ち上がろう!」「おおーっ!」……しあわせな人たちだ。
↓私案
ベルナールと心を通じ合わせるロザリー。
あー、このへんで「オスカル様がわたしに剣を教えたりしたのは、貴族への復讐を手伝うためではなく、憎しみだけで他が見えなくなっていたわたしを落ち着かせ、他のことを考える時間を与えるためだったのです」……母の仇を討って自分も死ぬ、そう言っていた自分は、なんと愚かだったことか。死んだ母もそんなことは望んでいない、てなことをベルナールに語る感じで入れておく。ロザリーもまた、最初は貴族を憎んでいたけれど、オスカルに会って変わった……ベルナールの今と同じ状況であることを、効果的に。
ロザリーとベルナールの気持ちをお見通しのオスカルが、ふたりをパリへ解放してやる。
ここでオスカルとロザリーのデュエットダンス。ひたすらゆめゆめしく、美しく。そしてそれは、ベルナールへパートナーチェンジすることで終わる。
少女の時間は終わり、ロザリーは人生のパートナーを見つけて、自分の意志と足で、去っていくのだ。
「行ってしまった……わたしの春風……」
とか言いながら、ソレを見送るオスカル様。
7・ジャルジェ家。
すっかり忘れられていたアンドレ登場。ルルーとじゃれたりしているところへ、ジャルジェ将軍とジェローデル。「オスカルが心配だ」とバカのひとつおぼえの話をえんえん。アンドレは、「オスカルはこのアンドレが守ってみせます」と断言。
↓私案
6・ふたたび衛兵隊。を、最初の女たちパートを縮めてコンパクトに。てゆーか、いらん、女たち。モブとして現れ、ひとりずつの台詞が聞き取れないくらいの扱いでざわざわしていればよし。
ここで必要なのは、「兵士たちは、自分の食べ物を始末して家族に分け与えている。それくらい窮乏しているのだ」ということ。
ディアンヌとその母は別にいてもいいけど、ファンファーレで登場する必要はないし、イザベルはいらない。アランに家族がいる、程度でいい。主題がボケる。
オスカルがそれらすべてを知っており、そのうえで「フランスのために」と歌い、全員唱和でヨシ。
8・アンドレの妄想。
ひとりになったアンドレが、はじめて会った日から今日までのこと、愚にもつかないことをぶつぶつ言う。「はじめて会った日」のことは、作品冒頭で長い時間を掛けてやってるんだから、またここで台詞で長々言わなくてもいいのに。
挙げ句の果てには「俺には見える」とか言って、ペガサスにまたがったオスカルの姿を妄想する。
クレーンペガちゃん登場! アンドレ正気か! それでいいのかアンドレ!!
↓私案
ベルナールからオスカルをかばった傷が原因で、目が見えなくなりつつあるアンドレ。
私案ではふたりの出会いをやっていないので、ここで「はじめて会った日」から今日までの話をえんえん台詞で言うのはアリ。花道登場でぶつぶつ台詞で言ってるうちに、本舞台の幕が開き、ジャルジェ家の庭で剣の稽古をする子ども時代のアンドレとオスカルがいる。
そのままアンドレは銀橋へ、そこでオスカルへの愛を絶唱、本舞台では子役に変わって、現在の美しいオスカルが登場して幻想的に終わる。
……がのぞましいが、ペガちゃんを使わなきゃダメというなら、台詞だけそのままで、本舞台は8・アンドレの妄想。まんまにペガちゃん登場でどうだ!!
……おさまったな。私案でも、なんとか「時間制限」内に。
削られた「ジャルジェ家の人々」「衛兵隊の家族たち」という娘役の出番は、オープニングの舞踏会シーンと、第2幕の舞踏会で相殺する。
ええ、2幕にも舞踏会シーンを入れるのですよ。『ベルばら』といえば「輪っかのドレス」ですから! それを出さない植爺が変。
1幕がロザリーの扱いについて、だったので、次は2幕、ジェローデルの扱いについて書く。
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