愛とは、不実なもの・その2。−腐女子注意報?−@第92期宝塚音楽学校文化祭
2006年2月25日 タカラヅカ 第92期宝塚音楽学校文化祭、第2部の芝居『A MONOLOGUE』の話の続き。
文化祭の感想というより、ただの芝居の感想。てゆーか、ただの萌え話(笑)。
自分勝手な主人公ロベールくんと、そんなロベールくんにベタ惚れの親友くんについての話っす。
結局のところ、ロベールくんは恋人と心中してしまうのだけど。ロベールくんの作戦と、王様たちの陰謀でごたごたしたあげくにね。いや、ほんとーに心中したのか、フェイクだったのか、明確な答えは出されていないのだけど、まあ世間的には「心中した」ことになる。
ロベール死後の、親友くんだよ、ものすげーのは。
ひとり1シーン基本のモノローグ芝居だから、親友くんが最後にもう一度出てくるとは思ってなかった。
あれ、まだ出てくるんだー、と、思ってたら。
親友くん、すでにトップテンション!!
「何故、ロベールを救うことができなかったんだあぁぁあ! そこまで追いつめられていたなんてぇぇえ! いや、追いつめられていたことぐらい、察していたはずなのに、僕はなにもできなかったああぁぁあ!!」
てな意味のことをひとりでわめいて、慟哭してます。
慟哭。
まさに。
それまでの芝居のカラーもムードも関係なく、親友くんひとりでものすげー嘆きっぷり。
そ、そうか。
そんなに好きだったのか、ロベールのこと。
あんなにひどく罵られたのに、それでも彼を愛してたんだ。生きていて欲しかったんだ。
その嘆きがあまりに激しすぎて、またしてもわたしはツボ直撃、笑いをかみ殺すのに必死。
潔いまでにホモだな、君!(笑)
すばらしいよ、そこまであの自分勝手な男を愛せるなんて! 君のことなんか、カケラも思い出しもせず、自分のことばっか考えていた男だったのに。
なんつーかねー、この芝居、水コムで観たいよ(笑)。
ロベールくん@コム姫、親友くん@水くん。
ロベールって、マジでコム姫向きだから! 誰もが愛さずにいられない美貌の貴公子で、マイペースで自分のしたいことしか結果として絶対やらなくて。
平民娘を愛しているのも本当だろうが、どーにもこーにも自分勝手というか、とどのつまり「ソレ、ほんとーに相手を愛してるの?」てな感じなとことか。でもそれがまかり通ってしまう雰囲気というか、キャラというか、魅力というか。
そして、親友くんは絶対水くん。あの暑苦しさ(笑)。真面目さ(笑)。そしてなにより、ロベールへの片想いっぷり(笑)。
コム姫に「君は不実な人間だ」と罵られて、マジでうろたえてほしい。「君に感謝されたい」と超自分本位な悩みを真面目に正当化してほしい。コム姫を救えなかったと、号泣してほしい。
見たいよー、見たいよー。
水コム〜〜。てゆーか、水くんの爆裂片想い〜〜(わたしは片想いスキー)。
正塚のいいホモ芝居を観たわ、ひさしぶりに。昔の正塚は、これくらいのホモ濃度はデフォルトだったのにさー。最近はどうも薄くなってつまんなかったのよねー。
でも、この芝居でここまでたのしめたのには、脚本だけてなく、やっぱり役者の問題もあったとは思うよ。
役者……92期の生徒たち。
登場人物24人全員に名前がついていて、プログラムには役柄の説明がなにもないので、芝居中に名前を呼ばれるキャラクタ以外は、誰が演じている、なんて名前のキャラなのかわかりません。
しかも、この配役表が謎でね。
主役がいちばん上、という書き方をしていないの。
芝居は1組と2組に分かれ、1組が12時公演、2組が16時公演に出演。それぞれ同じ芝居をやる。
配役表はなんと、1組の出演者の名前のあいうえお順なの。
1組はいいよ、「あいうえお順か」ってまだわかるから。
2組は、1組の人の「あいうえお順」に並べられた「役名」順になってるの。
なんじゃそりゃ。
わけわかんねー。
つーことで、芝居で名前を呼ばれたキャラ以外は名前がわからず、役の大きさ重要さで判断することも出来ず、演じていた生徒の名前もわからない。
親友くんの役名は、なんていうんだろうねえ?
ロベールくん、一度も彼の名を呼んであげないもんだから、わからずじまいだったよ(笑)。
2組で親友くんを演じた男の子。
正直演技はまだまだだし、化粧顔も体型もそれほどきれいだとは思えなかったんだけど。
しかし。
顔ぐちゃぐちゃにしてマジ泣きしながらの慟哭芝居、空気無視のトップテンションは、大変愉快だった。
いやあ、その自爆上等の全力疾走はすばらしい。
小器用に小さくまとまったりせず、そのまま爆走してくれ。そつなく格好悪くなく、8分目の力なんかで勝負することをおぼえないでくれ。
かっこわるくていいから、鼻水垂らしながら慟哭してくれていいから、誠実な演技をしてくれ。
その芸風を、大切にして欲しい。
その体当たりっぷりがあったからこそ、この「文化祭用芝居」でしかない実験作品に、こうまで萌えられたのだから。
文化祭の感想というより、ただの芝居の感想。てゆーか、ただの萌え話(笑)。
自分勝手な主人公ロベールくんと、そんなロベールくんにベタ惚れの親友くんについての話っす。
結局のところ、ロベールくんは恋人と心中してしまうのだけど。ロベールくんの作戦と、王様たちの陰謀でごたごたしたあげくにね。いや、ほんとーに心中したのか、フェイクだったのか、明確な答えは出されていないのだけど、まあ世間的には「心中した」ことになる。
ロベール死後の、親友くんだよ、ものすげーのは。
ひとり1シーン基本のモノローグ芝居だから、親友くんが最後にもう一度出てくるとは思ってなかった。
あれ、まだ出てくるんだー、と、思ってたら。
親友くん、すでにトップテンション!!
「何故、ロベールを救うことができなかったんだあぁぁあ! そこまで追いつめられていたなんてぇぇえ! いや、追いつめられていたことぐらい、察していたはずなのに、僕はなにもできなかったああぁぁあ!!」
てな意味のことをひとりでわめいて、慟哭してます。
慟哭。
まさに。
それまでの芝居のカラーもムードも関係なく、親友くんひとりでものすげー嘆きっぷり。
そ、そうか。
そんなに好きだったのか、ロベールのこと。
あんなにひどく罵られたのに、それでも彼を愛してたんだ。生きていて欲しかったんだ。
その嘆きがあまりに激しすぎて、またしてもわたしはツボ直撃、笑いをかみ殺すのに必死。
潔いまでにホモだな、君!(笑)
すばらしいよ、そこまであの自分勝手な男を愛せるなんて! 君のことなんか、カケラも思い出しもせず、自分のことばっか考えていた男だったのに。
なんつーかねー、この芝居、水コムで観たいよ(笑)。
ロベールくん@コム姫、親友くん@水くん。
ロベールって、マジでコム姫向きだから! 誰もが愛さずにいられない美貌の貴公子で、マイペースで自分のしたいことしか結果として絶対やらなくて。
平民娘を愛しているのも本当だろうが、どーにもこーにも自分勝手というか、とどのつまり「ソレ、ほんとーに相手を愛してるの?」てな感じなとことか。でもそれがまかり通ってしまう雰囲気というか、キャラというか、魅力というか。
そして、親友くんは絶対水くん。あの暑苦しさ(笑)。真面目さ(笑)。そしてなにより、ロベールへの片想いっぷり(笑)。
コム姫に「君は不実な人間だ」と罵られて、マジでうろたえてほしい。「君に感謝されたい」と超自分本位な悩みを真面目に正当化してほしい。コム姫を救えなかったと、号泣してほしい。
見たいよー、見たいよー。
水コム〜〜。てゆーか、水くんの爆裂片想い〜〜(わたしは片想いスキー)。
正塚のいいホモ芝居を観たわ、ひさしぶりに。昔の正塚は、これくらいのホモ濃度はデフォルトだったのにさー。最近はどうも薄くなってつまんなかったのよねー。
でも、この芝居でここまでたのしめたのには、脚本だけてなく、やっぱり役者の問題もあったとは思うよ。
役者……92期の生徒たち。
登場人物24人全員に名前がついていて、プログラムには役柄の説明がなにもないので、芝居中に名前を呼ばれるキャラクタ以外は、誰が演じている、なんて名前のキャラなのかわかりません。
しかも、この配役表が謎でね。
主役がいちばん上、という書き方をしていないの。
芝居は1組と2組に分かれ、1組が12時公演、2組が16時公演に出演。それぞれ同じ芝居をやる。
配役表はなんと、1組の出演者の名前のあいうえお順なの。
1組はいいよ、「あいうえお順か」ってまだわかるから。
2組は、1組の人の「あいうえお順」に並べられた「役名」順になってるの。
なんじゃそりゃ。
わけわかんねー。
つーことで、芝居で名前を呼ばれたキャラ以外は名前がわからず、役の大きさ重要さで判断することも出来ず、演じていた生徒の名前もわからない。
親友くんの役名は、なんていうんだろうねえ?
ロベールくん、一度も彼の名を呼んであげないもんだから、わからずじまいだったよ(笑)。
2組で親友くんを演じた男の子。
正直演技はまだまだだし、化粧顔も体型もそれほどきれいだとは思えなかったんだけど。
しかし。
顔ぐちゃぐちゃにしてマジ泣きしながらの慟哭芝居、空気無視のトップテンションは、大変愉快だった。
いやあ、その自爆上等の全力疾走はすばらしい。
小器用に小さくまとまったりせず、そのまま爆走してくれ。そつなく格好悪くなく、8分目の力なんかで勝負することをおぼえないでくれ。
かっこわるくていいから、鼻水垂らしながら慟哭してくれていいから、誠実な演技をしてくれ。
その芸風を、大切にして欲しい。
その体当たりっぷりがあったからこそ、この「文化祭用芝居」でしかない実験作品に、こうまで萌えられたのだから。
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