オではなくヲ表記が、愛の表れ。@新人公演『ベルサイユのばら−オスカル編−』
2006年2月28日 タカラヅカ ヲヅキ万歳!!
雪組新人公演『ベルサイユのばら−オスカル編−』、緒月遠麻目当てで行ってきました。
予備知識なく行ったんで、開演して半分を過ぎるくらいまで、演出家が誰か考えることもしてなかったっす。
観ている最中に、思ったね。
この演出、鈴木圭だよね? ぜってー鈴木圭だ。鈴木圭にちがいない!!
最後の出演者の挨拶で、「演出の鈴木先生」と言うのを聞き、やっぱり鈴木圭だ、と納得した(笑)。
なんでかっつーたら、もお。
史上最良の『ベルばら』でした。
演出が。
あのぶっ壊れた話を、よくぞここまで整理したな、という。
もちろん、まだおかしなところはあるけれど、そこは植爺本編が変で、そのまま使わなくてはならないという足枷があったせいでしょう。悪いのは植爺だ。
鈴木演出のすばらしさはまた、欄を改めて語るとして。先に叫んでおきたいこと。
アラン@ヲヅキ最高!!
素敵です。
かっこいーっす。
ドキドキドキ。
最初はわたし、新公らしくいろんな人を見ようときょろきょろしてました。
されど。
途中から、気づいた。開き直った。
ヲヅキを見ていられれば、それだけでしあわせなんだ。
アラン初登場の「VSオスカル」あたりはまだ、わたしの視界も広かったんだけど。次の「妹めろめろアラン」あたりから、オペラグラスはアラン固定。他の人は視界に存在しません。
妹めろめろアラン、めちゃくちゃかわいーのー。
あの武骨な大男がよ? その前のシーンで、ものすげーおっかなくオスカルに噛みついていた獰猛な大型獣がよ?
本気で妹をかわいがってるの。
ディアンヌ@大月さゆちゃんの来るのが遅い、ってやきもきしているところ、それが行きすぎて「すねている」状態になるのね。かわいー。
そしてよーやく現れたディアンヌに対し怒鳴るのも、「心配していた」のがよくわかり……わーん、この大男、好き〜〜。
アラン@ヲヅキのことをひとことで表現するならば、誠実な男です。
気の荒い大男ではあるけれど、彼はとても誠実。それが、台詞ではない、喋っていないときの表情のひとつひとつに現れているの。
アランの登場シーンは大抵話の中心がオスカルなので、彼はいつもオスカルを注目している。
彼自身に動きのある「子守歌」シーンなどは、反感や苛立ちから自覚と行動に至るまでの表情の変化があざやかだし、それ以外は真剣そのものの表情でオスカルを見つめている。
その真剣さには下心がない。原作では、アランはオスカルに恋愛感情を持っているけれど、ヲヅキにそれは感じられない。奥底にはあるのかもしれんが、そんな「ヨコシマ」なものよりも、人間としての「誠実さ」が強く出ている。
オスカルが口にする「正しい」意見を、ブイエ将軍に逆らうときのやりとりを、アランはいつもひどく重く、真摯に見つめている。そう、彼は「重い」。軽くないんだ。気は荒いのだろーし、心の沸点も低いんだろうけれど、いったん腹を決めたあとはひどく慎重だ。
他の兵士たちが簡単にわめき剣を抜いてオスカルをかばおうとしているときも、アランだけは動かない。まず言葉で意志を表現し、そのうえで最後の最後に剣を抜き、先に口にした「言葉」に対する決意と行動を示す。これだけのアクションに、ブレがない。終始真剣で、軽はずみではない、覚悟のある行動をとる男として存在する。
で、いったん剣を抜いたあとの恫喝っぷりは、登場当初に見せた「気の荒さ」まんまだから……うまい。
かっこいい。
かっこいいよーっ、ヲヅキ〜〜っ!!
ハンサムではない。美形だとは、とても言えない。
だけど、まちがいなく彼は、「女が惚れる男」だ。
男は顔ぢゃねえ。を、実践する男。
この強い男が、歯を食いしばって慟哭するラストシーンには感動したよ。
オスカルが撃たれ、彼女が死んでしまうことを理解しながらも、「軍人としてのオスカル」を尊重するからこそ安易に駆け寄ったり泣いたりせず、自分の持ち場で「バスティーユに白旗が」の台詞を言う。
覚悟しているのがわかる。オスカルを失うこと。それでも、毅然と立ち続け、己れの使命を果たす。
敬礼しながら、何度も歯を食いしばろうとして、それでもこみ上げてくるものを抑えきれずに嗚咽する姿に、泣けるんですが。
ええ。
アラン@ヲヅキ見ていたら、幕が下りちゃったんですよ。
んで。
あれ? と、思った。
いつもの紗幕ではなく、緞帳ってやつで。
しかも、舞台に誰もいない。
あれええ?
死んでるオスカルだけを残して紗幕が下り、そこに星座の動画が映されて、「オスカ〜ル、オスカ〜〜ル(黄泉の声)」でガラスの馬車、でしょ?
オスカルいない?
本物の幕?!
オスカル戦死、「バスティーユが落ちたぞぉ」の叫び声の中、ロザリーの悲鳴で幕ですか!!
すげー。
てっきりこのあと、お笑いシーンがあるものだと思って、油断していた。
感動シーンで終わっちゃったよ……鈴木演出ときたら、これだからっ!!(喜)
油断していたから。
ごめん、マジでオスカル、見てません……。
オスカルに限らず、他の誰も。
終演後にnanaタンといつものよーにごはんして、いろいろ喋り倒していたんだけど、話が合わないってば!
「で、あのときコマちゃんが……」
「ごめん、見てない。ヲヅキ見てたから」
「かなめくんが……」
「ごめん、見てない。ヲヅキ見てたから」
そのかわり、ヲヅキがどーしてたか、なにしてたかなら、いくらでも語れるんだけどねええ。
ほんとーに同じものを見ていたのか? とゆーくらい、わたしの知らないことばっかでしたよ……だってコマちゃんなら、スカステ様がしっかり撮影してくれるはずだもん。あんまし映してもらえない人を見ておくしかないじゃないかー。
あああ。
それにしても、ヲヅキ……。なんであんなに素敵なの……。
今思い出しても、ドキドキするわー。
雪組新人公演『ベルサイユのばら−オスカル編−』、緒月遠麻目当てで行ってきました。
予備知識なく行ったんで、開演して半分を過ぎるくらいまで、演出家が誰か考えることもしてなかったっす。
観ている最中に、思ったね。
この演出、鈴木圭だよね? ぜってー鈴木圭だ。鈴木圭にちがいない!!
最後の出演者の挨拶で、「演出の鈴木先生」と言うのを聞き、やっぱり鈴木圭だ、と納得した(笑)。
なんでかっつーたら、もお。
史上最良の『ベルばら』でした。
演出が。
あのぶっ壊れた話を、よくぞここまで整理したな、という。
もちろん、まだおかしなところはあるけれど、そこは植爺本編が変で、そのまま使わなくてはならないという足枷があったせいでしょう。悪いのは植爺だ。
鈴木演出のすばらしさはまた、欄を改めて語るとして。先に叫んでおきたいこと。
アラン@ヲヅキ最高!!
素敵です。
かっこいーっす。
ドキドキドキ。
最初はわたし、新公らしくいろんな人を見ようときょろきょろしてました。
されど。
途中から、気づいた。開き直った。
ヲヅキを見ていられれば、それだけでしあわせなんだ。
アラン初登場の「VSオスカル」あたりはまだ、わたしの視界も広かったんだけど。次の「妹めろめろアラン」あたりから、オペラグラスはアラン固定。他の人は視界に存在しません。
妹めろめろアラン、めちゃくちゃかわいーのー。
あの武骨な大男がよ? その前のシーンで、ものすげーおっかなくオスカルに噛みついていた獰猛な大型獣がよ?
本気で妹をかわいがってるの。
ディアンヌ@大月さゆちゃんの来るのが遅い、ってやきもきしているところ、それが行きすぎて「すねている」状態になるのね。かわいー。
そしてよーやく現れたディアンヌに対し怒鳴るのも、「心配していた」のがよくわかり……わーん、この大男、好き〜〜。
アラン@ヲヅキのことをひとことで表現するならば、誠実な男です。
気の荒い大男ではあるけれど、彼はとても誠実。それが、台詞ではない、喋っていないときの表情のひとつひとつに現れているの。
アランの登場シーンは大抵話の中心がオスカルなので、彼はいつもオスカルを注目している。
彼自身に動きのある「子守歌」シーンなどは、反感や苛立ちから自覚と行動に至るまでの表情の変化があざやかだし、それ以外は真剣そのものの表情でオスカルを見つめている。
その真剣さには下心がない。原作では、アランはオスカルに恋愛感情を持っているけれど、ヲヅキにそれは感じられない。奥底にはあるのかもしれんが、そんな「ヨコシマ」なものよりも、人間としての「誠実さ」が強く出ている。
オスカルが口にする「正しい」意見を、ブイエ将軍に逆らうときのやりとりを、アランはいつもひどく重く、真摯に見つめている。そう、彼は「重い」。軽くないんだ。気は荒いのだろーし、心の沸点も低いんだろうけれど、いったん腹を決めたあとはひどく慎重だ。
他の兵士たちが簡単にわめき剣を抜いてオスカルをかばおうとしているときも、アランだけは動かない。まず言葉で意志を表現し、そのうえで最後の最後に剣を抜き、先に口にした「言葉」に対する決意と行動を示す。これだけのアクションに、ブレがない。終始真剣で、軽はずみではない、覚悟のある行動をとる男として存在する。
で、いったん剣を抜いたあとの恫喝っぷりは、登場当初に見せた「気の荒さ」まんまだから……うまい。
かっこいい。
かっこいいよーっ、ヲヅキ〜〜っ!!
ハンサムではない。美形だとは、とても言えない。
だけど、まちがいなく彼は、「女が惚れる男」だ。
男は顔ぢゃねえ。を、実践する男。
この強い男が、歯を食いしばって慟哭するラストシーンには感動したよ。
オスカルが撃たれ、彼女が死んでしまうことを理解しながらも、「軍人としてのオスカル」を尊重するからこそ安易に駆け寄ったり泣いたりせず、自分の持ち場で「バスティーユに白旗が」の台詞を言う。
覚悟しているのがわかる。オスカルを失うこと。それでも、毅然と立ち続け、己れの使命を果たす。
敬礼しながら、何度も歯を食いしばろうとして、それでもこみ上げてくるものを抑えきれずに嗚咽する姿に、泣けるんですが。
ええ。
アラン@ヲヅキ見ていたら、幕が下りちゃったんですよ。
んで。
あれ? と、思った。
いつもの紗幕ではなく、緞帳ってやつで。
しかも、舞台に誰もいない。
あれええ?
死んでるオスカルだけを残して紗幕が下り、そこに星座の動画が映されて、「オスカ〜ル、オスカ〜〜ル(黄泉の声)」でガラスの馬車、でしょ?
オスカルいない?
本物の幕?!
オスカル戦死、「バスティーユが落ちたぞぉ」の叫び声の中、ロザリーの悲鳴で幕ですか!!
すげー。
てっきりこのあと、お笑いシーンがあるものだと思って、油断していた。
感動シーンで終わっちゃったよ……鈴木演出ときたら、これだからっ!!(喜)
油断していたから。
ごめん、マジでオスカル、見てません……。
オスカルに限らず、他の誰も。
終演後にnanaタンといつものよーにごはんして、いろいろ喋り倒していたんだけど、話が合わないってば!
「で、あのときコマちゃんが……」
「ごめん、見てない。ヲヅキ見てたから」
「かなめくんが……」
「ごめん、見てない。ヲヅキ見てたから」
そのかわり、ヲヅキがどーしてたか、なにしてたかなら、いくらでも語れるんだけどねええ。
ほんとーに同じものを見ていたのか? とゆーくらい、わたしの知らないことばっかでしたよ……だってコマちゃんなら、スカステ様がしっかり撮影してくれるはずだもん。あんまし映してもらえない人を見ておくしかないじゃないかー。
あああ。
それにしても、ヲヅキ……。なんであんなに素敵なの……。
今思い出しても、ドキドキするわー。
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