しい担サトリちゃんが沈黙していたので、びびってなにも書けなかったんですが、先日彼女とミナミでデートしたおりに謎が解消。安心して書くことが出来ます。
『ベルサイユのばら−フェルゼンとマリー・アントワネット編−』のベルナール役、立樹遥氏について。
しいちゃん、すげーかっこいいよねっ?!
最初に観たときに、瞠目したんですが。
えっ?えっ? なになに、しいちゃんてばかっこいーっ!!
やーん、このベルナール好き〜〜。
わたしは大喜びしたし、kineさんも同意見だったのだけど。しい担のサトリちゃんがなにも言わない。ピュアファンと一般ファンの間には感じ方に差があるし、ピュアファンにしかわからない地雷があるかもしれない。
下手に騒ぐのもナニかな、と、他のことを先に書いていたの。
なーんだ、サトリちゃんもベルナール素敵って思ってたんじゃん。ファンほど筆が重くなることってあるよね。
つーことで、安心して書きます。
しいちゃんベルナールのかっこよさについて。
1幕はほとんど出番なし。オープニングで別人として踊ってるぐらいのもん。
ベルナールとしては、2幕のジェローデルの回想で初登場。
回想で登場かよっ?! ジェロさんとベルナくんの関係はっ?! ……親密だよねこのふたり、という話はまあ置くとして。
初登場からして、アツいアツい。
その前の場面が「今宵一夜」だったのに、それを吹き飛ばす高温度。オスカルの身を案じ、妻のロザリー@ウメと口論。
ここでなにが素敵かって、言葉の上では言い争っているのに、ロザリーへの愛が見えること。
台詞云々じゃないんだよね。
大きなベルナールが、痛々しいほど華奢なロザリーを、守るようにして話す。口論であってもだ。
ウメちゃんは「男役転向」を希望されるほど長身かつ凛々しい娘役だけど、その彼女がとても小さく儚く見える。もちろんそれは、彼女自身の演技もあるけど。
しいちゃんの演技の相乗効果、てのもあると思うんだ。
ベルナールが、ほんとーにロザリーを「自分がこの腕で守るべきもの」として、愛に満ちた基本タンスでいるから。
あの「大事大事」「目に入れても痛くない」系の演技されたら、そりゃ彼の腕の中の女子は、儚く可憐に見えますよーっ。
てゆーか、ロザリーうらやましー。わたしもあんなふーにあやされてみたいっす。
次にシャトレ夫妻が登場するのは、あの「バスティーユ」だし。
ナチュラルにテンション高い(笑)。
ここでのベルナールの役目ははっきり言って、「オスカル・ストッパー」。
橋の上で無惨に撃たれるアンドレのもとへ、駆け寄ろうとするオスカルを、抱き留める。
いやあ、しいちゃんガタイいいから! 説得力あるのな。この大男に抱き留められたら、そりゃ「取り乱した乙女☆」オスカルも、動けませんて。
その「大きな」感じもツボ。オスカルが暴れても、びくともしない感じがいいの。
もちろんベルナール自身も、すげーつらそうだしね。
オスカルを放したあと、ロザリーのもとへ吸い寄せられるよーに行くのも、いい。
バスティーユのダンスは、もちろんかっこいーし。
衣装似合ってるよね。ダークカラーの丈の長いジャケット。あー、なんか、オトコマエなしいちゃん、ひさしぶりに見る気がする……(全ツのことはすでに記憶から遠ざかっている模様)。
あとねあとね、オスカルが死んだあとの慟哭も好きよ。
天を仰いで、顔ぐしゃぐしゃにして男泣きに泣いてる。
泣いてるしいちゃん、好きだなあ……。くどくて暑苦しくてツボ。
……って、ここまでがジェローデルの回想つーのがね……ジェロつん、どこでナニを見て、ナニを聞いたんだ……。
ところで最後の牢獄シーン、しいちゃんどんどんやりすぎて来てないか?
王妃に対しての台詞、語尾伸ばしすぎ、震わせすぎ(笑)。
1箇所ならアリだと思うけど、「お覚悟を」的台詞を喋るたびにやられると、笑う(笑うのか)。
ただ、その「やりすぎ感」こそがしいちゃんらしいので、わたしはOKなんだけど。
でもって最初に観たときにおどろいたんだけど……。
しいちゃんって、組内3番手なんだ。
フィナーレの、大階段黒燕尾の位置がね。扇形になるところ、トウコちゃんの横、なんだわ。上手側がトウコ、隣がしいちゃん。ふたりだけ。
そりゃね、現星組には大人の事情があって、涼氏と柚希氏の順列を明確に出来ない、ことはわかってますよ。
そのあおりをくってしいちゃんの立場が上がっていることは、わかってます。暫定処置なんだろーな、ということは。
にしても、『ベルばら』ですよ。
組の事情なんか関係ない、一般人がたくさん観に来るビッグタイトルで、3番手位置。
それって、すごいよなあ。
パレードの立ち位置も、そーゆー扱いだし。
暫定処置でもなんでも、うれしーぞー。
ベルナールという、初心者にもわかりやすい役をやって、フィナーレやパレードでいい位置をもらっている。きらきらした笑顔で踊っている。
……ああ、たくさんの人が、しいちゃんを見てくれますように。
たくさんの人がしいちゃんに気づいて、しいちゃんの魅力を理解し、しいちゃんをおぼえてくれますように。
「あのきらきらした大きな人、また見たいわね」
とか、思ってくれないかなあ。
ベルナール役の人、6月にバウホールで主演するんですよー。なんだか気になりませんか〜〜?
と、宣伝したいハァト。……たぶんコレ、「ウチの子自慢」だな……「ウチの子、すごいんですよ、奥様ちょっと見てくださいな」てな。
いやはや。
薔薇タンはともかく(ともかく?)、フィナーレのしいちゃん好き。かっこいー。
ついでに、パレードのしいちゃんも好き。かっこいいかっこいいかっこいい。
わたし、丈の長いジャケットのしいちゃん、相当好きみたい。
たのしみの少ない、『ベルばら』だからこそ、がんばってたのしまなきゃ。
あとは東宝まで、しいドレと柚ドレ、そしてトウカルを観に行くぞっと。
でもって、最後にちょっとひとりごと的に、ベルナールさんの話。
最後の牢獄に、フェルゼンを招き入れたのはベルナールだよね。
メルシー伯爵を面会させるのを表向きに、その従者とかなんとかかこつけて、フェルゼンも中へ入れた。
フェルゼンは、この段階で本気でアントワネットを逃がす気でいる。
逃走ルートの確保や資金の調達もできているんだろう。処刑の前夜にそりゃ無理だろ! というツッコミは置くとして、だ。たとえ他の誰もが「計画はすでに失敗」だと思っていても、フェルゼンひとりは本気で助け出す気でアントワネットのもとに行っている。なにしろ本人が、そう言ってるんだし。
アントワネットが断ったのは結果論でしかない。
ロザリーは、アントワネットが死を選ぶことを知っていただろう。
だが、ベルナールは?
ベルナールもおそらく、わかっていた。アントワネットが王妃として最期を迎えることを選ぶのも、また、今さら助けに来たってもう遅い、救出計画なんかとっくの昔に失敗してるってことも。
わかっていない、アントワネットを救えるはずだと本気で信じていたのは、フェルゼンひとりだろうよ。
それでも。
ベルナールは、心のどこかで信じていたんじゃないだろうか。
アントワネットを救えることを。
連行するために牢獄へ戻ってきたとき、アントワネットがいなくなっていることを、願っていたんじゃないだろうか。
フェルゼンがアントワネットを連れて逃げることを。そんな未来があることを。
信じたかったんじゃないのか。
ありえない、無理だ、とわかっていながら。
心のどこかで。
だけどやはり、アントワネットはそこにいて。処刑のときを待っていて。
王妃として死ぬ、その潔さを敬い、これでいいんだと納得していながら。
それでも……。
そーゆー「迷い」や「ロマンチスト」的な部分があってこその、ベルナールだと思うのよ。
ロザリーほどの割り切りはなくてな。ウェットで、そのくせアツくて。
そーゆースタンスあってこその、最後の台詞「カペー未亡人!!」があるのだと、わたしは勝手に思っている。
『ベルサイユのばら−フェルゼンとマリー・アントワネット編−』のベルナール役、立樹遥氏について。
しいちゃん、すげーかっこいいよねっ?!
最初に観たときに、瞠目したんですが。
えっ?えっ? なになに、しいちゃんてばかっこいーっ!!
やーん、このベルナール好き〜〜。
わたしは大喜びしたし、kineさんも同意見だったのだけど。しい担のサトリちゃんがなにも言わない。ピュアファンと一般ファンの間には感じ方に差があるし、ピュアファンにしかわからない地雷があるかもしれない。
下手に騒ぐのもナニかな、と、他のことを先に書いていたの。
なーんだ、サトリちゃんもベルナール素敵って思ってたんじゃん。ファンほど筆が重くなることってあるよね。
つーことで、安心して書きます。
しいちゃんベルナールのかっこよさについて。
1幕はほとんど出番なし。オープニングで別人として踊ってるぐらいのもん。
ベルナールとしては、2幕のジェローデルの回想で初登場。
回想で登場かよっ?! ジェロさんとベルナくんの関係はっ?! ……親密だよねこのふたり、という話はまあ置くとして。
初登場からして、アツいアツい。
その前の場面が「今宵一夜」だったのに、それを吹き飛ばす高温度。オスカルの身を案じ、妻のロザリー@ウメと口論。
ここでなにが素敵かって、言葉の上では言い争っているのに、ロザリーへの愛が見えること。
台詞云々じゃないんだよね。
大きなベルナールが、痛々しいほど華奢なロザリーを、守るようにして話す。口論であってもだ。
ウメちゃんは「男役転向」を希望されるほど長身かつ凛々しい娘役だけど、その彼女がとても小さく儚く見える。もちろんそれは、彼女自身の演技もあるけど。
しいちゃんの演技の相乗効果、てのもあると思うんだ。
ベルナールが、ほんとーにロザリーを「自分がこの腕で守るべきもの」として、愛に満ちた基本タンスでいるから。
あの「大事大事」「目に入れても痛くない」系の演技されたら、そりゃ彼の腕の中の女子は、儚く可憐に見えますよーっ。
てゆーか、ロザリーうらやましー。わたしもあんなふーにあやされてみたいっす。
次にシャトレ夫妻が登場するのは、あの「バスティーユ」だし。
ナチュラルにテンション高い(笑)。
ここでのベルナールの役目ははっきり言って、「オスカル・ストッパー」。
橋の上で無惨に撃たれるアンドレのもとへ、駆け寄ろうとするオスカルを、抱き留める。
いやあ、しいちゃんガタイいいから! 説得力あるのな。この大男に抱き留められたら、そりゃ「取り乱した乙女☆」オスカルも、動けませんて。
その「大きな」感じもツボ。オスカルが暴れても、びくともしない感じがいいの。
もちろんベルナール自身も、すげーつらそうだしね。
オスカルを放したあと、ロザリーのもとへ吸い寄せられるよーに行くのも、いい。
バスティーユのダンスは、もちろんかっこいーし。
衣装似合ってるよね。ダークカラーの丈の長いジャケット。あー、なんか、オトコマエなしいちゃん、ひさしぶりに見る気がする……(全ツのことはすでに記憶から遠ざかっている模様)。
あとねあとね、オスカルが死んだあとの慟哭も好きよ。
天を仰いで、顔ぐしゃぐしゃにして男泣きに泣いてる。
泣いてるしいちゃん、好きだなあ……。くどくて暑苦しくてツボ。
……って、ここまでがジェローデルの回想つーのがね……ジェロつん、どこでナニを見て、ナニを聞いたんだ……。
ところで最後の牢獄シーン、しいちゃんどんどんやりすぎて来てないか?
王妃に対しての台詞、語尾伸ばしすぎ、震わせすぎ(笑)。
1箇所ならアリだと思うけど、「お覚悟を」的台詞を喋るたびにやられると、笑う(笑うのか)。
ただ、その「やりすぎ感」こそがしいちゃんらしいので、わたしはOKなんだけど。
でもって最初に観たときにおどろいたんだけど……。
しいちゃんって、組内3番手なんだ。
フィナーレの、大階段黒燕尾の位置がね。扇形になるところ、トウコちゃんの横、なんだわ。上手側がトウコ、隣がしいちゃん。ふたりだけ。
そりゃね、現星組には大人の事情があって、涼氏と柚希氏の順列を明確に出来ない、ことはわかってますよ。
そのあおりをくってしいちゃんの立場が上がっていることは、わかってます。暫定処置なんだろーな、ということは。
にしても、『ベルばら』ですよ。
組の事情なんか関係ない、一般人がたくさん観に来るビッグタイトルで、3番手位置。
それって、すごいよなあ。
パレードの立ち位置も、そーゆー扱いだし。
暫定処置でもなんでも、うれしーぞー。
ベルナールという、初心者にもわかりやすい役をやって、フィナーレやパレードでいい位置をもらっている。きらきらした笑顔で踊っている。
……ああ、たくさんの人が、しいちゃんを見てくれますように。
たくさんの人がしいちゃんに気づいて、しいちゃんの魅力を理解し、しいちゃんをおぼえてくれますように。
「あのきらきらした大きな人、また見たいわね」
とか、思ってくれないかなあ。
ベルナール役の人、6月にバウホールで主演するんですよー。なんだか気になりませんか〜〜?
と、宣伝したいハァト。……たぶんコレ、「ウチの子自慢」だな……「ウチの子、すごいんですよ、奥様ちょっと見てくださいな」てな。
いやはや。
薔薇タンはともかく(ともかく?)、フィナーレのしいちゃん好き。かっこいー。
ついでに、パレードのしいちゃんも好き。かっこいいかっこいいかっこいい。
わたし、丈の長いジャケットのしいちゃん、相当好きみたい。
たのしみの少ない、『ベルばら』だからこそ、がんばってたのしまなきゃ。
あとは東宝まで、しいドレと柚ドレ、そしてトウカルを観に行くぞっと。
でもって、最後にちょっとひとりごと的に、ベルナールさんの話。
最後の牢獄に、フェルゼンを招き入れたのはベルナールだよね。
メルシー伯爵を面会させるのを表向きに、その従者とかなんとかかこつけて、フェルゼンも中へ入れた。
フェルゼンは、この段階で本気でアントワネットを逃がす気でいる。
逃走ルートの確保や資金の調達もできているんだろう。処刑の前夜にそりゃ無理だろ! というツッコミは置くとして、だ。たとえ他の誰もが「計画はすでに失敗」だと思っていても、フェルゼンひとりは本気で助け出す気でアントワネットのもとに行っている。なにしろ本人が、そう言ってるんだし。
アントワネットが断ったのは結果論でしかない。
ロザリーは、アントワネットが死を選ぶことを知っていただろう。
だが、ベルナールは?
ベルナールもおそらく、わかっていた。アントワネットが王妃として最期を迎えることを選ぶのも、また、今さら助けに来たってもう遅い、救出計画なんかとっくの昔に失敗してるってことも。
わかっていない、アントワネットを救えるはずだと本気で信じていたのは、フェルゼンひとりだろうよ。
それでも。
ベルナールは、心のどこかで信じていたんじゃないだろうか。
アントワネットを救えることを。
連行するために牢獄へ戻ってきたとき、アントワネットがいなくなっていることを、願っていたんじゃないだろうか。
フェルゼンがアントワネットを連れて逃げることを。そんな未来があることを。
信じたかったんじゃないのか。
ありえない、無理だ、とわかっていながら。
心のどこかで。
だけどやはり、アントワネットはそこにいて。処刑のときを待っていて。
王妃として死ぬ、その潔さを敬い、これでいいんだと納得していながら。
それでも……。
そーゆー「迷い」や「ロマンチスト」的な部分があってこその、ベルナールだと思うのよ。
ロザリーほどの割り切りはなくてな。ウェットで、そのくせアツくて。
そーゆースタンスあってこその、最後の台詞「カペー未亡人!!」があるのだと、わたしは勝手に思っている。
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